チワワは性格が悪い?理由と種類ごとの性格の特徴!相性の良い人は?
「チワワは性格が悪いの?」
「初心者でも飼えるのか知りたい!」
このような悩みはありませんか?
チワワは吠えたり噛みついたり、ちょっとしたことで怒るイメージがある方もいますよね。
しかしチワワの性格を知り、しっかりとしつけをすれば飼い主に従順で甘えん坊な一面もあるので、とっても癒されますよ。
この記事ではチワワの性格や相性の良い飼い主について解説します。
これからチワワを迎えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
チワワの性格が悪いと言われている理由は?
チワワは可愛らしい見た目をしていますが「性格が悪い」と言われてしまうことがあります。
なぜ性格が悪いと思われてしまうのでしょうか?
理由は下記の3つが挙げられます。
- 飼い主以外の人にはなつきにくい
- 警戒心が強く怖がり
- 甘えん坊でわがまま気質
それでは、3点についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
飼い主以外の人にはなつきにくい
二つ目は、警戒心が強く怖がりな犬種だからです。
警戒心が強く怖がりなので、ちょっとした物音に対して怯え無駄吠えをしてしまうことから性格が悪いイメージがついてしまったと考えられます。
警戒心を和らげるには、子犬の時期から様々な音や状況に慣れさせておくとよいでしょう。
例えばインターフォンや掃除機などの生活音や、積極的に外に連れだして自動車やオートバイの音などを聞かせて慣れさせておくことで、成犬になってから穏やかな性格が引き出せます。
甘えん坊でわがままな気質
最後は、甘えん坊でわがまま気質だからです。
チワワは賢いので、飼い主にどうやったら甘やかしてもらえるのかを考えて行動することがあります。
そのため、ついつい甘やかしてしまい飼い主との主従関係が逆転し、わがままに育ってしまうことがあるのです。
解決策としては、チワワのペースに飼い主が合わせるのではなく飼い主が主導権をとり、良いことは褒め、悪いことは叱るようにし、メリハリをつけてしつけをするとよいでしょう。
チワワはオス・メスで性格が異なる?
チワワを飼う前に、オスとメスどちらがいいのかと悩みますよね?
チワワに限らず犬は、オスとメスの体の大きさや構造が異なることから、本能的な部分で性格に違いがあると言われています。
それでは、それぞれの性格と特徴を見ていきましょう。
オスの性格と特徴
まずは、チワワのオスの性格と特徴です。
オスの性格は下記の内容が挙げられます。
- やんちゃ
- 甘えん坊
- リーダー意識と縄張り意識が強い
- 遊びや運動が好き
- 気が強い
チワワのオスは、やんちゃで甘えん坊の子が多く飼い主と一緒に遊ぶことが大好きです。
また、縄張り意識も強く大型犬にも立ち向かう勇敢な一面もあるので、ドッグランなどに行くと他の犬を吠えたり威嚇したりしてしまうことがあります。
オスのチワワとお出かけを楽しみたいなら、子犬の時期に積極的に他の犬と交流させることで警戒心が徐々に和らぎ、ドッグランのような外出先でも楽しめるようになるでしょう。
メスの性格と特徴
次は、メスの性格と特徴を見ていきましょう。
メスの性格は下記の内容が挙げられます。
- おとなしい
- 家族大好き、知らない人が苦手
- のんびり屋さん
- マイペース
- 一人で過ごす時間も辛くない
メスは穏やかな性格をしており、2〜3歳を目途に性格や行動に落ち着きがみられるため、オスよりも比較的しつけがしやすい傾向にあります。
しかし、基本的に飼い主に対しては従順ですが、元々の警戒心からヒート(生理)期間中は攻撃的になる子もいます。
チワワは去勢後・避妊後で性格が変わる?
チワワに限らず、犬の去勢後や避妊後に大きく性格が変わることはありません。
ただ、オスの去勢後は男性ホルモンが減少するので、攻撃性が低下し穏やかな性格になる子もいます。
しかし、しつけがきちんと行えていない場合や攻撃的な面がある子は去勢をしても改善しないでしょう。
また手術後の変化は、オスはマーキングやマウンティングなどの行動が減り、メスは生理がなくなるので出血による汚れの心配がなくなります。
チワワはスムースコートとロングコートで性格が異なる?
チワワは被毛の長さによって性格は異なるのか?
このような疑問を持つ方もいますよね。
チワワの被毛には、短い毛のスムースコートと柔らかく長い毛で覆われたロングコートの2種類があり、それぞれ性格が少し異なります。
ここでは、チワワのスムースコートとロングコートコートの性格を解説します。
スムースコートチワワの性格
まずはスムースコートチワワです。
性格は下記の内容が挙げられます。
- 好奇心旺盛
- 陽気
- 賢い
- 警戒心が強い
- 飼い主に従順
スムースコートのチワワは、陽気で好奇心旺盛な性格をしており、さまざまなものに興味を示す愛らしい性格です。一方、警戒心が強く家族を守るために見知らぬ人や犬に攻撃的になるケースがあるので、しつけをしっかりと行う必要があります。
ロングコートチワワの性格
ロングコートチワワの性格は下記が挙げられます。
- 甘えん坊
- 飼い主に愛情深い
- 飼い主に従順
- 臆病
- 警戒心が強い
ロングコートのチワワは、甘えん坊で愛情深く飼い主とずっと一緒に居たがる子が多いです。また臆病な一面もあるので、小さな物音にも敏感に反応しブルブルと震えてしまいます。ロングコートのチワワは、飼い主と他人を明確に区別して接するので番犬としては優秀ですが、怖がる状態が続くとストレスを感じ体調を崩してしまう可能性があります。
対策として、怖がる原因となるものを遠ざけるよう配慮してあげましょう。
チワワは毛色によって性格が異なる?
被毛で性格が違うなら、毛色によっても性格が異なるのか気になりますよね?
チワワの毛色は、クリームやホワイト、フォーン、ブラックタンなどさまざまな毛色があります。
しかし、チワワの場合は毛色で性格が大きく異なることはありません。
チワワは基本的に、どの毛色の種類も飼い主には甘えん坊で、勇敢、賢い、臆病などの性格を持ち合わせています。
それでは次にチワワと相性がよい飼い主の特徴について紹介します。
チワワを飼うのに相性が良い人の特徴
チワワを飼うのに相性が良い人の特徴は下記の4つの内容が挙げられます。
- しっかりとしつけができる人
- 適度に距離を置いて接することができる人
- 毎日散歩に連れていける人
- 長時間のお留守番をさせない人
もし、上記の特徴に当てはまらなくても、努力すればチワワと楽しく過ごせるようになるのでそれぞれ見ていきましょう。
しっかりしつけができる人
まずは、しっかりとしつけができる人です。
チワワは見た目が小さく可愛らしいことから、つい甘やかしてしまう飼い主も多いようです。そのため、わがままがエスカレートして、知らない人や犬に対して無駄吠えしたり、威嚇したりといった問題行動を起こす子もいます。
そのような問題行動を起こさないためにも、しっかりとしつけを行う必要があります。
しつけの仕方は、悪いことをしたら冷静に叱り、良い事をしたらたくさん褒めてあげる姿勢が大切です。
ただし、怒鳴ったり叩くことは信頼関係に亀裂を生んでしまうのでやめましょう。
適度に距離を置いて接することができる人
見た目が可愛く甘えん坊なチワワは、つい構ってあげたくなるかもしれませんが、適度に距離を置いて接することが大切です。
スキンシップは信頼関係を築く上で効果的ですが、構いすぎると愛犬がストレスをため込んでしまうおそれがあります。
また、分離不安症に陥らないように注意することも必要です。分離不安症とは、飼い主の姿が見えなくなると、愛犬が不安から長時間にわたって吠えたり、物を破壊したりしてしまう心の病気です。
常に一緒にいることが当たり前の状態であると、お留守番の時に不安を感じパニックを引き起こしてしまう可能性があります。チワワとの生活では、適度な距離を保って接することができる飼い主が好ましいでしょう。
毎日散歩に連れて行ける人
チワワをはじめ犬たちは、飼い主とのお散歩は大きな楽しみのひとつです。
チワワのような超小型犬は、室内の運動だけでも十分という声もありますが、お散歩は社会性を身に付けたりストレスを発散させたりできるメリットがあるので毎日連れていきましょう。
ただし、チワワは暑さや寒さに弱い犬なので、真夏は涼しい早朝や夕方に連れていき、真冬は洋服などを着させて防寒対策してあげましょう。
長時間のお留守番をさせない人
チワワは比較的お留守番が得意と言われていますが、元々群れを作って生活する習性の犬であるため、長時間のお留守番はストレスになります。
そのため、排泄や食事のことも考えると、最大でも12時間ほどが限界でしょう。
また、子犬期は空腹のまま長時間のお留守番をさせると、低血糖を引き起こし命に関わるおそれがあるため大変危険です。
以上の点を踏まえ、長時間のお留守番をさせない人が好ましいでしょう。
性格の良いチワワはブリーダーからの購入がベスト!
チワワを飼うときは、ブリーダーから子犬を購入することをおすすめします。
ブリーダーの元で育った子犬は、母犬や兄弟犬と過ごす時間が長いのでコミュニケーション能力が高く、性格の良い子が多くいます。
また、毛色や模様にこだわりがある場合、ブリーダーに依頼すれば好みのチワワを紹介してくれることもあります。
ブリーダーは専門知識や経験が豊富のため、チワワのしつけ方法などプロのアドバイスが受けられるメリットもありますよ。
まとめ
この記事では、チワワの性格について紹介しました。
チワワは性格が悪いと誤解されやすい犬種ですが、実は甘えん坊で臆病という理由で吠えてしまうことがわかりましたね。
チワワの性格は飼い主次第で変わりますので、他の犬種と同様にしつけをしっかりと行えば可愛らしい優れたパートナーになってくれるでしょう。
性格をしっかりと理解しチワワとの生活を楽しんで下さい。