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トイ・プードル
トイプードルの特徴|トイプードルってどんな犬?
ぬいぐるみのようにフワフワな巻き毛と垂れた耳が特徴のトイプードル。
ジャパンケンネルクラブ(JKC)が毎年発表している「犬種別犬籍登録頭数」では、トイプードルが15年連続1位ともっとも人気のある犬種ということがわかります。
その被毛はシングルコートといい、換毛期がないため抜け毛が少なく、犬特有の臭いやアレルギーの心配もほぼありません。また、知能が高くしつけがしやすいことも人気の理由です。
毛が伸び続けるため定期的なトリミングは必要ですが、その弾力がありカールした毛質はさまざまなカットスタイルが可能で、カット次第では可愛らしいスタイルもエレガントなスタイルも楽しめます。
サイズやカラーが豊富なので、好みの毛色の子を選ぶ楽しみもあります。
その他の呼ばれ方 | トイプー |
大きさ | 体高:約24〜28cm 体重:約1.8〜2.7kg |
毛色 | ・レッド・アプリコット ・クリーム ・ホワイトブラック ・シルバー(グレー) ・ブラウン |
性格 | ・人懐っこい ・活発で運動好き ・賢い |
価格 | 約15〜30万円 |
寿命 | 約15.3歳 |
トイプードルの性格|明るく活発で賢い犬種!
トイプードルは明るく人懐っこい性格です。飼い主だけでなく他の人や犬にもフレンドリーに接することができる優しい子が多く、無駄吠えや威嚇なども滅多にしません。そのためペット初心者はもちろん、すでに犬や猫を飼っている人もお迎えしやすいといえます。
とても活発な一面もあるので、一緒にボール遊びや散歩、ドッグランなどのアクティビティなども楽しめます。お出かけの幅も広がり、トイプードルの好奇心も満たされるでしょう。
また、トイプードルは賢くしつけがしやすい犬種です。物覚えが良すぎていたずらを覚えてしまったり嫌な経験も覚えていたりと、しつけや育て方によっては苦手なことが増えてしまうこともあるかもしれません。
犬本位ではなく飼い主が主導権を持ち、コミュニケーションを取りながらきちんとしつけることが大切です。
トイプードルの毛色|一番の人気カラーはレッド!レアカラーは?
トイプードルはカラーバリエーションが豊富で、JKC公認のホワイトやブラック、レッドやアプリコットなどの単色や、JKC非公認ではあるものの2種類以上の色が混じったパーティカラーも存在します。
一番人気はレッドで、まるでテディベアと言われるようにテディベアカットがよく似合います。
レアなのはシルバー、グレー、ブラウンで、気品があり知的、都会的な雰囲気もあります。
実は同じトイプードルでも、毛色によって見た目の印象が全く変わるだけでなく性格も少しずつ異なることをご存知でしょうか。
トイプードルは基本的に人懐っこく活発で賢い性格ですが、毛色によっては社交性や依存度、運動能力などに違いがあるのです。
代表的な7カラーの性格を紹介します。
- トイプードルの毛色①レッド
近年大人気のレッドは明るく元気いっぱいですが、自己主張が強い傾向があります。犬の要求に従っているとわがままになってしまうことも。そのため飼い主が主導権を握り、時間をかけてしっかりしつけを行う必要があります。
- トイプードルの毛色②アプリコット
陽気で人懐っこく、レッドに次いで人気のアプリコット。神経質で少し怖がりな一面もあります。お散歩などで他の犬や人に触れ合うのは社会性を身につけるために良いですが、ワンちゃんがストレスを感じないよう無理のない範囲にしましょう。
- トイプードルの毛色③クリーム
優しい雰囲気のあるクリームのトイプードルは、明るくマイペースで人懐っこい子が多いといわれています。一方で忠誠心が強い傾向があるため、比較的しつけがしやすいです。甘やかしすぎずにしつければ良い関係が築けるでしょう。
- トイプードルの毛色④ホワイト(白)
穏やかで社交的なホワイトは原種カラーの一つで、古くからブリードされているため個体のばらつきはあまりありません。他の犬とも仲良くなるのが得意で素直な子が多く、コミュニケーションも取りやすいでしょう。
真っ白な毛は汚れが目立ちやすいのでこまめなお手入れが必要です。
- トイプードルの毛色⑤ブラック(黒)
ブラックは深い思いやりと愛情を持ち、落ち着いた性格で飼いやすいといわれています。とても賢くしつけもしやすいため、初めて犬を飼う方にもおすすめです。運動能力が高いのでストレスをためないよう毎日たっぷりと散歩してあげましょう。
- トイプードルの毛色⑥シルバー・グレー
どこか知的な雰囲気のあるシルバーは、甘えん坊で恥ずかしがりやの傾向があります。頑固な一面もありますが飼い主には従順な性格です。信頼関係を築くまで時間がかかることもあり、根気強くトレーニングをする必要があります。強い信頼関係が築ければ一途に慕ってくれるようになります。
- トイプードルの毛色⑦ブラウン
レアカラーのブラウンはマイペースで好奇心旺盛な子が多いようです。自立心が強いためしつけでは根気がいるかもしれません。一度覚えたことをきちんと記憶する賢い面も持ち合わせているので、主従関係を明確にし根気強く愛情を持ってトレーニングをすれば信頼関係が築けるでしょう。
トイプードルのカット|バリエーション豊かなヘアスタイル!料金は?
トイプードルといえば豊富なカットスタイルを思い浮かべる方もいるでしょう。カットには、衛生面や安全面で日々の生活が快適にスムーズに送れるようにする目的があります。近年は加えて見た目の可愛さや美しさも取り入れたカットが当たり前になっています。
クマのぬいぐるみのような可愛らしいテディベアカットや、パンツを履いているかのように見せるキュートなおパンツカットが人気です。また、夏に定番のサマーカットはすっきりと涼しげで、通気性がよくなり快適に過ごせそうです。
他にもピーナツカットやモヒカンカット、アフロカットなどがあり、飼い主さんのお好みやワンちゃんの毛量によって選ぶのもいいですね。
カットには2〜3時間ほどかかり、サロンによって料金も異なりますが5,000〜10,000円のところが多いようです。カットに行く前に確認することをおすすめします。
関連記事:トイプードルの人気カットスタイル
プードルとトイプードルの違い|公式に認められているのは4サイズ!
プードルは大きさによって6種類に分けられています。トイプードルより小さい「ティカップ」や「タイニー」は最近注目を集めていますが、JKCで公認されているのは「スタンダード」「ミディアム」「ミニチュア」「トイ」の4種類です。
最も大きいスタンダードプードルは体高が45〜60cm、体重は20〜30kgとトイプードルよりかなり大きく、均整の取れた全身は手足が細く頭部は小さめです。
スタンダードプードルを小さく改良したのがトイプードルで、賢くフレンドリーな性格やプロポーションを受け継いでいます。
トイプードルの寿命とかかりやすい病気
トイプードルの寿命は15.3歳で、全犬種の中でも比較的長生きな犬種です。長寿をまっとうしてもらうために病気やケガには気をつけてあげたいですね。
トイプードルは元気いっぱいなあまり、ソファなどの高いところからの飛び降りやツルツルした床で走り回ることがあります。
小型犬の足先の骨はつまようじほどの細さのため、飛び降りた拍子に骨折してしまうことも。また滑り止めのないところでは膝に負担がかかりパテラ(膝蓋骨脱臼)を起こしてしまいます。ソファには階段を、床にはカーペットを敷いて対処しましょう。
また、進行網膜萎縮症(PRA)や白内障、外耳炎などにもかかりやすいといわれています。普段からスキンシップをはかり全身をチェックしてあげると良いですね。
トイプードルの飼い方やしつけで気を付けたいこと
トイプードルは運動能力が高く遊ぶことが大好きです。心身の健康のために毎日充分な散歩やボール投げなどの室内遊びをしてあげましょう。散歩は、他の犬や人に会ったりクンクン匂いを嗅いで情報収集したりなど、社会性を養うためにも重要です。
散歩後には毎日のお手入れも兼ねてブラッシングをして汚れを落としてあげましょう。トイプードルのカールした毛は絡まりやすく、毛玉を放っておくと皮膚炎になってしまうこともあるので毎日のブラッシングが必要です。
しつけの面では、主従関係を明確にしダメなことはダメと伝え、できたら褒めるを根気強く繰り返していきます。
また、人や音、触られることに慣れさせることも大事です。無駄吠えの原因になるインターホンの音やお手入れにもスムーズに対応できるようになります。
元々の性格を伸ばすために、コミュニケーションを取りながらじっくりと信頼関係を築いていきましょう。
トイプードルをお探しの方へ|おすすめする理由
トイプードルは見た目の可愛さだけでなく、生まれ持った性格がよいため飼いやすい犬種です。
おすすめするポイントは、
- 賢く従順
- 人懐っこく社交的
- 明るく活発
- 抜け毛や体臭が少ない
- カットスタイルが楽しめる
- 比較的長生き
など、人と仲良く暮らせるようなたくさんの魅力があります。
トイプードルは人に懐きやすく愛情も示してくれるので、きっと癒しの存在になってくれるはずです。
もちろん信頼関係を築くためには、飼い主側もトイプードルの性質をよく理解し愛情をもってきちんとしつけることが大切です。
犬を飼うことは命を育てるということ。大変なこともたくさんありますが、それ以上の幸せをもたらしてくれるでしょう。