飼ってはいけない犬種ランキング13選!小型犬から大型犬まで解説!

更新日:2026年2月2日

飼ってはいけない犬種ランキング

飼ってはいけない犬種」とは、決してその犬が悪いという意味ではありません。 ここでいうのは、飼育経験やライフスタイルによって飼うのが難しい犬のことです。

犬種によって性格や運動量、しつけの難しさはさまざま。この記事では、小型犬から大型犬まで、初心者にとって飼育が大変な犬種ランキング形式で紹介します。

犬を飼う前に知っておきたい特徴や注意ポイントもまとめているので、後悔しない犬選びの参考にしてください。

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飼ってはいけない犬とは?

一般的に「飼ってはいけない」といわれる犬には、初心者にとって飼育が難しい共通の特徴があります。ここではそうした犬種の特徴を解説します。

飼育が大変になりやすい身体的な特徴

飼うのが難しい犬種の特徴として、運動量の多さが挙げられます。牧羊犬や猟犬を祖先にもつ犬種は、毎日1〜2時間以上の散歩や走り回れる環境がなければ、ストレスから問題行動を起こす可能性があります。

また、犬種特有の健康リスクがある場合は、高額な医療費がかかる可能性も考慮しなければなりません。たとえば、マズルが短い短頭種は呼吸器系のトラブル、大型犬は股関節形成不全になりやすい傾向があります。

さらに、抜け毛の多さも飼育の難易度を大きく左右します。ダブルコートの犬種は換毛期に大量の毛が抜けるため、毎日のブラッシングやこまめな掃除が不可欠です。

問題になりやすい習性

犬の吠え癖は、集合住宅での近隣トラブルに発展しやすい代表例です。番犬として活躍してきた歴史をもつ犬種は、些細な物音にも敏感に反応して吠える傾向があります。

また、狩猟犬や闘犬の血を引く犬種は、噛む力が強く、本能的に噛みつきやすい習性をもつ場合があります。さらに、興奮性の高い犬種は、人への飛びつきや突然走り出すといった行動で、飼い主がコントロールしきれない場面も出てくるでしょう。

扱うのが難しい性格

犬の性格も飼育の難易度に大きく関わります。特に闘犬や番犬としての歴史をもつ犬種は、攻撃性や警戒心が強く出ることがあります。こうした攻撃性の高い犬種は、初心者が飼ってはいけない犬種だといってもいいでしょう。

また、日本犬やテリア種のように、自立心が強く頑固な性格の犬も注意が必要です。飼い主の指示を素直に聞かないことがあるため、根気強く一貫したしつけが求められます。

 

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【注意】日本の条例で制限がある犬種は?

日本では、国の法律で犬種ごとに飼育が禁止されているわけではありません。しかし、自治体によっては「特定犬」として飼育に制限や義務が課される犬種があります。

前章で紹介したように、攻撃性や闘争心が高く、力が強くてコントロールが難しい犬種が対象になりやすい傾向があります。対象となる犬種は自治体によって異なりますが、主な例は以下のとおりです。

【特定犬に指定されやすい主な犬種】

  • 秋田犬
  • 土佐犬
  • 紀州犬
  • ドーベルマン
  • ジャーマンシェパードドッグ
  • グレートデーン
  • セントバーナード
  • アラスカンマラミュート
  • マスティフ
  • アメリカンスタッフォードシャーテリア

規制内容は、たとえば「檻の中で飼育すること」「敷地の出入り口に犬がいることを示す標識を掲示すること」などです。該当犬種を飼う場合は、かならずお住まいの自治体の条例を確認し、定められたルールを守ることが大切です。

関連記事:危険といわれる最強犬種11選!ペットとして飼育可能?特徴も含めてご紹介

【総合ランキング】初心者が飼ってはいけない犬種TOP13!

ここでは、まず「飼ってはいけない」とされる犬種を、ランキング形式で発表します。後の章ではサイズ別に詳しく解説するので、気になる犬種があればぜひご覧ください。

犬種名 飼育難易度 主な理由
【1位】ピットブル ★★★★★ 攻撃性や闘争心が高い
リスクがあり初心者には危険
【2位】土佐犬 ★★★★★ 力も闘争心も強い
しつけが難しい
【3位】ジャーマンシェパード ★★★★★ 警戒心が強く訓練必須
力も強く初心者には難しい
【4位】セントバーナード ★★★★☆ 巨大体格でお世話が大変
飼育費用でも負担が大きい
【5位】シベリアンハスキー ★★★★☆ 活発で脱走癖がみられる
運動量が多い
【6位】ボーダーコリー ★★★★☆ 運動欲や刺激欲に応える必要
知能が高くしつけが難しい
【7位】ビーグル ★★★★☆ 吠え癖・脱走癖が出やすい
とても活発でしつけが必要
【8位】ボクサー ★★★☆☆ 興奮しやすく力が強い
運動不足はストレスに
【9位】ジャックラッセルテリア ★★★☆☆ 運動量が非常に多く
元気すぎてしつけも大変
【10位】ミニチュアピンシャー ★★★☆☆ 神経質で吠えやすい
【11位】ウエストハイランドホワイトテリア ★★★☆☆ 頑固で自己主張が強い
しつけに根気が必要
【12位】パピヨン ★★☆☆☆ 神経質で吠えやすい
留守番は苦手
【13位】ペキニーズ ★★☆☆☆ 健康リスクが高め
長毛でお手入れが大変

飼ってはいけない小型犬ランキングTOP5

「小型犬ならどの犬種も飼いやすい」と考えるのは早計かもしれません。ここでは、小型犬の中でも飼育の難易度が高いとされる5犬種をランキング形式で紹介します。

小型犬1位|ジャックラッセルテリア

ジャックラッセルテリア

性格 とても活発で好奇心旺盛
自己主張が強い
注意ポイント 運動量が非常に多く
吠えやすくしつけに根気が必要
向かない人 初めて犬を飼う人
運動の時間が確保できない人

ジャックラッセルテリアは、小型犬とは思えないほどの非常に高いエネルギーとスタミナを持っています。毎日の散歩はもちろんのこと、ドッグランなどで全力疾走させるような運動が欠かせません。

また、非常に賢い反面、テリア種特有の頑固で負けず嫌いな気質も持ち合わせています。有り余る体力としつけの難しさから、初心者にはハードルが高い犬種ですが、元気いっぱいな犬種とアウトドアを楽しみたい人にはぴったりだといえるでしょう。

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小型犬2位|ミニチュアピンシャー

ミニチュアピンシャー

性格 活発で好奇心旺盛
警戒心が強い
注意ポイント 吠えやすく
しつけや社会化が必要
向かない人 初めて犬を飼う人
留守番が多い家庭

ミニチュアピンシャーは、「ミニチュアドーベルマン」とも呼ばれ、非常に活発で好奇心旺盛な性格で、多くの運動量を必要とします。また、警戒心が強く、見知らぬ人や物音に対してよく吠える傾向があるため、集合住宅での飼育には注意が必要です。

プライドが高く、自立心も旺盛なため、しつけには毅然とした態度で臨む必要があり、初心者にとっては難しく感じられる場面も多いでしょう。寒さに弱いという特徴もあるため、冬場の体調管理にも配慮が求められます。

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小型犬3位|ウエストハイランドホワイトテリア

ウエストハイランドホワイトテリア

性格 明るく活発で自己主張が強い
注意ポイント 頑固でしつけに根気が必要
吠えやすい
向かない人 忙しくてしつけや運動に時間を割けない人

ウエストハイランドホワイトテリア、通称「ウエスティ」は、その可愛らしい外見とは裏腹に、テリア種特有の頑固で独立心が強い性格を持っています。勇敢で物怖じしない反面、興奮しやすく、ほかの犬や小動物に対して威圧的になることも少なくありません。子犬のころからの社会化トレーニングが非常に重要です。

また、アトピー性皮膚炎をはじめとする皮膚疾患にかかりやすい犬種としても知られており、食事管理や定期的なシャンプーなど、日ごろのケアが欠かせない点も飼育の難易度を上げています。

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小型犬4位|パピヨン

パピヨン

性格 知的で活発、愛情深く甘えん坊
注意ポイント 神経質で吠えやすく、運動量も必要
向かない人 初めて犬を飼う人
留守番が長い家庭

パピヨンは、物覚えが良くしつけやすいと言われる一方で、その賢さが飼育の難しさにつながりがちです。甘やかすと自分が優位だと判断し、言うことを聞かなくなる「パピヨンストライキ」と呼ばれる行動をとることもあります。また、神経質な一面から、大きな音や環境の変化にストレスを感じて吠え癖が出る可能性もあるでしょう。

また、飼い主への愛情が深い分、分離不安になりやすく、長時間の留守番は苦手な傾向があるため、常に誰かが家にいる環境が望ましいでしょう。

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小型犬5位|ペキニーズ

ペキニーズ

性格 穏やかでマイペースだが頑固な面もある
注意ポイント 長毛で毛のお手入れが大変
呼吸器の健康リスクあり
向かない人 共働き家庭や忙しい人
お手入れに時間をかけられない人

ペキニーズは、プライドが非常に高く、猫のようにマイペースで頑固な性格をしています。「抱っこされるのは好きだが、するのは自分から」というように、自分の気分が乗らないことには従わない傾向があります。そのため、しつけには根気と工夫が必要です。

また、鼻が短い短頭種であるため、いびきをかきやすく、呼吸器系のトラブルに注意が必要です。運動量はそれほど多く必要ありませんが、独特の気質と健康面の配慮から、初心者には手がかかる犬種といえるかもしれません。

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飼ってはいけない中型犬ランキングTOP3

家庭犬としても人気の高い中型犬ですが、その中にも初心者には飼育が難しい犬種が存在します。ここでは、中型犬の中でも特にしっかりとした知識と準備が求められる3犬種を紹介します。

中型犬1位|ボーダーコリー

ボーダーコリー

性格 非常に頭が良く活発で、仕事熱心
注意ポイント 運動量・知能が高い
刺激が足りないとストレスになる
向かない人 初めて犬を飼う人
毎日十分に遊べない人

ボーダーコリーは全犬種で「最も知能が高い」といわれるほど賢く、訓練性能に優れた犬種です。しかし、その卓越した知能と、牧羊犬としての作業意欲の高さが、家庭犬としての飼育を難しくしています。

彼らは常に頭を使うことを求めており、知的な刺激を与えないとストレスから問題行動を起こしやすくなります。また、動くものを追う牧羊犬の本能が強く、車や自転車、子どもなどに過剰に反応してしまう危険性も。そのため、飼い主には相応の知識と時間、そして犬と共に活動を楽しむ意欲が不可欠です。

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中型犬2位|ビーグル

ビーグル

性格 好奇心旺盛で明るい
社交的だが頑固
注意ポイント 吠えやすく脱走癖が出やすい
運動不足でストレスが溜まりやすい
向かない人 初めて犬を飼う人
毎日十分な運動が難しい人

ビーグルは、スヌーピーのモデルとしても知られ、明るく活発な性格。ウサギなどを追いかける猟犬だった歴史があり、優れた嗅覚とスタミナから、においに夢中になって飼い主の制止を聞かないことがあります。そのため、散歩中の拾い食いや脱走には最大限の注意が必要です。

また、よく通る吠え声をしており、集合住宅では騒音問題にも注意。食欲旺盛で太りやすい体質でもあるため、食事管理も重要なポイントになります。

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中型犬3位|ボクサー

ボクサー

性格 活発で陽気
遊び好きだが興奮しやすい
注意ポイント 力が強く運動量も多い
しつけに根気が必要
向かない人 初めて犬を飼う人
散歩や運動に時間を割けない人

ボクサーは、力強い体つきとは対照的に、陽気で遊び好きな性格で、家族に対しては愛情深さを示します。ただし、元々は闘犬や警備犬として活躍していた歴史があり、興奮しやすくパワフルな一面があります。

遊びのつもりで飛びついただけでも、その力強さから相手にケガをさせてしまう可能性があります。そのため、幼犬期からの徹底したしつけとコントロールが不可欠です。また、短頭種であるため暑さや寒さに弱く、日々の健康管理に細やかな配慮が求められる犬種です。

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飼ってはいけない大型犬ランキングTOP5

大型犬は多くの人々を魅了しますが、飼育には相応の覚悟と責任が伴います。ここで紹介する5犬種は、闘犬としての歴史、特殊な作業犬の能力、巨体、などの特徴があり、飼い主には専門的な知識と経験、そして体力や経済力、広い飼育環境が求められるでしょう。

大型犬1位|ピットブル

アメリカンピットブルテリア

性格 勇敢で忠実、強い保護本能を持つ
注意ポイント 攻撃性が高い
コントロールやしつけに高度な知識が必要
向かない人 犬の飼育初心者
子どもや先住犬との生活がある家庭

アメリカンピットブルテリア、通称ピットブルは、闘犬として生み出された歴史的背景から、極めて高い闘争心攻撃性をもつことで知られています。家族には愛情深い面をみせる一方、一度興奮状態に陥ると、飼い主でもコントロールできなくなる場合があります。

世界中で、ほかの犬や動物、場合によっては人間に対しても、深刻な危害を加える事故が報告されており、多くの国や地域で「危険犬種」として飼育が厳しく規制されています。

日本でも一部の自治体で特定犬に指定されており、飼育には特別な許可や厳重な管理施設が必要です。その特性から、一般家庭では気軽に“飼ってはいけない犬”といわざるを得ません。

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大型犬2位|土佐犬

土佐犬

性格 勇敢で闘争心が強い
力が非常に強い
注意ポイント 体格が大きく扱いが難しい
しつけには専門的な知識が必要
向かない人 初めて犬を飼う人
力の強い犬をコントロールできない人

土佐犬(土佐闘犬)は、その名のとおり日本で闘犬として生み出された唯一の犬種です。飼い主に対しては従順ですが、闘犬としての本能から、ほかの犬や動物に対しては極めて強い攻撃性を示すことがあります。

その力は成人男性でも抑えるのが困難なほどであり、万が一の事故を防ぐためには、厳重な管理と飼い主の絶対的なコントロールが不可欠です。多くの自治体で特定犬に指定されており、飼育には条例の遵守が義務付けられています。

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大型犬3位|ジャーマンシェパード

ジャーマンシェパード

性格 知的で警戒心が強く忠実で仕事熱心
注意ポイント しつけや訓練が必須
運動量が多く刺激不足に注意
向かない人 初めて犬を飼う人
運動や訓練の時間が確保できない人

ジャーマンシェパードは、警察犬や軍用犬、災害救助犬として世界中で活躍しており、その高い知能訓練性能は広く知られています。しかし、家庭犬として迎えるには、その能力の高さが逆に飼育の難しさに影響します。

彼らは常に仕事を与えられることを望んでおり、頭を使うトレーニングを日常的に行わなければ、有り余るエネルギーが問題行動へと向かってしまいます。

また、家族を守るという意識が高いあまり、見知らぬ人に対して過剰に防衛的になることも。子犬期からの社会化訓練と、飼い主の強いリーダーシップがなければ、手に負えなくなる可能性がある犬種です。

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大型犬4位|セントバーナード

セントバーナード

性格 穏やかで温厚だが体が非常に大きい
注意ポイント 食事量・運動量・健康管理の負担が大きい
室内飼育は困難
向かない人 初めて犬を飼う人
大型犬を扱う自信がない人

セントバーナードは、スイスの山岳救助犬として知られ、温厚で心優しい巨人という印象が強い犬種です。実際に穏やかな性格ですが、体重が50kgから時には90kgを超える超大型犬であり、その体格が飼育を難しくします。

快適に過ごせるだけの広い飼育スペースが必要なだけでなく、大量のよだれと抜け毛は日常茶飯事で、こまめな手入れと掃除が欠かせません。食費や医療費も高額になりやすいため、経済的な負担も覚悟しておきましょう。

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大型犬5位|シベリアンハスキー

シベリアンハスキー

性格 活発で社交的
遊び好きだが独立心が強い
注意ポイント 運動量が非常に多く
脱走癖や吠え癖が出やすい
向かない人 初めて犬を飼う人
毎日十分な運動ができない人

シベリアンハスキーは、元々シベリアの地でそりを引いていた犬種です。そのため、極寒の地を走り続ける驚異的なスタミナ持久力をもっており、毎日1〜2時間程度の散歩では足りないケースが考えられます。運動不足は、ストレスによる破壊行動や、本能的な「遠吠え」の原因となります。

また、非常に自立心が強く頑固な一面もあり、初心者にはしつけが難しい犬種といわれています。脱走の名人としても知られており、厳重な脱走対策も必須です。

シベリアンハスキーの子犬をみてみる→

ライフスタイル別!飼うのが難しい犬種

犬種選びで後悔しないためには、犬の特性だけでなく、自分自身のライフスタイルとの相性を考えることが非常に重要です。ここでは、具体的なライフスタイルのケース別に、どのような犬を飼うと後悔しやすいのかを解説していきます。

集合住宅での飼育が難しい犬種は?

マンションなどの集合住宅で最も注意すべきは「騒音」と「体格」です。

警戒吠えしやすい犬種 チワワ、ミニチュアピンシャー、ポメラニアン、ミニチュアダックスフンド、ジャックラッセルテリア
習性で遠吠えする犬種 ビーグル、シベリアンハスキー、アラスカンマラミュート、柴犬、ダックスフンド、バセット・ハウンド
体格が立派な大型犬種 秋田犬、セントバーナード、ジャーマンシェパード、ドーベルマンなど大型犬全般

たとえば、番犬や猟犬としての本能が強い犬種は吠えやすく、近隣トラブルのリスクが高まります。また、大型犬種は、広い飼育スペースを確保できないとストレスが溜まりやすく、マンション向きではありません。

集合住宅では「吠えにくい性格」と「家庭内での運動量」のバランスを考慮した犬種選びが不可欠です。

一人暮らしや留守番が多い家庭に不向きな犬種は?

一人暮らしや共働き家庭では、留守番が増えがちな傾向があり、犬の「依存心」と「退屈」に注意が必要です。

分離不安になりやすい犬種 パピヨン、キャバリア、ヨークシャーテリア、マルチーズ、ミニチュアダックスフンド、ポメラニアン
退屈が苦手な犬種 ボーダーコリー、ジャックラッセルテリア、ビーグル、ジャーマンシェパード

犬種によっては飼い主への依存心が強く、「分離不安」による破壊行動や無駄吠えを引き起こす原因となります。また、極めて高い運動能力と知性を持つ犬種も、留守番中に退屈を持て余して、ストレスを溜め込みがちです。

一人暮らしや留守番が多い家庭には、一人で過ごしやすい自立心が高い犬種を選ぶか、ペットシッターやペットの幼稚園などを利用する工夫が求められます。

散歩時間が確保できない人が飼いにくい犬種は?

仕事が忙しいなどの理由で、毎日の長時間の散歩を確保できない方は、「運動量の多い」犬種を飼うのは難しいでしょう。

スタミナ抜群の狩猟・牧羊犬 ジャックラッセルテリア、ボーダーコリー、ビーグル、シェットランドシープドッグ
パワーがあり力が強い大型犬種 シベリアンハスキー、ラブラドールレトリーバー、ジャーマンシェパード、ドーベルマン、ボクサー、土佐犬

上記のような犬種は、運動不足が続くと強い欲求不満に陥り、吠え癖や家具の破壊といった、深刻な問題行動でストレスを表現するようになります。朝晩1時間ずつの散歩に加え、週末はドッグランで全力疾走させるほどの覚悟が必要です。

散歩時間が長く取れない方には、小型犬の中でも運動量が比較的少ない犬種を選ぶことがおすすめです。

飼いにくい犬種と幸せに暮らす3つの条件

犬のしつけをするドッグトレーナー

これまで紹介してきた「飼いにくい」とされる犬種も、決して不幸になる運命を背負っているわけではありません。ここでは、難しいとされる犬種と幸せに暮らすために、飼い主がかならず心に留めておくべき3つの重要な条件について解説します。

犬種ごとの性格や特性を深く理解する

飼いにくいとされる犬種と暮らすための第一歩は、その犬種が持つ歴史的背景や本来の役割を徹底的に学ぶことです。犬種によって、どのような生活環境や暮らし方が合っているのかは異なるためです。

そして、犬種の特性を欠点ではなく個性であり、その欲求を満たしてあげる必要があります。見た目の好みだけでなく、犬種特有の気質、必要な運動量、かかりやすい病気など、すべてを受け入れる覚悟を持つことが不可欠です。

子犬期から社会化としつけを徹底する

犬の性格や行動は、生後3週齢から12〜16週齢頃までの「社会化期」に経験したことによって大きく左右されます。この時期に、ほかの犬や家族以外の人、さまざまな物や音に慣れさせておくことが、問題行動を予防するために非常に重要です。

同時に、家庭内でのルールを一貫して教えるしつけも必須です。飼い主が頼れるリーダーであることを示すことで、犬は安心して暮らすことができ、良好な信頼関係を築くことができます。

ドッグトレーナーや専門家の助けを借りる

飼育が難しい犬種の場合、飼い主だけでは解決できない問題に直面することがあります。しつけがうまくいかない、問題行動が改善しないなどの場合、プロのドッグトレーナー獣医師に相談することも賢明な判断です。

しつけ教室に参加することも、犬の社会化と飼い主の知識向上の両面で有効です。専門家の力を借りることも選択肢として把握しておきましょう。

初心者におすすめ!飼いやすい犬種3選

犬種の中には、性格が穏やかでしつけがしやすい、初心者におすすめな犬種もいます。ここでは、特に飼いやすい3犬種を小型犬、中型犬、大型犬からそれぞれご紹介するので、犬種選びの参考にしてみてください。

トイプードル│賢くて社交的な性格

トイプードルは、賢く社交的な性格から、初心者にとって飼いやすい犬種としてよく上位にランクインします。飼い主の指示を理解しようとするため、しつけがしやすいのが大きな特徴です。

また、シングルコートで抜け毛や体臭が少ないことも、日本の住宅事情にマッチしています。定期的なトリミングは必須ですが、人懐っこく活発な性格は、家庭に明るい雰囲気をもたらしてくれるでしょう。

シーズー│穏やかで運動量も控えめ

シーズーは、その穏やかで落ち着いた性格が魅力です。感情の起伏が比較的少なく、無駄吠えもあまりしない傾向があり、マンションなどの集合住宅でも安心して飼えるでしょう。運動量もそれほど多くありません。

人懐っこく愛情深い一方で、頑固でプライドが高い一面もあるため、しつけは焦らず根気強く行いましょう。毎日のブラッシングや、短頭種ゆえの夏場の温度管理など、愛情を込めたケアが必要です。

ゴールデンレトリーバー│大型犬ならこの犬種!

「大型犬を飼いたいけど難しそう」と考える方におすすめなのが、ゴールデンレトリーバーです。盲導犬やセラピー犬としても活躍するように、賢く穏やかで友好的な性格をしています。小さな子どもがいる家庭でも良きパートナーとなってくれるでしょう。

ただし、大型犬であることに変わりはないため、十分な飼育スペースと毎日の運動時間の確保は必須です。また、食費や医療費といった経済的な負担や、大量の抜け毛への対策も覚悟しておく必要はあります。

飼ってはいけない犬に関するよくある質問

犬を家族に迎える前は、様々な疑問や不安がつきものです。ここでは、そうした方々から寄せられることの多い質問に、Q&A形式でお答えします。

Q. 小型犬なら初心者でも簡単に飼える?

かならずしも簡単ではありません。小型犬の中にもジャックラッセルテリアのように多くの運動量を必要とする犬種や、テリア種のように頑固でしつけに根気が必要な犬種もいます。

体のサイズだけで判断せず、犬種ごとの性格や必要なケアをお迎え前にしっかりと調べることが大切です。

Q. 家が狭い場合、大型犬を飼うのは難しい?

難しい場合が多いでしょう。大型犬には、安心して体を伸ばして休める静かなスペースの確保が不可欠です。それ以上に、毎日の十分な運動量を満たしてあげることが重要になります。

家が狭くても、毎日の長い散歩やドッグランなどで運動欲求を満たせる環境と時間があれば飼育可能ですが、そうでなければ犬にとって大きなストレスになります。

Q. 保護犬を引き取る際に注意すべき点は?

保護犬は、過去の経験から心に傷を負っていたり、人間に対して不信感をもっていたりする可能性を留意しておきましょう。保護犬は、新しい環境や家族に慣れるまでには、時間がかかる場合があります。

成犬の場合は性格や癖が固まっていることも多いため、保護団体のスタッフとよく話し合い、その子の背景を十分に理解した上で迎える覚悟が必要です。

まとめ│どんな犬も飼い方次第で幸せに暮らせる!

この記事で紹介した「飼ってはいけない犬」ランキングは、あくまで犬種の持つ一般的な特性や、初心者が直面しやすい困難に基づいたものです。どの犬種が優れている、あるいは劣っているということでは決してありません。

どのような犬種であっても、その子が持つ本来の気質や歴史的背景を深く理解し、必要な運動、適切なしつけ、そしてたっぷりの愛情を注ぐことができれば、かけがえのないパートナーになってくれるでしょう。

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この記事の監修者 愛犬ブリーダー事務局
動物が大好きなメンバーがコラムを監修しています。ペットショップでのスタッフ経験もあり、愛犬・愛猫と生活をしながら、休日にはドッグカフェやアニマルカフェに足を運ぶことも。
愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、犬のしつけインストラクター、少額短期保険募集人の資格を保有。豊富な知識と経験を活かし、役立つ情報をお届けします。

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