豆柴の成犬の大きさは?性格や特徴から柴犬との体重・体高・サイズの違いまで解説!
公開日:2025年4月25日
更新日:2025年10月29日

豆柴は小さく愛らしい体型で、成犬になっても小さいため、室内飼いに適した人気犬種です。
本記事では、豆柴の成犬の大きさや平均体重・体高、柴犬とのサイズや体重の違い、さらに豆柴の性格や特徴、迎える際のポイントまで詳しく解説します。
これから豆柴を家族に迎えたい方や、成犬のサイズや性格を知りたい方は、ぜひ最後までチェックしてください。
[目次]
豆柴の体重やサイズ│成犬になっても小さい?
豆柴は、成犬になっても柴犬よりひと回り小さい、コンパクトな体型が特徴です。ここでは、豆柴の平均体重や平均体高、性別による違いなどを詳しく解説します。
豆柴の成犬時の大きさ│平均体重と体高は?
豆柴の成犬は、体高約30cm前後と非常に小柄で、平均体重は4〜6kgほどです。
- 成犬時の平均体高:約25~33cm
- 成犬時の平均体重:約4~6kg
豆柴は成犬時でも小柄かつ軽量で扱いやすく、限られたスペースでも快適に過ごせるため、マンションやアパートでも無理なく飼育できます。
このサイズ感は「柴犬を飼いたいけれど、もう少し小さめがいい」と考える方にとって理想的で、近年ますます人気が高まっています。
豆柴の成犬は大きくなる?性別による違いは?
豆柴の成犬は性別によって若干大きさの違いがみられます。
これは豆柴に限らず多くの犬種に共通しており、一般的にオスの方が筋肉質で骨格がしっかりしているため、メスよりもやや大きくなる傾向があります。
適切な飼育や健康管理によって6kg以内のコンパクトな体型を維持することができますが、これはあくまで一般的な平均値であるため、個体によってバラつきが生じます。
柴犬と豆柴の大きさ・体重の違いを比較!
柴犬と豆柴は一見するとよく似ているため、混同されがちですが、実は体格にははっきりとした違いがあります。ここでは、成犬になった柴犬と豆柴の体高・体重を性別ごとに比較してみましょう。
| 犬種 | 平均体高 | 平均体重 | 
| 豆柴 | オス:約33cm メス:約31cm | オス:約5~6kg メス:約4~5kg | 
| 柴犬 | オス:約39.5cm メス:約36.5cm | オス:約9~11kg メス:約7~9kg | 
豆柴は柴犬よりも体高が約5〜7cmほど低く、全体的に小柄でコンパクトな印象を与えます。見た目の可愛らしさに加え、扱いやすさも人気の理由のひとつです。ただし、豆柴でも個体差があり、「成長したら10㎏を超えた!」ということもあります。
そんなときは、サイズにとらわれすぎず、その子の個性として受け入れる柔軟な心を持てると、より豊かなペットライフが送れるでしょう。
豆柴の性格・特徴|飼いやすさのポイント
豆柴は小柄ではあるものの、柴犬としての性格や特徴をしっかりともっています。
ただ、豆柴は成犬になると柴犬よりも比較的落ち着きやすく、しつけが行き届いていれば穏やかに過ごすことができるとされています。
ここでは、豆柴の性格の3つの特徴や、成犬になると性格が変わるのかについて解説します。
活発で好奇心旺盛な性格
豆柴は小柄ながらエネルギッシュで、好奇心旺盛な性格が魅力です。新しい環境や遊びにも積極的に反応し、日々の散歩や遊び時間を楽しみます。適度な運動を取り入れることでストレスなく健康的に育てられます。
甘えん坊だが警戒心あり
豆柴は飼い主に対して甘えん坊な一面を見せる一方、初対面の人や環境には警戒心を持つ傾向があります。信頼関係を築くことで安心感を得て、より穏やかな性格になります。番犬としても頼れる存在です。
小柄だが自立心もあるタイプ
豆柴は見た目の可愛らしさに反して、自立心が強くマイペースな性格です。過度な干渉を嫌うこともあるため、適度な距離感を保つことが飼いやすさのポイント。しつけ次第で落ち着いた家庭犬として育ちます。
豆柴は成犬になると性格が変わる?
「豆柴が成犬になったら怒りやすくなった」と聞いたことがあるかもしれませんが、犬の性格は、成長の過程で多少変化することがあります。
これはどの犬種でも同じで、子犬のころは好奇心旺盛なためいろいろなことに前向きに挑戦していく傾向がありますが、成犬になると落ち着きが増すとともに、失敗や驚きの経験から警戒心が強まることもあります。
幼い頃からその子に合った触れ合いやしつけを行っていれば、穏やかで従順な性格に育ちやすくなります。飼い主がメリハリをつけた信頼できる存在となってあげることで、互いにストレスの少ない生活を送れることでしょう。
豆柴の毛色と外見の特徴
豆柴の毛色や外見の特徴は柴犬とほぼ同じです。
毛色には赤、黒、白、赤胡麻、黒胡麻などがありますが、特に希少な黒胡麻の毛色は落ち着いた雰囲気が人気を集めています。毛の質は密で硬さがあり、柴犬と同じダブルコートのため換毛期には毛が大量に抜け落ちます。
また、柴犬の特徴である巻き尾や立ち耳も持ち合わせています。
豆柴は、キリっとした印象もありながら、顔立ちはつぶらな瞳や小さめの顔が愛らしさを引き立て独特の温かみが感じられるため、多くの愛犬家に支持されています。
豆柴の成長過程|子犬から成犬まで
豆柴は小さな体型が特徴ですが、成犬になるまでには成長の過程があります。一般的に、豆柴は生後6~8か月頃で体高・体重の成長が落ち着き始め、1歳前後でほぼ成犬サイズになります。
| 月齢 | 平均体重(オス) | 平均体重(メス) | 
| 1か月 | 約0.5~1kg | 約0.5~0.9kg | 
| 2か月 | 約1.2~2kg | 約1.0~1.8kg | 
| 3か月 | 約2.5kg | 約2.2kg | 
| 6か月 | 約4~5kg | 約3.5~4.5kg | 
| 12か月 | 約5~6kg | 約4~5kg | 
このように、豆柴は小さい体ながらも順調に成長します。「豆柴ってどこまで大きくなるんだろう?」と気になる方も多いですが、成犬になるとオスで平均約33cm、メスで平均約31cm程度のサイズに落ち着きます。柴犬と比べると体高・体重ともに小さく、室内でも飼いやすいサイズです。
豆柴の迎え方|ブリーダー選びのポイント
豆柴を迎える際は、専門のブリーダーから購入するのが安心です。専門ブリーダーは犬の健康管理や血統について詳しく管理しており、飼育環境も整っています。
ペットショップで豆柴を見つけた場合でも、販売元のブリーダー名を確認すると、そのブリーダーの評判や飼育環境について調べられます。
優良なブリーダーは血統書の発行や健康管理を徹底しており、子犬が健やかに成長できる環境を整えています。また、親犬の情報を開示し健康状態や性格を説明してくれるかも重要です。子犬の育ってきた環境、親犬やきょうだい犬との関係性などを実際に見ることで、そのブリーダーの姿勢や信頼できるか否かが判断しやすくなります。
特に成犬時のサイズにこだわる場合、両親やきょうだいの大きさを実際に確認することは安心材料になるでしょう。
「愛犬ブリーダー」でも、豆柴や柴犬の子犬をご紹介しています。優良なブリーダーが育てた、たくさんの可愛い子犬たちが待っているので、ぜひ下記から写真をご覧ください。
豆柴の平均寿命とかかりやすい病気
豆柴は柴犬が小さくなっただけで、性格に大きな違いはないとありますが、寿命や病気についても同じなのでしょうか?
豆柴の平均寿命はどれくらい?
豆柴の平均寿命は10~12歳といわれ、柴犬と比べると少し短い印象になります。
ただ、こちらも個体差があり中には15年以上生きることも珍しくありません。
寿命は遺伝的な要素だけでなく、飼育環境や日常のケアが大きく影響します。
愛犬の体質にあった食事と適切な運動、ストレスの少ない環境を保つことが長生きのポイントとなります。
豆柴がかかりやすい病気は?
豆柴は丈夫な犬種として知られていますが、豆柴の成犬にも注意すべき病気がいくつかあります。
特に気を付けたいのは、関節や膝蓋骨脱臼、皮膚病、アレルギーです。
小型である豆柴の成犬は関節への負担がかかりやすいため、過度な運動と肥満はトラブルの原因になります。体重管理を徹底しましょう。
また、皮膚病やアレルギー症状を起こすこともあります。被毛や皮膚の状態はこまめにチェックし、痒みや赤みがないか普段から気を配ることが重要です。加えて、豆柴は遺伝的に目の疾患にもかかりやすい傾向があるため、定期的な獣医師による目の健康チェックを受けることが推奨されます。
豆柴の飼い方やしつけのポイント
豆柴の飼い方やしつけは、基本的に柴犬と同じイメージで問題ありません。
少し深掘りしていきましょう。
豆柴の基本的な飼い方
豆柴の飼い方の基本は、日々の運動と被毛のお手入れ、栄養バランスに気を配ることです。
運動不足になるとストレスが溜まるため、毎日の散歩を欠かさず行い活発に動ける時間を確保しましょう。
被毛の健康を保つために週数回のブラッシングも必須です。換毛期には毎日大量の毛が抜けるので、しっかりとお手入れしてあげましょう。
また、食事は良質なフードを与え、体調や運動量に応じて量を調整すると肥満防止にもつながります。柴犬はアレルギーを起こしやすいといわれているため、豆柴も成犬になったらアレルギーに配慮されたフードを選ぶことも検討しましょう。
豆柴のしつけのポイント
豆柴は賢く理解力が高いため比較的スムーズにしつけが進みますが、独立心が強い面もあるため一貫したルールや適切なタイミングでのしつけが求められます。
子犬の時期から社会性を養い、他の犬や人に慣れさせることが重要です。甘やかしすぎると自立心が育ちにくくなるため、適度な厳しさも時には必要になります。吠え癖や噛み癖などの問題行動も、早期に対処すればトラブルを防げます。
豆柴の起源│小柄な柴犬がルーツ?
豆柴の起源は諸説ありますが、縄文時代に日本人と暮らしてきた柴犬の中で「特に体高が小さく小柄な柴犬が豆柴のルーツ」といわれています。
戦後の食糧難の時代には、小型で飼いやすい犬への需要が高まり、より小さな柴犬を選抜し繁殖させる動きが強くなりました。こうして現代における豆柴が作り出されたのです。
そのため、豆柴は特定の犬舎だけで作られた品種ではなく、古くから存在していた小型柴犬を系統的に管理・改良したものです。豆柴は小型化した柴犬としての魅力を保ちながら、現代の住宅環境や家庭事情に適応した犬種として親しまれています。
豆柴は犬種として認められていない?
豆柴は独立した犬種として正式には認められていません。
血統登録団体「ジャパンケンネルクラブ」では柴犬の一種として扱われ、血統書も柴犬名義で発行されます。
ただし、日本社会福祉愛犬協会や日本豆柴犬協会など、一部の協会では豆柴を特別なカテゴリーとして認め、公的な登録制度を設けています。
このため、豆柴の位置づけは団体によって異なり、明確な線引きがないのが現状です。豆柴はあくまでサイズや特徴の違いで区別されているといえます。
また、アニコム損害保険(https://www.anicom.co.jp/)より発表される「人気犬種ランキング」では、トイプードルやチワワ、ポメラニアンに並び、柴犬が上位に並びます。豆柴はこの柴犬の分類に含まれますので、豆柴単体の人気ランキングは未知ということになります。
まとめ|豆柴は成犬になっても小さいまま!柴犬の魅力もあわせもつ人気者
豆柴は成犬になっても約30cm前後と小さく、室内でも飼いやすいのが魅力です。
柴犬との違いや性格、毛色などの見た目、健康面、迎え方まで、事前にしっかり知っておくことで、豆柴との暮らしがぐっと楽しくなります。
豆柴は日本犬の伝統を感じながら、現代の暮らしに適した魅力的な犬種として愛されています。
理想の豆柴ライフの第一歩にぜひお役立てください。
愛犬ブリーダーでは、犬と人の幸せな暮らしをサポートするため、お役立ち情報をコラムとして発信しています。
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            愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
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