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大型犬の種類一覧や性格、飼育時のチェックポイントなど徹底解説！

大型犬の種類一覧や性格、飼育時のチェックポイントなど徹底解説！

大型犬は、その堂々とした存在感と優雅な雰囲気で、多くの犬好きたちの憧れの的です。
大きな体でありながら穏やかな性格を持つ犬種も多く、家族に寄り添うパートナーとして理想的な存在です。

このコラムでは、大型犬の中でも初心者におすすめできる犬種や、飼うのが難しい犬種、寿命や大型犬を迎えるための準備など幅広く解説していきます。

【目次】

犬好きの憧れ！大型犬とは？
人気の大型犬5犬種
大型犬の平均寿命
初心者でも飼いやすい大型犬は？
飼うのが難しい大型犬
大型犬を飼うためのチェックポイント
大型犬はどこから迎える？
大型犬と暮らすためのグッズの選び方
大型犬にかかる費用や準備
大型犬がかかりやすい病気と予防法
まとめ｜大型犬を飼うにはしっかりとした準備が必要！安心して迎え入れよう！

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犬好きの憧れ！大型犬とは？

小型犬を飼育している人も「いつか大型犬と暮らしてみたい」「大型犬との生活に憧れる」と、大型犬に憧れをもつ人は少なくないでしょう。

この章では、大型犬のサイズや基本的な性格、超大型犬との違いについて紹介していきます。

大型犬のサイズと体重の基準

大型犬のサイズについて明確な基準はありませんが、一般的には成犬時の体重が25kg以上の犬が大型犬とされています。また、体高が50cmを超える場合も大型犬とされることが多く、体重や体高が目安になります。

小型犬、中型犬、大型犬の一般的な基準は下記の通りです。

成犬時の体重

10kg未満	10kg以上25kg未満	25kg未満
小型犬	中型犬	大型犬

大型犬の性格と魅力

大型犬の性格は犬種や個体によってさまざまですが、共通してみられるのは優しさと忠誠心の高さです。

飼い主に対して愛情深く、家族を守る強い責任感が大型犬の魅力です。
また、大型犬は繊細な一面をもつ犬種も多く、大きな体格とのギャップに愛おしさを感じることも少なくありません。

大型犬の力強くも穏やかな振る舞いは、そばにいるだけで不思議な安心感を与えてくれます。家族の一員として心強く頼れる存在となり、日々の暮らしに温かさをもたらしてくれるのが大型犬の大きな魅力です。

大型犬と超大型犬の違い

超大型犬は、一般的に体重が40kg以上、体高が約70cmを超える犬種を指します。
グレートピレニーズ、セントバーナード、ニューファンドランドなどは超大型犬に分類されることが多いです。

見た目の大きさから怖がられることもありますが、実際は小型犬よりもおとなしい傾向があり、吠えたり飛びついたりすることはほとんどありません。犬種によっては飼い主よりも体格が大きく、寄り添えばしっかりと受け止めてくれるため、大きな安心感と頼もしさを感じられます。

大型犬の平均寿命

大型犬の平均寿命は、小型犬や中型犬と比較するとやや短い11歳から12歳程度とされています。

大型犬は体が大きい分、心臓や関節などの臓器や骨にかかる負担が大きくなり、それが寿命に影響していると考えられています。ゴールデンレトリバーやシベリアンハスキーなど人気の大型犬種も寿命が10歳台前半程度とされています。犬の年齢が進むにつれて健康状態が変化しやすいため、年齢に合わせた食事や運動、体調管理と定期的な健康チェックが重要です。

初心者でも飼いやすい大型犬は？

「犬の飼育が初めて」という方にもおすすめできる大型犬は、温厚でしつけがしやすいかどうかが重要になります。

初心者でも飼いやすいとされている犬種は次の通りです。

ゴールデンレトリーバー
ラブラドールレトリバー
バーニーズマウンテンドッグ
スタンダードプードル

ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーは、性格が穏やかで優しいうえに理解力が高くしつけがしやすいとされています。家族とのコミュニケーションも取りやすく、大型犬の人気ランキングでも常にトップ2をキープしています。

家族への愛情が深く献身的なバーニーズマウンテンドッグも比較的飼いやすいといわれ、適応力の高さや落ち着きのある性格も初心者向きとされている理由です。

また、スタンダードプードルは非常に賢く覚えが早いためしつけがしやすい犬種です。抜け毛が少ないのでアレルギーが心配な人にも適しています。

大型犬を飼う際は十分なスペースの確保やバランスの取れた食事管理など配慮すべき点はありますが、初めて大型犬を迎える際には、犬種の性質について理解を深め、ライフスタイルとの相性を検討することが大切です。

飼うのが難しい大型犬

反対に、初めての人にとって飼育が難しいといわれる大型犬は、特に運動量を必要とする犬種や強い個性を持つ犬種が含まれます。

例えば、シベリアンハスキーやドーベルマンは運動能力が高く非常にタフなため、十分な運動やポジティブな刺激を必要とします。ジャーマンシェパードやダルメシアンは高い知能と独立心をもつため、指示に従わないなどしつけが困難な傾向があります。

また、大きく成長するセントバーナードやグレートピレニーズなどの「超大型犬」は、日本の都市部などの狭い生活環境では飼育の難易度が上がります。広いスペースや食事や運動の量も想像以上に有することを覚悟し、しっかりとした知識と準備をする必要があります。

大型犬を飼うためのチェックポイント

大型犬を迎えるには、事前にしっかりと準備を整えることが大切です。
体が大きい分、必要なスペースや運動量、食事の量も中型・小型犬とは大きく異なります。

ここでは、大型犬との暮らしを始める前に押さえておきたい重要なポイントを、わかりやすく解説していきます。

十分な生活スペースを用意できるか

大型犬は十分な生活（飼育）スペースを確保することが大切です。庭や広い部屋があると理想的ですが、室内でも自由に動ける部屋作りや空間を設ける工夫が必要です。部屋のレイアウトを見直し、犬が安全に歩き回れるスペースを確保しましょう。

根気強くしつけができるか

大型犬は力も大きいため、何かあったときに飼い主が静止できるようしっかりとしたしつけが重要となります。

成長期から基本的なルールやコマンドを教え、社会性を身につけさせることで問題行動を防ぎやすくなります。
初心者の場合は無理をせず専門家の支援を受けることも検討しましょう。しつけが整うことで、犬と人間双方の安心感が高まります。

生活環境を整えられるか

大型犬の大きな動きは衝撃も伴うため、部屋の中に壊れやすい物を置かないように気を付けましょう。

また、足腰への負荷が大きいため滑り止めマットを敷くなどの対策をとることで、怪我や関節疾患の防止につながります。

さらに体温調節が苦手な大型犬と暮らす際は、室内の温度・湿度の管理も重要です。特に夏は人間が寒いと感じるくらいの室温にする必要が出てきますので、留守の間もエアコンの設定を忘れずに行うようにして下さい。

散歩と運動の時間を確保できるか

大型犬は毎日の十分な散歩と運動の時間が欠かせません。元気に体を動かすことで筋力や関節の健康が保たれ、ストレスも軽減されます。

散歩は単なる歩行だけでなく、自由に走ったり遊んだりできる時間を意識してとることが大切です。特に狩猟犬や牧羊犬がルーツにある犬種であれば、ドッグランなどのノーリードで走らせてあげる機会もつくりましょう。

食費や医療費など経済的な余裕はあるか

大型犬は体が大きいため食費が小型犬よりも高くなります。
特に成長期や活動的な犬種では食べる量が多く、質の良いフードを選ぶことで健康維持に繋がります。

医療費についても健康診断や予防接種、病気や怪我の際にかかる費用を見越しておくと安心です。

継続的に経済的な余裕があるかどうかは、犬の長期的な健康管理を行う上で非常に重要です。いざという時に対応できるよう、ペット保険の加入も検討すると良いでしょう。

大型犬はどこから迎える？

大型犬を家族に迎える方法には、ペットショップだけでなくブリーダーからの購入や里親になるといった手段もあります。

それぞれの方法には特徴やメリットがあり、しっかりと情報を集めて選ぶことが大切です。
ここでは、大型犬の子犬の探し方やブリーダー選び、里親になる方法について詳しく解説していきます。

大型犬の子犬の探し方

大型犬の子犬を探す際は、まずは近くのペットショップや大型犬カフェなどで実際に触れ合い犬種に目星を付け、信頼性が高い専門のブリーダーにコンタクトを取ることをおすすめします。

ペットショップでお気に入りの犬種をみつけた場合でも、販売元のブリーダー名を確認することでブリーダーの評判や飼育環境について調べられます。

どこからお迎えする場合でも、新生活を安心した状態で過ごせるよう情報収集は入念に行いましょう。

ブリーダーと子犬の選び方

ブリーダーから迎えたい！と思っても、ブリーダーの探し方や、信頼できるか見分けるのは難しいですよね。

信頼できるブリーダーを選ぶためには、飼育環境の清潔さや管理状況を自分の目で確かめることが不可欠です。

飼育環境が清潔であるかを確認し、ブリーダーから迎える親犬やきょうだい犬の健康状態や性格、ワクチン接種の履歴についても詳細に尋ねることが大切です。

優良なブリーダーであれば、犬を迎える際の質問にも丁寧に応じてくれるほか、購入後の相談にも対応してくれることが多いです。

また、子犬を選ぶときは、健康的で活発な個体かどうかを観察します。
親犬やきょうだいの傾向も知ることで子犬の成長後のサイズや性質を事前に把握し、家族のライフスタイルに合った子犬を迎えましょう。

大型犬の里親になるには？

大型犬の里親になるには、まず動物保護施設や里親募集団体を調べて問い合わせてみましょう。

これらの施設では、飼育環境が適しているか確認するための面談や審査が行われます。大型犬はスペースや運動量が必要で、医療費もかかるため経済面も考慮が必要です。

双方が幸せに暮らしていくためにも、専門家に判断してもらったうえで責任を持って迎え入れましょう。

大型犬と暮らすためのグッズの選び方

大型犬との生活には、体の大きさに合ったグッズを選ぶことが大切です。

ベッドや首輪、ハーネスなども、大型犬専用のしっかりしたものを選ぶ必要があります。
ここでは、大型犬のグッズを選ぶポイントをご紹介します。

生活用品

大型犬用の生活用品を選ぶ際は、体の大きさに対して適したサイズであることが何より重要です。

たとえば、ベッドやケージ、サークルは大型犬がゆったりくつろげる広さを確保する必要があります。耐久性の高い素材を選ぶことで、長く使えるアイテムが揃えられます。食器も体の大きさに合わせて深さや幅のあるタイプを選ぶと食事がしやすくなります。

トイレトレーやトイレトシーツといったトイレ用品も、体の大きさに合わせスーパーワイドサイズを2枚並べて使用するなど工夫が必要です。

どの用品も、成犬になる前に一式買い替えることを想定しておきましょう。

ケア用品

大型犬のケア用品は、体毛や皮膚の状態に合わせたものが必要です。

ブラッシング用のブラシは大型犬の被毛に対応した大きめでしっかりしたものを選ぶと効果的です。

爪切りも大型犬用の丈夫なタイプを用意すると安心です。

耳掃除や歯磨きなどの日常ケアにも専用アイテムを使うことで、快適な健康維持につながります。定期的なシャンプーやケア用品の使用は被毛のツヤや皮膚の健康に良い影響を与えるため、適切なグッズの選択が欠かせません。

お洋服

大型犬の洋服選びは、機能性と快適さがポイントです。

体が大きいためサイズが合わないと動きにくくなってしまいます。適切なサイズと素材で、季節や天候に合わせた服装を選ぶことが求められます。

特に寒さが厳しい季節には防寒性の高いジャケットが役立ち、雨の日には撥水加工されたレインコートがおすすめです。おしゃれなだけでなく、犬の体調管理にもつながるため、用途に合わせて複数用意しておくと安心です。

お散歩グッズ

大型犬のお散歩には、耐久性が高く扱いやすい用品の準備が欠かせません。

特にリードは強い引っ張りに耐えられる素材を選びましょう。首輪やハーネスは、犬の体に負担がかからない設計でサイズ調整が可能なものが適しています。

お散歩中のトラブル防止のために、引っ張り抑制機能があるアイテムも有効です。

大型犬にかかる費用や準備

大型犬を迎えるには、初期費用や日々の生活費がかかります。

大きな体に合わせた食事やケアが必要なため、予算をしっかりと立てて準備することが大切です。

ここでは、大型犬を飼うためにかかる主な費用と必要な準備について説明します。

大型犬の飼育費用

大型犬の飼育に毎月必要となる費用は約2万円前後といわれています。
大型犬は体が大きいためフードの量が小型犬に比べて多くなり、品質の良いフードを選ぶほど負担は大きくなります。

医療費は、ワクチン接種や定期健診、予防薬の購入が基本ですが老化に伴い体調管理や治療の費用も増える傾向があります。

また、飼い主が旅行や出張などで一時的に外出する際には、ペットホテルの利用が必要になるケースも多く、この費用も年間の飼育費用に含めておくと安心です。トリミング料金も体重で決められている場合が多いので、事前に確認しましょう。

突発的な病気や怪我への備えとして準備金を確保しておくことで、予期せぬ出費にも対応しやすくなります。

治療費に備えたペット保険の必要性

大きな体を持つ大型犬は、関節疾患や胃捻転などの病気にかかるリスクが高く、治療費が高額になることがあります。

これらの突然の医療費負担に備える手段として、ペット保険への加入はとても有効です。

保険に加入すれば、急な出費を抑えつつ、犬の健康状態に応じた適切な治療を受けやすくなります。また、ペット保険は保険会社ごとに保障内容や補償範囲が異なるため、大型犬の特性やかかりやすい病気を考慮しながら、最適な保険商品を選ぶことが重要です。

愛犬の健康と家計を守るためにも、早めに保険への加入を検討することが安心して飼育を続けるポイントです。

大型犬がかかりやすい病気と予防法

大型犬は体が大きいため、特定の病気にかかりやすい傾向があります。

関節や心臓の問題など、早期発見と予防が重要です。

ここでは、大型犬によくみられる病気とその予防法について、わかりやすく解説していきます。

胃捻転（いねんてん）

胃捻転は大型犬に多く発生する急性の消化器疾患であり、胃がねじれることで血流が遮断され、生命に危険が及ぶ可能性があります。

フードを一度に大量に食べた後の激しい運動が引き金となることが知られており、短時間で重篤化するため、食後すぐに運動させないよう心掛けることが重要です。

股関節脱臼（こかんせつだっきゅう）

股関節脱臼は、股関節が正常な位置から外れてしまう症状で、強い痛みや歩行困難が発生します。

遺伝的な股関節形成不全や激しい衝撃によるケガが主な原因とされており、大型犬種にはよくみられます。ジャンプや落下などの事故を防ぐために、生活空間に段差を少なくする、滑りにくい床材を選ぶ、適度な運動で筋肉をつけるといった工夫が予防には重要です。

骨肉腫（こつにくしゅ）

骨肉腫は大型犬に多い悪性の骨腫瘍で、激しい痛みや骨の腫れ、跛行が特徴です。

特に成長期の若い犬に発症しやすく、早期治療が重要です。原因は明確にはなっていませんが、遺伝的要素や大きな体重による骨への負担が関係すると考えられています。レントゲン検査や専門的な診断を受け、動物病院での定期的な健康チェックを行うことで早期発見に努めることが有効です。

拡張型心筋症（かくちょうがたしんきんしょう）

拡張型心筋症は心臓の筋肉が薄く広がり、心臓の収縮力が著しく低下する疾患です。これにより血液の循環が効率的に行われなくなり、様々な症状を引き起こします。主に大型犬や中型犬に多く見られ、進行すると心不全に至るケースもあります。

症状は初期には目立ちにくいものの、徐々に運動不耐性や呼吸困難、咳、失神などがみられるようになります。早期発見が難しいため、日常的な健康チェックや定期検診が重要です。

まとめ｜大型犬を飼うにはしっかりとした準備が必要！安心して迎え入れよう！

このコラムでは、大型犬の特性や飼いやすい犬種、迎え方、かかりやすい病気などについて解説しました。

大型犬を飼うには、犬種の性格や生活環境、健康管理を理解し、十分なスペースと運動量を確保することが必要です。また、食費や医療費などの経済面も考慮し、無理のない計画を立てることが大切です。

犬種ランキングなども参考にしながら、事前に情報収集を行い大型犬との充実した暮らしを楽しんでください。

この記事の監修者愛犬ブリーダー事務局

動物が大好きなメンバーがコラムを監修しています。ペットショップでのスタッフ経験もあり、愛犬・愛猫と生活をしながら、休日にはドッグカフェやアニマルカフェに足を運ぶことも。
愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
豊富な知識と経験を活かし、役立つ情報をお届けします。

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