ミニチュアシュナウザーはどんな性格?性格に合わせた飼い方やしつけの仕方について
立派な口ひげを生やし、分厚い眉毛が魅力的なミニチュアシュナウザー。見た目は紳士なおじいさんのようですが、実は好奇心旺盛で活発な性格をしています。
そこで今回は、ミニチュアシュナウザーはどういった性格なのか、性格に適した飼い方やしつけの仕方についてご紹介します。わんちゃんの特徴に合った飼い方がわかり、ミニチュアシュナウザーは飼う上で注意するべき点について知ることができるので、ミニチュアシュナウザーを飼いたいと思っている方はぜひ最後までご覧ください。
ミニチュアシュナウザーはどんな犬種?
ミニチュアシュナウザーは、農場犬として活躍していたスタンダードシュナウザーが原型となっており、シュナウザーはミニチュア・スタンダード・ジャイアントの3つに分類されます。
ミニチュアシュナウザーの体高はオス・メスともに30~35cm、体重は約4kg~8kgで小型犬に分類されます。体の高さと長さがほぼ等しいスクエア型の体型で、がっしりとした体つきをしています。長い口ひげと長い眉毛がチャームポイントで、口ひげと眉毛をきれいに整えるためにも2~3か月に1度トリミングが必要です。
ミニチュアシュナウザーの性格の特徴?
次に、ミニチュアシュナウザーの性格はどのような特徴があるのか、オスとメスの性格の違い、ミニチュアシュナウザーは飼いやすいのかについて解説します。
ミニチュアシュナウザーは人懐っこく飼い主に従順なため、比較的飼いやすい犬種です。ただ警戒心が強いため、犬や人に向かって吠える場合があるので、きちんとしつけることが大切です。それではそれぞれ詳しくお伝えします。
ミニチュアシュナウザーの主な性格について
ミニチュアシュナウザーの主な性格は下記の通りです。
- 明るくて人懐っこい
- 物覚えが早い
- 忠誠心が強い
- 警戒心が強い
- 頑固
- 臆病で繊細
- さみしがり屋
ミニチュアシュナウザーは明るく人懐っこい性格なので、小さな子供とも仲良くできます。また、賢いため一度教わったことをしっかり覚えており、しつけをしやすいのも特徴です。
ただ、ミニチュアシュナウザーには警戒心の強い面があり、ほかの犬に向かって吠えたり、家に来た人に威嚇したりすることがあります。 また甘えん坊の性格のため、お留守番が苦手な子が多くみられます。
オスとメスの性格の違いについて
ミニチュアシュナウザーのオスは、活発な性格で甘えん坊な子が多い傾向にあります。一方、メスのミニチュアシュナウザーはおとなしい性格をしており、独立心のある子が多いでしょう。メスの方は比較的のんびりしているので、活発に遊んだりせず、長い時間散歩をするのはあまり向いていません。
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ミニチュアシュナウザーは飼いやすいの?
ミニチュアシュナウザーは懐きやすいため、犬を初めて飼う方でも比較的飼いやすい犬種です。また、飼い主に忠実で物覚えが早いため、しつけも比較的しやすいことがいえます。
ただ、元々番犬として飼われていたため、来客が来たときに無駄吠えをしないようにしつける必要があります。なお警戒心が強いため、散歩の際は周りの人や犬に急に近づけず、ある程度距離を保ちましょう。
ミニチュアシュナウザーの性格に適した飼い方について
続いて、ミニチュアシュナウザーの性格に適した飼い方について解説します。
主従関係をはっきりさせましょう!
ミニチュアシュナウザーのしつけをするときは、主従関係をはっきりとさせ、ダメなときはダメと厳しい態度で接しましょう。かわいいからと言って甘やかしすぎてしまうと、主従関係が逆転してしまい、飼い主の言うことを聞かなくなってしまいます。
しつけは始めが肝心なので、小さいうちからしっかりしつけていきましょう。
体罰や大きな音で怖がらせるのは避けましょう
ミニチュアシュナウザーは繊細な性格のため、悪いことをしたときに体を叩いたり、大きな音を立てておどかすのはNGです。このようなしつけの仕方をすると恐怖心を植え付けてしまい、音に過剰に反応するようになってしまいます。
注意するときは低い声で叱り、一度わんちゃんを怒ったらいつまでも怒り続けず、気持ちを切り替えるよう心がけてください。
留守番トレーニングをさせましょう!
ミニチュアシュナウザーは甘えん坊な性格のため、留守番が苦手な子が多いです。そのため、飼い主が不在中であっても安心できるよう、早い段階で留守番トレーニングをしておきましょう。
留守番トレーニングは、飼い主が家にいる間にわんちゃんをケージに入れ、別の部屋で過ごす時間を作るようにし、離れることに慣れさせるといいでしょう。離れて生活することに慣れてきたらまずは20分家を空け、徐々に時間を長くしてみてください。
ミニチュアシュナウザーの性格に適したしつけについて
ここからは、ミニチュアシュナウザーの性格に適したしつけの仕方について解説します。
ミニチュアシュナウザーは警戒心が強いため、無駄吠えをしないようしつけが必要です。また食いしん坊なため、拾い食いをしないようトレーニングをしましょう。家族全員が統一したしつけを行い、わんちゃんが混乱しないよう気をつけてください。
無駄吠えをコントロールしましょう!
ミニチュアシュナウザーは臆病な性格のため、家にお客さんが来たりインターホンが鳴ったりするといつまでも吠え続けてしまいます。こうした無駄吠えをやめさせるには、友達に協力してもらってお客さんが来たときのトレーニングをしましょう。
人が来て吠えたらすぐに「教えてくれてありがとう」と褒めて、興奮を落ち着かせてあげてください。𠮟りつけるよりもわんちゃんも気分が良く、次第に吠え続けることがなくなるでしょう。お客さんの対応をしている間も静かに待てたら、さらに褒めてあげてください。
害のある物を口に入れるのを阻止しましょう!
ミニチュアシュナウザーは食いしん坊なので、食べてはいけないものを誤って口に入れないよう注意が必要です。食べ物の匂いがついたビニール袋や串などを誤って飲み込んでしまうと、消化管に詰まってしまい、手術で取り除かなければならない場合があります。
留守番をさせるときはわんちゃんをケージに入れ、床に落ちてるものは食べないよう気をつけましょう。 また電気コードにカバーをしておくなど、安全に過ごすための対策をしておくのもおすすめです。
家族全員が同じようにしつけをしましょう!
ミニチュアシュナウザーは一度教えられたことはしっかり覚えているので、家族全員が一貫したしつけを行うよう話し合っておくのが大切です。家族によってしつけの際のかけ声がバラバラだと、わんちゃんは誰の指示を守ればいいのか混乱してしまいます。
そのため、このときはこう指示をするなどルールを決めておき、一貫したしつけを行うよう心掛けてみてください。
ミニチュアシュナウザーを実際に飼った飼い主さんの感想
最後に、実際にミニチュアシュナウザーを飼っている飼い主さんの感想をご紹介します。
ミニチュアシュナウザーは賢く物覚えが良いためしつけは楽で、ほかの犬や人とも仲良くできる子が多いでしょう。一方、活発すぎてお散歩のときが大変といった声や、かまってほしくて後をついてくるといった声も挙がっています。
ミニチュアシュナウザーは飼いやすかったという意見
「賢いので教えたことを覚えるのが早いです」
「無駄吠えもほとんどしません。しつけをするときもすぐに覚えてくれました」
「トイレもすぐに覚えてくれたし、イタズラをまったくしないです。お留守番も4時間くらいなら問題ありません。ほかのワンちゃんや飼い主さんにとてもフレンドリーで、散歩も楽しくできています」
問題行動が少なく、教えるとすぐに習得してくれたという声が挙がりました。
ミニチュアシュナウザーは飼うのが大変だったという意見
「まだ2歳のせいか、一緒に飼っている猫にちょっかい出しすぎ。」
「以前飼っていた犬と比べて今いる子が活発すぎて散歩が大変です」
「子犬の頃はトイレトレーニングで苦労しました……。かまってほしくてどこにでもついてきます」
「かみぐせがなかなか直りません」
活発すぎて散歩が大変、寂しがり屋で飼い主さんの後を追いかけてきてしまうといった声が挙がりました。後をついてきてしまう場合は、ケージの中に入れて別々の部屋で過ごすことに慣れさせるのがおすすめです。
まとめ
今回は、ミニチュアシュナウザーは性格にどのような特徴があるのか、性格に適した飼い方やしつけの仕方についてお伝えしました。
ミニチュアシュナウザーは賢く飼い主に忠実なため、しつけをしやすいのが特徴です。ただ、臆病な性格のためほかの犬や人に向かって吠えることがあり、甘えん坊でお留守番が苦手な子もいます。
しつけをするときはしっかり注意し、家族で一貫したしつけをするよう心掛けてみてください。わんちゃんの性格を踏まえた上でしつけを正しく行い、一緒に楽しく暮らせる方法を探っていきましょう!