【短毛犬種全25種】毛が短い犬のメリットや飼いやすさとは?
公開日:2025年12月30日
更新日:2025年12月30日
短毛の犬は、お手入れが比較的簡単なことから人気があります。一言で短毛犬種といっても、チワワのような小型犬からドーベルマンのような大型犬まで、その種類はさまざまです。
この記事では、サイズ別に人気の短毛犬種を紹介するとともに、短い毛を持つ犬種ならではのメリット・デメリットや飼育のポイントについて解説します。自分のライフスタイルに合う犬種を見つけるための参考にしてください。
[目次]
短毛犬種を選ぶ前に!知っておきたいメリット・デメリット
短毛種との生活は、短い毛ならではのメリットがある一方で、飼育する上で注意すべき点も存在します。短毛の犬を家族に迎える前には、これらのメリットとデメリットを正しく理解しておきましょう。
| メリット(魅力) | デメリット(注意点) | |
| お手入れ | こまめなカットが不要シャンプーや乾燥が早い | 抜け毛が服や布に刺さりやすい |
| 皮膚・健康 | 皮膚の異常を見つけやすい | 紫外線や外傷など 外部刺激に弱い傾向あり |
| 温度管理 | 夏の熱がこもりにくい 暑さに比較的強い傾向あり |
寒さに弱い犬種が多い |
【要注意】「短毛=抜け毛が少ない」は間違い?
毛が短い犬種のメリットとして「抜け毛が少ない」点をイメージする人も多いかもしれませんが、実は、「短毛=抜け毛が少ない」とは言い切れません。実際には、犬の抜け毛の量は毛の長さではなく、「被毛の構造(コートの種類)」に左右されます。
犬の被毛は、以下のようにシングルコート・ダブルコートの2種類にわけられます。
| シングルコート(一重構造) | ダブルコート(二重構造) | |
| 被毛の構造 | 上毛(オーバーコート)のみ | 上毛 + 下毛(アンダーコート) |
| 抜け毛の量 | 少なめ(生え変わりが遅い) | 非常に多い(換毛期に増える) |
| 換毛期 | なし | 春・秋にあり |
| お世話の手間 | 比較的かんたん | こまめな被毛ケアや掃除が必要 |
愛犬の被毛タイプの特徴を理解することは、適切なお手入れや掃除のために非常に重要です。お迎えしたい犬種があれば、事前によく調べておきましょう。
短毛犬種が向いている人・向いていない人
お手入れの手軽さが魅力の短毛種ですが、抜け毛の性質や温度管理の難しさは意外な盲点です。あなたのライフスタイルや理想の飼い方と、短毛種特有の性質がマッチするか、以下のチェックリストで確認してみましょう。
【短毛犬種が向いている人】
- 自宅でこまめにシャンプーして清潔を保ちたい
- 日々のブラッシングに多くの時間を割けない
- トリミング代などのランニングコストを抑えたい
- 皮膚の異変や体型変化をいち早く察知したい
- 愛犬に洋服を着せて防寒対策も楽しめそう
【短毛犬種が向いていない人】
- 冬場の外飼いや過酷な寒冷地で飼育予定
- 寒い時期に長時間一緒に外で遊びたい
- フサフサでもふもふな手触りの犬がが理想
- 愛犬のさまざまなカットスタイルを楽しみたい
- 「毛が短いからケアは不要」と放置してしまう
上記をふまえて、自分のライフスタイルに合うかどうかを確認してからお迎えすることが大切です。
【超小型・小型犬】飼いやすい短毛種10選
超小型犬や小型犬に分類される短毛犬種は、日本の住環境でも飼いやすいことから特に人気があります。ここでは、シングルコートで毛が短い小型犬10種類を、小さい順にご紹介します。
| 犬種 | サイズ (体重) |
抜け毛の量 | 飼いやすさ |
| チワワ (スムース) |
超小型犬 約2〜3kg |
抜け毛は少なめ。お手入れは楽 | ★★★ 室内飼いしやすい |
| トイマンチェスターテリア | 超小型犬 約2〜3kg |
光沢がある被毛。抜け毛は少なめ | ★★★ 活発な遊びが必要 |
| ミニチュアピンシャー | 超小型犬 約3〜4kg |
短毛で光沢あり。毛抜けは少なめ | ★★★ しつけと運動が重要 |
| イタリアングレーハウンド | 超小型犬 約3〜5kg |
毛が短く滑らか。抜け毛は少ない | ★★ 運動量が多め |
| ミニチュアダックスフンド | 小型犬 約4〜5kg |
被毛は短く密集。抜け毛は少なめ | ★★★ 運動不足に注意 |
| ジャックラッセルテリア(スムース) | 小型犬 約5〜6kg |
抜け量は少なめ。お手入れは楽 | ★★ 活発で運動量が多い |
| スムースフォックステリア | 小型犬 約6〜8kg |
抜け量は少なめ。お手入れは楽 | ★★ しつけと運動が必須 |
| ボストンテリア | 小型犬 約5〜11kg |
抜け毛は少なめ。お手入れは楽 | ★★★ 社交的で初心者向き |
| パグ | 小型犬 約6〜9kg |
抜け毛は多め | ★★★ 穏やかだが肥満注意 |
| フレンチブルドッグ | 小型犬 約8〜14kg |
抜け毛量は普通 | ★★★ 運動量は少なめ |
チワワ(スムース)
チワワは超小型で皮膚が薄いため、スムースタイプのブラッシングには地肌を傷めないラバーブラシが最適。抜け毛は少ないですが、寒さに弱いため冬場の散歩時には洋服を着せるのがおすすめです。賢く勇敢ですが、甘やかしすぎると「臆病な攻撃性」が出やすいため、毅然とした態度で接しましょう。
トイマンチェスターテリア
ネズミ捕りとして活躍した歴史から、動くものへの反応が非常に鋭い犬種です。被毛は艶やかで蒸しタオルで拭くだけでも輝きを保てます。テリア特有の頑固さがあるため、遊びの中に「待て」などの自制心を養うトレーニングを組み込むのがコツです。
ミニチュアピンシャー
「ミニチュア」と名が付くものの、中身は非常にパワフルで活動的。短毛で体臭は少ないですが、寒がりのため冬の散歩は防寒着が必要です。脱走癖や高い所への跳躍力が凄まじいため、室内でもゲート設置などの安全対策を徹底してください。
イタリアングレーハウンド
絹のような被毛は体臭がほぼありません。しかし、皮下脂肪が極めて少なく、硬い床では座りだこができやすいため、柔らかい寝床を用意しましょう。骨が非常に細く、ソファからの飛び降りなどによる骨折事故には細心の注意が必要です。
ミニチュアダックスフンド(スムース)
ビロードのような手触りの短毛が特徴。スムースは3タイプの中で最も活動的な傾向があり、獲物を追う本能が強めです。最大のリスクは「椎間板ヘルニア」のため、滑りやすいフローリングにはマットを敷き、階段の昇り降りは極力避ける環境作りが不可欠です。
ジャックラッセルテリア(スムース)
「小型犬の皮を被った大型犬」と呼ばれるほど体力無限大。短毛ですがダブルコートのため、換毛期の抜け毛は驚くほど多いです。毎日のハードな運動に加え、知育玩具などで「頭を使わせる遊び」を与えないと、破壊行動に繋がりやすいので注意。
スムースフォックステリア
非常にスマートで俊敏、スタミナ豊富。被毛は硬く密生しており、泥汚れも乾けば落ちやすいためお手入れは楽です。ただし、家庭犬としては興奮性が高い一面もあるため、パピー期からの「社会化訓練」でほかの犬や音に慣らすことが飼いやすさの鍵です。
ボストンテリア
「タキシードを着た紳士」と呼ばれ、被毛の質感は滑らか。短頭種(鼻ぺちゃ)特有のいびきや鼻鳴らしがあります。また、目が突出しているため、散歩中の草むらでの眼球の傷には注意が必要です。感情表現が豊かで、しつけの入りが良いのが魅力です。
パグ
「短毛=抜け毛が少ない」という誤解が多いですが、実は抜け毛の量がかなり多い犬種です。毎日のブラッシングは欠かせません。食欲旺盛で太りやすく、肥満は呼吸器への負担に直結するため、おやつの与えすぎには厳格なルールが必要です。
フレンチブルドッグ
短毛ですが、首回りのシワに汚れが溜まりやすく、放置すると皮膚炎の原因になります。こまめにシワの間を専用シート等で拭いてあげましょう。体温調節が極めて苦手なため、夏場は熱中症に要注意で、24時間のエアコン管理が必須となる犬種です。
【中型犬】活動的で魅力たっぷりな短毛種7選
中型犬は、小型犬よりも体力があり、大型犬ほど大きな飼育スペースを必要としないため、家庭犬として人気の高いサイズです。
| 犬種 | サイズ (体重) |
抜け毛の量 コート種類 |
飼いやすさ |
| 柴犬 | 中型犬 約8〜11kg |
抜け毛は多め。ダブルコート | ★★ 独立心強くしつけが必要 |
| ビーグル | 中型犬 約9〜11kg |
抜け毛は多め。ダブルコート | ★★ 活発な性格で運動量が多め |
| バセンジー | 中型犬 約9〜11kg |
抜け毛は少なめ。シングルコート | ★★★ 独立心強いが飼いやすい |
| ウィペット | 中型犬 約11〜14kg |
抜け毛は少なめ。シングルコート | ★★★ 穏やかで室内飼い向き |
| バセットハウンド | 中型犬 約20〜27kg |
抜け毛は多め。ダブルコート | ★★ マイペースで吠えやすい |
| アメリカンスタッフォードシャーテリア | 中型犬 約25〜30kg |
抜け毛は少なめ。シングルコート | ★★ 力が強くしつけが重要 |
| ブルテリア | 中型犬 約22〜32kg |
抜け毛は少なめ。シングルコート | ★★ 活発でエネルギッシュ |
柴犬
密度が高いダブルコートで、換毛期の抜け毛は大量です。ラバーブラシで下毛を徹底除去しましょう。皮膚が弱いため洗いすぎは禁物です。自立心が強くベタベタされるのを嫌うため、幼少期から体に触れる練習を重ね、ケアを受け入れる信頼関係を築くことが大切です。
ビーグル
短く硬い毛が服に刺さりやすく、換毛期はこまめな掃除が必要です。垂れ耳で蒸れやすく、放置すると耳ダニや臭いの原因になるため、週1回の耳掃除を習慣にしましょう。食欲旺盛で太りやすいため、関節を守るための徹底した体重管理と、嗅覚を活かした遊びによる運動が不可欠です。
バセンジー
体臭がほぼなく、猫のように自分で体を舐めて清潔を保つため、ケアは蒸しタオルで拭く程度で十分です。アフリカ原産で寒さには極めて弱く、冬場は室内でも防寒着が必要。独立心が強くマイペースなため、しつけは遊びを交えて根気よく行い、お互いの距離感を尊重する飼い方が向いています。
ウィペット
非常に薄いシングルコートで抜け毛は少なめ。皮下脂肪が少なく床ずれしやすいため、寝床にはクッション性が必須です。皮膚が露出しており外傷を受けやすいため、ドッグラン等でも保護のために服を着せたほうが良いでしょう。寒がりのため、冬場の外出は震え出す前に厚手のコートを着せるなどの防寒対策を徹底してください。
バセットハウンド
皮脂が多く独特の臭いが出やすいため、週に数回の清拭が重要です。最大の特徴である深いシワと垂れ耳は、湿気が溜まると皮膚炎の原因になります。毎日シワを広げて汚れを拭き取りましょう。胴長短足で腰に負担がかかりやすいため、段差をなくし、太らせない食事管理が健康寿命を左右します。
アメリカンスタッフォードシャーテリア
非常に短い被毛は直射日光や虫刺されの影響を受けやすいため、夏場は薄手の服での保護が有効です。凄まじいパワーがあるため、散歩中の引っ張りや興奮を抑える一貫した訓練が必須。皮膚の状態が目視しやすいため、毎日のスキンシップで発疹やしこりがないか早期発見を心がけましょう。
ブルテリア
お手入れは楽ですが、皮膚のバリア機能が弱くアレルギーや指間炎を起こしやすい傾向があります。散歩後は足指の間まで清潔に保ち、乾燥を防ぐ保湿ケアを行いましょう。突発的に走り回るほど活発なため、安全な場所での運動は必須。頑固な一面もあるため、早期からの社会化としつけが鍵です。
【大型・超大型犬】存在感抜群な短毛種8選
大型・超大型犬の短毛犬種は、その堂々とした体格と存在感が大きな魅力です。体が大きい分、十分な運動量と広い飼育スペースの確保が不可欠です。
| 犬種 | サイズ (体重) |
抜け毛の量 コート種類 |
飼いやすさ |
| シベリアンハスキー | 大型犬 約20〜27kg |
抜け毛は多め。ダブルコート | ★★ 活発で運動量が多い |
| ダルメシアン | 大型犬 約25〜32kg |
抜け毛は多め。ダブルコート | ★★ 活発で長めの散歩が必須 |
| ボクサー | 大型犬 約25〜32kg |
抜け毛は少なめ。シングルコート | ★★ 早期のしつけと運動量必須 |
| ドーベルマン | 大型犬 約30〜40kg |
抜け毛は少なめ。シングルコート | ★★ 運動量多くしつけも必須 |
| ワイマラナー | 大型犬 約30〜40kg |
抜け毛は少なめ。シングルコート | ★★ 知的で活発、運動量多め |
| 秋田犬 | 大型犬 約30〜40kg |
抜け毛は多め。ダブルコート | ★★ 独立心強くしつけ必須 |
| マスティフ | 超大型犬 約50〜70kg |
抜け毛は少なめ。シングルコート | ★★ 穏やかだが力が強いため注意 |
| グレートデーン | 超大型犬 約50〜70kg |
抜け毛は少なめ。シングルコート | ★★ 運動と体重管理が重要 |
シベリアンハスキー
全犬種屈指の抜け毛を誇るダブルコートで、換毛期は毎日のブラッシングが必須です。極寒地出身で暑さには極端に弱いため、日本の夏は24時間の冷房管理が不可欠。走る本能が強くスタミナ抜群なため、毎日の長距離散歩に加え、知的好奇心を満たす遊びでストレスを発散させましょう。
ダルメシアン
短く硬い毛が服に刺さり、一年中抜け毛が多いのが特徴。尿路結石になりやすい体質のため、新鮮な水を常に用意し排泄を我慢させないことが健康管理の鍵です。無限のスタミナがあるため、ジョギング等のハードな運動が必須。皮膚が薄く外傷を受けやすいため、草むらでのケガや日焼けに注意してください。
ボクサー
短毛でお手入れは楽ですが、短頭種のため暑さに弱く、夏場は熱中症リスクが非常に高いです。興奮しやすい性質があるため、幼少期から「落ち着く」訓練を徹底しましょう。皮膚炎予防にシワの間を拭くケアも習慣に。家族への依存度が強いため、室内で多くの時間を一緒に過ごす環境が理想的です。
ドーベルマン
シングルコートで抜け毛は少なめですが、体脂肪が少なく寒さには非常に弱いです。冬場は室内でも防寒着が必須。非常に賢く警戒心が強いため、パピー期からの徹底した社会化が欠かせません。皮膚が乾燥しやすいため、保湿スプレーでケアすると、ドーベルマンらしい艶やかな被毛を維持できます。
ワイマラナー
銀灰色の美しい短毛は、週数回のブラッシングとタオル拭きで輝きを保てます。甘えん坊で分離不安を起こしやすいため、長時間の留守番は不向き。運動不足は問題行動にもつながるため、毎日の全力疾走が必要です。胸が深い体型のため、食後の激しい運動を避けて「胃捻転」を予防することも重要です。
秋田犬
極厚のダブルコートを持ち、換毛期の抜け毛量は掃除機が追いつかないほど。皮膚病予防のため、ブラッシングで通気性を確保しましょう。家族以外には警戒心が強く力も強大。一度興奮すると制御が難しいため、一貫したリーダーシップと、ストレスを溜めない広い生活スペースの確保が飼育の条件です。
マスティフ
短毛ですが巨体ゆえに抜け毛量は多く、特有のよだれ汚れも目立ちます。穏やかな性格ですが体重が重いため、関節への負担を減らす体重管理と滑らない床材が必須です。暑さに非常に弱いため、夏場はエアコンの効いた涼しい室内で、ゆったりと過ごせる環境と大型犬向けの介護知識を整えましょう。
グレートデーン
超大型ながらシングルコートで寒さに弱く、冬は室内でも暖房と厚手の服が必要です。巨体ゆえの「床ずれ」を防ぐため、寝床には厚手のクッションを用意してください。胃捻転のリスクが非常に高いため、食事は小分けにし、食後は安静に。力は強いですが、中身は非常に繊細で甘えん坊な犬種です。
短毛犬種の飼い方|寒さ・暑さ対策も
短毛犬種と快適に暮らすためには、その特性に合わせた飼い方のポイントを押さえる必要があります。ここでは、毛が短い犬にとって重要な皮膚ケアや抜け毛を抑えるコツ、暑さ寒さへの対策などを解説します。
デリケートな皮膚のケアと抜け毛対策
短毛犬種は被毛のバリアが薄いため、硬いブラシは地肌を傷つけます。ラバーブラシや獣毛ブラシで優しくなでるようにケアしましょう。シャンプーは月1〜2回に留め、保湿スプレーを併用して乾燥を防ぐのが、フケや痒みを防ぐコツです。
夏は日焼けや紫外線の対策をしっかり
毛が短いと犬の地肌に直射日光が届きやすいため、日焼けや皮膚火傷のリスクがあります。散歩は早朝・夜間を選び、日差しが強い日はUVカット機能付きの薄手ウェアで皮膚を物理的に守りましょう。室内では25度前後の一定温度を保つのが理想です。
冬は温度管理や防寒対策に気を付ける
短毛種は体温を蓄える能力が低いため、冬の寒さ対策が必須となります。気温15度を下回る場合は室内でも洋服の着用を検討してください。散歩時は裏起毛やボア素材のコートでしっかり防寒し、震えがみられたらすぐに帰宅するなど、無理をさせないことが重要です。
短毛種特有「刺さる抜け毛」と掃除のコツ
短毛種の抜け毛は、太く短い性質を持つため、ソファやカーペット、衣類などの布製品に突き刺さりやすいという特徴があります。
この「刺さる抜け毛」対策としては、粘着式のカーペットクリーナーや、ゴム製のブラシ、ペットの毛専用の掃除グッズを活用するのが効果的です。掃除の負担を減らすには、週に一度「蒸しタオル拭き」で抜けかけの毛を絡め取るのも有効です。
毛が短い犬に関する5つのよくある質問(FAQ)
ここでは、短毛の犬を飼うことを検討している方からよく寄せられる質問にお答えします。犬種選びや実際のお世話に関する不安を少しでも減らすための参考にしてください。
Q. 短毛犬は初心者でも飼いやすい?
毛が短い犬は、お手入れは簡単ですが“しつけやすさ”や“運動量”は犬種によりさまざまです。お手入れの手軽さだけで選ばず、しつけや散歩に割ける時間や家庭環境と、犬種の気質が合うかを優先して判断しましょう。
Q. 短毛犬種はアレルギーがあっても飼える?
「短毛=アレルギーが出ない」ではありません。アレルゲンは毛だけでなくフケや唾液にも含まれます。抜け毛が少ないシングルコート種は比較的有利ですが、かならず事前にふれあい、アレルギーのリスクを考慮して慎重に検討する必要があります。
Q. 短毛犬種にはトリミングは必要ない?
ほとんどの短毛犬種は定期的なトリミングは不要です。しかし、爪切りや耳掃除、肛門腺絞りといった日常的なお手入れは、犬の健康を維持するために不可欠です。これらのケアは定期的に行いましょう。
Q. 短毛犬種のなかでも寒がりなのは?
特にミニチュアピンシャーやイタリアングレーハウンドなど、皮下脂肪が少なく被毛が極端に短い犬種は寒さに弱いでしょう。また、保温効果のあるアンダーコートを持たないシングルコートの犬種は、全般的に寒がりな傾向にあります。
Q. 短毛犬種におすすめのブラシは?
短毛犬種には、皮膚を傷つけにくいシリコンやゴム製のラバーブラシがおすすめです。抜け毛を効果的に絡め取りながら、マッサージ効果で血行を促進します。ダブルコートの犬種には、アンダーコートまで届くスリッカーブラシも有効です。
まとめ|短毛犬の魅力を理解して選ぼう!
本記事では、短毛犬種25選の個性や、知っておくべきメリット・デメリットを解説しました。「短毛=抜け毛が少ない」とは限らず、コートの種類(シングル/ダブル)によってケアの負担は大きく変わります。
お手入れのしやすさだけでなく、寒さへの対策や運動量など、その犬種特有の性質を正しく理解することが大切です。犬の飼育に必要な環境を総合的に考慮し、自身のライフスタイルに最適なパートナーを選びましょう。
愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、犬のしつけインストラクター、少額短期保険募集人の資格を保有。豊富な知識と経験を活かし、役立つ情報をお届けします。
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