白い犬は12種類!もふもふでふわふわな白い犬種など小型犬から大型犬までをご紹介!

白い犬はそれだけでも美しいですが、ふわふわでもふもふな被毛をもつ犬種も多いことから人気があります。
このコラムでは白い毛色の犬種を小型犬から大型犬まで12種類ご紹介するとともに、白さを保つお手入れ方法や、涙やけ、よだれやけ対策についても詳しく解説します。
「白い犬ってどんな種類の子がいるんだろう?」
「あの人気犬種にも、白い毛色はいるのかな?」と気になっている方も、是非ご覧ください。
【目次】
- 白い小型犬5選
- 白い毛色も魅力的なそのほかの小型犬
- 白い中型犬2種
- 白い毛色も魅力的なそのほかの中型犬
- 白い大型犬5種
- 白い毛色も魅力的なそのほかの大型犬
- 日本犬には白い犬が多い?
- 白い毛色を保ちたい!涙やけとよだれやけの対策
- 白い犬のお手入れ方法は?
- まとめ|白い犬はたくさん!適切なケアで暮らしをもっと楽しもう
白い小型犬5選
白い毛色をもつ小型犬は、愛らしい見た目とコンパクトなサイズ感から人気があります。
マルチーズをはじめとした個性豊かな白い小型犬を5種ご紹介します。
白い小型犬①マルチーズ
マルチーズは、純白の長く美しい被毛が特徴の小型犬です。体重は3~4kgほどで室内飼いに適しており、賢く温和な性格から飼いやすい犬種として人気があります。
被毛はシングルコートで抜け毛が少なく、定期的なブラッシングやトリミングで清潔に保ちます。
垂れ耳のため、耳のケアも大切です。家族に寄り添う優しい性質が魅力です。
白い小型犬②ビションフリーゼ
ビションフリーゼは、白い被毛が特徴で「アフロ犬」のようなカットがお似合いの小型犬です。
毛は抜けにくく伸び続けるため、トリミングや日々のケアが必要となります。性格は陽気で順応性が高く、初めて犬を飼う人や子どもがいる家庭にも向いています。フレンドリーで吠えにくく集合住宅でも飼いやすい点も人気の理由です。
ぬいぐるみのような愛らしい外見と活発で穏やかな性質から、人気が高まっています。
白い小型犬③ウエストハイランドホワイトテリア(ウエスティ)
ウエストハイランドホワイトテリアは「ウエスティ」とも呼ばれ、筋肉質で引き締まった体つきとピンと立った立ち耳が印象的です。
身体は小さいですが活発に動き回り、好奇心旺盛で陽気な面な性格なため、しっかりとしたしつけが必要です。
独立心が強い一方で親しみやすく甘えん坊な一面も併せ持ち、家庭での良いパートナーとなります。
白い小型犬④ボロニーズ
ボロニーズは、細く柔らかな純白の被毛が特徴の小型犬で、古くからヨーロッパの貴族に愛されてきました。体重は2.5〜4kgほどで、ずんぐりとした体つきが魅力的です。
性格は穏やかで従順、人懐っこいため家庭での飼育に適しています。毛玉ができやすいため、毎日のブラッシングが欠かせません。静かな環境を好み、家族とのスキンシップを重視する優しいパートナーです。
白い小型犬⑤コトンドテュレアール
あまり聞きなじみのない「コトン・ド・テュレアール」は、一見マルチーズと間違えるほどよく似ていて真っ白でふわふわとした被毛が特徴の小型犬です。
愛らしい見た目に反して意外と活発で、飼い主に対しては非常に忠実な性格を持ちます。警戒心が強めですが、その分しっかりとした信頼関係が築けると優しく穏やかに接する姿が見られます。
コンパクトな体型なので室内飼育にも適しており、こまめなお手入れで清潔さを保つことが大切です。
白い毛色も魅力的なそのほかの小型犬
そのほかに、代表的な毛色以外に魅力的な白い毛色をもつ小型犬もいます。
- トイプードル
- チワワ
- ポメラニアン
- ペキニーズ
- ハバニーズ
- 柴犬、豆しばなど
犬種によって真っ白な毛色はめずらしいとされている場合もあり、その場合お迎えする際の価格が少し高い傾向があります。特別な可愛さをもつ白い(ホワイト系)毛色の愛犬を探してみてください。
白い中型犬2種
中型犬の中にも、美しい白い毛色が魅力の犬種が存在します。
魅力たっぷりの白い中型犬をご紹介します。
白い中型犬①日本スピッツ
日本スピッツは、日本生まれの中型犬で真っ白な被毛にふさふさなしっぽが特徴です。
活発で社交性が高く、穏やかな性格を持っています。適度な運動を好み、家族と過ごす時間を大切にします。優れた被毛を保つには日々のブラッシングが欠かせませんが、抜け毛が多いためこまめなケアが必要です。
明るく人懐っこい性格から、家庭向きの犬種として人気を集めています。
白い中型犬②アメリカンエスキモードッグ
アメリカンエスキモードッグは、フワフワの純白の毛が美しい中型犬です。
活発で遊び好きな性格が特徴で、飼い主や家族と強い絆を築くことが得意です。毛はダブルコートで密度が高く、寒さにも強い一方で、換毛期には多くの毛が抜けるため日々のお手入れが重要です。
警戒心もありつつも穏やかで、性格は明るくフレンドリーですがしつけや社会化をしっかり行うことでより良い関係を築けます。
白い毛色も魅力的なそのほかの中型犬
中型犬の中にも、複数の毛色が存在する中で白い毛色が含まれる犬種もあります。
- ミディアムプードル
- ブルテリア
白い大型犬5種
存在感たっぷりで優雅な雰囲気を漂わせる白い大型犬は、その美しさと穏やかな性格で多くの人を魅了します。
見た目も性格も魅力的な白い大型犬を5種ご紹介。
もふもふ好きにはたまらない、憧れの犬たちをチェックしてみましょう。
白い大型犬①サモエド
サモエドは白くもふもふな毛並みが特徴で、サモエドスマイルと呼ばれる優しく可愛い表情が人気を集めています。
「純白」を意味するピュアホワイトという毛色が主ですが、JKCではそれに加えてクリームやビスケット(薄茶色)が混ざった3種の毛色が公認されているため、機会があれば隠れた他の毛色を探してみても楽しいかもしれません。
温厚で社交的な性格に加え寒さに強く活発に動くため、家族とのふれあいを楽しむには最適な犬種です。被毛は抜けやすいため、日々の丁寧なブラッシングが欠かせません。
白い大型犬②グレートピレニーズ
グレートピレニーズは、純白を基調とした厚みのある被毛が特徴で「超大型犬」に分類されることもある大きい犬種です。
JKCでは頭部や耳、しっぽの付け根にグレーやウルフカラー、薄いイエロー、オレンジなどの斑点があるものも認められています。
全身の毛は密でふんわりとし、耐候性に優れています。見た目の優雅さだけでなく、牧羊犬としての歴史を持ち、強い保護本能と落ち着いた性格をあわせ持つ犬種です。日常的なブラッシングが被毛の美しさを保ちます。
白い大型犬③ホワイトスイスシェパードドッグ
ホワイトスイスシェパードドッグは、美しい白い長毛のダブルコートを持ち、ふわふわで豊かな被毛が特徴です。
筋肉質で堂々とした体つきを誇り、立ち耳がその存在感を引き立てています。性格は知的かつ忠実で穏やか、しつけがしやすく家庭向きといわれています。運動量が多く、毎日の散歩と活発な遊びが欠かせません。被毛の美しさを保つためには、定期的なブラッシングとお手入れが必要です。
白い大型犬④コモンドール
コモンドールは、独特なモップのような房状の毛が特徴の大型犬で、アイボリーに近い被毛が目立ちます。
独特の毛の手入れは多くの時間がかかるため、一般家庭で飼育するには難易度が高いとされています。
性格は知的で落ち着いており飼い主に対して忠実です。警戒心が強いため番犬としての役割も果たしつつ、家族には穏やかな一面を見せます。温厚ながらもプライドも高いため、しっかりとしたしつけが必要な一面を持っています。
白い大型犬⑤マレンマシープドッグ
マレンマシープドッグは、グレートピレニーズの毛を短くしたような外見をもち、真っ白で厚みのある被毛が特徴の大型犬です。
穏やかで忠実な性格を持ち、特に家族に対して非常に献身的に接します。牧羊犬としても活躍してきたため、警戒心が強く守護本能も高いですが、優しい一面も兼ね備えています。適度な運動や毎日のブラッシングで健康的な状態を保つことが大切です。
白い毛色も魅力的なそのほかの大型犬
その他に、スタンダードプードルやボルゾイ、ドゴアルヘンティーノもバリエーション豊かな毛色の中に白い毛色も含まれる犬種です。
街中でよく見かける大型犬といえば白い毛色が多い印象があるため、近年白くてもふもふな大型犬が人気を集めているのかもしれません。
日本犬には白い犬が多い?
日本人にとってなじみ深い日本犬には、赤や黒、胡麻、虎毛などさまざまな毛色がありますが、その中には白い毛色をもつ犬種も存在します。
たとえば、柴犬や秋田犬、紀州犬には白い被毛の個体がみられます。
白い日本犬といえば、テレビCMでおなじみの「お父さん犬」として知られる北海道犬も有名で、真っ白で美しい被毛が印象的です。
一方で、甲斐犬や四国犬には白い毛色の個体はおらず、虎毛や黒毛が主な毛色となっています。
白い日本犬は、清潔感と神秘的な雰囲気を兼ね備えており、日本らしい魅力を持った存在といえるでしょう。
白い毛色を保ちたい!涙やけとよだれやけの対策
白い毛色の愛犬と暮らす飼い主にとって、涙によって目の周りの毛が赤茶色や茶色に変色する「涙やけ」は大きな悩みのひとつです。主な原因は涙に含まれる鉄分やたんぱく質が毛に沈着することに加え、目の周りの蒸れや細菌の繁殖も涙やけを悪化させる要因となります。
大型犬の場合はよだれやけに悩む方も多いでしょう。
対策としては、目や口周りをいつも清潔に保つことが大切です。優しく濡らしたガーゼや専用シートで、こまめに涙をふき取ってあげましょう。肌や被毛を傷つけないように、強くこすらずやさしく丁寧なケアを意識してください。
毛が長い場合は適度にカットすることで目にかからず涙やけの予防につながります。
食事や体質が涙の量や質に影響することもあるため、獣医師へおすすめのドッグフードや健康管理方法について相談してみるのもよいでしょう。
白い犬のお手入れ方法は?
白い犬はどうしても汚れが目立ちやすいため、美しい白さをキープするために日々のお手入れが大切です。
ここでは、白い犬にぴったりなブラッシング・シャンプー・トリミングのポイントをご紹介します。
白い犬にあったブラッシング
白い犬は被毛が細く、汚れやほこりが目立ちやすいため犬種や毛質に合わせたこまめな手入れが大切です。
シングルコートやダブルコート、短毛・長毛を問わず、毎日ブラッシングを心がけましょう。
まずは、被毛の特徴別におすすめのブラシを紹介します。
犬種タイプ | 代表的な犬種例 | おすすめのブラシ | 特徴・使い方のポイント |
細い毛質で毛玉ができやすい犬種 | マルチーズ、ビションフリーゼ | スリッカーブラシ、ソフトブラシ | 毛玉を優しくほぐし、被毛を整える。デリケートな肌にはソフトタイプを使用。 |
長毛種・多毛種 | サモエド、グレートピレニーズ | ピンブラシ | 毛の絡まり防止に有効。毛の奥までブラシが届きやすい。 |
短毛種 | フレンチブルドッグ、チワワ | ラバーブラシ、獣毛ブラシ | 抜け毛除去やツヤ出しに効果的。仕上げ用としても使える。 |
全犬種共通(細部用) | すべての犬種 | コーム(くし) | 顔周りや耳の下など、細かい部分や毛玉ケアに便利。 |
白い犬にあったシャンプー
白い犬の被毛を美しく保つには、ペット専用のシャンプー選びが重要です。
色素沈着や黄ばみを防ぐ成分が配合されたホワイトシャンプーは、美しい白さをキープしたい犬に最適です。
ナチュラルな素材を使った製品は防腐剤や合成香料が少なく、敏感肌の犬にも安心です。低刺激で肌に優しいものを選べば、デリケートな皮膚を守りながら汚れをしっかり落とせます。
洗うときはしっかり泡立ててやさしくマッサージし、毛穴の奥まで汚れを落とします。すすぎ残しがないよう丁寧に洗い流すことも大切です。
日常的な汚れは濡らしたタオルやペット用ウエットシートでやさしく拭き取り、シャンプーは月1回を目安にしましょう。洗い過ぎると必要な皮脂まで失ってしまい、皮膚トラブルの原因になるため注意が必要です。
白い犬にあったトリミング(カット)
白い犬の美しい被毛を保つためには、トリミング(カット)も欠かせません。
特に目や口まわりは汚れが目立ちやすいため、こまめに整えてあげるのがおすすめです。
被毛が伸び続ける犬種(マルチーズ、ビションフリーゼ、サモエド、ウエストハイランドホワイトテリアなど)は、月に1回程度のペースでプロのトリマーにカットしてもらうと、毛のもつれや毛玉の予防につながります。
一方、日本スピッツやホワイトスイスシェパードドッグなど、被毛が自然と生え変わる犬種では、基本的に全身カットの必要ありません。逆に過度なトリミングは毛が生えにくくなる恐れもあるため注意が必要です。
犬種や被毛のタイプによって、必要なトリミング方法は異なります。定期的にトリミングサロンでお手入れをしてもらうことで、皮膚の状態チェックや健康異常の早期発見にもつながります。
愛犬の特性を理解し、最適なケアで清潔かつ健康な毛並みを保ちましょう。
まとめ
白い犬は、小型犬から大型犬まで幅広い種類が存在し、それぞれに異なる特徴や性格があります。その美しい被毛は汚れやすく目立ちやすいため、日々の手入れはとても重要です。
丁寧なブラッシングや専用シャンプーによるケア、定期的なトリミングを心がけることで、清潔感と美しい毛並みをキープでき、もふもふ感も長く楽しめます。
子犬のうちから適切な手入れを行うことで、愛犬との信頼関係も築きやすくなります。
愛情を込めたしっかりとしたケアで楽しい毎日を過ごしてください。

愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
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