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カニーンヘンダックスフンド
カニーンヘンダックスフンドをブリーダーからお迎えする前に！
～特徴や販売価格など基本情報をチェック～
| 項目 | 内容 |
| 英語名 | Kaninchen Dachshund / Rabbit Dachshund |
| 原産国 | ドイツ |
| サイズ | 小型犬 |
| 平均体高 | 約12〜20cm |
| 平均体重 | 約3〜5kg |
| 平均寿命 | 約12〜16歳 |
| 価格目安 | 約20万円〜50万円前後 |
| 毛色 | レッド、チョコ、ブラックタン、ワイヤー独特のブリンドルなど |
| 性格の傾向 | 好奇心旺盛で活発、飼い主に忠実で愛情深いが頑固な面もある |
カニーンヘンダックスフンドは、ダックスフンドの中でもっとも小さな小型犬です。ドイツ語で「うさぎ」を意味する名の通り、小型の獲物を狩るために改良されました。胴長短足の愛らしい体型でありながら、活発で好奇心旺盛、飼い主には従順な性格です。そのコンパクトなサイズと陽気さから、日本の住宅にも適しており、高い人気を誇ります。
カニーンヘンダックスフンドの特徴
胴長短足という特徴的な体型は、カニーンヘンダックスフンドの最大の魅力であり、獲物の巣穴に入り込むための猟犬としての名残です。小型犬ですが、体は筋肉質で引き締まっており、運動能力は非常に優れています。顔立ちは細長く、賢さを感じさせるアーモンド型の瞳と垂れた大きな耳が愛嬌たっぷりです。
被毛にはスムース（短毛）、ロング（長毛）、ワイヤー（剛毛）の3つのタイプがあり、いずれも季節によって毛が生え替わるダブルコートです。被毛タイプによってお手入れの手間や、一部性格の傾向が異なるとされています。
カニーンヘンダックスフンドの性格
カニーンヘンダックスフンドは、活発で好奇心旺盛、そして勇敢な性格の持ち主です。小型犬ながらも狩猟犬の気質を受け継いでおり、エネルギッシュで遊ぶことが大好きです。何よりも飼い主さんに忠実で愛情深いため、家族に対しては常に甘え、強い絆を築いてくれます。
また、賢く学習能力も高いため、しつけの飲み込みが早いのも大きな魅力です。やや頑固な一面もありますが、ポジティブな強化（褒めて伸ばすしつけ）を心がければ問題ありません。子どもがいるご家庭や、日頃からわんちゃんと遊びたい、密にコミュニケーションを取りたい飼い主さんに特におすすめの犬種です。
カニーンヘンダックスフンドの販売価格の目安
カニーンヘンダックスフンドをお迎えする際の価格目安は、平均して20万円から50万円程度の幅があります。
価格は、血統（親犬の受賞歴など）、毛色、性別、被毛タイプ、犬舎の所在地、そしてサイズなど、多くの要素で変動します。特に、希少な毛色（ダップル、クリーム系など）や、サイズの小さな女の子は高めに設定される傾向が見られます。
また、遺伝子検査や健康管理の徹底度合いも価格に反映される要素です。価格の安さだけで判断せず、子犬の健康状態や生育環境、信頼性をしっかりと確認することがお迎えする上で最も重要です。
カニーンヘンダックスフンドのブリーダーを選ぶポイント
カニーンヘンダックスフンドをブリーダーからお迎えする際は、信頼できるブリーダーを選ぶことが長期的な安心につながります。見極める重要なポイントは、清潔で衛生的な飼育環境が整っているかどうかを実際に訪問して確認することです。親犬や兄弟犬の健康状態、性格、遺伝子検査の有無なども必ず尋ねましょう。
また、見学を快く受け入れてくれるか、質問に専門的な知識をもって丁寧に答えてくれるかも判断基準になります。お迎え後も、しつけや健康面で継続的なサポートを提供してくれるブリーダーを選ぶことで、初めての飼い主さんも安心して新しい生活を始められます。愛犬の生涯を任せられるか、愛情と責任感をもったブリーダーを見つけましょう。
カニーンヘンダックスフンドの大きさと毛色
カニーンヘンダックスフンドは小型犬であり、成犬時の体重は3.5kg以下、胸囲は30cm以下が標準とされています。体高の明確な基準は設けられていませんが、非常に地面に近い体型です。
毛色の種類が非常に豊富で、中でもレッドやブラックタンが代表的で人気が高く、他にチョコレートタンやクリーム、シェーデッド（濃淡のある色）などがあります。珍しい色としては、不規則な斑点が入るダップルや、虎柄のようなブリンドルが知られています。
被毛タイプは3種類あり、ロングヘアーは飾り毛を活かした自然なスタイルが人気です。
カニーンヘンダックスフンドの平均寿命となりやすい病気
カニーンヘンダックスフンドは、平均寿命が12歳から16歳程度と比較的長く、適切なケアを続ければ長寿が期待できる犬種です。しかし、その特徴的な体型から注意すべき病気がいくつかあります。
最も気をつけたいのが、椎間板ヘルニアです。これは、背骨への負担（特に激しいジャンプや肥満）が原因でクッションが飛び出す病気であり、予防のためには体重管理と階段・段差の昇り降りを避けることが最重要となります。
また、垂れ耳のため外耳炎になりやすいほか、小型犬に多い歯周病や膝蓋骨脱臼（パテラ）、さらには遺伝性の眼疾患である進行性網膜萎縮症（PRA）にも注意が必要です。早期発見のために日頃から歩き方や目の変化を観察し、定期的な健康診断を受けましょう。
カニーンヘンダックスフンドの飼い方や注意点
カニーンヘンダックスフンドは活発で遊び好きですが、椎間板ヘルニア予防のため過度な運動は厳禁です。毎日の散歩は1日2回、合計40分程度を目安に、室内では滑りにくい床材を使用すると安心できます。また、食欲旺盛なため体重管理を徹底し、肥満を防ぐことが健康維持の秘訣です。
賢いのでしつけはしやすいですが、頑固さや吠えやすい傾向があるため、初心者の方は特に子犬の頃からの社会化と一貫した訓練が必要です。
カニーンヘンダックスフンドの起源や歴史
カニーンヘンダックスフンドの起源は17世紀頃のドイツにあります。ダックスフンド（「アナグマ犬」の意味）は元々、アナグマなどの巣穴に入り込んで狩りをするために胴長短足に改良された猟犬でした。
さらに小型の獲物、特に野ウサギ（ドイツ語で「Kaninchen／カニーンヘン」）の巣穴にも潜り込めるように、ミニチュアダックスフンドから選抜・交配を重ねて極小化されたのが、カニーンヘンダックスフンドです。その名前は、狩猟対象であったウサギに由来しています。サイズは小さいものの、勇敢さ、粘り強さといった猟犬の性質を色濃く残しており、その歴史が現在の活発な性格の背景となっています。
【FAQ】カニーンヘンダックスフンドに関するよくある質問
Q.
カニーンヘンダックスフンドは初心者でも飼いやすい？
A.
カニーンヘンダックスフンドは、人に寄り添う性格で学習能力も高いため犬を飼うのが初めての人にも向いています。しつけは根気よく行うことがポイントで、ほめながら教えると応えてくれます。ただし背骨に負担がかかりやすい体形なので、段差や激しいジャンプを避ける配慮が必要です。
Q.
カニーンヘンダックスフンドは抜け毛が多い？
A.
抜け毛の量は毛の種類で変わります。短い毛のタイプは抜け毛が比較的少なく、長い毛は季節で抜けやすくなります。硬い毛（ワイアー）のタイプは抜け毛が少なめですが、毛が絡まりやすいので週に数回の手入れが役立ちます。毎日の軽いブラシで抜け毛や毛の絡まりを抑えると快適に暮らせます。
Q.
カニーンヘンダックスフンドは吠えやすい？
A.
この犬種はもともと注意力が高く、来客や音に反応して吠えることがあります。完全に吠えをなくすことは難しい場合もありますが、幼少期からの社会化や基本的なしつけで落ち着いて対応することが増えます。静かにするルールを繰り返し教えることがポイントです。
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