子犬を迎える準備
子犬を迎えるということは、家族が増える喜びと共に必ずしなくてはならない準備があります。
ケージやフード、ベッドなど基本的な用品を揃えることはもちろん、子犬を快適に迎えるために、身の回りを安全にしておくことや動物病院探しも忘れずに行いましょう。
計画的に準備を進め、安心して新しい家族を迎え入れることが大切です。
子犬を迎える前に揃えるもの
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1. ケージやサークル
屋根付きで掃除しやすいタイプがおすすめ。成長を見越して広めのサイズを選びましょう。
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2. ベッド
丸洗いできる素材が安心。子犬は1日18〜19時間眠るため、快適なベッドが必要です。
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3. フード
栄養バランスの良い子犬用フードを用意。可能ならお迎え前と同じものを使用し、変更時は徐々に。
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4. トイレ用品
トレー・シート・掃除用品を多めに。ネット付きトレーでいたずら防止を。
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5. 食器(フード用・水用)
それぞれ1つずつ用意。成長に合わせて見直しを。給水ボトルも便利です。
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6. 掃除用品
ペット用の消臭スプレーやウェットティッシュを準備。子犬が舐めても安全な製品を選びましょう。
子犬が来るまでにやっておくこと
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1. ハウスの場所決め
ケージは壁際で、人通りが少なく日当たり・風通しの良い場所に設置。エアコンの風や直射日光は避け、災害時の安全も考慮して高い家具の近くは避けましょう。
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2. ベッドやトイレの設置
最初はケージ内に設置し、成長後はトイレを寝床から離れた落ち着ける場所へ。犬の習性に配慮して、寝床とトイレは分けるのが理想です。
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3. 身の回りの安全対策
台所・階段・ベランダには柵を設置し、テーブル上の物や電気コードにも注意を。犬が誤飲・感電しないよう環境を整えましょう。
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4. 動物病院を探しておく
子犬を迎える前に、評判の良い近所の動物病院を調べておきましょう。体調不良やワクチンなどのために、通いやすく安心できる病院を見つけておくと安心です。夜間対応の病院も要チェック。
子犬が来たら用意するもの
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1. 首輪・リード・ハーネス
室内での練習から始め、軽くて負担の少ない素材を選びましょう。慣れてきたら用途に応じてハーネスや伸縮リードを使うのも良いです。
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2. おもちゃ
ロープやボールなどで遊びながら信頼関係を築けます。誤飲防止のため目を離さずに。
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3. グルーミング・ケア用品
ブラシ、爪切り、歯磨きなどのお手入れに子犬のうちから慣れさせましょう。犬種に合った道具を選ぶのがポイントです。
子犬のお迎え時に必要な物
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1. クレート・キャリーケース
お迎え当日や外出時に必須。掃除のしやすさや耐久性を考えて選びましょう。成長に合わせて買い替えも検討。
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2. トイレシート
移動中の粗相や嘔吐対策として、クレートの中に敷いておきましょう。予備もあると安心です。
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3. ポリ袋・タオル・ティッシュ
汚れの処理や体拭き、クレート内の快適さに活用。ブリーダーから親犬のにおい付きタオルがもらえることも。
子犬のお迎え時に聞くこと
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1. フードの種類・量・与え方
新環境で食欲が落ちることもあるため、以下を事前に確認しておきましょう。
- フードの種類と購入先
- 1日の量・回数・与える時間
- 与え方の工夫や子犬の好み
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2. トイレの仕方とトレーニング状況
- トイレの方法・場所・頻度(回数・量)
- トレーニングの有無とその進み具合
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3. 健康診断とワクチン接種状況
新環境で食欲が落ちることもあるため、以下を事前に確認しておきましょう。
- 健康診断の結果の有無
- 混合ワクチンの接種回数と今後の予定(一般的に生後6週〜16週で3回接種)
- 狂犬病ワクチンの予定(混合ワクチン後、3週以上空けて接種)
子犬のお迎え後の過ごし方(初日~1週間)
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1. トイレに誘導&トレーニング
家に着いたらまずトイレに誘導し、排泄できたらしっかり褒めましょう。失敗しても怒らず、数日後からは自分で行けるよう誘導を。排泄場所を間違えた場合は臭いをしっかり消すのがポイントです。
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2. ゆっくり休ませる
元気に見えても、子犬は移動で疲れています。無理に遊ばず、安心して眠れる環境を整え、静かに見守りましょう。
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3. ポリ袋・タオル・ティッシュ
新しい環境で食欲が落ちることもあります。当日は食べなくても慌てず、お迎え前と同じご飯を用意し、水分補給は忘れずに。
子犬のお迎え後に困ったときの対応法
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1. 食欲がない場合
環境の変化によるストレスで、初日は食べないこともあります。できるだけお迎え前と同じご飯を与え、翌日以降も食べない場合はブリーダーや獣医師に相談を。
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2. 暴れる場合
緊張や興奮から暴れることも。無理に寝かせようとせず、軽く遊ばせるか、そっと見守りましょう。
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3. 吠える・鳴く場合
不安やさびしさで吠えることがあります。とくに夜鳴きには注意。最初の1週間はそばで安心させ、徐々に一人でも平気になるよう慣らしていきましょう。
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3. 震えている場合
不安で震える子も多いです。飼い主が安心できる存在だと感じてもらえるよう、やさしく寄り添ってあげましょう。
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子犬を飼う前に必須なグッズ10選
わんちゃんを迎える際に、これだけは準備してほしい道具10選についてご紹介します。
クレート(キャリーケース)
犬の移動や、落ち着けるハウスとして使えるケース。
ポイント: 成犬時のサイズを見越して選ぶ。
ケージ・サークル
犬が安心できる「自分の場所」を作るために必要。広い部屋に放し飼いすると、かえって不安になることも。ただし、以下の大型犬は窮屈に感じる場合もあるので注意。
ケージに適さない主な犬種
ラブラドールレトリバー/ゴールデンレトリバー/シベリアンハスキー/スタンダードプードル/バーニーズマウンテンドッグ
※ケージの基準は環境省のガイドラインを参照。
ベッド(ペット用寝具)
犬専用のベッドで快適な睡眠環境を。噛み癖のある子には、壊れてもよい素材のものがおすすめ。
タイプ別おすすめ
・囲い付きタイプ: 顎をのせるのが好きな子
・ドーム型タイプ: 寒がりな小型犬
・マットレスタイプ: 仰向けで寝るのが好きな子
トイレトレー・トイレシート
犬用トイレは、トイレトレー+ペットシートが基本。体格より2〜3倍大きめのサイズがおすすめ。
食器・水入れ
愛犬に合ったサイズで、重くて安定感のあるものを選びましょう。
おすすめの選び方
・陶器 or ステンレス製(アレルギー対策)
・目盛り付き水入れ(飲水量の把握に◎)
ドッグフード
適正な食事量を管理するために便利。デジタル表示のスプーン型が初心者にも使いやすい。
首輪・リード・ワイヤー
生後91日を超えたら狂犬病予防接種が義務に。鑑札や証明書をつけるためにも首輪は必須です。
子犬期から首輪・リードに慣れさせましょう。サイズ調整可能で丈夫なものを。
シャンプー
シャンプーは生後4か月以降&ワクチン接種後1週間経過後が目安。犬専用の無添加・弱酸性タイプを選びましょう。
ヒーター(ヒーターマット)
体温調節が苦手な子犬には必需品。犬専用のヒーターマットを使い、冬場の寒さ対策を。
あると便利な飼育グッズ4選
最後に備えておいて損はない便利グッズ4選をご紹介します。
お手入れ用品
ブラシ・爪切り・歯磨き・耳ケアは、日常的に必要となるため早めに準備を。
犬用おもちゃ
ストレス発散や知育に役立つ。噛む・音が鳴る・引っ張る・投げる・おやつ入りなど、用途に応じた種類を使い分けると良いです。
消臭剤
臭い対策に。天然素材で安全なものを選びましょう。
ペット用床材
傷防止・滑り防止のため、犬にやさしいフローリングに張り替えるのがおすすめです。
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