ゴールデンレトリーバーはなぜ短命?寿命・かかりやすい病気・長生きのポイントは?
公開日:2025年11月17日
更新日:2025年11月17日

ゴールデンレトリーバーは優しく賢い人気犬種ですが、「短命なのでは?」と不安に感じる飼い主さんも少なくありません。この記事では、ゴールデンレトリーバーの平均寿命や最長記録、かかりやすい病気、長生きさせるための具体的なポイントをわかりやすく解説します。大切な愛犬と健康に過ごすための参考にしてください。
[目次]
ゴールデンレトリーバーの平均寿命とギネス記録
ゴールデンレトリーバーの平均寿命は、一般的に10歳から12歳といわれています。これは、犬全体の平均寿命である14歳前後と比較すると、やや短い数字です。
同じ大型犬で、見た目が似ているラブラドールレトリバーの平均寿命も、10歳から12歳程度で違いはありません。大型犬としては標準的な寿命と考えられます。
なお、これまでのゴールデンレトリーバーの寿命の最長記録は、アメリカのテネシー州で20歳の誕生日を迎えたオーガスト(オーギー)です。世界最高齢として、過去にはギネス世界記録に登録されましたが、現在は書き換えられました。
【年齢早見表】愛犬は人間でいうと何歳?
大型犬であるゴールデンレトリーバーは、小型犬や中型犬とは異なるスピードで歳をとります。成長が早い一方で、老化の訪れも早い傾向にあります。
生後6か月のゴールデンレトリーバーは人間でいうと約9歳に相当し、1歳前に約15歳の青年期に達します。
【0歳:子犬期】ゴールデンレトリーバーの人間年齢換算
| 犬の年齢 | 人間の年齢(目安) |
| 2か月 | 1〜3歳 |
| 3か月 | 4〜5歳 |
| 4か月 | 6〜7歳 |
| 5か月 | 8〜9歳 |
| 6か月 | 10歳 |
| 7か月 | 11歳 |
| 8か月 | 12歳 |
| 9か月 | 13歳 |
| 10か月 | 14歳 |
| 11か月 | 15歳 |
その後は1年に約7歳ずつ歳を重ねていくとされ、6歳で約47歳、シニア期とされる7歳では約54歳になります。8歳で約61歳、9歳になると約68歳となり、人間でいう還暦を過ぎた頃にあたります。
この年齢換算はあくまで目安ですが、愛犬のライフステージを把握する上で参考にできます。
【1歳以降:成犬期】の人間年齢換算も見る ↓
| 犬の年齢 | 人間の年齢(目安) |
| 1歳 | 12歳 |
| 2歳 | 19歳 |
| 3歳 | 26歳 |
| 4歳 | 33歳 |
| 5歳 | 40歳 |
| 6歳 | 47歳 |
| 7歳 | 54歳 |
| 8歳 | 61歳 |
| 9歳 | 68歳 |
| 10歳 | 75歳 |
| 11歳 | 82歳 |
| 12歳 | 89歳 |
| 13歳 | 96歳 |
| 14歳 | 103歳 |
| 15歳 | 110歳 |
ゴールデンレトリーバーの平均寿命が短い理由

ゴールデンレトリーバーの寿命が比較的短いとされる背景には、いくつかの要因が考えられます。ここでは3つの要因について解説します。
①大型犬は小型犬よりも短命の傾向
一般的に、犬は体のサイズが大きくなるほど寿命が短くなる傾向にあります。小型犬の中には15年以上生きる犬も珍しくありませんが、ゴールデンレトリーバーのような大型犬の平均寿命はそれよりも短くなっています。
この理由には諸説ありますが、一つには、急激な成長が体に負担をかけ、細胞の老化を早めるという説が挙げられます。短期間で大きな体を形成するため、細胞分裂が活発に行われ、その分だけ早く消耗してしまうと考えられています。
また、体重が重い分、心臓や関節などへの日常的な負荷が大きいことも、寿命に影響する要因の一つです。
②ケガや病気のリスクが比較的高い
ゴールデンレトリーバーは、遺伝的に特定の病気を発症しやすい犬種であることが知られています。
特に、がん(癌)や悪性腫瘍の発生率がほかの犬種に比べて高いことが報告されており、これが寿命を縮める大きな要因となっています。
また、大型犬に多い股関節形成不全などの関節疾患も好発犬種です。これらの病気は、生活の質を低下させるだけでなく、直接的に寿命に関わる可能性があります。活発で体力があるため、運動中に体に大きな負担がかかり、ケガにつながるリスクも考慮する必要があります。
③早食いや肥満などの問題を抱えやすい
ゴールデンレトリーバーは食欲旺盛な犬種であり、与えられた分だけ食べてしまう傾向があります。そのため、早食いや食べ過ぎによる肥満を招きやすい点が指摘されます。早食いは、命の危険がある胃拡張・胃捻転症候群を引き起こすリスクを高めます。
また、肥満は心臓病、糖尿病、関節疾患など、さまざまな病気の引き金となり、犬の健康を著しく損ないます。適切な食事管理を行わないと、これらの健康問題が積み重なり、結果として寿命を短くしてしまうことにつながります。
寿命に関わる?ゴールデンレトリバーが注意したい病気

ゴールデンレトリバーには、犬種としてかかりやすい特定の疾患が存在し、その中には寿命に直接影響を及ぼすものもあります。これらの病気に初期段階で気づいて早期治療ができるように、あらかじめ詳しく把握しておきましょう。
がん(癌)/悪性腫瘍
ゴールデンレトリーバーは、多くの犬種の中でも特にがん(癌)の発生率が高いことで知られています。血管肉腫、リンパ腫、肥満細胞腫、骨肉腫など、さまざまな種類の悪性腫瘍が報告されています。
がん(癌)は初期段階では症状があらわれにくく、発見が遅れるケースも少なくありません。食欲不振、体重の減少、元気の消失、体にしこりが見つかる、呼吸が苦しそうなどの変化に気づいたら、すぐに獣医師の診察を受ける必要があります。
シニア期になると発症リスクが高まるため、定期的な健康診断で血液検査や画像診断を受けることが、早期発見のために不可欠です。
股関節形成不全・肘関節異形成
股関節形成不全や肘関節異形成は、ゴールデンレトリーバーのような大型犬に多くみられる遺伝性の関節疾患です。成長期に関節が正常に形成されず、痛みや歩行異常を引き起こします。
症状としては、腰を左右に振るような歩き方(モンローウォーク)、うさぎ跳びのような走り方、散歩を嫌がる、段差の上り下りをためらうなどが挙げられます。
若齢で発症することが多く、放置すると変形性関節症に進行し、慢性的な痛みを伴います。体重管理や滑りにくい床材の使用、過度な運動を避けるといった生活環境の整備が、症状の緩和と進行予防に役立ちます。
胃拡張・胃捻転症候群
胃拡張・胃捻転症候群は、胸が深い体型の大型犬に起こりやすい、緊急性の高い病気です。
胃にガスや食べ物が溜まって大きく膨らみ、さらに胃がねじれてしまうことで、全身の血流が阻害され、短時間でショック状態に陥り、命を落とす危険があります。
食後すぐの激しい運動や早食い、一気食いなどが発症の引き金になると考えられています。
お腹が膨れる、吐こうとしても吐けない、大量のよだれを垂らす、落ち着きがなくなるなどの症状が見られたら、一刻も早く動物病院を受診する必要があります。
食事を数回に分ける、早食い防止食器を使うなどの予防策を、日ごろからよく考えておきましょう。
外耳炎・耳血腫
ゴールデンレトリーバーの長く垂れた耳は、通気性が悪く、湿気がこもりやすい構造をしています。そのため、細菌や真菌が繁殖しやすく、外耳炎を発症しやすい犬種です。
外耳炎になると、耳にかゆみや痛みが生じ、頻繁に頭を振ったり、耳を足で掻いたりする行動がみられます。また、耳から異臭がしたり、耳垢が増えたりします。
この外耳炎が原因で、耳を強く掻きすぎたり頭を激しく振ったりすると、耳介の血管が切れて内部に血液が溜まる「耳血腫」を引き起こすこともあります。定期的な耳のチェックと、必要に応じた清掃で清潔に保つことが予防になります。
白内障・眼疾患
ゴールデンレトリーバーは遺伝的に眼の病気にかかりやすい傾向があります。代表的なものに若年性白内障や進行性網膜萎縮症が挙げられます。
白内障は、眼の中の水晶体が白く濁る病気で、進行すると視力が低下し、最終的には失明に至る可能性もあります。物にぶつかりやすくなる、暗い場所での行動をためらう、などの変化がみられたら注意が必要です。
進行性網膜萎縮症は、網膜が徐々に機能しなくなり視力を失う遺伝性疾患です。これらの眼疾患は早期発見が重要となるため、日ごろから眼の色や動きに異常がないかを確認する習慣をつけることが望ましいでしょう。
ゴールデンレトリバーの寿命を延ばす5つの秘訣

ゴールデンレトリバーの寿命は、遺伝的な要因だけで決まるものではありません。飼い主による日々の愛情のこもった世話が、愛犬の健康寿命を大きく左右します。これからお伝えする5つの秘訣を意識して実践し、愛犬との幸せな毎日を一日でも長く続けましょう。
1. 年齢や体調に合わせた食事を与える
ゴールデンレトリーバーは食欲旺盛で肥満になりやすいため、食事管理は健康維持の基本です。子犬期、成犬期、シニア期などのライフステージに合わせて、栄養バランスが調整された総合栄養食を、パッケージに記載された給与量を守って与えることが重要となります。
特に、運動量が落ちて基礎代謝が低下するシニア期には、低カロリー・高タンパクなシニア用フードへの切り替えを検討します。関節の健康をサポートする成分や、老化を遅らせる抗酸化成分が含まれたフードも良い選択肢です。
また、胃捻転のリスクを減らすために、食事は1日に2~3回に分けて与え、早食い防止用の食器を活用するなどの工夫も有効です。
2. 散歩や遊びで適度な運動を習慣にする
元々、猟犬として活躍していたゴールデンレトリーバーは、多くの運動量を必要とする犬種です。運動不足は肥満やストレスの原因となり、問題行動につながることもあります。
毎日の散歩は、1回30分~1時間程度を目安に、1日2回行うのが理想的です。散歩に加えて、週末にはドッグランで自由に走らせたり、ボールやフリスビーを使った「持ってこい」遊びを取り入れたりすると、心身ともに満たされます。
ただし、成長期の過度な運動や、コンクリートのような硬い地面での激しい運動は、関節に負担をかけるため避けるべきです。年齢や体調に合わせて運動の内容や量を調整することが求められます。
3. 毎日のコミュニケーションやスキンシップ
ゴールデンレトリーバーは非常に賢く、家族と一緒に過ごすことを何よりも喜ぶ犬種です。
飼い主とのコミュニケーションが不足すると、孤独感からストレスを溜め込んでしまうことがあります。日々の生活の中で、優しく話しかけたり、名前を呼んで褒めてあげたりする時間を大切にしましょう。
また、ブラッシングやマッサージといったスキンシップは、愛犬との絆を深めるだけでなく、体の表面にしこりや傷がないか、皮膚に異常がないかなどをチェックする絶好の機会となります。
このような日々の触れ合いを通じて、愛犬の心身の変化にいち早く気づくことができ、病気の早期発見にもつながります。
4. 快適な生活環境を整え安全対策も
ゴールデンレトリーバーが安心して快適に暮らせるよう、生活環境を整えることは飼い主の重要な役割です。特に、ダブルコートの被毛を持つため暑さに弱く、夏場の室温管理は必須です。エアコンを活用し、常に涼しく過ごせる場所を確保して熱中症を予防します。
また、大型犬に多い関節疾患のリスクを考慮し、フローリングなどの滑りやすい床にはカーペットやマットを敷いて、足腰への負担を軽減する工夫が必要です。
さらに、誤飲事故を防ぐために、犬が口にしてしまいそうな小さな物や、中毒を引き起こす可能性のある食べ物、観葉植物などを犬の届く場所に置かないよう、室内の安全対策を徹底しましょう。
5. 定期的な健康診断で病気を早期発見する
言葉を話せない犬の健康を守るためには、定期的な健康診断が不可欠です。特にゴールデンレトリーバーは自覚症状があらわれにくい、がん(癌)などの病気にかかりやすい犬種です。外見上は元気に見えても、年に1回は動物病院で健康診断を受けることをおすすめします。
7歳以上のシニア期に入ったら、半年に1回のペースに頻度を上げると、より安心です。健康診断では、身体検査に加えて、血液検査や尿検査、レントゲン検査、超音波検査などを行うことで、内臓の異常や腫瘍といった目に見えない病気の兆候を早期に捉えることが可能になります。
関連記事:6種類のレトリバーを徹底解説!特徴・性格・寿命や飼育ポイントは?
ゴールデンのシニア期│注意点やポイント
ゴールデンレトリーバーは、個体差はありますが、一般的に7歳ごろからシニア期(高齢期)に入ります。ここでは、シニア期に特有の変化やケアのポイント、そしていずれ訪れるお別れに対する心構えについて解説します。
シニア期に起こりやすい変化
シニア期に入ると、まず外見的な変化として、口の周りや顔に白髪が増えてきます。また、寝ている時間が長くなったり、以前ほど活発に動かなくなったりと、行動の変化も顕著になります。
筋力の低下によって足腰が弱り、段差を嫌がるようになることもあります。視力や聴力の衰えから、物にぶつかったり、呼びかけへの反応が鈍くなったりすることも少なくありません。
さらに、認知機能が低下し、夜鳴きや徘徊といった症状がみられる場合もあります。これらの老化による変化を理解し、愛犬の行動を注意深く観察することで、適切なサポートが可能になります。
食事の量や内容の見直しポイント
シニア期は基礎代謝が低下し、運動量も減少するため、成犬期と同じ食事を続けていると肥満になりやすくなります。そのため、消化が良く、低カロリーで良質なタンパク質を含むシニア用のドッグフードに切り替えることが推奨されます。
また、弱った関節をサポートするために、グルコサミンやコンドロイチンが配合されたものや、免疫力を維持するために抗酸化成分が豊富なフードも選択肢の一つです。
食欲や一度に食べられる量が落ちてきた場合は、食事の回数を1日3~4回に分けて与えるなど、愛犬の状態に合わせた工夫が必要です。噛む力が弱くなった場合は、フードをお湯でふやかして与えると食べやすくなります。
散歩のペースや時間を調整する目安
シニア犬にとって、散歩は筋力維持や気分転換、脳への刺激となる重要な習慣ですが、若いころと同じ内容では体に大きな負担をかけてしまいます。
散歩の途中で座り込んでしまう、帰りたがる、歩くスピードが落ちてきたなどのサインがみられたら、それは散歩の量を見直すタイミングです。無理をさせず、愛犬のペースに合わせて歩き、距離や時間を短く調整しましょう。
1回の散歩時間を短くする代わりに、回数を増やしてあげるのも良い方法です。坂道や階段は関節への負担が大きいため、なるべく平坦なコースを選ぶなどの配慮も大切です。
お見送りに向けた飼い主の心構え
愛犬との別れは、飼い主にとって最も辛い出来事の一つです。しかし、命あるものにはかならず終わりが訪れます。いずれ来るその日のために、事前に心の準備をしておくことも、飼い主としての大切な務めです。
愛犬がどのような最期を迎えたいか、延命治療をどこまで行うか、苦痛を和らげる緩和ケアをどう進めるかなど、終末期医療について家族で話し合っておくことが重要です。
また、ペット火葬や埋葬の方法についても事前に調べておくと、いざという時に落ち着いて対応できます。残された時間を大切に過ごし、たくさんの愛情と感謝を伝えることで、後悔のないお見送りにつながります。
【FAQ】ゴールデンレトリーバーに関するよくある質問!

ゴールデンレトリーバーとの暮らしを考えるうえで、疑問や不安を抱くことがあるかもしれません。ここでは、そうしたゴールデンレトリーバーに関するよくある質問を取り上げ、Q&A形式で解説します。
ゴールデンレトリーバーは突然死する可能性がある?
ゴールデンレトリーバーに限らず、犬が突然死する可能性はゼロではありません。その原因として、胸の深い大型犬に多い胃拡張・胃捻転症候群や、心臓疾患(拡張型心筋症など)、そして血管肉腫のような悪性腫瘍の破裂などが挙げられます。
特に胃捻転は発症から数時間で命に関わる緊急疾患であり、迅速な処置が求められます。また、心臓に持病があったり、体内にできた腫瘍が自覚症状なく進行し、ある日突然破裂したりすることで、急な別れに至るケースもあります。
これらのリスクは、定期的な健康診断で心臓や内臓の状態を確認し、食後の安静を徹底するなどの対策で、ある程度低減することが可能です。
ゴールデンレトリーバーの寿命は遺伝で決まる?
寿命が遺伝的要因に大きく影響されることは事実です。ゴールデンレトリーバーは、がん(癌)や股関節形成不全といった特定の遺伝性疾患にかかりやすい傾向があり、これが平均寿命を押し下げる一因となっています。
親犬や血統に特定の病歴がある場合、その子犬も同じ病気を発症するリスクは高まる可能性があります。しかし、寿命のすべてが遺伝だけで決まるわけではありません。
遺伝的な素因を持っていたとしても、飼い主による適切な食事管理や運動、ストレスの少ない生活環境、そして定期的な健康診断といった後天的なケアが、病気の発症を遅らせたり、防いだりする上で非常に重要な役割を果たします。
去勢・避妊手術は寿命に影響する?
去勢・避妊手術が寿命に与える影響については、さまざまな研究結果があり、一概に「寿命が延びる」あるいは「縮む」と断定することは困難です。
去勢・避妊手術のメリットとして、オスでは精巣腫瘍や前立腺関連の疾患、メスでは子宮蓄膿症や乳腺腫瘍といった生殖器系の病気を予防できる点が挙げられます。これらの病気は命に関わることも多いため、予防の観点からは長寿に寄与すると考えられます。
一方で、手術後にホルモンバランスが変化し、肥満になりやすくなる傾向や、一部のがんのリスクがわずかに上昇するという報告も存在します。
手術を行うかどうかは、これらのメリットとデメリットを獣医師と十分に相談し、個々の犬の健康状態を考慮して総合的に判断する必要があります。
肥満の場合、どうすればダイエットできる?
肥満は関節や心臓に大きな負担をかけ、さまざまな病気のリスクを高めるため、早期のダイエットが必要です。ダイエットの基本は、食事管理と運動量の調整です。
まずは、現在与えているフードやおやつの量を正確に把握し、獣医師に相談して1日の適切な摂取カロリーを算出します。そのうえで、低カロリー・高繊維質のダイエット用療法食に切り替えるのが効果的です。
食事の量を急に減らすと犬がストレスを感じるため、1~2ヶ月かけて徐々に移行します。
運動は、関節に負担がかからないよう、散歩の時間を少しずつ延ばしたり、水泳を取り入れたりするのがおすすめです。体重を定期的に測定し、根気強く続けることが成功の鍵となります。
ゴールデンレトリーバーは飼ってはいけない犬種?
「飼ってはいけない」という表現は、犬種そのものに問題があるわけではなく、飼育の難易度や求められる責任の重さを示唆しています。
ゴールデンレトリーバーは大型犬であるため、十分な飼育スペースと毎日の運動量を確保する必要があります。また、遺伝性疾患が多く、将来的に高額な医療費がかかる可能性も考慮しなければなりません。抜け毛が非常に多いため、こまめな手入れも欠かせません。
こうした身体的・経済的・時間的な負担を十分に理解し、終生にわたって責任を持てる覚悟がない場合、安易に飼い始めるべきではない、という意味合いで使われることがあります。
これらの条件をクリアできる飼い主にとっては、最高の家庭犬となり得ます。
まとめ│適切な健康管理で愛犬の健康寿命を延ばそう
ゴールデンレトリーバーの平均寿命は10歳から12歳とされ、犬全体の平均と比較すると短い傾向にあります。この背景には、大型犬であることによる身体的特徴や、がん(癌)や悪性腫瘍をはじめとする遺伝的にかかりやすい病気のリスクが関係しています。
しかし、寿命は生まれ持った遺伝的要因だけで決まるものではありません。
飼い主が日々の食事管理や適度な運動を徹底し、ストレスの少ない快適な生活環境を整えることが、病気の予防に繋がります。こうした適切な健康管理を継続することが、愛犬が健康でいられる時間を延ばし、より長く豊かな共生を実現する上で不可欠です。
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