豆柴の成犬の大きさはどれくらい?柴犬との違いや子犬の探し方、性格をご紹介!

豆柴は小柄で愛くるしい体型から、室内飼いに適した犬種として人気を集めています。
この記事では、豆柴が成犬になった際の大きさや、柴犬との違い、さらに豆柴を迎える際のポイントや性格の特徴まで詳しくご紹介します。
豆柴に興味がある方、これから家族に迎えたいと考えている方はぜひ最後までお読みください。
【目次】
- 豆柴(豆しば)は成犬でも小さいの?
- 柴犬と豆柴のサイズの違い
- 豆柴の性格と特徴
- 豆柴の毛色と外見の特徴
- 豆柴の迎え方
- 豆柴のブリーダー選び
- 豆柴の起源
- 豆柴は犬種として認められていない?
- 豆柴の寿命とかかりやすい病気
- 豆柴の飼い方やしつけについて
- まとめ|豆柴は成犬になっても小さいまま!柴犬の魅力もあわせもつ人気者
豆柴(豆しば)は成犬でも小さいの?
豆柴は成犬になっても柴犬より一回り小さいコンパクトなサイズであることが魅力です。
体重も軽いため室内飼育に向いています。
成犬になっても、愛らしい見た目と柴犬らしい賢さをもちながら活発で運動好きなため、日々の健康管理もしやすいとされています。
豆柴の成犬時の大きさと体重
豆柴の成犬時の大きさは体高約30cm前後ととても小柄な体格をしています。
平均体重は4~6kgで、柴犬を飼いたい人にとっても室内で飼育しやすいとして人気です。
豆柴は成犬になると性別で大きさが変わる?
豆柴の成犬は性別によって若干大きさの違いが見られます。
これは豆柴に限らず多くの犬種に共通しており、男の子(オス)の方が筋肉質でしっかりしていることが多いためです。
適切な飼育や健康管理によって6kg以内のコンパクトな体型を維持することができますが、これはあくまで一般的な平均値であるため、個体によってバラつきが生じます。
柴犬と豆柴のサイズの違い
柴犬と豆柴は見た目が似ているため混同されやすいですが、サイズには明確な違いがあります。
成犬の豆柴、柴犬の大きさを性別ごとにまとめました。
オスの成犬 | メスの成犬 | |||
豆柴 | 柴犬 | 豆柴 | 柴犬 | |
体高 | 約33cm | 約39.5cm | 約31cm | 約36.5cm |
体重 | 約5~6kg | 約4~5kg | 約9〜11kg | 約7〜9kg |
体高の差は約5cmから7cmあり、見た目もより小柄な印象を与えます。
ただし、豆柴の場合でも「成長したら10㎏を超えた!」ということもあります。
想像の大きさを超えた場合でも、個性として受け入れる心持ちでいられるといいですね。
豆柴の性格と特徴
豆柴は小柄ではあるものの、柴犬としての性格や特徴をしっかりともっています。
独立心が強く飼い主には忠実で愛情深い一方、警戒心も強いため知らない人や他の動物には慎重な態度を示すことが多いです。
ただ、豆柴は成犬になると柴犬よりも比較的落ち着きやすく、しつけが行き届いていれば穏やかに過ごすことができるとされています。
日々のコミュニケーションを大切にすると、さらに豊かな信頼関係が築けるでしょう。
豆柴は成犬になると性格が変わる?
「豆柴が成犬になったら怒りやすくなった」と聞いたことがあるかもしれませんが、犬の性格は、成長の過程で多少変化することがあります。
これはどの犬種でも同じで、子犬のころは好奇心旺盛なためいろいろなことに前向きに挑戦していく傾向がありますが、成犬になると落ち着きが増すとともに、失敗や驚きの経験から警戒心が強まることもあります。
幼い頃からその子に合った触れ合いやしつけを行っていれば、穏やかで従順な性格に育ちやすくなります。飼い主がメリハリをつけた信頼できる存在となってあげることで、互いにストレスの少ない生活を送れることでしょう。
豆柴の毛色と外見の特徴
豆柴の毛色や外見の特徴は柴犬とほぼ同じです。
毛色には赤、黒、白、赤胡麻、黒胡麻などがありますが、特に希少な黒胡麻の毛色は落ち着いた雰囲気が人気を集めています。毛の質は密で硬さがあり、柴犬と同じダブルコートのため換毛期には毛が大量に抜け落ちます。
また、柴犬の特徴である巻き尾や立ち耳も持ち合わせています。
豆柴は、キリっとした印象もありながら、顔立ちはつぶらな瞳や小さめの顔が愛らしさを引き立て独特の温かみが感じられるため、多くの愛犬家に支持されています。
豆柴の迎え方
豆柴を迎える際は、専門のブリーダーから購入するのが安心です。
専門ブリーダーは犬の健康管理や血統について詳しく管理しており、飼育環境も整っています。
ペットショップで豆柴を見つけた場合でも、販売元のブリーダー名を確認すると、そのブリーダーの評判や飼育環境について調べられます。
信頼できる情報を元に選ぶことで、健康な子犬を迎えやすくなります。購入前にしっかりと質問や見学を行い、納得した上で迎え入れることが大切です。
豆柴のブリーダー選び
豆柴を迎える際は信頼できるブリーダーを選ぶことが非常に重要です。
優良なブリーダーは血統書の発行や健康管理を徹底しており、子犬が健やかに成長できる環境を整えています。
さらに、親犬の情報を開示し健康状態や性格を説明してくれるかも重要です。
子犬の育ってきた環境、親犬やきょうだい犬との関係性などを実際に見ることで、そのブリーダーの姿勢や信頼できるか否かが判断しやすくなります。
特に成犬時のサイズにこだわる場合、両親やきょうだいの大きさを実際に確認することは安心材料になるでしょう。
豆柴のブリーダーとして長年の経験があり多くの実績をもつブリーダーから迎える場合でも、親犬や生活環境を見ないままでは不安が残ってしまう恐れがあります。
家族として迎え入れる愛犬を、心から大切に想っているブリーダーに出会えるといいですね。
豆柴の起源
豆柴の起源は諸説ありますが、縄文時代に日本人と暮らしてきた柴犬の中で「特に体高が小さく小柄な柴犬が豆柴のルーツ」といわれています。
戦後の食糧難の時代には、小型で飼いやすい犬への需要が高まり、より小さな柴犬を選抜し繁殖させる動きが強くなりました。こうして現代における豆柴が作り出されたのです。
そのため、豆柴は特定の犬舎だけで作られた品種ではなく、古くから存在していた小型柴犬を系統的に管理・改良したものです。豆柴は小型化した柴犬としての魅力を保ちながら、現代の住宅環境や家庭事情に適応した犬種として親しまれています。
豆柴は犬種として認められていない?
豆柴は独立した犬種として正式には認められていません。
血統登録団体「ジャパンケンネルクラブ」では柴犬の一種として扱われ、血統書も柴犬名義で発行されます。
ただし、日本社会福祉愛犬協会や日本豆柴犬協会など、一部の協会では豆柴を特別なカテゴリーとして認め、公的な登録制度を設けています。
このため、豆柴の位置づけは団体によって異なり、明確な線引きがないのが現状です。豆柴はあくまでサイズや特徴の違いで区別されているといえます。
また、アニコム損害保険(https://www.anicom.co.jp/)より発表される「人気犬種ランキング」では、トイプードルやチワワ、ポメラニアンに並び、柴犬が上位に並びます。豆柴はこの柴犬の分類に含まれますので、豆柴単体の人気ランキングは未知ということになります。
豆柴の寿命とかかりやすい病気
豆柴は柴犬が小さくなっただけで、性格に大きな違いはないとありますが、寿命や病気についても同じなのでしょうか?
豆柴の平均寿命
豆柴の平均寿命は10~12歳といわれ、柴犬と比べると少し短い印象になります。
ただ、こちらも個体差があり中には15年以上生きることも珍しくありません。
寿命は遺伝的な要素だけでなく、飼育環境や日常のケアが大きく影響します。
愛犬の体質にあった食事と適切な運動、ストレスの少ない環境を保つことが長生きのポイントとなります。
豆柴がかかりやすい病気は?
豆柴は丈夫な犬種として知られていますが、豆柴の成犬にも注意すべき病気がいくつかあります。
特に気を付けたいのは、関節や膝蓋骨脱臼、皮膚病、アレルギーです。
小型である豆柴の成犬は関節への負担がかかりやすいため、過度な運動と肥満はトラブルの原因になります。体重管理を徹底しましょう。
また、皮膚病やアレルギー症状を起こすこともあります。被毛や皮膚の状態はこまめにチェックし、痒みや赤みがないか普段から気を配ることが重要です。加えて、豆柴は遺伝的に目の疾患にもかかりやすい傾向があるため、定期的な獣医師による目の健康チェックを受けることが推奨されます。
豆柴の飼い方やしつけについて
豆柴の飼い方やしつけは、基本的に柴犬と同じイメージで問題ありません。
少し深掘りしていきましょう。
豆柴の基本的な飼い方
豆柴の飼い方の基本は、日々の運動と被毛のお手入れ、栄養バランスに気を配ることです。
運動不足になるとストレスが溜まるため、毎日の散歩を欠かさず行い活発に動ける時間を確保しましょう。
被毛の健康を保つために週数回のブラッシングも必須です。換毛期には毎日大量の毛が抜けるので、しっかりとお手入れしてあげましょう。
また、食事は良質なフードを与え、体調や運動量に応じて量を調整すると肥満防止にもつながります。柴犬はアレルギーを起こしやすいといわれているため、豆柴も成犬になったらアレルギーに配慮されたフードを選ぶことも検討しましょう。
豆柴のしつけ
豆柴は賢く理解力が高いため比較的スムーズにしつけが進みますが、独立心が強い面もあるため一貫したルールや適切なタイミングでのしつけが求められます。
子犬の時期から社会性を養い、他の犬や人に慣れさせることが重要です。甘やかしすぎると自立心が育ちにくくなるため、適度な厳しさも時には必要になります。吠え癖や噛み癖などの問題行動も、早期に対処すればトラブルを防げます。
まとめ|豆柴は成犬になっても小さいまま!柴犬の魅力もあわせもつ人気者
豆柴は成犬になっても約30cm前後と小さく、室内でも飼いやすいのが魅力です。
柴犬との違いや性格、毛色などの見た目、健康面、迎え方まで、事前にしっかり知っておくことで、豆柴との暮らしがぐっと楽しくなります。
豆柴は日本犬の伝統を感じながら、現代の暮らしに適した魅力的な犬種として愛されています。
理想の豆柴ライフの第一歩にぜひお役立てください。

愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
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