ミニチュアシュナウザーの人気色ランキング!珍しい毛色や値段の違いは?

ミニチュアシュナウザーとは、その独特な口ひげと眉毛が特徴的で、賢く活発な性格が魅力の小型犬種です。豊富な毛色も人気の理由のひとつ。ミニチュアシュナウザーの子犬をお迎えする際に、どの毛色が良いか悩む方も多いのではないでしょうか。本記事では、人気の高いカラーや、ちょっと珍しい色、さらには毛色による値段の違いまで、気になるポイントをご紹介します!
ミニチュアシュナウザーの基本情報
原産地 | ドイツ |
平均価格 | 約20万〜40万円(血統や毛色で変動) |
体重 | 4〜8kg |
平均寿命 | 12〜15年 |
性格 | 賢く忠実で活発、警戒心もある |
見た目の特徴 | 長い眉毛と口ひげ、ワイヤー状の被毛 |
ミニチュアシュナウザーは、ドイツ生まれの小型犬で、スタンダードシュナウザーをもとに改良された犬種です。特有の「おじいさん顔」は豊かな眉毛と口ひげによるもので、個性的な可愛らしい見た目も人気の理由です。
体重は4〜8kg、体高は30〜35cmと小柄で、室内飼いに適しています。毛質は硬めの「ワイヤーコート」と柔らかな「アンダーコート」のダブル構造で、抜け毛が少なく比較的掃除も楽です。
性格はとても賢く忠誠心が強いため、初心者でもしつけやすく家庭犬として理想的だといわれています。寿命は12〜15年と比較的長く、長く一緒に暮らせる相棒になります。毛色によって人気や価格に差がある点も特徴のひとつです。
【人気ランキング】ミニチュアシュナウザーの毛色8種類!
ミニチュアシュナウザーにはいくつかの毛色の種類があり、それぞれに魅力があります。ここでは、ジャパンケネルクラブ(JKC)で公認されている4色と、非公認ながら存在が確認されている毛色を含めた8種類を人気順に紹介します。
ミニチュアシュナウザーの毛色の人気ランキングは以下の通りです。
1位:ブラック&シルバーの毛色
ブラック&シルバーは、ミニチュアシュナウザーの中でも特に人気の高い毛色の一つです。
白と黒がはっきりと分かれているのが特徴で、クールでスタイリッシュな見た目。眉や口元のシルバーマーキングが可愛いと人気急上昇中です。この色の種類は、他の毛色に比べて色あせしにくいと言われていますよ。
2位:ソルト&ペッパーの毛色
ソルト&ペッパーは、ミニチュアシュナウザーの毛色で最も伝統的な定番カラー。その名の通り塩とコショウをまぜたような、白と黒の毛が混じり合った毛色です。シュナウザーらしさが一番出ると言われています。この毛色のミニチュアシュナウザーは個体によって色の濃淡に幅があり、成長と共に毛色が変化することも魅力の一つです。最も一般的に見られる毛色であり、安定した人気があります。
3位:ブラックの毛色
ブラックの毛色は、全身が艶やかな黒一色であるのが特徴です。 眉毛や口ひげも黒く、引き締まったシャープで上品な印象を与えます。この毛の種類のミニチュアシュナウザーは、力強い雰囲気を持ち合わせており、根強い人気があります。成長しても色の変化が少ない傾向があります。
4位:ホワイトの毛色
ホワイトの毛色は、全身が純粋な白であるのが特徴です。オーバーコートもアンダーコートも白一色です。ミニチュアシュナウザーの中では比較的珍しい毛色とされています。ふわふわしたぬいぐるみのような外見で、優雅でかわいらしい印象を与えます。毛質は他の毛色より柔らかい傾向がありますが、汚れが目立ちやすいため、こまめなお手入れが必要です。特に目の周りは涙やけを起こしやすいため注意しましょう。
5位:パーティーの毛色
パーティーカラーは、ホワイトをベースに、ブラックやソルト&ペッパーなどの斑(模様)が入る毛色です。個体によって模様の入り方やバランスが異なり、柄の出方がは唯一無二。この毛色の種類のミニチュアシュナウザーは、一頭ごとにバラエティ豊かで個性的な見た目をしており、そのユニークさが魅力となっています。
6位:レバー(チョコ)/レバー&タンの毛色
レバー(チョコ)は、全身が茶色系の毛色で、レバー&タンは茶色をベースにタン(黄褐色)のマーキングが入る毛色です。JKCでは公認されていませんが、一部で繁殖されており、珍しい毛色として知られています。茶色の色合いは様々で、薄いミルクティーのような色から濃いチョコレート色まで見られます。甘めの印象で「カフェ色」としてSNSでも人気があり、レア感を好む人に選ばれています。
7位:レバーパーティーの毛色
レバーパーティーは、レバーとパーティーの融合型で、ホワイトをベースに、レバー(茶色)の斑が入る毛色です。パーティーカラーと同様に、模様の入り方によって個性が大きく異なります。こちらもJKCでは非公認の毛色で、まだ流通数は少ないのですがインスタ等でじわじわ人気上昇中。注目が高まっています。
8位:ウィートンの毛色
ウィートンは、小麦のような明るい茶色(ゴールドまたはベージュ)の毛色です。単色であることが特徴で、JKCでは非公認ですが、FCI(国際畜犬連盟)では認められている毛色です。ミニチュアシュナウザーの中では珍しい毛色とされており、「シュナらしさ」は少なめですが、レバーカラーとは異なる柔らかな茶色系の色合いが魅力です。
ミニチュアシュナウザーの毛色に関するよくある質問!
ミニチュアシュナウザーの毛色は種類が多く、初めて飼う人はどれを選べばいいか迷いがちです。ここでは「ミニチュアシュナウザーの毛色」に関するよくある質問をまとめて解説します。子犬から成犬・老犬にかけての毛色の変化、色による性格や価格の違いもチェックしておきましょう。
ミニチュアシュナウザーの珍しい毛色はなぜ非公認なの?
ミニチュアシュナウザーにおける「珍しい毛色」、特にパーティーカラー、レバー(チョコ)、レバー&タン、ウィートンなどは、ジャパンケネルクラブ(JKC)において公認されていません。そのため、血統証明書が発行されず、ドッグショーなどの公式な競技会に出場することはできません。
JKCをはじめとする犬籍登録機関では、犬種スタンダード(犬種の理想的な姿や性質)を守るために、公認される毛色や特徴を厳しく定めています。これは、犬種の健全な発展や、望ましい性格・体格・健康を持った個体の繁殖を促すためのものです。
珍しいカラーがスタンダードから外れる背景には、いくつかの理由が考えられます。
たとえば、
- 特定の毛色に遺伝性疾患のリスクがある可能性
- 本来の犬種が持つ能力や性質に影響を及ぼす可能性
- 犬種の歴史的な血統形成にそぐわない配色である場合
などが挙げられます。
とはいえ、非公認カラーのミニチュアシュナウザーも実際に存在しており、独特な見た目の魅力から特定のファン層には根強い人気があります。ただし、非公認カラーのシュナウザーを迎える際は、信頼できるブリーダーかどうかをしっかり確認し、健康面の配慮や繁殖背景にも注意することが大切です。
ミニチュアシュナウザーの子犬は毛の色が変化する?
ミニチュアシュナウザーの毛色は、子犬の頃と成犬になってからで変化することがあります。これは珍しいことではなく、多くの個体で見られる自然な現象です。
とくに「ソルト&ペッパー」や「ブラック&シルバー」などの毛色では、成長にともなって色味が薄くなったり、コントラストが変わったりすることがあります。これは、毛の生え変わりや被毛の発達によって起こるもので、犬の健康に問題があるわけではありません。
また、ミニチュアシュナウザーはダブルコート(硬めの上毛と柔らかい下毛)を持つ犬種のため、年齢を重ねるごとに毛色にグラデーションが生まれるように見えることもあります。
毛色の変化には個体差があり、変化の程度やタイミングもそれぞれです。その子ならではの成長の証として、毛色の変化もミニチュアシュナウザーの魅力の一つと言えるでしょう。
ミニチュアシュナウザーは毛色によって性格が違う?
「ミニチュアシュナウザーは毛色によって性格が違うの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、現在のところ、ミニチュアシュナウザーの毛色と性格に直接的な関係があるという科学的な証拠は確認されていません。そのため、毛色だけで性格を判断することは難しいでしょう。
とはいえ、一部の飼い主さんの間では、毛色ごとの性格の傾向に関する声も見られます。以下に一部をご紹介しますが、あくまで個人の印象として参考にしてくださいね。
毛色 | 性格の傾向(印象) |
ソルト&ペッパー | バランスがよく穏やか、人懐っこい |
ブラック&シルバー | 活発で好奇心旺盛、甘えん坊 |
ブラック | エネルギッシュで警戒心が強め、忠実 |
ホワイト | おっとりして落ち着いている、マイペース |
レバー/レバー&タン | 甘えん坊で繊細、人との距離感が近い |
レバー・パーティー | 明るく人懐っこい、社交的 |
パーティー | 好奇心旺盛、自立心が強い、フレンドリー |
ウィートン | おっとり、控えめで静か |
ミニチュアシュナウザーは毛色で値段が変わるの?
ミニチュアシュナウザーの子犬の価格は、毛色によって違いがあります。一般的に、ジャパンケネルクラブ(JKC)で公認されているソルト&ペッパー、ブラック&シルバー、ブラック、ホワイトの4色は比較的安定した価格帯で取引されることが多い傾向があります。
特にソルト&ペッパーは個体数が多いため、価格も他の公認カラーと比較して安定している傾向があります。一方、パーティーやレバー、レバー&タン、ウィートンなどの非公認カラーは、流通量が少なく珍しいとされるため、価格が高めに設定される場合があります。
以下はミニチュアシュナウザーの毛色ごとの値段の一例となります。
毛色 | 価格の傾向(参考) |
ソルト&ペッパー | 一般的:20〜35万円前後 |
ブラック | 一般的:20〜35万円前後 |
ブラック&シルバー | やや人気:25〜40万円前後 |
ホワイト | 珍しい:30〜45万円前後 |
レバー/パーティー/ウィートン | 希少:35〜50万円以上もあり |
ただし、価格は毛色だけでなく、血統、犬舎、性別、月齢など様々な要因によって変動するため、上記はあくまで目安としてご覧ください。平均的なミニチュアシュナウザーの子犬の価格は約26万円から28万円程度とされていますが、珍しい毛色の子犬を探す場合は、価格が高くなる可能性を考慮しておくと良いでしょう。
まとめ
この記事では、ミニチュアシュナウザーの毛色の種類や性格との関係、子犬から成犬への毛色の変化について解説しました。毛色ごとの個性や魅力を知ることで、より深くミニチュアシュナウザーという犬種の魅力を感じられますね。たとえどんな毛色を持っていても、その子の個性として受け入れて大切にしてあげましょう。

愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
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