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マルプー
マルプーの特徴|マルプーってどんな犬?
マルプーは、マルチーズとトイプードルをかけ合わせたミックス犬です。ふわふわの被毛と垂れた耳、つぶらな瞳が愛くるしく、ミックス犬の中でも人気ナンバー1を誇ります。
顔つきや被毛の色、体型は親犬のどちらに似るかで変わってきます。子犬の時に母犬に似ていても成長するにつれて父犬に似てくることもあり、将来の姿を予想するのは難しいです。見た目も性格も個体差が大きくオンリーワンなところが魅力的で可愛いマルプーは、成長過程を楽しめる人に向いていて、それがミックス犬の醍醐味ともいえます。
大きくなった姿が予想と違っても、変わらない愛情を注いでお世話をしてあげましょう。
マルプーの性格|明るく甘えん坊で、愛情深い!
性格は、両親のどちらの性格をより濃く譲り受けているかで異なりますが、マルプーに多いといわれているのは次の通りです。
- 明るく活発
- 甘えん坊で愛情深い
- 賢い
マルプーは活発で遊び好きなため、室内遊びや散歩のほか、ドッグランなどで走り回るなど元気いっぱいな子が多いようです。飼い主の後をついて回るほどの甘えん坊で、ひとりで放っておかれるのが苦手です。
留守番の時間に配慮し、たくさんコミュニケーションを取るなど、一緒に過ごす時間を大切にすると良いでしょう。
また、知能が高く飼い主に対して忠実なためしつけがしやすいのも魅力。甘やかしすぎずメリハリをつけて、楽しくトレーニングしましょう。
トイプードルの性格 | マルチーズの性格 |
明るく社交的 活発で運動好き 賢く従順 |
明るく穏やか 愛情深く甘えん坊 好奇心旺盛 |
マルプーの毛色や毛質
マルプーの毛質は、マルチーズの特徴が強いと柔らかく直毛、トイプードル寄りでは弾力のある巻き毛になります。
両親のどちらに似ても換毛期のないシングルコートで毛が抜けにくく、部屋じゅうに毛が舞い散ったり服に抜け毛がつく心配はありません。
また、シングルコートは密集して生える保温効果のある柔らかい毛がなく、通気性がよいため犬特有の匂いが少ないとされています。
毛色は、クリームやベージュ、アプリコットが多く、マルチーズ譲りのホワイトやフォーンなどのブラック系は少ないようです。
マルプーにトリミングは必要?
マルプーの被毛はどんどん伸び続けるので、絡まりやすく放っておくと毛玉になってしまいます。
そのため、毎日のブラッシングと1〜2ヶ月に1回程度のトリミングが必要です。トリミングによっていろいろなスタイルに変身できるのは、マルプーを飼う楽しみの1つといえます。
トリミングは、シャンプーや爪切り、耳掃除など、愛犬を衛生的かつ健康的に保つためにも必要なものです。
マルプーのかわいいカットスタイルは?
マルプーに似合うカットスタイルは、テディベアカットやまんまるカット、トップノットなどの毛質を活かしたスタイルや、ショートカットやサマーカットなどの生活しやすい快適さ重視のスタイルなどがあります。
マルチーズとトイプードルのどちらに似ても目がくりくりで顔立ちが整っていることが多いため、どんなカットスタイルも似合い挑戦もしやすいです。
カットをオーダーする際、トリマーに仕上がりイメージの写真などを持参するとより伝わりやすく安心できますね。
マルプーはブリーダーから迎えるのがおすすめ!
マルプーをどこからお迎えしようか迷っている方もいらっしゃるでしょう。
近年人気のマルプーはペットショップでも見かけるようになりましたが、実はブリーダーからお迎えするのがおすすめです。
マルプーのようなミックス犬は将来の体型や毛色が予想しにくいものの、親犬やきょうだい犬を見せてもらえるブリーダーであれば、成犬になったときの姿や特徴をイメージしやすいためです。
また、困ったときには質問や相談ができ、飼育の仕方なども教えてもらえるメリットもあります。
マルプーの寿命とかかりやすい病気
マルプーの寿命は12〜15歳といわれています。愛犬に長生きしてもらうために、かかりやすい病気を知って予防していきたいですね。
流涙症はマルプーがかかりやすい病気の1つで、涙の量が多すぎるため排出できなかった分が目から溢れてしまうものです。常に目の周りが涙で濡れている状態では涙やけや皮膚炎を起こすこともあります。
予防として、目にかからないよう目の周りの毛をカットし、こまめに涙を拭き取るなどのケアのほか、フードを変えてみることを検討しても良いでしょう。
外耳炎は、耳の中が蒸れやすく通気性が悪い垂れ耳の犬に起こりやすい病気です。予防として、耳の赤みや耳垢はないかなどを日常的にチェックし、清潔に保つため定期的に耳のお手入れをすることが大事です。
もしいつもと様子が違うなど気づくことがあったら、病院に行くことをおすすめします。
トイプードルがかかりやすい病気 | マルチーズがかかりやすい病気 |
膝蓋骨脱臼(パテラ) 流涙症 外耳炎 クッシング症候群 白内障 |
膝蓋骨脱臼(パテラ) 流涙症 外耳炎 心臓病 皮膚炎 |
マルプーの飼い方やしつけで気を付けたいこと
マルチーズとトイプードル、それぞれの性質を持ち合わせるマルプーを飼うとき、どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか。
オンリーワンの愛犬が良いパートナーになれるよう、飼い方や気を付けるポイントを紹介します。
お手入れ
お手入れは、愛犬が健康で元気でいるために必要で大事なことの1つです。
マルプーの被毛はもつれや毛玉になりやすいため、毎日のブラッシングが必要です。被毛を綺麗に保つほか、散歩などでついたホコリやゴミを取り除く効果もあります。
爪切りや耳掃除は月に1〜2回程度、歯みがきはできれば毎日行うことをおすすめします。
また、月に1回程度のトリミングでシャンプーやカット、足裏のバリカンなどをしてもらい清潔に保ちましょう。もし、自宅での爪切りや耳掃除などのお手入れが難しい場合、トリミングサロンで受けられることもあるので確認してみると良いですね。
涙やけ
マルチーズやトイプードルなどの小型犬は生まれつき鼻涙管が細いこともあり、流涙症にかかりやすい犬種です。親犬の体質を受け継ぐマルプーも、涙やけを引き起こすことが多く対処が必要です。
涙が溢れていたらこまめに拭き取り清潔に保ちましょう。専用の涙やけクリーナーやシートなどのグッズは便利でおすすめです。また、目の周りの毛が目に触れないようカットするのも良いですね。
それでも改善しない場合には、フードやケア用品を見直してみましょう。
しつけ、散歩
マルプーはとても賢いのでしつけがしやすいといわれています。しかし、その愛くるしい見た目から甘やかしてしまうと、飼い主はなんでも許してくれるものと覚えてしまいワガママになったり、いたずらや吠えぐせがついたりすることも。
そのため、一貫性を保ちメリハリのあるしつけを行いましょう。無駄吠えしたら無視をし、吠えるのをがまんできたら褒めておやつを与えるのも効果的です。
また、ストレスや運動不足解消、いたずら対策のため、毎日20分程度の散歩に連れ出してあげましょう。社会性も身につき愛犬との絆も深まります。
マルプーをお探しの方へ|おすすめする理由
今回はマルプーについて紹介しました。
マルプーを飼うのにぴったりなのは次のような人です。
- 成長過程の変化を楽しめる人
- 愛犬と過ごす時間がある程度とれる人
- 毎日のお手入れや散歩が苦にならない人
マルプーは明るく温厚で、きちんとしつけをすればマスターできる賢さもあり、ミックス犬の中でも人気ナンバー1を誇ります。成長とともに顔つきや被毛が変化するところや飼い主とずっとくっついていたいほどの甘えん坊なところもマルプーの魅力です。
マルプーについて明確に言い切ることは難しいものの、親犬であるマルチーズとトイプードルの特徴や性格を理解することがマルプーを知ることに繋がります。
両親のいいとこ取りともいわれる魅力のいっぱい詰まったマルプーと、健康で幸せな生活を送り、たくさんの思い出を作っていきましょう。