犬を留守番させるには?共働きでもできるコツとおすすめの犬種を紹介!

共働きで日中家を空ける家庭でも、犬と暮らしたいと考える方は多いでしょう。でも「長時間の留守番は犬がかわいそう」「ケガをしたらどうしよう」と不安に思うこともあるかもしれません。

この記事では、共働きで犬を飼う際の留守番トレーニングや注意点、おすすめの犬種を紹介します。


【目次】

  1. 【犬の留守番の基本】共働きでも犬は飼える?
  2. 犬の留守番のコツとトレーニング方法
  3. 犬を留守番させるときの環境づくり
  4. 犬の留守番中のストレス軽減アイデア
  5. 共働きでも安心!留守番が得意な犬種5選
  6. 共働きでも犬を飼える家庭の特徴
  7. 【Q&A】犬の留守番の時間について
  8. まとめ|犬の留守番はトレーニングと環境づくりが大切


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【犬の留守番の基本】共働きでも犬は飼える?

結論からいえば、共働きの夫婦でも犬を飼うことは可能です。

ただし、犬は元々群れで暮らす動物であり、人と一緒にいることで安心感を得ます。そのため、急に長時間一人にされると、分離不安やストレス、問題行動につながることがあります。

あらかじめ留守番トレーニングをしたり、退屈しない工夫を取り入れたりすることで、多くの犬は日中のお留守番を落ち着いて過ごせるようになるでしょう。

犬の留守番のコツとトレーニング方法

犬の留守番は、トレーニング次第で上手にできるようになります。ここでは、犬が安心して過ごせるようになるためのコツや、留守番に慣れさせる具体的なトレーニング方法を解説します。

留守番トレーニングの流れ

留守番トレーニングは、犬がケージやクレートにいることに慣れさせることからスタートします。

まずは、ケージの中で安心できるように、毛布やお気に入りのおもちゃを入れてリラックスできるよう配慮しましょう。最初は短い時間から始め、少しずつケージで過ごす時間を延ばしていくのがポイントです。

次のステップでは、飼い主が部屋から離れて犬の視界に入らない時間をつくり、一人で落ち着いて過ごす練習をします。この時、犬が吠えたり不安そうな様子を見せても、焦らず根気よく見守る姿勢が重要です。

最終的には、ケージの中でリラックスして過ごせるようになるまで練習を重ねてください。犬の様子や反応をよく観察しながら、無理のないペースで進めることが留守番トレーニング成功の秘訣です。

出発時・帰宅時の注意点

出発時・帰宅時には、犬に過剰に反応せず、自然体でいることが大切です。

出発前

出発前には部屋を整え、誤飲やケガのリスクがあるものを取り除きましょう。

ケージに入れて留守番をさせる場合は、犬が安心して過ごせるように柔らかいタオルやブランケットを用意し、誤飲や破損の可能性がない安全なおもちゃを入れておくことが望ましいです。

出発時

出かける直前に必要以上にスキンシップを取ったり、かわいそうな表情を見せてしまうと、犬の不安が高まるため控えましょう。

声がけをする場合も明るく簡潔に「待っててね」と伝え、あまりかまいすぎないようにします。犬が飼い主の外出を察知してそわそわしたり吠えることがあっても、知らないふりすることで、不安や期待を助長しないように気をつけましょう。

出かける準備を犬の見えない場所で静かにおこなうことも有効です。

帰宅時

帰宅時には、まず犬が興奮している場合は落ち着くのを待ち、静かに声をかけてあげましょう。

すぐに大きな声で呼びかけたり、抱きしめたりすると、さらに感情が高ぶってしまうので注意が必要です。愛犬が落ち着いたらたくさん褒めて安心感を与えます。

こうした静かなコミュニケーションや冷静な対応が、ケージを使った留守番中も含めて愛犬の心の安定を保つことにつながります。常に落ち着いて接し、飼い主が安心感を示してあげましょう。

犬を留守番させるときの環境づくり

犬が快適に安心して留守番できるかどうかは、環境づくりやアイテムにも大きく左右されます。特にケージやトイレ、水飲み場などは、犬にとって安心できるかどうかの大切なポイントです。

ここでは、留守番中の環境づくりに欠かせないアイテムごとに、その役割や選び方、配置の工夫を具体的に解説します。

ケージの設置と安全管理

ケージは愛犬の留守番場所としても、安全を守る意味でも重要な役割を果たします。設置場所は、直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所を選ぶことが大切です。

ケージを外が見える場所に置くと、一部の愛犬にとっては刺激になり落ち着かないこともあります。犬の性格に合わせてケージの設置場所を工夫しましょう。

水やフードの準備

留守番中の犬が水分不足にならないよう、必ず新鮮な水を用意し、器の種類にも配慮しましょう。

普段使用しているフードボウルやウォーターボウルでも問題ないですが、水やご飯を与える器をひっくり返しやすい犬の場合は、安定した容器や固定式のウォーターボトル、ウォーターディスペンサーなどを利用することが大切です。特に夏場だけでなく、冬場も空気が乾燥しやすいため、一年を通して十分な水分補給の機会を確保してください。

長時間のお留守番で食事が必要な場合には、自動給餌器を使うことで決まった時間に適切な量のフードを与えられ、過度な空腹や早食いを防げます。フードの量や種類は普段と同じものを選び、犬の消化や体調に悪影響を与えないようにすることがポイントです。

トイレの準備

犬が留守番中に快適に過ごすためには、トイレ環境の整備がとても重要です。

トイレシートやトレーは、犬のサイズや性格に合わせて選びましょう。犬が迷わず利用できる場所に設置し、アクセスしやすくしておくことがポイントです。特に子犬は排泄の回数が多いため、安全で広めのトイレスペースを確保しておくと安心です。

留守番の前に十分なトイレトレーニングをしておけば、粗相を減らすことにつながります。トイレの準備を万全にしておくことで、犬も快適な気持ちで飼い主の帰りを待つことができ、双方のストレス軽減にも役立ちます。

室温・空調の管理

室温や空調の管理は、犬の健康を守るうえで非常に重要です。

季節や時間帯によっては室温が大きく変化することがあるため、エアコンや扇風機、暖房器具を適切に使い、安定した室温を保つことが大切です。

夏場は熱中症にならないように室内を涼しく保ち、新鮮な飲み水をいつでも飲めるようにしてください。冬は寒さから守るために、暖かい寝床を用意し、暖房器具の位置や使い方にも気を配りましょう。

また、なるべく自然な風通しがある環境を作りつつ、冷暖房の風が直接犬や寝床に当たらないよう工夫することも重要です。

犬の留守番中のストレス軽減アイデア

長時間の留守番は犬にとってストレスの原因となることが多いため、できるだけ退屈しない環境を整えることが大切です。おもちゃとペットカメラのメリットを解説します。

退屈しのぎのおもちゃ

犬の留守番中のストレスや退屈さを和らげるためには、おもちゃの準備は欠かせません。

噛んだり転がしたりできる知育玩具や、歯ごたえのあるガムなどがおすすめです。これらのおもちゃは犬の集中力を引き出し、ストレス解消や問題行動の予防にも効果的です。

おもちゃは、誤飲のリスクが低いサイズや強度のものを与えましょう。

様子を見れるペットカメラ

ペットカメラは、留守番中の犬の様子を遠隔から確認できる便利なアイテムです。

スマートフォンを使えば、リアルタイムで愛犬の映像や音声のチェックができるため、外出中でも安心して過ごせます。

最近のペットカメラには首振り機能や動作検知機能が搭載されているものが多く、家のどこにいても犬の行動を詳しく見守ることができます。また、マイクとスピーカーが内蔵されているモデルなら、愛犬に声をかけたり呼びかけたりしてコミュニケーションを取ることも可能です。

共働きでも安心!留守番が得意な犬種5選

犬にもそれぞれ性格や習性の違いがあり、留守番の得意・不得意があります。

ここでは、留守番中も穏やかに過ごせるといわれる犬種を紹介します。共働きで犬種選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

チワワ

チワワは独立心が強く賢いため、しっかりとトレーニングを行うことで、留守番に上手に順応できるようになります。

小さな体とは裏腹に勇敢な性格を持っているため、外の気配に敏感に反応しやすく、窓際にハウスを置くと外に向かって吠えてしまう可能性があります。落ち着ける静かな場所にハウスを用意してあげると良いでしょう。

パグ

パグは、穏やかでマイペースな性格が特徴です。遊び好きでありながらも、ひとりで過ごすことにも比較的慣れやすく、のんびりと過ごせます。

短頭種のため、暑さには注意が必要です。留守番の際は、室温管理を徹底しましょう。

柴犬・豆柴

柴犬や豆柴は、いずれも独立心が強く賢いため、ひとりで過ごす時間にも比較的適応しやすい性格です。そのため、十分なトレーニングをすればしっかりと留守番ができるでしょう。

ただし、柴犬や豆柴は警戒心が強く、見知らぬ物音などに敏感に反応して吠えてしまう場合があります。子犬の頃からさまざまな生活音や人に慣れさせ、必要以上に警戒心を抱かないようにしてあげることが大切です。

シーズー

シーズーは愛玩犬として高い人気を誇り、温和な性格が魅力の小型犬です。

子犬のうちから好奇心が旺盛で、一人遊びが得意なため、留守番も無理なくできるようになります。無駄吠えも少ない傾向にあり、飼い主も安心して留守番させやすいでしょう。

シーズーは鼻ぺちゃな短頭種のため、体温調節が苦手な犬種です。特に夏場などは室温の管理を徹底し、快適な環境で過ごせるようにしましょう。

ラブラドールレトリーバー

ラブラドールレトリーバーは賢く穏やかな性格で知られます。知能が高いため、トレーニングをすれば、留守番をさせても落ち着いて待つことができるでしょう。

人と遊ぶことが大好きなため、一緒にいるときはたくさん遊んで、信頼関係を深めることもポイントです。

共働きでも犬を飼える家庭の特徴

共働きで犬を飼うためには、いくつかのポイントを押さえておくことがポイントです。

まず、日々のスケジュールに余裕を持ち、犬に必要な散歩や世話の時間を確保しましょう。忙しくても愛犬とのコミュニケーションを欠かさず行うことで、信頼関係を築けます。

また、留守番時間が長い場合は、快適な環境づくりを徹底し、ストレス軽減の対策にも積極的に取り組みましょう。家族や友人、ペットシッターを利用して、困ったときのフォロー体制を整えることも大切です。

さらに、フレックスなどの柔軟性のある働き方ができる職場であれば、いざという時にも犬に寄り添うことができます。愛犬の健康と幸せを大切にできる環境と心構えがあれば、共働きの家庭でも犬との生活は十分に成り立ちます。

【Q&A】犬の留守番の時間について

犬の留守番は、状態を見ながら、子犬も成犬も無理なく留守番させるようにしましょう。犬が留守番できる一般的な時間について解説します。

犬の留守番は何時間まで?

犬が留守番できる時間は、犬の年齢や性格、健康状態によって大きく異なりますが、成犬の場合、6〜8時間程度の留守番が一般的といえるでしょう。

長時間の留守番は、犬にストレスを与えてしまうこともあるため、できるだけ避けたいものです。どうしても留守番が長引く場合は、散歩代行やペットシッターサービスの利用を検討しても良いかもしれません。

子犬の留守番は何カ月から?

子犬はまだ体も心も成長過程にあり、長時間の留守番には不向きです。

一般的には、生後3ヶ月以降から少しずつ短時間の留守番を始めることが推奨されますが、子犬の個体差や体調をよく観察しながら無理のない範囲で慣らしていくことが重要です。

最初は短い時間から始め、子犬が自宅で安心して過ごせるかどうかを確認しつつ、徐々に留守番の時間を延ばしていきましょう。

まとめ|犬の留守番はトレーニングと環境づくりが大切

共働きで犬を留守番させる場合、愛犬が快適かつ安全に過ごせるよう、留守番トレーニングと環境づくりが不可欠です。

犬種選びに悩む場合は、留守番が比較的得意といわれているパグや柴犬、チワワなどのお迎えも検討してみましょう。

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この記事の監修者 愛犬ブリーダー事務局
動物が大好きなメンバーがコラムを監修しています。ペットショップでのスタッフ経験もあり、愛犬・愛猫と生活をしながら、休日にはドッグカフェやアニマルカフェに足を運ぶことも。
愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
豊富な知識と経験を活かし、役立つ情報をお届けします。

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