シーズーの性格や特徴まとめ!飼う前の注意点やかかりやすい病気も解説
「シーズーはどんな性格しているの?」
「シーズーは飼いやすいのかなぁ?」
このような疑問はありませんか?
シーズーは人懐っこい性格をしているので、初心者でも飼いやすい犬種です。
この記事では、シーズーの性格について紹介します。
後半では、シーズーを飼う前に知っておきたい注意点も解説しているので、これからシーズーを迎えたい方はぜひ最後までご覧ください。
シーズーの基本情報:特徴・大きさ・毛色・寿命
特徴 | 体高よりも体長の方が長いがっしりとした体格鼻ぺちゃ目が大きい豊富な長い毛気品ある雰囲気 |
大きさ | 体高:27㎝以下体重:4.5㎏~8㎏ |
毛色 | ゴールド&ホワイトブラック&ホワイトブリンドル&ホワイトブルー&ホワイトパーティーカラー |
寿命 | 14才前後 |
シーズの原産国は、チベット(中国)です。由来は、小さな獅子「獅子狗(シーズークヮ)」と呼ばれたことから現在のシーズーになったと言われています。
中国で獅子(しし)は神聖な動物のため、姿が似ているシーズーは中国宮廷で神の使いとして大切にされてきました。
シーズーの気品あるロングコートヘアーは、しっかりとお手入れをすれば長く伸び、毛色は豊富です。
シーズーは性格が悪い?飼いにくい犬種?
「シーズーはどんな性格しているの?」
と疑問に思う方もいますよね?
シーズーの性格は下記が挙げられます。
- 警戒心や独立心が強い
- 聡明で賢い
- 陽気で人懐っこい
- 活発的で遊びが大好き
- 飼い主に忠実
それでは詳しくみていきましょう。
警戒心や独立心が強い
シーズーは、警戒心と独立心が強い性格です。
シーズーは陽気で人懐っこい性格をしていますが、警戒心が強く飼い主と愛犬という関係性を築くのに少し時間がかかります。
しかし、一度飼い主と認められると愛情深く懐いてくれるところが魅力です。
家族への愛情が深いゆえに、知らない人を敵とみなす傾向があるので、子犬のころから家族以外の人や犬に慣れさせておくとよいでしょう。
またシーズーは、ほっておいてもひとりで遊んでられる独立心も持ち合わせています。
聡明で賢い
シーズーは聡明で賢い性格です。
理解力があるので、しつけがしやすい犬種といえます。
しつけの仕方は、できなかったことを叱るのではなく、褒めてしつける方法がよいでしょう。
また、シーズーは頑固な一面もあるので、飼い主が注意しても理不尽と判断したら指示に従わないことがあります。
そのため、シーズーのしつけでは一貫性をもって行うとよいでしょう。
陽気で人懐っこい
シーズーは、陽気で人懐っこい性格です。
特に子犬のころは好奇心旺盛なため、散歩中はじめて会った人や犬にも抵抗なく近づき、
積極的にコミュニケーションをとります。
子犬のころにたくさんの人や犬に慣れされておくと、成犬になってから警戒心からくる吠え
が減るので子犬期に社会性を身に付けさせましょう。
また、シーズーは子供にも愛想がよいので、小さなお子さんがいる家庭で飼うのもおすすめです。
活発的で遊びが大好き
シーズーは、活発で遊びが大好きな犬種のため、散歩やドッグランに連れていき運動させるとストレス発散になるでしょう。特に飼い主と一緒に遊ぶことが大好きで、たくさん遊んであげれば愛犬との絆が深まります。
また、愛犬と日ごろからたくさんコミュニケーションをとると、些細な変化にも気づきやすくなるので、病気の早期発見にもつながるメリットもあります。
飼い主に忠実
シーズーは、飼い主に忠実です。
犬は元々群れで生活していたので、リーダーを識別して従う習性があります。
シーズーは賢く基本的な命令は覚えるので、信頼関係をしっかり築ける飼い主には忠誠心も強い傾向にあるでしょう。
シーズーが飼い主に忠実になるには、信頼関係を築くことが大切です。日ごろからスキンシップをとり、良いことをしたら沢山褒めて喜ばせてあげれば信頼関係は築けますよ。
シーズーの性別による性格の違い
「シーズーはオスとメスでは、性格はちがうの?」
このように疑問に思う方もいますよね?
シーズーに限らず犬は、オスとメスでは体の構造が異なることから性格に違いがあります。
ここでは、シーズーのオスとメスの性格について解説しますので、これからシーズーを迎えたい方は参考にしてください。
オスの性格の傾向
まずは、オスの性格から紹介します。
シーズーのオスは、元気で甘えん坊な性格が多い傾向があります。
好き嫌いや喜びや怒りも、分かりやすく表現してくれるところが魅力的です。
シーズーのオスは、飼い主と一緒に遊ぶことが大好きなので、たくさん愛犬と遊びたいという方に特におすすめです。
また、メスに比べると男性ホルモンの影響によって攻撃性や縄張り意識が強い傾向もあります。
メスの性格の傾向
シーズーのメスは、優しくおとなしい性格です。
感情が安定しているので、安らぎを与えてくれます。
シーズーのメスは平和主義で、愛犬に癒されたいという方に特におすすめです。
避妊手術後は、発情期がなくなるため年間を通して安定して平穏に過ごせるでしょう。
シーズーの性格が分かったところで、次にシーズーを飼う前に知っておくべきことを紹介します。
シーズーを飼う前に知っておくべきこと
シーズーを飼う前に知っておいた方がよいことは、下記の5つが挙げられます。
- シーズーの飼育にかかるお金
- 毎日ブラッシングが必要
- 熱中症になりやすいため温度管理に注意
- 食欲旺盛で太りやすいので食事量に注意
- 子犬の時期から主従関係をしっかり示す
それでは、それぞれ詳しく解説します。
シーズーの飼育にはお金がかかる
シーズーの飼育にかかるお金の目安を紹介します。
はじめにかかる費用
シーズーの受け入れ | 20万円 |
飼育グッズ(サークル・食器・リードなど) | 3万円 |
年間を通してかかる費用
フード・おやつ | 4万円 |
ペットシートなど消耗品 | 1万3,000円 |
おもちゃ代 | 1,000~5,000円 |
ワクチン接種や健康診断代 | 15,000~3万円 (検査内容によって異なる) |
フィラリアやノミダニ駆除 | 1万~2万円 |
トリミング | 4,000~8,000円/回 |
保険料 | 1,000~3,000/月 |
毎日ブラッシングが必要
シーズーの被毛は「ダブルコート」という、保温効果のある柔らかく密集して生えている「アンダーコート」と、外からの刺激を防ぐ「オーバーコート」の2層構造になっています。
ダブルコートの犬種の中では、比較的抜け毛が少ないといわれていますが、毛が長いシーズーは毎日のブラッシングが必要です。
ブラッシングすることで、毛並みを整えたり抜け毛予防したりできます。
熱中症になりやすいため温度管理に注意
シーズーは鼻の短い短頭種なので、ほかの犬種と比べると呼吸がしにくく暑さに弱い犬種です。特に、夏場は「ハァハァ」と呼吸していたらエアコンを活用して、シーズーが快適に過ごせるように温度管理が大切です。
夏場のお散歩は暑い時間をさけ、早朝や日没後の涼しい時間帯にしましょう。
また、熱中症予防の水分補給も忘れないようにしてください。水をあまり飲みたがらない子は、スイカなど水分量が多めな果物や犬用のゼリーで水分を確保しましょう。
食欲旺盛で太りやすいので食事量に注意
シーズーは太りやすい犬種です。
太りやすいので、食事やおやつの量に気を付けましょう。
肥満の見極め方法は、胸あたりを触り、肋骨が指で触れられるくらいが丁度よいでしょう。
触っても脂肪が厚く、肋骨が触れないという場合は肥満といえます。
また、食事管理以外に運動も必要です。長時間の散歩は必要ありませんが、シーズーは歩くことが好きなので、しっかり散歩に連れて行ってあげて肥満を予防していきましょう。
子犬の時期から主従関係をしっかり示す必要がある
シーズーに限らず犬は、子犬時期から主従関係を示すことが大切です。
主従関係は、人と愛犬が共同生活を安心して過ごせるために必要です。
主従関係が築けていないと、人に吠えたり噛みついたりするなどの問題行動を起こしてしまいます。さらに、飼い主の命令に従わないことから、交通事故にあう可能性もあります。
主従関係の築き方は、子犬時期から一貫性を持ってしつけをし、スキンシップをとりながら信頼関係を築きましょう。
シーズーで気をつけるべき病気
最後にシーズーがかかりやすい下記の4つの病気を紹介します。
- 角膜炎:ほこりや細菌、アレルギーなどによって角膜に炎症が起きる病気
- 緑内障:眼圧が高くなることで、目の奥の視神経に生涯が生じる病気
- マラセチア性皮膚炎:皮膚の常在菌マラセチアが必要以上に増えて炎症を起こす病気
- 肛門周囲腺種:肛門周辺にしこりができる、去勢をしていない老犬に多い病気
まとめ
この記事では、シーズーの性格について解説しました。
最後に簡単におさらいしましょう。
シーズーの性格
- 警戒心や独立心が強い
- 聡明で賢い
- 陽気で人懐っこい
- 活発的で遊びが大好き
- 飼い主に忠実
シーズー飼う前に知っておいた方がよいこと
- 飼育にかかるお金
- 毎日お手入れが必要
- 温度管理が必要
- 太りやすいので食事量に注意が必要
- 子犬の時期からしつけが必要
シーズーの性格や注意点を知ることで、飼う前に心構えができるのでぜひ参考にしてくださいね。