パグの毛色は4種類?人気カラーや値段、珍しい白パグについても紹介!
公開日:2025年5月9日
更新日:2025年6月4日

つぶらな瞳とユニークな顔立ちが魅力のパグ。そんなパグには、実は様々な毛色が存在することをご存じですか?
この記事では、パグの代表的な毛色から珍しい「白パグ」まで、それぞれの特徴や人気度を紹介します。
カラーによって印象も異なるので、パグを迎えたい方はぜひ参考にしてください。
[目次]
パグの毛色は全部で何種類?
パグの毛色は、下記の4種類が一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)で認められています。
- フォーン
- ブラック
- アプリコット
- シルバー
ホワイト(白)のパグも存在はしますが、公式には認められていないカラーです。
パグの人気の毛色ランキング
ここでは、パグの毛色をランキング形式で紹介します。定番のフォーンから希少なシルバーまで、それぞれの魅力や値段を見ていきましょう。
【1位】フォーン
フォーンはパグの毛色の中で最もポピュラーで人気が高く、1位の座を保っています。
フォーンは明るく温かみのある黄褐色が特徴で、意味のとおり「子鹿」を思わせるカラーです。毛色は個体によって異なり、黒い差し毛が混じっていることもあります。明るいトーンは活発で親しみやすい雰囲気、落ち着いたトーンは穏やかで安定感のある印象を与えます。
顔のしわ部分や耳、鼻、口の周りは黒色で、パグといえばフォーンと黒色の組み合わせを思い浮かべる人が多いでしょう。アクセントカラーでもある黒色は、成長するにつれて色が薄くなることもあります。
フォーンの値段
フォーンのパグの値段は、15万~55万円程度です。
【2位】ブラック(黒)
パグの人気の毛色ランキング2位は、「黒パグ」と呼ばれることもあるブラックです。その理由は、深みのある黒い被毛が与える洗練された印象です。光沢のある被毛は光の加減で艶やかに輝き、独特の存在感を放ちます。
ブラックは、シワや足裏まで黒いのが一般的ですが、胸や足の先に白い差し毛が入っているケースもあります。
黒い被毛は光をよく吸収するため、強い日差しや暑さに強くありません。季節ごとの体調管理をしっかり行い、散歩の時間に気をつけたり、洋服を着せて調節したりするのも良いでしょう。
パグは抜け毛が多いダブルコートですが、ブラックのみシングルコートです。
ブラック(黒)の値段
フォーンのパグの値段は、16万~45万円程度です。
【3位】アプリコット
3位にランクインしたアプリコットは、淡いオレンジがかった杏(あんず)のような毛色が特徴で、やわらかく上品な印象を与えるカラーです。
耳や鼻、口の周りは黒色で、フォーンのパグと区別がつきにくいこともありますが、より温かみのある色味がアプリコットの魅力といえるでしょう。
アプリコットの値段
アプリコットのパグは日本国内では流通量が減ってしまい、ペットショップや一般的なブリーダーではあまり見かけません。そのため、フォーンやブラックと比較して高めの値段に設定されることが多いといわれています。
【4位】シルバー
4位にランクインするシルバーは、淡いグレートーンが他の毛色にはない特別な魅力を持ちます。日本のみならず海外でも流通量が非常に少なく、入手が難しいことから希少価値が高い点も魅力の一つです。
シルバーの値段
シルバーのパグは希少であるため、定番のフォーンやブラックよりも高額になるといわれています。
珍しい色の「白パグ」は存在する?
白いパグは、稀に見ることができる珍しいレアカラーで「白パグ」とも呼ばれています。アルビノではなく、被毛が白いのが特徴です。
ホワイトはJKCの公的な犬種登録では認められておらず、日本では特に入手が難しいカラーです。この白い被毛は、パグ特有のシワを目立たなくさせるため、パグと気づかれずに、フレンチブルドッグやペキニーズに間違われることもあります。また、鼻や口周りの黒色も薄くなり、一般的なパグとは少し異なるユニークな印象を与えます。
海外ではこの珍しい色である白パグの人気が高まっており、その独特のかわいらしさから注目を集めています。
パグの毛色に関するQ&A
パグの毛色については、見た目の印象だけでなく「性格に違いはあるの?」「成長とともに色が変わることはある?」といった疑問を持つ方も多いようです。ここでは、パグの毛色にまつわるよくある質問をQ&A形式でわかりやすく解説していきます。
パグの毛色と性格の違いは?
パグの毛色によって性格に明確な違いはほとんど見られません。
一般的にパグは明るく愛嬌があり、社交的な性格が特徴で、フォーンやブラック、アプリコット、シルバーといったパグの毛色の違いが、性格に直接影響を与えることは少ないといわれています。
パグの毛色は成長すると変わる?
パグの毛色は、成長とともにわずかな色の変化が見られることがあります。大きな変化が起こることはほとんどありません。
例えば、フォーンのパグの毛色は、成長するにつれて、耳や口周りの黒いアクセントカラーが徐々に薄くなるケースがあります。
パグの特徴!大きさや飼いやすさは?
パグといえば、短頭種特有の顔の深いしわや短い鼻が特徴で、ぶちゃかわ犬(ぶさかわ犬)といわれることもあります。垂れ耳、そしてくるりと巻いた尻尾もかわいさのポイントです。
明るく陽気で人懐っこい性格から、初心者でも比較的飼いやすい犬種といえるでしょう。一方で、短頭種のため暑さに弱いことや、皮膚疾患にかかりやすいといった注意点もあります。適切な温度管理や日頃のお手入れが大切です。
筋肉質でがっしりとした体型ですが、体高が約25~33cm、体重は6~8kg程度で小型犬に分類されます。
小さい「ティーカップパグ」とは?
一般的にパグは小型犬に分類されますが、中には標準よりもさらに小さい個体が存在し、「ティーカップパグ」や「豆パグ」、「極小パグ」と呼ばれることがあります。
これらの小さいパグは、通常のパグが成犬で約6~8kgになるのに対し、成犬でも5kg前後とより小柄です。その小さな体と愛らしい見た目から人気を集めていますが、極端な小型化による健康上のリスクも懸念されています。
そのため、小さいパグを家族に迎える際は、信頼できるブリーダーから健康状態をしっかりと確認することが重要です。
パグの被毛の特徴とお手入れ
パグは意外と抜け毛が多く、定期的なお手入れが欠かせない犬種です。被毛の特徴を理解することで、日々のケアもぐっと楽になるでしょう。ここでは、パグの被毛の性質や、健康を保つためのお手入れ方法について詳しくご紹介します。
パグの被毛の性質
パグの被毛は短く密集しており、光沢のある質感を持っています。
二重構造のダブルコートの被毛を持っているため、短毛ですが、季節の変わり目には大量の毛が抜け落ちることも特徴です。
黒パグは抜け毛が少ない理由
黒いパグの抜け毛が少ない理由は、被毛の構造がシングルコートだからです。
そのため、ダブルコートのフォーンなどと比較すると抜け毛が少なく、季節による大きな換毛期が起こりにくいのが特徴です。
パグのお手入れ・お世話のポイント
パグのお手入れには日々のブラッシングが欠かせません。特にダブルコートのため、季節の変わり目には抜け毛が増えやすく、毛が部屋に散らばらないよう手入れが必要です。
パグの毛の特徴として、しっかりとしたアンダーコートと柔らかいオーバーコートの二層構造があり、こまめなお手入れが求められます。皮膚病の予防のためにも、週に数回は柔らかめのブラシやグローブタイプのブラシを使って、被毛の表面と下層の毛を丁寧に整えましょう。
また、顔のシワや耳の中は湿気がたまりやすく汚れもつきやすいため、清潔に保つことが大切です。ご飯や散歩の後は毎回顔をチェックし、汚れていたら、濡らしたコットンやペット用のウェットティッシュで優しくきれいにしましょう。
シャンプーは月に1回ほど行い、シャンプー後は、シワまでしっかり乾かします。適切なお世話を続けることで、健康で美しい毛並みが長く保てるでしょう。
まとめ|パグの毛色はフォーンとブラックが人気!
パグには複数の毛色がありますが、特に人気が高いのはフォーンとブラックで、アプリコットやシルバー、ホワイトは珍しいカラーです。
見た目の印象が異なるだけでなく、希少性によって価格や出会いやすさにも差があります。お気に入りの毛色を見つけて、理想のパグライフを楽しんでくださいね。

愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
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