チワワの大きさってどのくらい?特徴や性格、飼い方についてもご紹介!
公開日:2025年6月27日
更新日:2025年6月27日

チワワはその小さな体で世界中の人々を魅了しています。
ここでは、チワワの標準サイズや成長過程、そしてその魅力的な特徴や性格、さらには健康なチワワとの暮らしのための飼い方や注意すべき病気についても詳しくご紹介します。
チワワの特徴
チワワは世界最小の犬種といわれており、成犬の体重は一般的に1.5kgから3kg程度、体高は12cmから20cm程度になります。
小さい体ながらも、ぴんと立った大きな耳とクリクリとした大きな瞳、そして「アップルヘッド」と呼ばれる丸みを帯びたおでこが特徴です。子犬のころはさらに小さく愛らしい姿ですが、成長に伴い骨格もしっかりしてきます。全体的にコンパクトでかわいらしい外見をしています。
チワワの値段や価格相場
チワワの価格は、血統や毛色、月齢などによって大きく変動しますが、平均価格は約26万円から34万円程度です。
子犬の販売価格には定価がなく、同じ犬種でも価格が大きく異なることがあります。ミックス犬の場合、チワワよりも販売数が少なく、価格が高くなる傾向も見られます。
チワワの平均的な寿命
チワワは小型犬の中でも比較的長生きな犬種として知られており、平均寿命は13歳から15歳程度といわれています。
中には15歳を超えて長生きするチワワも珍しくなく、適切なケアを行うことで更なる長寿も期待できます。ギネス世界記録には21歳を超えて生存したチワワも認定されており、これは驚くべき長寿と言えるでしょう。
チワワの平均的なサイズ
チワワの平均的なサイズは、体高が12〜20cm、体重が1.5〜3kg程度です。
一般的に理想体重は1.5〜2.5kgとされています。
しかし、これはあくまで標準的な目安であり、個体差が非常に大きい犬種です。
体高が標準より高かったり低かったり、体重が3kgを超える場合もあります。
個々のチワワによって最適な体重は異なるため、愛犬の体格や健康状態を考慮し、獣医師と相談しながら適切な体重を把握することが重要です。
極小サイズのチワワについて
チワワの中には「極小チワワ」や「ミニチワワ」と呼ばれる、平均的なチワワよりも一回り小さい個体が存在します。これらのチワワは、体高が15cm未満、平均体重が1kg前後であることが多いです。
極小サイズのチワワは愛らしい反面、発育がゆっくりであったり、体が小さいため怪我のリスクが高かったりする特徴があります。そのため、より一層慎重な飼育が必要となります。
子犬期の体重変化
チワワの子犬は生後1か月から7か月頃にかけて急速に成長し、体重が増加します。
生後2か月で400gから500g前後、3か月で600gから700g前後、4か月で800gから900g前後、5か月で1.2kgから1.6kg前後、そして6か月で約1.7kg前後まで成長することが一般的です。その後、生後8か月から12か月にかけて体重増加は緩やかになり、成犬としての体重がほぼ定まります。
子犬の成長には個体差がありますが、この時期に適切な栄養を摂ることが健康な成犬になるために重要です。
成犬になるまでの期間
チワワが成犬になるまでの期間には個体差がありますが、一般的に生後7か月から12か月頃にかけて成長がほぼ完了するといわれています。
成長の早い子では生後7か月頃には成犬の大きさに近づき、遅い子でも1歳を迎えるころには成長が止まることが多いようです。
この期間は、子犬用のフードから成犬用のフードに切り替えるタイミングを検討する必要があり、理想体重の80%程度になったらフードの変更を始めると良いでしょう。
さまざまなチワワの種類について
チワワにはさまざまな種類があり、主に体型や被毛のタイプ、毛色によって分類されます。これらの違いによって見た目の印象が大きく変わるため、迎えるチワワを選ぶ際の参考になります。チワワの種類を理解することで、より深くその魅力を知ることができるでしょう。
体型による分類
チワワの体型は大きく分けて3種類あります。
手足や首が短めで丸みを帯びたかわいらしい印象の「ドワーフタイプ」、手足が長くスリムでスタイリッシュな印象の「ハイオンタイプ」、そしてその中間のバランスの取れた体型の「スクエアタイプ」です。
体型の違いは見た目に影響を与え、好みが分かれるポイントとなります。ドワーフタイプはぬいぐるみのような愛らしさがあり、ハイオンタイプは鹿のようなスラっとした姿が特徴です。
被毛のタイプ
チワワの被毛には、「スムースコート」と「ロングコート」の2つのタイプがあります。
スムースコートは光沢のある短い毛で全身が覆われており、体のラインがはっきり見えます。お手入れが比較的簡単です。ロングコートは長く柔らかい毛が生えており、耳や胸、尾などに飾り毛があります。
スムースコートに比べて抜け毛が少ないと言われることもありますが、定期的なブラッシングはどちらのタイプも必要です。
豊富な被毛のバリエーション
チワワは、以下のように非常に多様な毛色のバリエーションを持ち、さまざまな組み合わせが存在します。
毛色のバリエーション
- 単色
- タン(眉や胸元などのポイントカラー)
- パーティーカラー(2色)
- トライカラー(3色)など
毛色
- クリーム
- レッド
- フォーン
- ブラック
- ホワイト など
他にもブルーやイザベラ(ライラック)といった希少カラーも存在します。
珍しい毛色や模様は市場で高値がつく傾向にあります。
詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
チワワの基本的な性格
チワワは小さく愛らしい見た目に反して、勇敢で活発な一面を持っています。
好奇心旺盛で遊び好きな性格であり、室内でも十分に運動できますが、外での散歩も好みます。一方で、繊細で臆病な部分もあり、見慣れないものに対しては警戒心を示すことがあります。飼い主に対しては深い愛情を持ち、忠実ですが、甘やかしすぎるとわがままになる可能性もあるため、適切なしつけが重要です。
飼い主への忠誠心
チワワは飼い主に対して非常に強い忠誠心と深い愛情を抱く犬種です。飼い主を守ろうとする勇敢な一面もあり、飼い主がピンチのときには吠えるなどの行動を見せることもあります。飼い主一筋といった傾向があり、他の人や犬にやきもちを焼くかわいらしい一面も見られます。献身的な姿は多くの飼い主を魅了しますが、その忠誠心がゆえに、見知らぬ人に対しては警戒心が強くなることもあります。
チワワを飼ううえでのポイント
チワワを健康で幸せに育てるためには、いくつかの重要なポイントがあります。毎日の適切なケアに加え、特に注意したいのが温度管理です。体が小さいチワワは、暑さや寒さの影響を受けやすいため、快適な環境を整えることが非常に大切になります。これらのポイントを押さえることで、チワワとの共同生活がより豊かなものになるでしょう。
毎日のケア
チワワとの暮らしでは、毎日のケアが欠かせません。被毛のタイプによってお手入れの方法は異なりますが、スムースコート、ロングコート共に定期的なブラッシングが必要です。特にロングコートは毛が絡まりやすいため、こまめなブラッシングで毛玉を防ぎます。また、歯磨きや爪切り、耳掃除なども定期的に行い、体を清潔に保つことも大切です。これらの日常的なケアは、病気の早期発見にもつながります。
適切な温度管理
チワワは体が小さいため体温調節が苦手で、寒さにも暑さにも弱い犬種です。そのため、室内の温度管理が非常に重要になります。
快適な室温は20℃から25℃程度と言われており、夏場はエアコンで涼しく、冬場は暖房器具や保温マットなどで暖かくしてあげることが大切です。
急激な温度変化はストレスになるため、温度を一定に保つよう心がけましょう。特に留守番中や就寝時など、人の目が届かない時間帯の温度管理には十分な配慮が必要です。
チワワが気を付けたい病気
チワワは一般的に健康な犬種ですが、その小さな体ゆえに注意したい特定の病気がいくつか存在します。特に、脳に関連する疾患や、頭部の泉門の開き、心臓の病気などが挙げられます。これらの病気について理解し、早期発見や予防に努めることが、チワワの健康寿命を延ばすために非常に重要です。日頃から愛犬の様子をよく観察し、異変があればすぐに動物病院を受診しましょう。
かかりやすい病気の種類
チワワがかかりやすい病気として、水頭症や泉門開存、僧帽弁閉鎖不全症などの心臓病、気管虚脱、膝蓋骨脱臼などが挙げられます。
水頭症は脳脊髄液が脳を圧迫する病気で、泉門が開いているチワワに多く見られます。
僧帽弁閉鎖不全症は高齢になると増える心臓病です。
気管虚脱は気管が潰れて呼吸が困難になる病気で、小型犬に多く見られます。
膝蓋骨脱臼は膝のお皿が外れる病気で、特に小型犬に多く、チワワも注意が必要です。これらの病気は早期発見と適切な治療が重要となります。
まとめ|チワワは個性的で魅力あふれる世界最小の犬種!
この記事では、チワワの大きさや性格といった基本情報から、健康管理や飼育のポイントまで詳しく解説しました。
小さな体に反してとても活発で、警戒心と愛情深さを併せ持つチワワは、個性的で魅力あふれる犬種です。
その小ささゆえに特有の配慮やケアが必要ですが、愛情と理解をもって接することで、かけがえのない家族の一員として豊かな時間を共に過ごせることでしょう。
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愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
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