子犬を飼う前に準備すべきグッズ10選!あると便利な飼育グッズ4選も紹介
わんちゃんを迎える際は当然、子犬の選び方について把握してくことは大切ですが、飼育時に必要な道具についても確認しておきましょう。わんちゃんの飼育では、事前に揃えておくべき道具が多いため、迎えてから準備するのでは間に合いません。そのため、購入意思が決まったら、できるだけ早めに揃えておくようにしましょう。ここでは、子犬を迎える際に事前に用意しておくべき準備品10選をご紹介します。
子犬を飼う前に必須なグッズ10選
わんちゃんを迎える際に、これだけは準備してほしい道具10選についてご紹介します。
- クレート
- ケージ・サークル
- ベッド
- トイレトレー・トイレシート
- 食器・水入れ
- ドッグフード
- 計量器
- 首輪・リード・ワイヤー
- シャンプー
- ヒーター
クレート
クレートとは、犬を安全に運んだり犬用のハウスとして使ったりできる、ケースのことを指します。クレートは「キャリーケース」とも呼ばれ、わんちゃんを迎え入れて運ぶ際に必要な道具です。
クレートのサイズの選び方のポイントとして、成犬になったときのサイズを想定して選ぶとよいでしょう。
ケージ・サークル
犬も人間と同じで、安心できる空間が必要な生き物です。家の広い空間で放し飼いにしていると、安心できる場所がなくてストレスを感じる場合があります。そのため、隠れられる安心安全な場所として、ケージを用意してあげましょう。
また、以下のような大型犬は体が大きいことから、かえって窮屈に感じてしまう可能性があるので注意してください。
【ケージに適さない主な犬種】
- ラブラドールレトリバー
- ゴールデンレトリバー
- シベリアンハスキー
- スタンダードプードル
- バーニーズマウンテンドッグ
※ケージの大きさは環境省の「1.飼養施設の管理、飼養施設に備える設備の構造及び規模並びに当該設備の管理に関する事項(9ページ)」にて定められている。
ベッド
わんちゃんが寝るための寝具として「ペットベッド」を用意してあげましょう。ただ、わんちゃんによっては、ストレスからベッドに噛みついてぼろぼろにしてしまう場合があるので、捨ててもOKなものを選ぶことをおすすめします。
わんちゃんの性格によって好むベッドの形状がありますので、以下を参考にするとよいでしょう。
- 囲いがあるタイプ:段差のある場所に顎を載せている子におすすめ
- ドーム型タイプ:寒さに弱い小型犬におすすめ
- マットレスタイプ:仰向けで寝る子におすすめ
トイレトレー・トイレシート
生物である以上、犬にとってトイレは毎日のことです。犬用のトイレは、トイレトレーとペットシートで構成されており、ペットシートがズレないように、トイレトレーによって固定する作りとなっています。
犬用トイレは大きく分けて「ベーシック型」、「L字型」、「囲い型」の3種類があります。トイレを選ぶ際は、犬種や体格、年齢に応じて適切な形状を選びましょう。また、トイレのサイズがぴったりだと、排便がはみ出したり汚れやすくなったりするため、愛犬の体より2倍から3倍大きいものを選ぶことをおすすめします。
以下は3種類のトイレの特徴とメリットです。
種類 | 特徴 | メリット |
ベーシック型 | 平面のトレーの上にペットシートを敷くタイプ | ・犬種、性別、年齢に関係なく使用可能 ・価格が安い ・メンテナンスが簡単 |
L字型 | L字型の形状で、足を上げておしっこする子用 | ・足を上げて排尿するときに、背面に尿が飛び散るのを防ぐ |
囲い型 | トイレの周囲が壁で囲われているタイプ | ・排尿時の飛び散りを防ぐ ・プライベート空間が保たれているため、恥ずかしがりやな子におすすめ |
食器・水入れ
犬用の食器と水入れも事前に準備しておく必要があります。最近は、食器と水入れはセットで売られていることが多いため、愛犬の大きさに適したサイズを購入してください。ご自身で食器と水入れを選ぶ場合は、以下のことに留意して選ぶとよいでしょう。
- 重い食器を選ぶ(軽いものだと犬が食べているときに食器がずれやすくなる)
- 陶器もしくはステンレスの食器を選ぶ(アレルギー対策)
- 目盛り付きの水入れを選ぶ(わんちゃんの飲水量を確認できる)
ドッグフード
わんちゃんは、今まで食べていたものと違うドックフードをいきなり与えると、食べないことがあります。またよくある理由の一つに、環境の変化に警戒して食べないケースもあります。対処法として、ブリーダーが与えていたフードとできるだけ同じものを与え、少しずつ新しいフードに切り替えていくとよいでしょう。
計量器
わんちゃんにフードを与える際は、体重ごとに適正量があるので、なるべくその通りに与えましょう。デジタルで表示される計量器スプーンなら、初心者でも簡単にフードの量を測ることができるのでおすすめです。
首輪・リード・ワイヤー
首輪は狂犬病予防注射を行った際に、証明書と登録の鑑札を付けるために必要です。犬の狂犬病予防注射は、生後91日以上の犬を飼い始めたら30日以内に、動物病院で接種を受けなければなりません。
また、早い段階から首輪とリードを付けることに慣れさせておけば、散歩デビューのときの負担が減ります。子犬の場合、大きくなることを考慮して、サイズ調整ができて丈夫なものを選ぶようにしましょう。
シャンプー
わんちゃんを皮膚炎やフケから守るために、定期的にシャンプーする必要があります。ただし、子犬にシャンプーする際は、生後4か月以上になってから行うようにし、ワクチン接種後であれば1週間以上空けてからシャンプーを行ってください。
犬の皮膚は人間と比べてとてもデリケートです。シャンプーを選ぶ際は無添加で、刺激の少ない弱酸性の犬用シャンプーを選びましょう。
ヒーター
子犬は体温調節がうまくできないため、冬場はヒーターを用意しましょう。おすすめはヒーターマットで、ケージ内に入れておくとよいです。またヒーターマットは、犬用のヒーターマットを使うようにしてください。人間用ヒーターマットは、人間にとって快適な温度に設計されているため犬には適しません。
あると便利な飼育グッズ4選
最後に備えておいて損はない便利グッズ4選をご紹介します。
お手入れ用品
わんちゃんのお手入れ用品として以下の4つがあります。
- ブラシ
- 爪切り
- 歯磨き
- 耳ケア
お手入れ用品は、わんちゃんの飼育しているうえでいずれ必要になるため、早めに用意しておくことをおすすめします。
犬用おもちゃ
わんちゃんのストレスの発散用に、おもちゃを買ってあげることをおすすめします。おもちゃのメリットは、飼い主が遊んであげるときに使えるのと、わんちゃんが一人で遊ぶときにも使える点です。
また、犬用おもちゃには大きく分けて3タイプのものがあり、それぞれ目的別に使い分けることができます。
嚙むタイプ | ・わんちゃんの噛みたい欲求の発散 ・デンタルタイプは口の中のケアが行える ・顎の筋肉を鍛えることができる |
音が出るタイプ | ・音が出ることで犬の好奇心を刺激する ・わんちゃんが食いつきやすい |
引っ張るタイプ(ロープ型、ぬいぐるみ型) | ・噛みついて仕留めるという犬の本能を刺激する |
投げるタイプ(フリスビー、ボール) | ・わんちゃんの運動不足解消に期待できる |
おもちゃの中におやつを入れるタイプ | ・知育玩具としてお留守番時の暇つぶしに使える ・早食い防止に使える |
消臭剤
わんちゃんを飼育していると、どうしても一定の臭いは発生します。臭いに敏感な人は、あらかじめ消臭剤を買っておきましょう。消臭剤を選ぶ際は、わんちゃんが舐めたり、目に入っても安全な、天然素材を使った製品を選ぶようにしてください。
床材
ペット用のフローリングを敷くメリットとして、以下の2つのメリットがあります。
- 床に傷が付きくくなる
- 犬が滑りにくくなる
犬の爪は鋭いため通常のフローリングでは、床がぼろぼろになってしまうおそれがあります。また、通常のフローリングは犬にとって滑りやすく、けがや関節炎になる可能性があります。以上のような問題を避けるためにも、わんちゃんを迎える前にペット用のフローリングに張り替えておくことをおすすめします。