もふもふな犬種12選!どんな種類がいる?小型犬から大型犬までご紹介

もふもふな犬種は、そのふわふわとした被毛と可愛い見た目で多くの人々を魅了しています。
一体どんな犬種がいるのでしょうか。詳しく紹介していきます。
【目次】
- もふもふな犬種の魅力と特徴
- もふもふな小型犬
- もふもふな中型犬
- もふもふな大型犬
- 飼い主が気をつけたい注意点
- まとめ
もふもふな犬種の魅力と特徴
もふもふの犬種の最大の魅力は、なんといってもそのふわふわとした毛並みです。
この柔らかく豊かな被毛は、ダブルコートと呼ばれる二重構造で形成されており、上毛のオーバーコートと下毛のアンダーコートが重なり合うことで、見た目にボリューム感が出ます。
その感触はまるでぬいぐるみやクッションのようで、抱きしめたくなるほど可愛い見た目が人気です。
さらに、ふわふわな毛並みは寒さから体を守る役割も果たしているため、寒冷地に適したもふもふな犬種が多いのも特徴です。
もふもふな小型犬
もふもふの小型犬種は、室内での飼育に最適なため多くの家庭で人気があります。
ここでは3種類の犬種をご紹介します。
①ポメラニアン
ポメラニアンはドイツ原産の小型犬です。ぬいぐるみのようにふわふわとした豊富な被毛を持っています。
毛色はホワイトやブラック、ブラウン、オレンジ、クリーム、グレーなど多彩です。
毛並みを美しく保つためには定期的なブラッシングが必要です。特に換毛期は毛が抜けやすいので、念入りなお手入れが皮膚トラブル予防にも効果的です。
性格はとても活発で好奇心旺盛、また社交性が高いため初めて犬を迎える方にもおすすめです。
学習能力が高く、飼い主には忠誠心を強く示すためしつけがしやすい一方、自己主張がしっかりしているため、日々のコミュニケーションを大切にすることが信頼関係を築くポイントとなります。
②ビションフリーゼ
ビションフリーゼは、原産国がフランスおよびベルギーの犬種で、純白のコークスクリュー状の巻き毛が全身を覆っているのが大きな特徴です。
被毛はふわふわとしておりカットで丸く整えられると綿あめのような可愛らしい印象になります。比較的コンパクトな体つきで、「ミニビション」と呼ばれるような小柄な子も見られます。
ビションフリーゼは社交的で明るい性格が魅力的で、初めて犬を迎える方や家庭環境にもとてもなじみやすい犬種です。他の犬や知らない人ともすぐに仲良くなれるため、家庭犬として人気があります。
無駄吠えもほとんどしないため、飼いやすさも大きなポイントです。
③ペキニーズ
中国原産のペキニーズは、小型犬ながらもがっしりとした体つきと短足なフォルムが特徴的な犬種です。
独特な外見と愛らしい性格から、安定した人気があります。
毛色はフォーン、ホワイト、クリーム、ブラック&ホワイトなどバリエーション豊富です。
性格はのんびりマイペースで落ち着きがありつつも、時には怖いもの知らずで勇敢な一面も見せます。
頑固な一面もあると言われているため、しつけなどは根気強く向き合ってあげましょう。
もふもふな中型犬
もふもふな中型犬は、小型犬より少し大きい体でありながら、日本の家庭においても飼いやすい絶妙なサイズ感が魅力です。
ここでは4種類の犬種をご紹介します。
①日本スピッツ
日本スピッツはその名前のとおり日本で生まれた犬種で、中型犬の中ではコンパクトな体型をしています。
真っ白でふわふわのダブルコートと、ピンと立った耳が特徴的で、立派なふさふさのしっぽもチャームポイントです。
純白の毛並みは、こまめなお手入れをしてあげることで美しさを長く保つことができます。
また、明るく人懐っこい性格で、家庭でも飼いやすい犬種と言われています。元気いっぱいで好奇心も旺盛なため、毎日のお散歩や遊びが重要です。
個体差はありますが吠えやすいと言われる犬種でもあるため、子犬の頃からしっかりとした社会化やしつけを行いましょう。
②キースホンド
キースホンドはドイツ原産の犬種で、特徴的なたてがみ状の豊かな被毛が非常に印象的です。
体格はしっかりとした骨格で丈夫な体を持ち、平均寿命は12〜15年と比較的長めと言われています。
キースホンドは非常に知的で学習能力が高く、トレーニングにもスムーズに対応できます。
忠誠心が強く、家族に対しては温かく接するため理想的な家庭犬としての資質を兼ね備えています。
また、活発で運動好きなため、十分な運動量を確保することでストレスの軽減や健康維持につながります。
日本国内においては年間の登録数は10頭前後とされ、目にする機会がほとんどない非常に希少な犬種と言えます。
③北海道犬
北海道犬は日本の寒冷地に適応した中型犬で、骨太で力強い体つきに厚いダブルコートが特徴です。
もふもふの毛は寒さをしっかり防ぎ、密集したアンダーコートが保温効果を高めています。
定期的なブラッシングを行い、健康な被毛を保つ工夫が必要です。特に換毛期には抜け毛が増えるため、しっかりケアしてあげましょう。
性格は独立心が強く警戒心も持ち合わせていますが、家族には忠実で親しみやすい面もあります。
日常的に運動をさせることが大切で、自由に動ける環境が望ましいでしょう。
④シェットランドシープドッグ
イギリス原産のシェットランドシープドッグは、長くてふわふわとした美しいダブルコートの毛が特徴で、特に首まわりの被毛が豊かなたてがみのようになっていることで有名です。
白や黒をはじめ、セーブル、トライカラー、ブルーマールなど多彩な毛色があります。
シェットランドシープドッグは従順で愛情深く、飼い主には高い忠誠心を見せる一方、初対面の人や犬には警戒心を感じることがあります。
運動能力が高く活発で、遊び好きな性格を持ち合わせているため、家族と一緒に遊ぶことを好みます。
見た目の優雅さや賢さも定評があり、日本でも人気が高い犬種です。
もふもふな大型犬
もふもふな大型犬種は、その堂々とした体格で存在感がありながらも、穏やかで家族思いな性格が多いことが特徴です。
ここでは5種類の犬種をご紹介します。
①秋田犬
秋田犬は日本を代表する大型犬で、しっかりとした体格と厚い被毛が特徴的です。
その被毛は厳しい寒さから体を守る重要な役割を果たしています。
粗毛で覆われているため、定期的なブラッシングが必要不可欠です。換毛期には抜け毛が特に増えるため、しっかりケアを行いましょう。
秋田犬は非常に忠誠心が強く、飼い主や家族に対しては守るという誇り高い一面を見せます。
落ち着きがありながらも警戒心が強く、特に見知らぬ人には慎重に接します。
しつけには根気が求められますが、飼い主との信頼関係を築きやすい犬種です。
愛情をもって向き合うことで、秋田犬本来の賢さや忠実さを引き出すことができるでしょう。
②サモエド
サモエドはロシア原産の大型犬で、真っ白でふわふわとした被毛が大きな魅力です。
この白いダブルコートは寒冷地特有の厳しい環境で発達し、柔らかくぬいぐるみのような見た目が人気を集めています。
近年では、そんなサモエドたちと実際にふれあえる「サモエドカフェ」が話題を呼んでいます。
サモエドはロシアの厳しい気候にも耐えられる体力と、明るく社交的な性格を持ち合わせています。また、換毛期には大量の抜け毛が発生するため、こまめにブラッシングを行ってあげましょう。
しっかりと運動を取り入れ、ストレスのない環境を整えてあげることが、健康な生活の鍵となるでしょう。
③グレートピレニーズ
グレートピレニーズは真っ白なダブルコートの被毛が特徴で、この被毛は見た目の美しさだけでなく、冬の厳しい寒さから身を守る役目も持っています。
ときに体高が70cmを超え、体重も40kgを超えるため、大型犬の中でも特に体格が大きい「超大型犬」とも呼ばれています。その堂々たる姿は一目で見る人に印象を残します。
性格は非常に温厚で家族に対しては優しく穏やかに接する一方で、外敵に対しては勇敢に立ち向かう頼もしさも兼ね備えています。独立心が強く、冷静に状況判断ができるのも護畜犬としての名残です。
また、運動量が必要な犬種でもありますので、毎日の散歩に加えて広めのスペースで自由に動ける時間を取ってあげると理想的です。
特に暑さには弱い傾向があるため注意しましょう。
④チャウチャウ
チャウチャウは中国が原産の大型犬で、もこもことした密な被毛が大きな特徴です。
中国の厳しい気候に適応するために発達したこの被毛は非常に厚く、断熱性と防寒性に優れています。
独特な被毛は粗く硬めで、ブルーやレッド、クリーム、ホワイトなど多彩な毛色が見られ、見た目にも印象的です。
被毛は絡まりやすいため、こまめなブラッシングやお手入れが必要です。特に皮膚が蒸れやすい部分には注意してあげましょう。
チャウチャウは独立心が強く、落ち着いた性格をしています。
初対面の人や他の犬には警戒心を持つこともありますが、信頼できる家族には忠実で愛情深く接します。
また、特有の青みがかった黒い舌もチャウチャウならではの個性として知られています。
⑤アラスカンマラミュート
アラスカンマラミュートはアラスカ原産の大型犬で、力強い体格と厚いダブルコートの被毛が特徴です。
そり犬としての歴史を持つため、耐久力とスタミナに優れています。
厚い被毛は寒さに強い反面、暑さには弱いため日常的なケアと環境管理が重要です。
性格は社交的で友好的ですが、強い狩猟本能もあり忍耐強さも兼ね備えています。
穏やかさとたくましさを併せ持つバランスの良い気質をしており、家族との信頼関係を大切にする犬種です。
多くの運動量が必要な犬種のため、活発に動ける環境が望ましいです。
飼い主が気をつけたい注意点
もふもふな犬種を迎える際には、犬の健康を守るために細やかな体調管理と環境への配慮をすることが欠かせません。
ここでは3つのポイントをご紹介します。
①暑さや湿気
もふもふな犬種は被毛が厚く、熱がこもりやすい性質です。そのため、暑さや湿気への配慮は特に重要です。
室内ではエアコンや扇風機を用意し、温度が高くなりすぎないよう調節することが大切です。
直射日光を避けるためにカーテンを活用し、涼しい場所で休めるよう快適な環境づくりを心掛けてください。
また、湿度が高いと皮膚トラブルを引き起こす場合もあるため、適度な換気や除湿を行いましょう。
夏場の散歩は涼しい時間帯に実施し、水分補給をこまめに行うなど熱中症対策を十分に行う必要があります。被毛の通気性を確保するためのトリミングも効果的です。
②運動不足や肥満
運動不足や肥満は健康問題の一つです。
活発な性格や運動量を必要とする犬種は、日々十分に散歩や遊びの時間を確保することが重要です。
不十分な運動は筋力低下を招き、健康に悪影響を及ぼすだけでなく体重増加の原因にもなりやすいので、日常的に適切な運動をすることを強く意識しましょう。
定期的に体重をチェックすることによって、異常が見つかった場合は早めに対策をすることが健康維持につながります。
日常的に運動し、食事管理を徹底することによって健康的な体型が維持され、愛犬が元気で活力ある生活を送ることができるでしょう。
③被毛のお手入れ
もふもふな犬種の被毛のお手入れは、美しい毛並みと健康的な状態を維持するうえでとても重要です。
特にダブルコートの犬種は、オーバーコートとアンダーコートの両方を丁寧にケアすることが求められます。
美しさと質感を保つためには、犬種や毛質に合ったブラシを選ぶことも大切です。
ダブルコートの場合はスリッカーブラシやコームを使い分けるのが効果的です。
換毛期には抜け毛が増えやすく、普段よりも念入りなブラッシングが必要です。過度に皮膚を刺激しないよう注意し、犬がリラックスできる環境で行いましょう。
シャンプーは清潔さを保つだけでなく、皮膚や被毛の健康を保つ役割も果たすので、犬専用の低刺激シャンプーを使いしっかりと洗い流すことがポイントです。
トリミングなどのケアも定期的に行い、清潔感のある見た目を保ちましょう。
毛や皮膚の状態を日常的によく観察し、乾燥や炎症などの異常が見つかった際は早めに対処するようにしましょう。
まとめ
もふもふな犬種は、そのふわふわとした美しい被毛と可愛い見た目、さらには個性豊かな性格によって多くの愛犬家に親しまれています。
子犬のうちから愛情をもって適切なしつけとお手入れを行い、種類ごとの特徴に合わせた環境や生活リズムを整えてあげれば、もふもふな愛犬と共に幸せな毎日を送ることができるでしょう。

愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
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