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ピレニアンマスティフ

ピレニアンマスティフをブリーダーからお迎えする前に!
~特徴や販売価格など基本情報をチェック~

項目 内容
英語名 Pyrenean Mastiff
原産国 スペイン
サイズ 超大型犬
平均体高 約72~77cm
平均体重 約54〜70kg
平均寿命 約10〜12歳
価格目安 約50~80万円
毛色 地色はホワイト、明確な顔の模様と耳の斑点がある
性格の傾向 穏やかで優しい、飼い主にとても従順、非常に知的、警戒心が強い

ピレニアンマスティフはスペインのアラゴン地方を発祥とする超大型の牧羊・護衛犬です。白地に濃色のマスクや斑点が入るのが特徴で、落ち着いた性格と強い保護本能を持ちます。家族への忠誠心が高いため、広いスペースでの飼育や、子犬の頃からのしっかりした社会化としつけが向いています。

ピレニアンマスティフの特徴

ピレニアンマスティフは、非常に大柄で筋肉質な体格をもち、白い被毛に濃色のマスクや斑点が入るのが典型的な外見です。被毛は中〜長毛のダブルコートで、寒さや厳しい山岳環境に適応しています。

骨量が多く、首回りにはたるみがありがっしりしています。この頑丈な体格を活かし、家畜の群れを外敵から守るために用いられてきました。

ピレニアンマスティフの性格

ピレニアンマスティフは、普段は穏やかで落ち着きがあり、家族には非常に忠実な性格です。牧羊犬・番犬としての歴史があるため警戒心はありますが、状況判断ができるタイプなので無駄吠えは比較的少ないです。

経験のある飼い主や、広い屋外スペースを用意できる家庭と相性が良いでしょう。子どもとは友好的に接することができますが、その大型な体格を考慮し、子どものいる家庭ではかならず目を離さないようにしましょう。

ピレニアンマスティフの販売価格の目安

ピレニアンマスティフの国内での標準的な販売価格は、約50〜80万円とされています。血統や検査の有無、ブリーダーの評価によって価格に幅があるようです。
日本国内で検討する場合、輸入費用や検疫費用、血統書・健康検査の有無で総額が大きく変わるため、ブリーダーにかならず事前確認をしてください。極端に安価な個体は、健康保証や血統確認が不十分なケースがあるため注意が必要です。

ピレニアンマスティフのブリーダーを選ぶポイント

ピレニアンマスティフをブリーダーからお迎えする際は、まず親犬の健康管理がしっかり行われているかを確認しましょう。
股関節・肘関節など、大型犬に多い疾患の検査結果を提示できるブリーダーは信頼度が高いです。また、見学が可能であるかも重要なポイントです。

犬舎が清潔に保たれているか、子犬が適切な環境で社会化されているかを実際に目で確かめることが大切です。さらに、繁殖の目的や血統、健康保証について丁寧に説明してくれるかどうかも、責任あるブリーダーを見極めるポイントになります。

ピレニアンマスティフの大きさと毛色

ピレニアンマスティフは非常に大型で、体高は約72cm〜77cm以上とされています。体重は約54〜70kgほどが標準的ですが、実際には90kgを超える個体も存在します。
毛色は白をベースに、ブラック、ブラウン、グレー、ゴールド、サンド(ベージュ)などの濃色の斑や、特徴的なマスクが入るのが代表的です。

被毛は中〜長毛のダブルコートで、原産地の寒冷地でも耐えられる構造をもっています。首回りに豊かな飾り毛が出る個体も多く、この犬種の力強く優雅な印象を際立たせています。

ピレニアンマスティフの平均寿命となりやすい病気

ピレニアンマスティフの平均寿命は約10〜12歳とされ、超大型犬としては標準的な範囲です。かかりやすい病気としては、まず股関節形成不全や肘関節形成不全といった関節疾患が挙げられます。遺伝性要因のほか、成長期の急激な体重増加も影響するため、適切な栄養管理が大切です。

また、大型犬に多い胃捻転にも注意が必要です。食後すぐの激しい運動を避ける、食事を複数回に分けるといった対策が有効です。
心臓への負担も大きい犬種のため、定期的な健康チェックと適切な体重管理が長生きにつながります。

ピレニアンマスティフの飼い方や注意点

ピレニアンマスティフをブリーダーからお迎えした後は、まず広めの屋内・屋外スペースがある環境が理想です。屋内で家族とのコミュニケーション時間を十分に確保することが、精神的な安定に繋がります。毎日の激しい運動は不要で、散歩や遊びで十分です。特に、成長期は関節に深刻な負担をかけるため激しい運動は厳禁です。

食事は超大型犬向けの高品質なフードを与え、生涯を通じて体重管理を厳密に意識してください。ブラッシングは最低でも週に2〜3回、換毛期には特にこまめに行いましょう。

しつけは、お迎え直後から社会化と基本コマンドを丁寧に行うことで、扱いやすさが格段に増します。独立心が強く、自ら考えて行動する性質をもつため、一貫した毅然としたトレーニングが不可欠です。

ピレニアンマスティフの起源や歴史

ピレニアンマスティフは、スペイン北東部で、古くから羊の群れをオオカミやクマといった外敵から守る「護畜犬」として活躍してきました。その起源は古く、ローマ時代以前にイベリア半島に持ち込まれた旧モロッサー系犬種を祖とするともいわれ、類似の犬種を含めれば3,000年以上の歴史がある可能性があります。

第二次世界大戦前後には、大規模な牧羊の衰退やオオカミの減少に伴い役割を失い、個体数が激減しました。しかし、1970年代以降に愛好家たちによる熱心な復興の動きが起きて、現在に至ります。

【FAQ】ピレニアンマスティフに関するよくある質問

Q.

ピレニアンマスティフは初心者でも飼いやすい?

A.

ピレニアンマスティフは初心者向きではないといえます。非常に大型であるため、体格管理、被毛の手入れ、そして十分な飼育スペースの確保といった点で、飼い主にかかる負担が大きいためです。

ただし、すでに大型犬の飼育経験があり、犬の習性やトレーニング方法を理解している方であれば、家庭犬としても素晴らしく成長する可能性を秘めています。適切な環境と一貫した訓練を行えば、非常に信頼できるパートナーになります。初めて犬を飼う方には、飼育経験者からのサポートを受けるか、他の犬種を検討することをおすすめします。

Q.

ピレニアンマスティフを飼うときに注意すべきことは?

A.

まず体が非常に大きいため、室内の安全な生活スペースの確保が最優先です。十分な広さの住居や運動スペースが必要になります。また、厳密な体重管理が生涯にわたって不可欠です。肥満は関節への負担を増加させ、ほかの健康リスクも高めます。この犬種は関節疾患や胃捻転といった、大型犬に特有の深刻な健康リスクがあります。これらの早期発見・予防のため、定期的な獣医師による健康診断が不可欠です。被毛の手入れとしては、毎日のブラッシングや、定期的なシャンプー・トリミングによる毛玉・抜け毛対策をしましょう。

Q.

ピレニアンマスティフは子どもやほかのペットと仲良くできる?

A.

はい、適切な飼育環境と社会化が行われていれば、ほかのペットと非常に良好な関係を築くことができます。この犬種は本来「群れ(家族)」を守る護畜犬としての本能をもつため、家庭の一員として認識した家族には深い愛情を示し、忠実です。ほかのペットに対しても、穏やかで辛抱強く接する「優しい巨人」のような一面をもっています。

子犬の頃からの社会化がほかのペットとの共生の鍵となり、成犬になってから新しい動物を迎え入れる場合は、特に慎重な対応が求められます。

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