ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーの違いは?一覧表で徹底比較!
公開日:2025年6月3日
更新日:2025年6月5日

ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーは、見た目も性格もよく似ているため、違いがわかりにくいと感じる人も多いのではないでしょうか?
この記事では、見た目、性格、価格相場や平均寿命などを一覧表でまとめ、「ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーの違いとは何か」をわかりやすく解説します。
実際の飼い主の声もご紹介しているため、これから犬を迎えたい方や、違いを知りたい方にぴったりの内容です。あなたに合う犬種はどちらでしょうか?ぜひ参考にしてください。
[目次]
ゴールデンとラブの違いがひとめでわかる比較一覧表!
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーは、どちらも魅力的でよく似ている犬種ですが、いくつかの違いがあります。まずはそれぞれの犬種の魅力を、ひとことで以下にまとめてみました。
- ゴールデンレトリーバーの魅力:優しすぎる性格と黄金に輝くサラサラの長毛。
- ラブラドールレトリーバーの魅力:活発で家族と一緒に全力で楽しめる相棒。
見た目や性格、歴史などを比較することで、それぞれの犬種の特徴をより深く理解できます。はじめにゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーの違いを一覧表にまとめ、後の章で詳しく解説します。
項目 | ゴールデンレトリーバー | ラブラドールレトリーバー |
---|---|---|
英語表記 | Golden Retriever | Labrador Retriever |
原産国 | イギリス(スコットランド) | カナダ(ニューファンドランド) |
歴史/起源 | 水鳥猟に適した回収犬として改良された | 漁師の作業犬をもとに水猟犬として改良された |
体重/体高 | 約25〜34kg/約55〜61cm | 約25〜36kg/約54〜62cm |
平均寿命 | 約10〜12年 | 約10〜12年 |
平均価格 | 約20〜60万円 | 約20〜35万円 |
外見的な特徴 | 長く美しい被毛と優しい表情 | 筋肉質でがっしりとした体型 |
被毛 | ダブルコート・長毛 | ダブルコート・短毛 |
毛色 | ゴールド系~クリーム系 | ブラック/イエロー/チョコレート |
性格 | 穏やかで友好的、人懐っこい | 活発で社交的、訓練性が高い |
能力 | 高い学習能力と順応性 | 作業能力・嗅覚・泳ぎが得意 |
飼育ポイント | 運動+日々のブラッシング | 運動多め+しつけを丁寧に |
注意点 | 皮膚病・抜け毛・股関節に注意 | 肥満・耳の病気・運動不足に注意 |
ただし、これらの違いはあくまで一般的な傾向であり、個体差や血統による変動もあることをご留意ください。
歴史・起源は?レトリーバーの由来は?
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーは、どちらも「レトリーバー(獲物を回収する犬)」という名前の由来を持つ狩猟犬ですが、歴史や起源は異なります。両犬種は、違う地域でそれぞれの役割に合わせて発展した犬種で、実は血縁関係もないのです。
ゴールデンレトリーバーはイギリス・スコットランドで19世紀に水鳥猟用に作られ、ツイードウォータースパニエルなど複数の犬種が交配されて誕生しました。
一方、ラブラドールレトリーバーはカナダのニューファンドランド島が原産で、漁師の作業を助ける犬として活躍。後にイギリスに渡り、改良されて現在の姿になりました。
大きさや体格、平均体重の違い
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーは大型犬ですが、どちらがより大きいのでしょうか?実は、以下の比較表のとおり体高や体重に大きな差はありません。
項目 | ゴールデンレトリーバー | ラブラドールレトリーバー |
---|---|---|
体重 | オス:約29.5〜34kg メス:約24.9〜29.5kg |
オス:約29.5〜36.3kg メス:約24.9〜31.8kg |
体高 | オス:約58.4〜61cm メス:約54.6〜57.2cm |
オス:約57.2〜62.2cm メス:約54.6〜59.7cm |
このように、ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーはほぼ同じ大きさですが、体格の印象には違いがみられます。
ゴールデンレトリーバーは、その被毛も相まって全体的に洗練されバランスが取れた体つきに見え、ラブラドールレトリーバーはより骨太で筋肉質な力強い体つきに見える傾向があります。
平均寿命の違い
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーの平均寿命に違いはなく一般的に10歳から12歳前後で、大型犬の標準的な寿命です。ただし、個体差や飼育環境、健康管理で寿命は変わることがあります。長寿を目指すためには、日々の健康チェックや、かかりやすい病気への注意が重要となります。
子犬の平均価格の違い
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーの子犬の価格は、一般的にゴールデンのほうが高額になる傾向があります。ブリーダーサイト「愛犬ブリーダー」を参考にすると、両犬種の価格相場は以下のようにまとめられます。
ゴールデンレトリーバーの子犬価格:20万円〜60万円
ラブラドールレトリーバーの子犬価格:20万円〜35万円
どちらも血統やブリーダーや毛色などの条件によって価格が変わりますが、イングリッシュ系ゴールデンレトリーバーは流通が少ないため、高額になりやすいようです。
外見的な特徴の違い
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーの外見的な違いには、頭蓋骨の形や顔つきが大きく関係しています。
ゴールデンレトリーバーは頭がとがっていて額が広く、笑ったような人懐っこい表情と顔つきが特徴で、やわらかく上品な印象を与えます。
対してラブラドールレトリーバーは頭蓋骨がとがったような形ではありません。はつらつとした元気な表情と顔つきで、たくましく頼もしい印象です。これらの違いは犬種ごとの役割や歴史が反映されていると考えられます。
被毛や毛色の違い
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーは被毛の長さと毛色に大きな違いがみられます。
項目 | ゴールデンレトリーバー | ラブラドールレトリーバー |
---|---|---|
被毛の長さ | 中〜長毛 | 短毛 |
毛質 | やわらかく、ややウェーブあり | 硬く密なストレート |
毛色 | クリーム〜ゴールド系 | ブラック/イエロー/チョコレート |
換毛期の抜け毛 | 多い(長毛のため目立ちやすい) | 多いが、比較的目立ちにくい |
お手入れのしやすさ | こまめなブラッシングが必要 | 比較的お手入れが簡単 |
ゴールデンレトリーバーはラブラドールレトリーバーよりも毛が長いため日ごろのお手入れが大変です。ラブラドールレトリーバーは黒、黄色、茶色の3色が主な公認カラーで、ゴールデンレトリーバーよりもカラーバリエーションがあります。
使役犬としての能力の違い
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーは、どちらも非常に賢く使役犬としての訓練性能が高いため、盲導犬や介助犬、警察犬、災害救助犬など、人間のパートナーとして重要な役割を担っています。両犬種にそれほど大きな能力の違いはありませんが、以下のような違いはあります。
能力・適性 | ゴールデンレトリーバー | ラブラドールレトリーバー |
---|---|---|
嗅覚能力 | 嗅覚が鋭く追跡作業に向く | 嗅覚で探知や医療分野で活躍 |
回収能力 | 学習能力高く介助犬にも適性 | ソフトマウスで獲物を丁寧に回収 |
水中作業適性 | 泳ぎ得意だが長毛でやや不向き | 短毛と水かきで水作業に最適 |
セラピー適性 | 穏やかでセラピー向き | 知能高く介助犬としても活躍 |
ゴールデンレトリーバーは嗅覚に優れ、獲物を見つけ出すのが得意とされ、穏やかな性格からセラピー犬としても適性があります。ラブラドールレトリーバーは、とくに水辺での作業が得意で、水難救助犬としても活躍しています。
【実体験】ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーの性格
ここでは、ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーの性格の違いを解説します。それぞれの犬種が持つ性格や特性、さらに両犬種の共通点についてもまとめています。
ゴールデンとラブの性格の違いや共通点は?
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーはどちらも愛される大型犬で、性格には似ている部分も多いですが、異なる特徴もあります。まずは共通点をまとめると以下のとおりです。
【ゴールデンとラブの性格の共通点】
- 社交的でフレンドリー
- 賢くてしつけがしやすい
- 明るく精神的に安定している
- 活発で遊び好き
- 愛情深く家族思い
性格の違いとしては、個体差もありますが以下のような傾向がみられます。
【ゴールデンとラブの性格の違い】
特徴 | ゴールデンレトリーバー | ラブラドールレトリーバー |
---|---|---|
気質 | 穏やかで落ち着いている | 活発でエネルギッシュ |
感受性 | 飼い主に敏感で寄り添う | 明るく元気でポジティブ |
留守番 | 寂しがり屋で長時間は苦手 | 我慢強いが退屈は苦手 |
社交性 | 穏やかに初対面とも接する | 少し警戒心ありだが友好的 |
運動量 | 適度な運動が好き | たくさん運動が必要 |
ゴールデンは優しく落ち着いた性格、ラブラドールはより活発でエネルギッシュな性格が特徴です。あなたのライフスタイルに合った犬種を選ぶ参考にしてください。
ゴールデンレトリーバーの性格
ゴールデンレトリーバーは穏やかで優しい性格の大型犬です。甘えん坊で寂しがり屋なところもあり、長時間の留守番は苦手です。以下に特徴をまとめました。
【ゴールデンレトリーバーの性格の特徴】
- 穏やかで優しく愛情深い
- 感受性が高く飼い主に寄り添う
- 子どもやほかの動物にもフレンドリー
- 活発だが落ち着いた一面もある
- 賢くてトレーニングしやすい
◆ゴールデンレトリーバーの飼い主の声
「うちのゴールデンは本当に優しくて家族思い。初めて会う人にも尻尾を振って寄っていき、誰とでもすぐに仲良くなります。おっとりしているけど遊ぶのも大好きで、毎日癒されています。」
ラブラドールレトリーバーの性格
ラブラドールレトリーバーは明るく社交的な性格の大型犬です。エネルギッシュで好奇心旺盛、遊び好きなため運動量が多く必要です。以下に特徴をまとめました。
【ラブラドールレトリーバーの性格の特徴】
- 明るく社交的でフレンドリー
- 好奇心旺盛で新しいことに挑戦したがる
- 子どもやほかのペットとも仲良くできる
- エネルギッシュで遊びや運動が大好き
- 賢くしつけやすいが運動不足に注意
◆ラブラドールレトリーバーの飼い主の声
「うちのラブはとにかく好奇心旺盛。庭の穴掘り止まりません。毎朝の散歩は走り回り、疲れるとソファで寝る姿がたまらないです。」
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーはどちらが賢い?
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーは、どちらも非常に賢い犬種です。賢さを測る基準は様々ですが、スタンレー・コレン氏が1994年に発表した「犬種別知能ランキング」の研究では、ゴールデンレトリーバーは4位、ラブラドールレトリーバーは7位という結果でした。
簡単にまとめると、
【ゴールデンレトリーバーの賢さ】
- 指示への理解力が高い
- 丁寧で慎重で落ち着きがある
- 集中力や学習効率も優秀
【ラブラドールレトリーバーの賢さ】
- 活発で作業意欲が強い
- 応用力が高く実践的な賢さがある
- 動きながら覚えるのが得意
どちらも非常に賢い犬種で、僅差ではあるものの「指示理解・従順さ」においてはゴールデンレトリーバー、「実用的な作業能力・応用力」においてはラブラドールレトリーバーがやや優位といえます。
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーはどちらが飼いやすい?
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーは、どちらも賢く人懐っこい性格で、大型犬のなかで比較的飼いやすい犬種だといわれています。そのため、どちらが「飼いやすい」かは、飼い主の経験やライフスタイル、飼育環境によって異なります。
しかし、あえてどちらが飼いやすいかを選ぶなら、ゴールデンレトリーバーをあげても良いかもしれません。ラブラドールレトリーバーは、ゴールデンレトリーバーよりも活発でエネルギッシュな犬種であり、多くの運動量や刺激を必要とするためです。
犬種の特徴や性格、必要な運動量やお手入れなどを考慮して、自分のライフスタイルに合った犬を選ぶことが重要です。
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーの選び方は?
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーの選び方で重要なのは以下のポイントです。
- 犬のために毎日決まった運動時間をとれるか?
- 犬に必要な被毛ケアやお手入れができるか?
- 犬の性格に合った飼育環境を用意できるか?
- 犬の性格と自分の性格が合っているか?
- しつけをする時間や経験、知識があるか?
上記のポイントを考慮して犬種を選ぶようにしましょう。また、犬種選びの参考にしていただけるように、それぞれの犬がどのような人に向いているかをご紹介します。
ゴールデンレトリーバーを飼うのに向いている人
ゴールデンレトリーバーは、穏やかで落ち着いた性格を好む人におすすめです。感受性が高く飼い主の気持ちをよく理解するため、深いコミュニケーションを大切にする方にぴったり。子どもや他のペットとも仲良くできるので、小さな子どもがいる家庭や多頭飼いにも向いています。
ただし、ゴールデンレトリーバーは長毛種であり、日々の丁寧なブラッシングなどのお手入れに時間をかけられる人に向いています。十分な運動は必要ですが、ラブラドールほど爆発的な運動量を必要としない傾向があるため、適度な運動を日課にできる人であれば問題なく飼育できるでしょう。
ラブラドールレトリーバーを飼うのに向いている人
ラブラドールレトリーバーは、活発で遊び好きな飼い主にぴったりの犬種です。毎日の散歩やドッグランでたっぷり運動させられる方、フリスビーやボール遊びなどアクティブな遊びを一緒に楽しみたい方に向いています。
賢く学習能力も高いため、トレーニングやドッグスポーツにも最適です。短毛でお手入れは比較的楽ですが、換毛期は抜け毛が増えるので定期的なブラッシングが必要。社交的で人懐っこいため、多くの人と接する家庭や外出が多い方にもおすすめです。
レトリーバーの飼い方のポイント
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーは、どちらも比較的丈夫で活発な犬種ですが、快適で健康的な生活を送るためにはいくつかの飼い方のポイントがあります。
運動量が必要|ラブラドールのほうが活発?
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーは、どちらも運動が大好きな大型犬。特にラブラドールレトリーバーは、前述したようにゴールデンよりもエネルギッシュな性格です。
【毎日の運動の目安】
- 朝夕2回、それぞれ30分〜1時間程度の散歩
- ボール遊びやフリスビーなどの遊びも取り入れる
- アジリティなど頭と体を使う運動もおすすめ
ただ歩くだけでなく、犬が楽しめる運動を取り入れることでストレス発散にもつながります。運動不足は問題行動の原因になることもあるため、年齢や体調に合わせて無理のない範囲でたっぷり運動させてあげましょう。
被毛のお手入れ|ゴールデンはブラッシング必須!
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーは、どちらも「ダブルコート」の被毛を持つ犬種です。そのため、定期的なブラッシングが欠かせません。
とくにゴールデンレトリーバーは、ブラッシングを怠ると毛玉ができやすく、皮膚の通気性が悪くなり皮膚トラブルの原因となることがあります。換毛期には驚くほどの毛が抜けるため、この時期は特に念入りなブラッシングが必要です。
ラブラドールレトリーバーは短毛ですが、やはりダブルコートのため抜け毛は多く、定期的なブラッシングで死毛を取り除くことが大切です。
食事管理は体重コントロールのカギ
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーは、どちらも食欲旺盛で太りやすい犬種として知られています。
【食事・体重管理のポイント】
- 年齢・運動量に合ったフードを適量与える
- おやつは控えめにし、栄養バランスを意識
- 毎月の体重チェックで早めに変化に気づく
- 理想体重を維持することで健康寿命を延ばせる
- 食事内容や量は獣医師と相談しながら調整
とくに、ラブラドールは早食いや食べすぎが多く肥満になりやすい傾向があるため、食器を工夫する・回数を分けて与えるなどの対策も有効です。肥満は関節や内臓の病気を引き起こすリスクがあるため、日々の食事管理に気をつけてあげましょう。
かかりやすい病気|股関節形成不全に注意
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーは、大型犬に多くみられる病気のリスクが高い犬種です。中でも注意したいのが、以下のような疾患です。
【両犬種のかかりやすい病気】
- 股関節形成不全
- 白内障
- 進行性網膜萎縮など
- 皮膚炎
- 外耳炎
これらの疾患は完全に防ぐことは難しいものの、定期的な健康診断、体重管理、フローリングには滑り止めを敷くなどの環境整備、早めのケアと予防でリスクを大きく減らすことも可能です。
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーのミックス犬とは?
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーのミックス犬は、「ゴールデンラブ」などと呼ばれることがあります。このミックス犬は、両親の良い特性を受け継ぐ可能性があり、近年人気が高まっています。ミックス犬を迎える際は、両親犬の情報やブリーダーの方針などをよく確認することが大切です。
ミックス犬「ゴールデンラブ」の特徴
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーのミックス犬である「ゴールデンラブ」の外見的な特徴は、両親犬のどちらに似るかによって個体差が大きいですが、一般的には両犬種の中間的な特徴を持つことが多いです。
被毛はゴールデンレトリーバーのように長くなる場合もあれば、ラブラドールレトリーバーのように短くなる場合もあり、その質も様々です。毛色もゴールド系、イエロー系、ブラック、チョコレートなど、両親犬の毛色に関連したバリエーションが見られます。
体格も両犬種と同様にがっしりとしており、大型犬としての存在感があります。耳の形や顔つきなども、両親犬のどちらかの特徴を受け継ぐ可能性があります。
ミックス犬「ゴールデンラブ」の性格
「ゴールデンラブ」の性格は、両親犬の性格を受け継ぐため、フレンドリーで人懐っこく、賢い性格になる可能性が高いでしょう。ラブラドールとゴールデンはどちらも穏やかで愛情深い犬種のため、ゴールデンラブも家庭犬として素晴らしいパートナーとなることが期待できます。
個体差によって、ゴールデンレトリーバー寄りの落ち着いた性格になるか、ラブラドールレトリーバー寄りのエネルギッシュな性格になるかは異なりますが、お迎え時に予想するのは難しいかもしれません。適切な社会化としつけを行うことで、より良い家庭犬として成長してくれるでしょう。
ミックス犬「ゴールデンラブ」の健康
ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーのミックス犬「ゴールデンラブ」は、ミックス犬ならではの「雑種強勢(ハイブリッド・ビガー)」によって、純血種よりも遺伝性疾患のリスクがやや低くなる可能性があります。
しかしその一方で、親犬から関節疾患や眼疾患などを受け継ぐケースもあるため、油断は禁物です。ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーは、どちらも股関節形成不全や肘関節形成不全などの関節疾患、眼疾患、心疾患などにかかりやすい傾向があるため、ゴールデンラブも注意が必要です。
健康状態については個体差が大きいため、子犬を迎える前に親犬の健康状態を確認したり、迎え入れた後も定期的な健康診断を受けるなど、注意深い健康管理を行うことが重要です。
まとめ
この記事では、ゴールデンレトリーバーとラブラドールレトリーバーの違いを、外見や被毛や性格などの項目ごとに比較してご紹介しました。どちらも愛情深く賢い大型犬で、家庭犬として高い人気を誇ります。それぞれに個性があり、暮らし方や性格に合った選び方が大切です。どちらを迎えても、心を通わせられる素晴らしいパートナーになってくれるはず。犬との暮らしを考えている方は、ぜひ両犬種の魅力を比較して、自分にぴったりの相棒を見つけてくださいね。

愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
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