一人暮らしでも飼いやすい犬種15選!犬種の特徴や飼育時の注意点も解説!

「一人暮らしだけど犬を飼いたい」と考えている方は多くいらっしゃるでしょう。
この記事では、「一人暮らしでも犬は飼えるのか」という疑問にお答えしつつ、一人暮らしでも飼育しやすい犬種や、飼育する上での注意点について詳しく解説します。
一人暮らしでも犬は飼える?
「一人暮らしだと犬を飼うのは難しいのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。
結論から言うと、一人暮らしでも犬を飼育することは可能です。ただし、犬は家族の一員として生涯にわたって愛情と責任を持って飼育する必要があり、一人暮らしの場合はその責任をすべて一人で負うことになります。
犬を迎える前に、ご自身のライフスタイルや環境を十分に考慮し、犬と幸せに暮らしていけるかを検討することが重要です。
一人暮らしでも飼いやすい犬種
では、どのような犬種が飼育しやすいのでしょうか。ここでは、一人暮らしでも比較的飼育しやすいとされる犬種の特徴と、飼い方のポイントについてご紹介します。
もちろん個体差はありますが、犬種ごとの特性を理解しておくと、より良いパートナーを見つける手助けになるでしょう。
①チワワ
チワワは世界最小の犬種として知られており、小柄な体が特徴です。
警戒心が強く勇敢な一面もありますが、飼い主には非常に忠実で愛情深い性質を持っています。
物覚えが良く初心者でもしつけがしやすい犬種ですが、寒さに弱いので温度管理には注意が必要です。
また、骨が華奢なので高い場所からの落下などには気をつけましょう。
②トイプードル
トイプードルは非常に賢く、物覚えが良い犬種として知られています。
活発で遊び好きな一面もありますが、しつけがしやすく、集合住宅でも飼育しやすいと言われています。明るく人懐っこい性格の子が多く、飼い主とのコミュニケーションを喜びます。
運動欲求を満たすためにも、毎日しっかり遊ぶ時間を作ってあげることが大切です。
抜け毛が少ないのも特徴ですが、毛が伸び続けるため定期的なトリミングが欠かせません。
③ビションフリーゼ
ビションフリーゼは、ふわふわとした白い被毛が特徴的な小型犬です。
陽気で遊び好き、そして誰に対しても友好的な性格を持っています。比較的穏やかで無駄吠えも少ない傾向にあるため、マンションなどの集合住宅でも飼育しやすい犬種です。
人との触れ合いを好み、寂しがり屋な一面もあるため、留守番が長時間になるとストレスを感じることがあります。
真っ白な被毛を美しく保つためには、毎日のブラッシングと定期的なトリミングが必要です。
④ミニチュアダックスフンド
ミニチュアダックスフンドは、胴長短足の見た目が特徴的な小型犬です。
活発で好奇心旺盛な性格で、甘えん坊で遊び好きな一面もあります。
猟犬としての本能から吠えやすい傾向があり、子犬の頃から無駄吠えを防ぐしつけが重要です。
被毛のタイプは、スムース、ロング、ワイヤーの3種類がいますが、いずれもお手入れは比較的しやすいでしょう。
椎間板ヘルニアになりやすい傾向にあるので、階段の昇り降りや激しい運動には注意が必要です。
⑤パピヨン
パピヨンは、蝶が羽を開いたような形の耳が特徴的な小型犬です。
活発で遊び好きな性格を持っています。しつけに対する適応力が高く、集合住宅でも飼育しやすいです。
比較的小柄なので、一人暮らしの部屋でも飼育しやすいと言われていますが、寂しがり屋な一面もあるため長時間の留守番は苦手な場合があります。
定期的なブラッシングは必要ですが、トリミングは必須ではないと言われています。
⑥柴犬
柴犬は日本を代表する犬種で、忠実で勇敢な性格が特徴です。
飼い主には非常に深い愛情を示しますが独立心も強く、頑固な一面もあります。賢く物覚えが良いですが、しつけには一貫性が必要です。
見知らぬ人や犬に対して警戒心を持つことがあるため、子犬の頃からの社会化が重要になります。
換毛期には多くの毛が抜けるため、日頃から定期的にブラッシングを行ってあげましょう。
また、運動量が必要な犬種なので、毎日の散歩時間をしっかり確保することが大切です。
⑦パグ
パグは、しわくちゃの顔と短い鼻が特徴的な小型犬です。
陽気で人懐っこく、マイペースな性格を持っています。無駄吠えが少ない傾向にあり、集合住宅でも飼育しやすい犬種です。
スキンシップを好むため、一緒に過ごす時間を大切にしてあげましょう。
また、短頭種のため、呼吸器系の病気にかかりやすい傾向にあります。寒さや暑さに弱いため、温度管理には十分な注意が必要です。
⑧ペキニーズ
ペキニーズは、長い被毛と独特の顔立ちが特徴的な小型犬です。
独立心が強くマイペースな性格ですが、飼い主には深い愛情を示します。比較的運動量は少ないと言われていますが、適度な運動は必要です。
長い被毛の手入れには毎日のブラッシングが欠かせません。短頭種のため、暑さや寒さに弱く、呼吸器系の問題に注意が必要です。
⑨ボストンテリア
ボストンテリアは、タキシードを着ているような白黒の模様が特徴的な小型犬です。
明るく活発で、遊び好きな性格を持っています。
しつけに対する適応力が高いと言われており、比較的無駄吠えも少なく集合住宅でも飼育しやすい犬種です。
短頭種のため暑さや寒さには弱く、温度管理には注意が必要です。
毎日の散歩や遊びは必要ですが、体に負担のかからない程度にしましょう。
⑩マルチーズ
マルチーズは、真っ白でふわふわの被毛が特徴的な小型犬です。
優しく従順な性格で、人懐っこく誰とでも仲良くできます。
賢く、しつけに対する適応力が高いため、初心者の方にも飼育しやすいと言われています。
寂しがり屋な一面もあるため、長時間の留守番は苦手な場合があります。
抜け毛は少ないですが、長い被毛を美しく保つためには毎日のブラッシングと定期的なトリミングが必要です。
⑪ポメラニアン
ポメラニアンは、フワフワの被毛と愛らしい顔立ちが特徴的な小型犬です。
活発で好奇心旺盛、遊び好きな性格を持っています。
賢く物覚えが良いですが、やや吠えやすい傾向にあるため、子犬の頃からの無駄吠え防止のしつけが重要です。
運動量はそれほど多くありませんが、毎日のお散歩や遊びは必要です。
密集した被毛の手入れには毎日のブラッシングが欠かせません。
⑫ヨークシャーテリア
ヨークシャーテリアは、「動く宝石」とも呼ばれる美しい被毛が特徴的な小型犬です。
勇敢で活発、遊び好きな性格を持っています。賢く、しつけに対する適応力が高いですが、気が強い一面もあります。
寂しがり屋な一面もあるため、長時間の留守番は苦手な場合があります。
被毛の手入れには毎日のブラッシングと定期的なトリミングが必要です。
比較的運動量はそれほど多くありませんが、毎日のお散歩や遊びは必要です。
⑬狆
狆は日本原産の小型犬で、短い鼻と大きな目が特徴的です。
穏やかで控えめな性格を持ち、比較的無駄吠えも少ない傾向にあります。
人との触れ合いを好み、甘えん坊な一面もあります。
室内での飼育に適しており、運動量もそれほど多くありません。
長い被毛の手入れには毎日のブラッシングが必要ですが、トリミングは必須ではないと言われています。
⑭シーズー
シーズーは、長い被毛とぺちゃっとした顔が特徴的な小型犬です。
温厚で人懐っこく、誰とでも仲良くできる社交的な性格を持っています。比較的無駄吠えが少なく、初心者でも飼育しやすい犬種です。
長い被毛の手入れには毎日のブラッシングと定期的なトリミングが欠かせません。
短頭種のため暑さ寒さには弱く、温度管理には注意が必要です。
⑮キャバリアキングチャールズスパニエル
キャバリアキングチャールズスパニエルは、垂れ耳と優しい顔立ちが特徴的な小型犬です。
穏やかで愛情深く、人懐こい性格を持っています。争いを好まず、他の犬とも友好的に接することができます。
賢く、しつけに対する適応力が高いため、初心者でも飼育しやすい犬種です。
ただし寂しがり屋な一面もあるため、長時間の留守番は苦手な場合があります。
一人暮らしで犬を飼う時の注意点
一人暮らしで犬を飼育することは可能ですが、いくつかの注意点があります。これらを理解し準備をすることで、愛犬との暮らしをより豊かにすることができるでしょう。
ここでは、一人暮らしで犬を飼育する際に気をつけたいポイントを3つご紹介します。
①犬に適した住環境を整える
一人暮らしで犬を飼育する場合、まず住環境が犬の飼育に適しているか確認する必要があります。
賃貸物件の場合は、ペット可であるか、犬種や大きさに制限がないかなどを事前に確認しましょう。
また、犬が安全に快適に過ごせるように、滑りにくい床材を用意したり、誤飲の危険があるものを片付けたりと、室内環境を整える必要があります。
留守番時の安全確保のため、ケージやサークルを用意するのも良いでしょう。
②安定した収入の確保
犬を飼育するには、初期費用だけでなく、毎日の食事代、医療費、トリミング代など、継続的に費用がかかります。
予期せぬ病気やケガで高額な治療費が必要になることもあります。
調査によると、犬の飼育にかかる年間費用は約30万円以上とされています。一人暮らしの場合、これらの費用をすべて自分で負担する必要があるため、安定した収入があることが重要です。
③もしもの対策を考える
一人暮らしの場合、飼い主にもしものことがあった場合に犬を誰かに預ける、あるいは世話を頼めるような体制を事前に考えておく必要があります。
病気や事故、災害時など、自分がお世話できなくなった場合の預け先や、信頼できる友人、親族などに相談しておくことが大切です。
ペットホテルやペットシッター、動物病院の一時預かりサービスなども選択肢の一つです。
まとめ
一人暮らしで犬を迎えることは、生活に癒しや喜びをもたらしてくれますが、そのぶん責任も伴います。
犬種ごとの性格や生活スタイルとの相性をよく考え、無理なく世話ができる環境を整えることが大切です。
日々のコミュニケーションや適度な運動、健康管理を丁寧に行うことで愛犬との信頼関係も深まります。自分に合ったパートナーを見つけて、充実したペットライフを楽しんでください。

愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
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