日本犬の人気ランキングトップ7!特徴や性格なども詳しく解説!

日本犬はその凛とした佇まいや飼い主への忠実さで、国内だけでなく海外でも人気を集めています。
この記事では、日本犬の中でも特に人気の犬種をランキング形式で紹介し、それぞれの特徴や性格について詳しく解説していきます。
【目次】
- 日本犬の人気ランキングトップ7
- 日本で一番飼育されている日本犬は?
- 外国で人気のある日本犬は?
- 天然記念物に指定されている日本犬
- 日本犬を迎える時のポイント
- まとめ
日本犬の人気ランキングトップ7
日本犬は古くから日本の気候や風土に適応し、人々と共に暮らしてきた犬たちです。その中でも特に人気の高い犬種をランキング形式でご紹介します。
ランキングは、一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)が2025年に発表した最新の「犬種別犬籍登録頭数」を参考にしています。
【1位】柴犬
柴犬は、ピンと立った耳とキリッとした顔立ち、そしてくるりと巻いた尻尾が特徴的です。
日本の家庭犬として非常に人気があり、馴染み深い存在と言えるでしょう。
性格は独立心が強く、頑固で自分の主張を曲げない一面がありますが、信頼関係を築いた飼い主に対しては非常に忠実です。
警戒心が強く、見知らぬ人にはよそよそしい態度をとることもありますが、子犬の頃から社会性を身につけさせることで、より良い関係を築くことが可能です。
【2位】豆柴
豆柴は、その名の通り柴犬よりも小柄な犬種です。一般的な柴犬の体高や体重よりも小さく改良されており、小豆柴と呼ばれるさらに小さな個体も存在します。
サイズが小さいため、都市部での生活やマンションなど集合住宅での飼育にも適していることから人気が高まっています。
性格も柴犬と同様に飼い主に対しては忠実で愛情深い一面を持ちますが、警戒心が強く頑固な部分も見られるため、一貫性のあるしつけが重要になります。
また、「豆柴」という犬種として公認している団体は限られているため、お迎えする際は確認が必要です。
【3位】日本スピッツ
日本スピッツは真っ白な被毛とスピッツ特有の立ち耳、そして豊かな飾り毛のある巻き尾が特徴です。見た目はサモエドを小型化したような愛らしい姿をしています。
性格は利口で、飼い主に対して非常に忠実です。子供にも慣れやすく、遊び好きな一面も持っています。
警戒心が強く、知らない人や物音に対して敏感に反応し吠えることがあります。そのため「吠えやすい犬」というイメージを持たれることもしばしばありますが、適切な訓練と社会化を行うことで無駄吠えを抑えることが可能です。
活発で遊び好きなので、毎日の散歩や遊びの時間を十分に確保してあげることが大切です。
【4位】狆(チン)
狆(チン)は、かつて日本の宮廷や上流階級で愛玩犬として飼われていた歴史を持つ小型犬です。日本で初めて本格的に改良された愛玩犬と言われています。
白を基調とした長い被毛、短い鼻と大きな目が特徴的で、東洋的な魅力を持っています。
性格は愛嬌があり、穏やかで賢いとされています。しかし、繊細でプライドが高い一面もあり、適切な距離感を持って接することが重要です。
室内での飼育に適しており、過度な運動量を必要としないため、高齢者の方やマンションなどで暮らす方にも飼いやすい犬種と言えるでしょう。
【5位】秋田犬
秋田犬は、秋田地方で熊猟に用いられていたマタギ犬を祖先としている犬種です。
がっしりとした体格に、ピンと立った耳とくるりと巻いた尻尾が特徴的です。
忠犬ハチ公のモデルとしても知られているように、飼い主に対する忠誠心が非常に強い性格です。普段は冷静沈着で物静かですが、家族や家を守るためには勇敢で敏捷な一面を見せます。
大型犬のため飼育には十分なスペースと運動量が必要であり、一貫したしつけが不可欠となります。
【6位】日本テリア
日本テリアは、日本原産の数少ないテリア種の犬です。
スムースコートの引き締まった体に、ピンと立った耳と長い脚が特徴的です。かつては小型の愛玩犬として親しまれていましたが、現在では希少な犬種となっています。
性格は明るく陽気で、活発な一面もあります。テリアらしく勇敢で自立心のある性格ですが、飼い主には甘えん坊で愛情深く、遊ぶことが大好きです。
見知らぬ人には最初は少し警戒することもありますが、慣れるととても友好的になります。
知性があり学習能力も高いため、一貫性のあるしつけを行えばさまざまなことを覚えることができます。
小柄ながらエネルギッシュで活動量も多いため、毎日の散歩や遊びの時間をしっかり確保してあげることが、健康を維持するうえで大切です。
【7位】甲斐犬
甲斐犬は、山梨県の山岳地帯で狩猟犬として活躍していた中型犬です。
立ち耳と巻き尾を持ち、特に虎毛と呼ばれる被毛が最大の特徴であり魅力となっています。毛色は黒虎毛、中虎毛、赤虎毛があります。
一度心を許した飼い主には非常に忠実で、「一代一主の犬」と呼ばれるほど、特定の一人に深い絆を示します。甘えん坊な一面も見せることもあります。
感覚が鋭く判断力が高いため、狩猟犬や番犬として優れた能力を発揮します。
一方で警戒心が強く、見知らぬ人や他の犬に対しては慣れにくい傾向があるため、子犬の頃から様々な環境や人、犬に慣れさせる社会化が重要です。
活発なため、毎日の運動やドッグスポーツなどを通してエネルギーを発散させてあげることが大切です。
日本で一番飼育されている日本犬は?
日本で一番飼育されている日本犬は柴犬です。
柴犬は、その愛らしい外見と飼い主への忠実さで、国内で長年にわたり高い人気を誇っています。近年では一般家庭での飼育だけでなく、災害救助犬やセラピー犬としても活躍の場を広げています。
またSNSなどの普及により、柴犬の可愛らしい写真や動画が世界中に拡散され、その人気はさらに高まっています。
柴犬は、日本の犬文化を代表する存在として、これからも多くの人々に愛され続けるでしょう。
外国で人気のある日本犬は?
近年、日本犬は海外でも人気が高まっています。
特に柴犬や秋田犬は、海外でも「SHIBA」や「AKITA」と呼ばれ広く知られています。
これらの日本犬が海外で人気を集める理由としては、洋犬とは異なる容姿や、飼い主への忠誠心の高さが注目されていることが挙げられます。
SNSを通じて愛らしい姿が広まったことや、「忠犬ハチ公」の物語が映画化されたことも人気を後押ししています。
また、品種改良があまりされておらず、犬本来の素朴で自然な姿やバランスの取れた体つきも、海外の人々にとって魅力的に映るようです。
表情が豊かであることも人気の理由の一つと考えられています。
天然記念物に指定されている日本犬
天然記念物に指定されている日本犬は、日本の固有種として文化・学術的価値が高いと認められた犬種です。
以下の6犬種が天然記念物として指定されています。
- 柴犬
- 秋田犬
- 甲斐犬
- 紀州犬
- 四国犬
- 北海道犬
天然記念物に指定されることで、これらの犬種は保護され、その血統が維持されるよう努められています。これらの犬種は日本の自然や文化と深く結びついており、その保護は日本の遺産を守ることにもつながります。
日本犬を迎える時のポイント
ここでは、日本犬を迎える前に際に知っておくべき3つのポイントをご紹介します。
①犬種の特性を理解する
日本犬は、飼い主に対して忠実で愛情深い一方で警戒心が強く、独立心の強い一面も持ち合わせています。
また、多くの日本犬はもともと狩猟犬や番犬として活躍していたため、勇敢で活発な性質があります。これらの特性を事前にしっかりと理解しておくことが重要です。
特に警戒心が強い犬種の場合は、子犬の頃からの社会化や適切なトレーニングが必要になります。
②飼育環境を考慮する
日本犬は活発で運動能力が高いため、十分な運動量を確保できる環境が必要です。特に大型の秋田犬などは、広い飼育スペースと毎日の十分な散歩が欠かせません。
また、多くの日本犬はダブルコートの被毛を持ち、換毛期には毛がたくさん抜けます。定期的なブラッシングや適切な温度管理も必要になります。
③しつけの重要性を認識する
日本犬は賢く学習能力も高いですが、独立心が強いため、しつけには根気と一貫性が必要です。
子犬の頃から、基本的なコマンドや社会化トレーニングをしっかりと行うことが、問題行動の予防につながります。
特に警戒心の強い犬種の場合、飼い主がリーダーシップをしっかりと示し、信頼関係を築くことが重要です。
まとめ
日本犬は、古くから日本で人々と共に暮らしてきた、魅力的で個性豊かな犬種たちです。
それぞれの犬種が持つ特徴や性格を理解し、適切な飼育環境としつけを行うことで、日本犬は生涯の素晴らしいパートナーとなってくれるでしょう。
日本犬を迎えることを検討されている方は、ぜひこの記事を参考に、ご自身のライフスタイルに合った日本犬を見つけてください。

愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
豊富な知識と経験を活かし、役立つ情報をお届けします。
運営会社はこちら