ブリーダーから子犬を購入するメリットとお迎えまでの流れを完全解説
ブリーダーからわんちゃんを迎える際は、犬舎へ直接見学しに行く必要があります。少し面倒に感じるかもしれませんが、ブリーダーから犬を飼うメリットはたくさんあります。
また、子犬のお引渡しまでには、大きく分けて6つのステップがあります。それぞれ、6つのステップについて見ていきますので、実際にわんちゃんをお迎えするときにスムーズに対応できるよう、事前にしっかり把握しておきましょう。
ブリーダーから子犬を迎える5つのメリットとは?
まずは、ブリーダーから子犬を迎えるメリットをご紹介します。
短い時間接しただけでは分からない飼い方や普段の性格について、専門のブリーダーからしっかりとした説明を行ってもらえます。
また、お迎え後のフォローアップもあるため、安心して飼育を始められますし、血統が明確な子犬を迎えることで、健康状態や性格についての信頼性も高まるでしょう。
ブリーダーが責任を持って健康管理や良好な飼育環境を整えているため、お値段以上の価値を感じられます。
お迎え前だけでなく飼い始めてからの安心感もあると嬉しい方は、ブリーダーから子犬を購入するのがおすすめです。
ブリーダーから飼うメリット1.専門のブリーダーが丁寧に説明してくれる
子犬をブリーダーから購入する最大のメリットの一つは、専門のブリーダーが持つ豊富な知識と経験にあると言えます。
犬種ごとに特有の遺伝的健康問題がある可能性もあります。ブリーダーは、犬種ごとの特性、性格、健康管理に関する詳しい情報を把握しています。そのため、将来の健康問題を予測して、適切な飼育環境や飼育方法についてアドバイスをしてくれます。
また、プロとしての視点を持つブリーダーは、育成過程における犬の社会化やしつけについても深い知識を持っています。
子犬の段階で必要なしつけやトレーニングやその過程を熟知しており、時期やしつけの方法について詳しく説明してくれます。
親犬の血統や性格も把握しているため、子犬の特性がどのように受け継がれているかについても相談できます。
例えば、「親犬が活発な性格の場合、子犬もその影響を受けやすい」など、長年の経験と専門知識をもとにした見解を持っているため、お迎えする犬の性格や特性を理解しやすくなります。
ブリーダーから子犬を飼うことは、単なる販売ではなく、子犬を家庭に迎え入れるためのパートナーシップを築く最初の一歩となります。彼らの専門知識は、愛犬との幸せな生活を送るための大切な一歩になります。
ブリーダーから飼うメリット2.お迎え後のフォローも対応してくれる
子犬を迎えた後の飼い主にはさまざまな悩みや問題が生じます。
初めて犬を飼う場合、言葉が通じないため意思疎通が難しいと感じる場面に直面するでしょう。
トイレトレーニングがうまくいかないことや、社会化不足からくる吠え癖など、心配な行動が見られたとき、予期せぬ病気やアレルギーが発現するような健康面の不安など、正しい対処法が分からず迷うことも少なくありません。
ブリーダーから購入することで、お迎え後に直面した疑問や不安にもアフターフォローを行ってくれます。
優秀なブリーダーは、犬が新しい環境に馴染むまでしっかりとサポートしてくれることが多いです。
トイレトレーニングのコツや、適切な社会化の方法に関して具体的なアドバイスを提供してサポートしてくれるでしょう。ペットとの正しい付き合い方を教わることで、悩みや不安を軽減できます。
さらに、健康面の問題についても、ブリーダーは過去の飼育経験を熟知しているため、実践的かつ説得力のある助言をしてくれます。
食事内容を改善したり、飼育環境を見直したり、ご家庭でできる対策を教えてくれることで、分からないまま放置してしまったり、間違った対応をしてしまうリスクが減ります。
ブリーダーによるアフターフォローは、単に犬を販売するだけではなく、その後の生活全般においても大きな安心感をもたらします。新しい家族を迎えた後の悩みや問題を解決し、飼い主と犬とのより良い関係を築くための重要な手助けをしてくれます。
ブリーダーから飼うメリット3.血統が確かな子犬をお迎えできる
ブリーダーから子犬を迎える場合、血統が確かな子犬を迎えられるのもメリットです。
ブリーダーは、特定の犬種を専門として繁殖を行っているため、血統をしっかりと管理しています。
親犬からの遺伝的な特徴や性質についてもしっかりと把握しているため、お迎えするご家庭に合った子犬と出会いやすくなります。
血統が確かな子犬を迎えることで、将来に渡って愛犬の成長を見守るときにも役立ちます。生まれつきの行動や性格が判断しやすいため、個々に合わせたトレーニングやしつけ、飼育環境の見直しがしやすくなります。
愛犬を一生のパートナーとして迎える際に非常に心強い要素となります。
ブリーダーから飼うメリット4.多くの選択肢から選べる
ブリーダーから子犬を購入するほうが、選択肢が多い傾向にあります。特定の犬種に特化して育てているため、血統、性格も多種多様です。自分の理想に合う子を見つけるにはぴったりです。
また、見学時に自分の目で直接子犬を観察したり、実際に触れ合いもさせてくれる犬舎もあります。このような体験が、飼い主の不安を軽減し、お迎え後の満足感を高めることにつながります。
飼いたい犬種が決まっている方や、性格や特性に希望がある方など、重視したいポイントがあるなら、ブリーダーから犬を購入するという選択肢は非常に魅力的です。
ブリーダーから飼うメリット5.子犬の健康管理や飼育環境が良い状態にある
ブリーダーから購入すると、子犬の健康管理や飼育環境が良い状態にあります。
専門のブリーダーは、子犬の成長に必要な医療や栄養管理をきちんと行っており、清潔で安全な環境で育成されています。
健康的で元気な子犬をお迎えできるため、飼い主としても安心して探すことができます。
【簡単解説】子犬のお迎えまでの流れ!ブリーダーから飼う6つのステップ
ブリーダーから子犬を購入してお迎えするまでには、以下の6つのステップがあります。
- 希望の子犬を探す
- ブリーダーへお問い合わせ
- 犬舎へご見学
- 購入意思の決定
- 購入手続き・お支払い
- お引き渡し
すぐに新しい家族を迎えられるわけではありませんので、手続きや準備を忘れないようにしましょう。
特に犬舎見学の際には、生活環境やブリーダーの飼育方針を確認できるため、実際にお迎えした後の大切な情報を得る良い機会になります。
ブリーダーとのコミュニケーションを取れる機会ですので、子犬の性格や健康状態、育て方に関して聞きたいことがあれば、あらかじめ用意しておくとスムーズです。
お迎えまでの流れ1.希望の子犬を探す
まずは、子犬検索画面より、犬種やブリーダーを指定して希望の子犬を探していきます。子犬の価格や特徴、生年月日、見学場所などの詳細を確認できるので、条件に合う子犬を見つけましょう。
希望の子犬を探す際は、自分のライフスタイルや飼育条件も考慮しましょう。犬種ごとの特性や性格、必要な運動量を理解し、生活環境に合った子犬を迎えるのがおすすめです。
また、インターネットやSNSを活用して、ブリーダーの評判やこれまでの取り組みを確認することも大切です。信頼できるブリーダーから選ぶことで、犬の健康や飼育環境が良好な状態であることを確保できます。
お迎えまでの流れ2.ブリーダーへお問い合わせ
希望の子犬が見つかったら、ブリーダーページの問い合わせフォームから、ブリーダーへ問い合わせを行ってください。
子犬の詳細やご購入方法、お手続きについてご説明いたします。
またこのときに、子犬に関すること、不安や疑問点があればブリーダーへ詳しく聞いてください。
具体的には、子犬の健康状態や成育環境に関する質問をすることが重要です。
これにより、安心してお迎えできるかどうかの判断材料になります。
人気の子犬はすぐに決まってしまうため、お早めのご連絡をお願いします。
お迎えまでの流れ3.犬舎へご見学
2013年9月に施行された改正動物愛護管理法により、わんちゃんをお迎えする際は、一度犬舎へ見学する必要があります。
ブリーダーに見学希望日を伝えて見学の予約を行います。見学では不安や分からないことがないよう、子犬の性格やしつけ、飼育方法、血統書の内容などをしっかり聞くようにしてください。
また、犬舎見学時には事前に用意しておくべきものやルールもありますので、しっかりと確認してから訪問することが重要です。見学中は、ブリーダーの指示を守り、慌てず落ち着いて行動しましょう。
犬舎見学は、ブリーダーとの信頼関係を築くために非常に大切なステップです。このひとときを通じて、あなたご自身も子犬の環境や育てられ方をしっかり確認し、安心してお迎えできる準備を整えましょう。
※犬舎見学時のマナーについては「犬舎見学時での8つのマナー」を参照してください。
※改正動物愛護管理法の詳しい説明は「犬を飼う前に知っておくべき法律や条例に関する基礎知識」を参照してください。
お迎えまでの流れ4.購入意思の決定
見学後はご家族と相談したうえで、子犬の購入を決定したらブリーダーへ購入意思を伝えましょう。
その際には、ブリーダーに対して購入に関する具体的な質問をすることも重要です。例えば、今後のしつけや健康管理についてのアドバイスを求めることや、引き渡し時期、購入手続きに関する詳細確認をすることが挙げられます。
また、家族全員で子犬の飼育についての役割分担を明確にして、責任を持って育てる意識を共有することが必要です。
※わんちゃんは手がかかる動物です。そのため、「一目惚れ」や「寂しさを紛らわせる」といった、衝動買いは決してしないよう注意してください。
しっかりと準備し、子犬との生活が始まってからも愛情をもって接することが大切です。
お迎えまでの流れ5.購入手続き・お支払い
ブリーダーに購入意思を伝えたら、支払い方法を取り決め、ブリーダーと子犬の売買契約を交わします。
契約書には、子犬の詳細、販売価格、引き渡し日時、アフターサービスに関する内容が記載されているため、しっかりと確認することが重要です。
契約内容に不明点がある場合は、必ずブリーダーに問い合わせて解決しましょう。
お支払いが完了した後、引き渡しに向けた準備が進められます。この時期に、必要な飼育道具や食事用品を揃えることをおすすめします。
購入手続きが完了したら、引き渡し日を楽しみに待つことができるでしょう。
お迎えまでの流れ6.お引き渡し
2013年9月1日より、56日(生後8週齢)を経過しない子犬の販売・引き渡しは禁止されています。そのため、56日以降の日程でお迎え日を決めていく流れとなります。
※日本犬種(柴犬、秋田犬、紀州犬、甲斐犬、北海道犬、四国犬)に限り生後49日を経過していれば販売、引渡しができるものとする特例措置が設けられています。
ブリーダーと事前に最終確認を行い、必要な持ち物を準備したり、新しい家族を迎えるためのスペースや環境が整っているか再確認しておきましょう。
ブリーダーから犬を購入するときの値段について知っておきたいポイント
最後に、ブリーダーから犬を購入する際の価格について知っておきましょう。一般的に、ブリーダーから直接子犬を購入する場合、中間業者を介さないため、無駄な人件費や仲介料が省かれ、より透明性の高い価格設定がされることが多いです。
信頼できるブリーダーは、健康診断を行い、ワクチン接種や飼育環境の徹底を行っています。子犬の健康状態や飼育環境も価格に影響を与えるでしょう。
しかし、適正価格が必ずしも「安い」とは限りません。特に人気の犬種や血統の良い子犬は、それに見合った価格となる傾向にあります。納得のいく価格で、良質な子犬を迎えることができるよう、事前に情報収集を行いましょう。