カニンヘンダックスフンドの平均寿命はどれくらい?ギネス最高寿命は?長生きの秘訣もご紹介!

カニンヘンダックスフンドの寿命は小型犬の中でも比較的長いと言われています。
この記事では寿命だけでなく、かかりやすいとされている病気や長生きのためのポイントもご紹介します。
【目次】
- カニンヘンダックスフンドの寿命
- カニンヘンダックスフンドがかかりやすい病気
- カニンヘンダックスフンドが長生きするための秘訣
- まとめ
カニンヘンダックスフンドの寿命
それでは、カニンヘンダックスフンドの寿命は何年くらいなのか、早速見ていきましょう。
カニンヘンダックスフンドの平均寿命
カニンヘンダックスフンドの平均寿命は約15年です。この平均寿命は、多くの小型犬の中でもやや長い部類に入ります。
寿命は犬種の特性や生活環境、日々の健康管理によって影響を受けますが、定期的な健康チェックや食事管理、適度な運動を心がけることで長く元気に過ごせるケースが多いです。
カニンヘンダックスフンドの最高寿命
カニンヘンダックスフンドの最高寿命については公的な記録が存在しないため明確な数字はありませんが、現在報告されている中で最長は18歳です。これは小型犬としてはかなりの長寿と言えます。
ちなみに、カニンヘンダックスより体が大きい「ミニチュアダックスフンド」の寿命に関するギネス世界記録は、2024年に日本に在住していたレオくんによって更新され、22歳40日という記録が認定されています。
人間に換算すると何歳?
カニンヘンダックスフンドの年齢を人間に換算すると、一般的に1歳で約15歳、2歳で約24歳、その後は1年ごとに約4歳ずつ年を重ねる計算になります。
つまり、15歳のカニンヘンダックスフンドは人間の約76歳相当にあたり、高齢(シニア犬)と考えられます。
シニア期に入ると健康管理が一層重要になります。
年齢に応じた適切な運動量や栄養バランスに配慮した食事を心がけ、加齢による体調の変化や病気の兆候を見逃さないようにしましょう。
カニンヘンダックスフンドがかかりやすい病気
カニンヘンダックスフンドは独特な体型や特徴から、かかりやすいと言われる病気がいくつかあります。
ここでは4つの病気について詳しく解説していきます。
①椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板が飛び出して神経を圧迫することで、痛みや麻痺、歩行困難といった深刻な症状を引き起こすことがあります。
高い所からのジャンプや、体に負担がかかるような激しい動きをすると発症するリスクが高まるため、日常生活では滑りにくい床材を選んだり、段差を避けるなどの工夫が重要です。
歩き方がおかしい、触ると痛がるなどの症状が現れた場合は速やかに動物病院で診察を受け、早期治療に努めましょう。
②糖尿病
カニンヘンダックスフンドは食欲が旺盛で肥満になりやすい性質があり、そのため糖尿病には十分注意が必要です。
糖尿病を発症すると血糖値が慢性的に高くなり、体内のインスリンバランスが崩れることで、失明や腎不全など重篤な合併症を引き起こすリスクも高まります。適切な食事管理と体重コントロールを心がけ、肥満を防ぐことが糖尿病の予防には欠かせません。
飲水量が増える、排尿回数が増えるといった初期症状を見逃さず、少しでも異変を感じた場合は早めに専門の獣医師に相談することが大切です。
③外耳炎
外耳炎は、耳の入り口から鼓膜までの「外耳」と呼ばれる部分に炎症が起こる病気で、垂れ耳のカニンヘンダックスフンドは通気性が悪く湿気がこもりやすいため発症しやすい傾向があります。
症状には耳の赤み、かゆみ、悪臭、頭を振る仕草が含まれます。放置すると重症化し痛みを伴う場合もあるので、普段からの耳掃除や清潔な状態を保つことが大切です。
獣医師による適切な治療やケアで症状は改善されます。定期的に耳の状態を確認する習慣が役立ちます。
④進行性網膜萎縮
進行性網膜萎縮は遺伝性の眼疾患で、徐々に網膜の機能が低下して視力が弱まっていく病気です。
若いうちから症状が現れることも多く、最終的には失明する恐れがあります。カニンヘンダックスフンドは早期に発症しやすい傾向があるため、視力の変化には常に注意したいところです。
明かりに対して過敏になったり、方向感覚が鈍くなったりした場合は検査を受けることが望ましいです。適切な治療とケアを行うことで進行を遅らせることができるでしょう。
カニンヘンダックスフンドが長生きするための秘訣
健康で長生きするためには、毎日の生活習慣とケアが欠かせません。
今回は長く一緒に過ごすための4つのポイントをご紹介します。
①適切な食事と栄養管理
健康を支える基盤は、適切な食事内容と栄養バランスにあります。
カニンヘンダックスフンドは太りやすい体質と言われているため、肥満には特に注意が必要です。肥満は椎間板ヘルニアや糖尿病のリスクを高めてしまうので、日々のカロリー管理をしっかり行うことが大切です。
筋肉を維持するために良質なたんぱく質や、体調を整えるために必要なビタミン、ミネラルがバランスよく含まれたフードを選ぶことが勧められます。
おやつや間食の与えすぎは避け、体重や健康状態に合わせて食事量を調整しましょう。
さらに、年齢や活動量の変化にも注意を払い、ステージごとに適した食事管理を心掛けることで、健康な生活を長く続けることができるでしょう。
②日常的な運動習慣
適度な運動は筋力維持や体重管理に必要不可欠です。
カニンヘンダックスフンドは小型犬としては高い活動量を持ち、活発な性格で遊ぶことが大好きな犬種です。遊びに加え、散歩などの日常的な運動を十分に取り入れることが健康維持やストレス解消の鍵となります。
無理のない範囲で定期的な運動を続けることが大切です。
③定期的な健康診断と予防接種
健康診断を定期的に受けることは、病気の早期発見や予防につながります。
特に年齢が進むと病気のリスクが高くなるため、獣医師による丁寧な診察で健康状態をしっかりチェックしてもらうことが大切です。
また、予防接種を忘れずに受けることで感染症への抵抗力を高め、健康維持をサポートできます。かかりつけの獣医師と連携し、適切な健康診断やワクチンのスケジュールをしっかりと守ることが、安心して長く一緒に過ごすためのポイントとなります。
④毎日のお世話で気を付けるポイント
日々のケアでは、体調の変化に敏感になることが大切です。
被毛のブラッシングや耳掃除、爪切りといったお手入れは、愛犬の健康状態を確認する良い機会になります。
換毛期は年に2回ほどあるため、日頃からこまめにブラッシングしてあげましょう。
中でも、被毛が長いロングヘアーやワイアーヘアーの子たちは暑さに弱い傾向があるので、特に夏の室温管理には注意しましょう。
ストレスや負担の少ない生活環境を整えることも、健康に過ごすために欠かせません。
椎間板ヘルニアの予防のためにも負担の大きい運動は控え、段差の少ない環境や快適な寝床を用意してあげることが重要です。
また、子犬からお世話を始める場合、特に最初の6ヶ月は基礎的なケアやしつけを習慣づける大切な時期なので、毎日の触れ合いを通じて体調や様子をしっかり観察するようにしましょう。
まとめ
カニンヘンダックスフンドと長く健やかに過ごすためには、バランスのとれた食事や体重管理、日々の適度な運動が欠かせません。定期的な健康診断や快適な飼育環境の整備も大切なポイントです。
愛情を込めて日々のケアを続けることで、愛犬の健康寿命を延ばし、かけがえのない時間をより長く共に過ごすことができるでしょう。

愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
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