フレンチブルドッグはどんな性格?性格に合った飼い方やトレーニング方法について
ブヒブヒと鼻を鳴らす仕草が魅力のフレンチブルドッグ。ブサかわな表情が愛らしく、ペットとして飼ってみたいと思っている方も多いでしょう。そんな方の中には、フレンチブルドッグはどんな性格をしているのか知りたいという方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、フレンチブルドッグの性格や、性格によって必要なトレーニング方法について解説します。フレンチブルドッグの性格について学んでから飼うかどうか決めたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
フレンチブルドッグはどんな犬種?
まず始めに、フレンチブルドッグについて簡単にご紹介します。フレンチブルドッグはフランス原産の犬で、小型犬~中型犬に分類されます。大きく立った耳やたるみのある皮膚、しわの入った顔が特徴です。
フレンチブルドッグは「アメリカタイプ」と「ヨーロッパタイプ」に分けられ、アメリカタイプは身体が小さめで丸みを帯びており、ヨーロッパタイプは全体的にシャープで筋肉質なのが特徴です。
フレンチブルドッグのサイズは24cm~35cm、体重は8kg~14kgくらいが理想とされています。
フレンチブルドッグはどんな性格?
次に、フレンチブルドッグの性格について解説します。フレンチブルドッグの性格はタイプや性別によって異なるので、それぞれどういった違いがあるのかお伝えします。また、フレンチブルドッグは凶暴な性格かどうかも併せて見ていきましょう。
フレンチブルドッグの主な性格について
フレンチブルドッグの性格は下記の通りです。
- 人懐っこい
- おおらかで穏やか
- 好奇心旺盛
- 甘えん坊
- 興奮しやすい
- 独占欲が強い
- 頑固
フレンチブルドッグは社交的な子が多く、遊ぶのが大好きです。基本的におっとりとした性格で、小さい子供とも上手く接します。
ただ、すぐ興奮しやすかったり、頑固でいじっぱりだったりするところもあります。また、甘えん坊なためお留守番が苦手な子が多く、独占欲が強いがゆえ飼い主さんにやきもちをやくといった面もあります。
アメリカタイプとヨーロッパタイプの性格の違いについて
フレンチブルドッグは、アメリカタイプかヨーロッパタイプかによっても性格が異なります。アメリカタイプは元気で人懐っこく、穏やかな性格です。一方ヨーロッパタイプは冷静でおとなしめな性格をしています。
そのため、天真爛漫な子がいいという方はアメリカタイプ、落ち着いた子がいいという方はヨーロッパタイプがおすすめです。
オスとメスの性格の違いについて
フレンチブルドッグは他の犬と同様、性別によっても性格に差があります。一般的にオスは活発で甘えん坊な子が多く、飼い主に従順なのが特徴です。また、少し子供っぽい性格で落ち着きがなく、縄張り意識も強いので他の犬が近付くと吠える場合もあります。
反対にメスはマイペースでおっとりしている子が多く、誰に対しても落ち着いて接することができます。オスよりも吠えにくいですが、他の犬に吠えられると吠え返してしまう場合があります。
男の子のフレンチブルドッグを愛犬ブリーダーでさがす 女の子のフレンチブルドッグを愛犬ブリーダーでさがす
犬は生後50日頃までに性格が決まる
犬は社会化期と呼ばれる生後50日前後までに性格が決まると言われています。この社会化期に親犬や兄弟犬と過ごすことで、コミュニケーションの取り方や、やってはいけないことについて学びます。
また、早いうちに家族と引き離してしまうと、社会的行動が身に付かず精神的に不安定になりやすいため、無駄吠えをしたり破壊行動を起こしたりする原因になってしまいます。
フレンチブルドッグは凶暴な性格って本当?
フレンチブルドッグは興奮しやすく、がっちりとした見た目のため、凶暴だと思われがちです。ただ、条件反射として吠えているだけなので、基本的にはおっとりとした性格をしています。興奮状態のときに落ち着かせられるよう、日頃からトレーニングをしておくといいでしょう。
フレンチブルドッグの性格に合わせた飼い方について
続いて、フレンチブルドッグの性格に合わせた飼い方について解説します。フレンチブルドッグは甘えん坊な性格なので、たっぷりと愛情をかけてあげましょう。また興奮しやすく、お留守番が苦手な子が多いので、日頃からしつけをしておく必要があります。
それではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
たくさん遊んでスキンシップをしましょう!
フレンチブルドッグを飼ったら、一緒に遊ぶ時間を設け、しっかりスキンシップを取りましょう。フレンチブルドッグは飼い主と遊ぶのが好きで、甘えん坊な性格です。
きちんとかまってあげないと欲求不満になってしまうので、朝晩のお散歩のほかに家の中でも、ボールのようなおもちゃを使って思いっきり遊んであげましょう。
興奮を落ち着かせるトレーニングのやり方
フレンチブルドッグは興奮しやすい性格のため、日頃から気分を落ち着かせるトレーニングをしておきましょう。フレンチブルドッグは気管が狭く、興奮してしまうと呼吸がしづらくなってしまうので、なるべく早く落ち着かせてあげてください。
興奮を抑えるトレーニングとしては、「待て」や「フセ」「お座り」を覚えさせるのがおすすめです。こうした飼い主の指示で、動きを静止する動作を覚えさせることで、何か起きたときに冷静に対応できるようになります。
留守番トレーニングのやり方
フレンチブルドッグは飼い主が出かけると不安になって、問題行動を起こしてしまう場合があります。このような事態を防ぐために、早い段階で留守番トレーニングをしておきましょう。
留守番トレーニングのやり方としては、飼い主が家にいる間にわんちゃんをケージに入れる、別の部屋で過ごす時間を作るなど、あえて離れる環境を作るといいでしょう。離れて生活することに慣れてきたら、まずは20分家を空ける時間を設け、徐々に時間を長くしてみてください。
フレンチブルドッグの性格に合わせたしつけについて
ここからは、フレンチブルドッグの性格に合ったしつけの方法について解説します。フレンチブルドッグは基本的に温厚な性格ですが、一度興奮しだすと落ち着くまで時間がかかるタイプでもあります。
そこでここからは、無駄吠えと噛み癖を抑えるトレーニングについてご紹介します。
無駄吠えを抑えるトレーニングをしましょう!
無駄吠えのトレーニングは下記の方法がおすすめです。
- 無視をする
- 大きな音を立てる
- 叱った後に褒める
- プロのトレーナーに預ける
自分のことをかまって欲しい、散歩に行きたいという「要求吠え」をしてるときは、あえて無視をしましょう。そうすると吠えても相手にしてもらえないとわかり、次第に収まっていきます。
また、飼い主が大きな音を出すことでわんちゃんが驚いて吠えるのを止めさせられますし、注意をして吠えるのを止めたら褒めるを繰り返すのも効果的です。
これらの方法を試してみても効果が出ない場合は、プロのトレーナーに預けてしつけをし直してもらうのも手です。
噛み癖をやめさせるトレーニングをしましょう!
噛み癖を抑えるトレーニングは下記の通りです。
- とにかく無視をする
- わんちゃんが嫌がる音を出す
- わんちゃんの苦手なニオイがするものを塗る
わんちゃんが噛み始めたら、飼い主は目を合わせないまま一度部屋から出て、徹底的に無視をするよう心掛けましょう。また大きな音を立てたり、よく噛む物や場所に水で薄めた酢など犬の嫌がりそうなニオイがするものを塗ったりするのもおすすめです。
このように、噛むと罰が与えられると認識させることで、だんだんと噛み癖が減るようになっていきます。
フレンチブルドッグを実際に飼った飼い主さんの感想
最後に、フレンチブルドッグを飼い始めた飼い主さんの意見をご紹介します。想像していたよりも飼いやすかったという声のほか、思っていたより苦労しているといった声もあります。
フレンチブルドッグを飼って良かった点・大変だった点を知り、実際に飼うときの参考にしてみてください。
フレンチブルドッグは飼いやすかったという意見
「よその犬が鳴いても鳴かない。物怖じしない」
「イタズラをあまりしない」
「仕事で昼間はお留守番になってしまい心配でしたが、寝る時間が長いためお留守番も上手にしてくれて安心しました」
あまり吠えたりいたずらをしたりしないので飼いやすいといった意見や、おとなしくお留守番をしてくれるのでほっとしたという意見が挙がりました。フレンチブルドッグは周りの犬や人に迷惑をかけず、困った行動が少ないところは飼いやすい点でしょう。
フレンチブルドッグは飼うのが大変だったという意見
「お散歩はテクテク歩くイメージがあったけど、歩かない、興味があるほうにグイグイ行く、バイクや車を追いかけるなど、想像とは違いびっくりした」
「ちょっと自分の姿が見えないと、寂しいと遠吠えする」
「興奮しやすいため、噛み噛みモードになると抑えが利かないところ。」
散歩のときに自分勝手な行動をする、寂しがり屋で飼い主さんがいないと遠吠えをする、興奮しだすとなかなか収まらないといった声が挙がりました。その子の性格によってトレーニングが必要な場合もあるようです。
まとめ
今回は、フレンチブルドッグの主な性格や、性格によって必要なトレーニング方法についてご紹介しました。フレンチブルドッグは好奇心旺盛で人懐っこい一方、寂しがり屋で興奮しやすい性格でもあります。
必要に応じて留守番トレーニングや吠え癖を直すトレーニングを行い、お互い気持ちよく過ごせるようにしていきましょう!