シーズーの性格や特徴まとめ!飼う前の注意点やかかりやすい病気も解説

更新日:2025年5月26日

「シーズーはどんな性格しているの?」
「シーズーは飼いやすいのかなぁ?」
このような疑問はありませんか?
シーズーは人懐っこい性格をしているので、初心者でも飼いやすい犬種です。
この記事では、シーズーの性格について紹介します。
後半では、シーズーを飼う前に知っておきたい注意点も解説しているので、これからシーズーを迎えたい方はぜひ最後までご覧ください。

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シーズーの基本情報

見た目の特徴や寿命

犬種シーズー
英語表記Shih Tzu
原産国中国(チベット)
平均体重/平均体高4.5~8kg/20~27cm以下
外見の特徴鼻ぺちゃで丸い目、体高よりも体長がやや長い、美しい長い毛
平均寿命14歳前後

シーズーは小型犬で、丸い顔と大きな目、豊かな被毛が特徴の愛らしい犬種です。

鼻ぺちゃで愛嬌があり、抜け毛が少なく室内飼いに最適。性格は穏やかで人懐っこく、初心者やお子様のいる家庭にも飼いやすいと人気です。

シーズーの歴史とルーツ

シーズーのルーツはチベットと中国にあり、チベットから中国の宮廷に献上された神聖な犬、ラサアプソが祖先とされています。
中国ではこのラサアプソとペキニーズを交配させてシーズーが誕生したと考えられています。
犬種名の由来として、獅子に似ていることから中国語で「獅子」を意味する「シーズー」と名付けられ、神の使いや守り神として大切にされていた歴史があります。

戦争によって一時は種の存続は危ぶまれましたが、イギリス王室の愛犬家によって保護されたと伝えられています。

シーズーの毛色は何種類?

シーズーの毛色はバリエーション豊かで、一概に「何種類」といえるものではありません。
大きく分けると、2色で構成された「パーティーカラー」と単色の「ソリッドカラー」の2通りで、パーティーカラーには下記のような組み合わせが多く存在します。

  • ゴールド&ホワイト
  • ブラック&ホワイト
  • グレー&ホワイト

単色のシーズーや、その他に珍しいといわれるシーズーの毛色に関してはこちらの記事をご覧ください。

シーズーは性格が悪い?飼いにくい犬種?

「シーズーはどんな性格しているの?」
と疑問に思う方もいますよね?
シーズーの性格は下記が挙げられます。

  • 警戒心や独立心が強い
  • 聡明で賢い
  • 陽気で人懐っこい
  • 活発的で遊びが大好き
  • 飼い主に忠実

それでは詳しくみていきましょう。

警戒心や独立心が強い

シーズーは、警戒心と独立心が強い性格です。
シーズーは陽気で人懐っこい性格をしていますが、警戒心が強く飼い主と愛犬という関係性を築くのに少し時間がかかります。
しかし、一度飼い主と認められると愛情深く懐いてくれるところが魅力です。
家族への愛情が深いゆえに、知らない人を敵とみなす傾向があるので、子犬のころから家族以外の人や犬に慣れさせておくとよいでしょう。
またシーズーは、ほっておいてもひとりで遊んでられる独立心も持ち合わせています。

聡明で賢い

シーズーは聡明で賢い性格です。
理解力があるので、しつけがしやすい犬種といえます。
しつけの仕方は、できなかったことを叱るのではなく、褒めてしつける方法がよいでしょう。
また、シーズーは頑固な一面もあるので、飼い主が注意しても理不尽と判断したら指示に従わないことがあります。
そのため、シーズーのしつけでは一貫性をもって行うとよいでしょう。

陽気で人懐っこい

シーズーは、陽気で人懐っこい性格です。
特に子犬のころは好奇心旺盛なため、散歩中はじめて会った人や犬にも抵抗なく近づき、
積極的にコミュニケーションをとります。
子犬のころにたくさんの人や犬に慣れされておくと、成犬になってから警戒心からくる吠え
が減るので子犬期に社会性を身に付けさせましょう。
また、シーズーは子供にも愛想がよいので、小さなお子さんがいる家庭で飼うのもおすすめです。

活発的で遊びが大好き

シーズーは、活発で遊びが大好きな犬種のため、散歩やドッグランに連れていき運動させるとストレス発散になるでしょう。特に飼い主と一緒に遊ぶことが大好きで、たくさん遊んであげれば愛犬との絆が深まります。
また、愛犬と日ごろからたくさんコミュニケーションをとると、些細な変化にも気づきやすくなるので、病気の早期発見にもつながるメリットもあります。

飼い主に忠実

シーズーは、飼い主に忠実です。
犬は元々群れで生活していたので、リーダーを識別して従う習性があります。
シーズーは賢く基本的な命令は覚えるので、信頼関係をしっかり築ける飼い主には忠誠心も強い傾向にあるでしょう。
シーズーが飼い主に忠実になるには、信頼関係を築くことが大切です。日ごろからスキンシップをとり、良いことをしたら沢山褒めて喜ばせてあげれば信頼関係は築けますよ。

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シーズーのオスとメスの性格の違い

「シーズーはオスとメスでは、性格はちがうの?」
このように疑問に思う方もいますよね?
シーズーに限らず犬は、オスとメスでは体の構造が異なることから性格に違いがあります。
ここでは、シーズーのオスとメスの性格について解説しますので、これからシーズーを迎えたい方は参考にしてください。

オスの性格の傾向

まずは、オスの性格から紹介します。
シーズーのオスは、元気で甘えん坊な性格が多い傾向があります。
好き嫌いや喜びや怒りも、分かりやすく表現してくれるところが魅力的です。
シーズーのオスは、飼い主と一緒に遊ぶことが大好きなので、たくさん愛犬と遊びたいという方に特におすすめです。
また、メスに比べると男性ホルモンの影響によって攻撃性や縄張り意識が強い傾向もあります。

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メスの性格の傾向

シーズーのメスは、優しくおとなしい性格です。
感情が安定しているので、安らぎを与えてくれます。
シーズーのメスは平和主義で、愛犬に癒されたいという方に特におすすめです。
避妊手術後は、発情期がなくなるため年間を通して安定して平穏に過ごせるでしょう。

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シーズーを飼う上で注意すべきポイント

シーズーを飼育する上で知っておいた方がよい注意すべきポイントを詳しく解説します。

熱中症になりやすいため温度管理に注意

シーズーは鼻の短い短頭種なので、ほかの犬種と比べると呼吸がしにくく暑さに弱い犬種です。特に、夏場は「ハァハァ」と呼吸していたらエアコンを活用して、シーズーが快適に過ごせるように温度管理が大切です。
夏場のお散歩は暑い時間をさけ、早朝や日没後の涼しい時間帯にしましょう。
また、熱中症予防の水分補給も忘れないようにしてください。水をあまり飲みたがらない子は、スイカなど水分量が多めな果物や犬用のゼリーで水分を確保しましょう。

食欲旺盛で太りやすいので食事量に注意

シーズーは太りやすい犬種です。
太りやすいので、食事やおやつの量に気を付けましょう。
肥満の見極め方法は、胸あたりを触り、肋骨が指で触れられるくらいが丁度よいでしょう。
触っても脂肪が厚く、肋骨が触れないという場合は肥満といえます。

また、食事管理以外に運動も必要です。長時間の散歩は必要ありませんが、シーズーは歩くことが好きなので、しっかり散歩に連れて行ってあげて肥満を予防していきましょう。

子犬の時期から主従関係をしっかり示す必要がある

シーズーに限らず犬は、子犬時期から主従関係を示すことが大切です。
主従関係は、人と愛犬が共同生活を安心して過ごせるために必要です。
主従関係が築けていないと、人に吠えたり噛みついたりするなどの問題行動を起こしてしまいます。さらに、飼い主の命令に従わないことから、交通事故にあう可能性もあります。
主従関係の築き方は、子犬時期から一貫性を持ってしつけをし、スキンシップをとりながら信頼関係を築きましょう。

毎日ブラッシングが必要

シーズーの被毛は「ダブルコート」という、保温効果のある柔らかく密集して生えている「アンダーコート」と、外からの刺激を防ぐ「オーバーコート」の2層構造になっています。
ダブルコートの犬種の中では、比較的抜け毛が少ないといわれていますが、毛が長いシーズーは毎日のブラッシングが必要です。
ブラッシングすることで、毛並みを整えたり抜け毛予防したりできます。

シーズーの飼育にはお金がかかる

シーズーの飼育にかかるお金の目安を紹介します。

はじめにかかる費用

シーズーの受け入れ 20万円
飼育グッズ(サークル・食器・リードなど) 3万円

年間を通してかかる費用

フード・おやつ 4万円
ペットシートなど消耗品 1万3,000円
おもちゃ代 1,000~5,000円
ワクチン接種や健康診断代 15,000~3万円
(検査内容によって異なる)
フィラリアやノミダニ駆除 1万~2万円
トリミング 4,000~8,000円/回
保険料 1,000~3,000/月

シーズーがかかりやすい病気とは?

シーズーがかかりやすい下記の4つの病気を紹介します。

皮膚病

シーズーは皮膚疾患にかかりやすい傾向があります。

特に、マラセチア性皮膚炎は皮膚の常在菌であるマラセチアが過剰に繁殖することで炎症を引き起こす病気です。

かゆみやフケ、赤み、強い体臭などが主な症状として現れます。清潔にしていても症状が出る場合は早めに動物病院を受診しましょう。

眼病

シーズーは、短頭種であることに加え目が大きいため、他の犬種に比べると目が傷つきやすく眼の病気にかかりやすい傾向にあります。

角膜炎や緑内障、ドライアイなど、様々な目のトラブルに注意が必要です。目の充血や目ヤニが多い、目を気にしているなどの症状が見られたら、早めに動物病院を受診しましょう。

目の病気は進行が早い場合もあるため、日頃から目の状態をよく観察することが大切です。

呼吸器系疾患

シーズーは鼻が短い短頭種のため、呼吸器系の病気にかかりやすい傾向があります。

特に注意が必要なのは、気管が潰れて呼吸がしにくくなる「気管虚脱」や、鼻の穴が狭い、軟口蓋が長いなどの解剖学的な特徴が原因で呼吸困難などを引き起こす「短頭種気道症候群」です。

激しい運動や興奮、高温多湿な環境で症状が悪化することがあります。

また、「僧帽弁閉鎖不全症」という心臓の病気にも注意が必要です。これは心臓の弁の異常により血液が逆流し、咳や息切れなどの症状が見られる病気です。

定期的な健康診断で早期発見に努めましょう。

熱中症

短頭種であるシーズーは、体温調節が苦手で熱中症にかかりやすい犬種です。特に日本の高温多湿な夏場は注意が必要です。

室内ではエアコンを使用し、シーズーが快適に過ごせる温度を保ちましょう。お散歩は気温の低い早朝や夕方以降を選び、こまめな水分補給を心がけてください。

水をあまり飲まない場合は、水分量の多い果物や犬用ゼリーで水分を補うことも有効です。

椎間板ヘルニア

シーズーは、体高に対して体長がやや長いという体型的な特徴から、椎間板ヘルニアを発症しやすい傾向があります。

これは、背骨の間にあるクッション材の役割を果たす椎間板が、加齢や負荷によって変性し、神経を圧迫することで痛みや麻痺を引き起こす病気です。

高い場所からの飛び降りや過度な運動は負担となるため注意が必要です。

シーズーを迎えるなら?子犬の迎え方

シーズーの子犬を迎える方法として、ペットショップやブリーダーが挙げられます。

ペットショップでは気軽に立ち寄って子犬と触れ合えるメリットがありますが、親犬の情報などが分からないことがあります。一方、ブリーダーは特定の犬種を専門に扱っており、親犬や兄弟犬の情報、犬舎の環境などを直接確認できます。

これにより、子犬の将来的な健康状態や性格の傾向を把握しやすいため、安心して迎えたい場合はブリーダーからの購入を検討するとよいでしょう。信頼できるブリーダーを見つけることが重要です。

まとめ

シーズーは穏やかで人懐っこく、初心者にも飼いやすい小型犬です。

性格や飼育のポイント、気をつけたい病気を知ることで、より安心して迎え入れることができます。飼う前にしっかり理解し、信頼関係を築いていきましょう。

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この記事の監修者 愛犬ブリーダー事務局
動物が大好きなメンバーがコラムを監修しています。ペットショップでのスタッフ経験もあり、愛犬・愛猫と生活をしながら、休日にはドッグカフェやアニマルカフェに足を運ぶことも。
愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
豊富な知識と経験を活かし、役立つ情報をお届けします。

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