ビションフリーゼの人気カットスタイル9選!頻度や料金、失敗しない自宅でのやり方

ビションフリーゼはふわふわの被毛が特徴で、カットによって印象やかわいさが大きく変わります。
この記事では、ビションフリーゼの人気カットスタイルからカットが必要な理由や役割、おすすめの頻度まで解説します。
また、セルフカットにチャレンジしたい飼い主さまのために、自宅でのトリミング方法やコツも紹介します。
【目次】
- ビションフリーゼにカットは必要?
- ビションフリーゼの人気カットスタイル9選
- 【Q&A】ビションフリーゼのカット頻度や値段について
- 自宅でできる!ビションフリーゼのカットの仕方
- ビションフリーゼの被毛のお手入れのポイント
- まとめ|ビションフリーゼのカットスタイルを楽しもう!
ビションフリーゼにカットは必要?
ビションフリーゼの被毛は独特で美しい巻き毛が特徴的で、ふわふわとした柔らかい質感が持ち味です。被毛は季節を問わず生え続けるため、定期的なカットが必要です。
カットを怠ると、ビションフリーゼのふわふわな被毛は絡まり、毛玉ができやすくなります。毛玉は見た目が悪くなるだけでなく、皮膚を引っ張って痛みを引き起こしたり、皮膚病の原因にもなりかねません。
また、毛が伸びすぎると通気性が悪くなり、蒸れやすくなってしまいます。特に目や耳のまわりは汚れが溜まりやすく、放置すると感染症につながるリスクもあります。
快適で健康な毎日を送るためには、定期的なカットやこまめなお手入れが欠かせないのです。
ビションフリーゼの人気カットスタイル9選
ビションフリーゼのカットスタイルは10種類以上あり、かわいいデザインから清潔感のあるスタイルまで幅広く楽しめます。
紹介するカットスタイルを参考に、愛犬のスタイルを楽しみましょう。
テディベアカット
テディベアカットは、ビションフリーゼのカットの中でも定番で人気があるスタイルです。
このカットは、テディベアのように耳と顔周りの毛をそれぞれ丸くカットし、体は短めに仕立てます。自然な丸みを活かした仕上がりで、ぬいぐるみのような見た目を白い被毛がさらに引き立てます。
テディベアカットは、初心者の飼い主でもお手入れしやすいカットスタイルです。
アフロカット
アフロカットは、ビションフリーゼのカットの中で、テディベアカットと並ぶ定番スタイルです。
ビションフリーゼ特有の骨格と豊かな毛量を活かして、顔から耳にかけてまんまるカットを施し、全体的にふんわりとした丸いシルエットに仕上げます。足元もふっくらとカットされているため、全体のバランスが良く、個性的で目を引くかわいさがたまりません。
ただ、毛量が少なく毛が柔らかい子犬のうちは、アフロカットが難しい場合もあります。
アフロカットは多少お手入れが必要ですが、丁寧なケアを続けることで長く楽しむことができるでしょう。
羊カット
羊カットは、足先を非常に短く、体や顔は丸く仕上げる羊のようなスタイルです。
体の毛は適度な長さを保ち、ふんわりとした質感になるようトリミングします。全体のシルエットに丸みがあるため、柔らかさや温かみを感じさせる仕上がりになるのが特徴です。
足の毛は短く整えるため、汚れがつきにくく衛生的ですが、体は毛玉ができないよう定期的なブラッシングが必要です。
おパンツカット
おパンツカットは、お尻部分を丸くカットし、まるでパンツをはいたような見た目に仕上げるデザイン性に富んだカットスタイルです。
足先や体のラインは短くすっきりと整えられ、全体的にメリハリがあります。歩くとシルエットが際立ち、つい周囲の目を引いてしまうでしょう。
きのこカット
きのこカットは、ビションフリーゼの特徴である大きな頭部と毛量を生かし、キノコの傘のように下に向かってボリュームを持たせる個性的なカットです。
頭部はふんわりとボリュームを出しますが、口周りは短く整えすっきりとさせます。シルエットがトイプードルに似ており、キュートな印象を演出できるのも魅力です。
モヒカンカット
モヒカンカットは、ビションフリーゼのカットの中でも特に個性的なスタイルです。サイドを丸くカットし、頭頂部に沿って毛を残すことでモヒカンラインを作り出します。
このモヒカンスタイルは、まるでキューピーのようなユニークでかわいらしい印象を与え、他のビションフリーゼと差をつけたい方にもおすすめです。
きめ細かなブラッシングとトリミングが欠かせませんが、体は短めにカットするので比較的お手入れもしやすい点が魅力です。
パウダーパフカット
パウダーパフカットは、ビションフリーゼの柔らかく繊細な被毛を生かしたスタイルで、全体に均一なボリューム感を持たせることが特徴です。名前のように、まるで粉雪のようなやわらかい質感を表現し、ふんわりとした軽やかな印象を与えます。
軽さを出しすぎず、ふわふわとした手触りと見た目の美しさを両立させるためには、細やかなケアが欠かせません。柔らかな被毛の質感を最大限に活かせるため、飼い主が丁寧にお手入れすることで、スタイルを長く保つことができます。
パピーカット
パピーカットは、成長段階にある子犬の柔らかく密度の少ない被毛に最適なスタイルで、ボリュームを抑えながら可愛い丸みのあるシルエットを作り出せるのが魅力です。
このカットは、顔と耳のラインをなめらかにつなげることで、子犬ならではの愛らしさやあどけなさを最大限に引き出します。さらに、将来的に毛質がしっかりして大人の被毛へ移り変わる時期までの中間的なカットとしてもおすすめです。
サマーカット
サマーカットは、夏の暑い季節にあわせてビションフリーゼのカットとして人気があるスタイルで、全体的に毛を短く整えることにより涼しく過ごせます。
特にボディだけでなく、おしりやしっぽ、足なども短くカットすることで、熱がこもりにくくなり、蒸れやすい夏でも快適な状態を保てます。顔周りは丸みを残しながら、清潔感のあるスッキリとした見た目に仕上げるのがポイントです。
短くカットすることで熱中症予防にも効果が期待でき、健康的に過ごせるでしょう。
【Q&A】ビションフリーゼのカット頻度や値段について
ビションフリーゼは毛量が多く絡まりやすいため、定期的なカットが必要です。カットを行う頻度や値段について解説します。
カットのおすすめ頻度は?
ビションフリーゼのカットの頻度は、一般的に月に1回程度が理想的とされています。
これは、ビションフリーゼの毛が伸びる速度が比較的早く、定期的に整えることで美しいスタイルを保つためです。
伸ばしたまま放置すると毛が絡まりやすくなり、特に顔周りや足の部分の被毛が伸びすぎると、視界を妨げたり歩行の際に支障が出たりする場合もあります。
カットの平均料金・時間は?
トリミングの料金は、サロンやコースごとに異なりますが、ビションフリーゼの場合、一般的なカットの相場はおよそ7,000円から14,000円程度です。施術にかかる時間は2~3時間程度が目安となります。
料金や施術時間は、カットスタイルや被毛の状態、トリミング内容によっても変動します。
ビションフリーゼは被毛が多く繊細な仕上げが必要なため、ビションフリーゼのトリミングを得意としているサロンを検討しても良いかもしれません。初めて利用する際には、口コミや評判をチェックして、トリマーやサロンの様子を知ることも大切です。
子犬のカットを始める時期は?
子犬のビションフリーゼのカットは、ワクチンプログラムが完了してから2週間から1カ月ほど経過したタイミングが安全とされています。ワクチン接種が終わる前は免疫力がまだ充分でないため、感染症を防ぐためにもトリミングを控えることが望ましいです。
ビションフリーゼのカットのやり方としては、初めてのカットは子犬に負担がかからないよう短時間で手早く終わらせ、少しずつ環境や道具に慣れさせていくことがポイントです。
ブラッシングや爪切りなどの日常的なお手入れも、子犬のうちから少しずつ慣らしていくことで、ストレスを感じにくくなります。健康状態にも注意を払いながら、子犬に合った方法で丁寧にカットやお手入れを進めましょう。
老犬のカットは必要?
老犬になったビションフリーゼは、体力や体調に配慮しながらお手入れを行うことが望ましいため、必ずしも全身カットが必要とは限りません。負担をかけないように、汚れやすい部分だけを短く整えるなど、ポイントを絞ったケアが適しています。
また、シャンプーも頻繁には行わず、普段のブラッシングやグルーミングスプレーで清潔さを保ちましょう。皮膚の状態に注意しながら、ぬるま湯で優しく洗う方法も適しています。老犬に合ったお手入れを心掛けることが快適な生活につながります。
トリマーに依頼するメリットは?
ビションフリーゼのように毛量が多い犬種は、自宅でのカットよりもプロの技術で美しいシルエットを作ることが可能です。丁寧なケアは毛玉や皮膚トラブルの予防にもつながります。
また、毛質や体調に合わせた最適なカット提案も受けられるため、愛犬に合ったスタイルを安心して任せられるでしょう。
自宅でできる!ビションフリーゼのカットの仕方
ビションフリーゼのカットは自宅でも行うことができます。必要な道具や方法、失敗しないポイントを紹介します。
セルフカットに必要な道具
ビションフリーゼのセルフカットを自宅で行う際には、コームが必須アイテムです。毛を丁寧にほぐし、もつれや毛玉を防ぐことで、カット作業がスムーズに進みます。
ビションフリーゼのカットでは、スキバサミを使って毛先を自然な質感に仕上げると、やわらかな印象になります。また、バリカンは足裏や足まわりの被毛を安全に短く整えるためにとても便利です。
安心できるように、安全に配慮した作業スペースを確保し、快適な環境でセルフカットを行いましょう。
セルフカットのやり方
ビションフリーゼのセルフカットを始める場合は、まずコームで被毛をしっかりとかします。毛玉や絡みを解消してから、気になる部分をスキバサミで少しずつ整えていくことが基本です。
足裏は特に毛が伸びやすいため、バリカンの短い刃を使い、皮膚に対して平行になるよう慎重に刈るのがポイントです。
顔や目の周り、口周り、耳など繊細な部分のやり方としては、小さく開いたハサミで少しずつカットし、形を丁寧に整えることが大切です。被毛をこまめに確認しながら、いきなり大量に切らず少しずつ調整できるよう意識しましょう。
失敗しないポイント
ビションフリーゼのセルフカットを行う場合、焦って短時間で済ませようとせず、時間をかけて丁寧に進めることが大切です。
愛犬が動かない静かなタイミングを選び、安全第一で作業しましょう。カットの際はケガを避けるためにも、皮膚に刃先を当てないようくれぐれも注意してください。
ビションフリーゼのカットは自宅でも楽しめますが、不安がある場合やうまくいかない時は、トラブルを未然に防ぐためにもプロのトリマーに依頼するのがおすすめです。
ビションフリーゼの被毛のお手入れのポイント
ビションフリーゼのふわふわで美しい被毛を保つためには、いくつか注意したいポイントがあります。
毛量が多く絡まりやすい特性があるため、毎日のブラッシングは欠かせません。また、定期的なトリミングも大切な被毛ケアの一部です。トリミングの頻度を守ることで、過度な毛の伸びや毛玉の発生を予防できます。
シャンプー後は、湿気が残らないようしっかりとドライヤーで乾かしましょう。特に足回りや目の周囲、お腹などは毛が絡みやすいので、注意深くお手入れしてください。
こうしたポイントに気を付けて日々ケアを続けることで、清潔で健康的な状態を保ち、美しくふんわりとしたビションフリーゼならではの被毛を長く楽しむことができます。
まとめ|ビションフリーゼのカットスタイルを楽しもう!
ビションフリーゼのカットはさまざまなスタイルがあり、愛犬をよりかわいい印象に仕上げることができます。アフロカットやテディベアカットなど定番のスタイルに加え、個性的な羊カットやおパンツカットも人気です。
日々のブラッシングや定期的なカットで美しさを保てば、ビションフリーゼ本来の魅力が一層引き立ちます。自分に合ったスタイルとお手入れ方法を見つけて、ビションフリーゼとの毎日を楽しんでください。

愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
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