秋田犬の大きさや性格は?みんなが知ってる「ハチ公」は秋田犬だった!

秋田犬は、日本犬の中で最も大きい犬種であり、堂々とした姿と優雅な魅力を持つ犬として知られています。
その忠実で愛情深い性格から多くの人々に愛されており、その代表例として「忠犬ハチ公」が挙げられます。
この物語を通じて、世界中で秋田犬の名が広まりました。
また、メディアで一躍有名になった「わさお」と聞けば、思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?
大型犬や日本犬好きにとって魅力いっぱいの秋田犬の性格や歴史、飼い方のポイントについて紹介します。
【目次】
- 秋田犬の特徴|大きさや性格、歴史は?
- 秋田犬の性格
- 秋田犬の飼い方のポイント
- 秋田犬の平均寿命と注意すべき病気は?
- まとめ|秋田犬はしつけが肝心!辛抱強いサポートで絆を築こう
秋田犬の特徴|大きさや性格、歴史は?
秋田犬は、日本の天然記念物に指定されている6種類の日本犬の中で唯一の大型犬です。
「あきたけん」と読まれることも多いですが、正式には「あきたいぬ」と呼びます。
その大きくたくましい体型に加え、スラリとした長い脚と太く巻いた特徴的な尻尾を持ち、美しいバランスの取れた体つきが世界的にも高く評価されています。
そんな日本が誇る秋田犬の特徴を知っていきましょう。
秋田犬の大きさ
秋田犬はバーニーズマウンテンドッグと並ぶ「超大型犬」に分類され、オスの体高は70cm、体重は60kg前後に達します。
同じ日本犬で色や外見が似ている「柴犬」の体高は約40㎝とされているため、想像するとその違いは一目瞭然です。
一方で秋田犬のメスの体高は58〜66cm、体重は27〜50kgとやや小さめになっています。
秋田犬の被毛と毛色
秋田犬の被毛は極寒の地でも快適に暮らせるよう進化したダブルコート構造が特徴です。
外層は硬く内層は柔らかく密集しており、防寒性に優れています。秋田犬の多くは短毛ですが、まれに「ムク毛」と呼ばれる長毛の個体も存在します。
また、毛色は4種類で、赤、虎、白、胡麻に分類されます。
特に白以外の毛色の場合、体の内側が白い「腹白」という特徴がみられます。
秋田犬の歴史
秋田犬の歴史は、秋田県の大舘地方で猟犬として飼育されていた「秋田マタギ犬」に起源をもっています。
この犬種はもともと熊猟を目的に育てられ、江戸時代には闘犬としての特性が求められるようになり、大型犬である「大館犬」が誕生しました。
明治時代には洋犬との交配が進む中で、純血種の減少に直面しましたが、大正から昭和初期にかけての保存活動により、1931年には国の天然記念物に指定されました。
その後、第二次世界大戦で数が減少したものの、戦後わずかに残った純血犬から復活しました。
現在、秋田犬はその魅力と忠誠心から国内外で愛され、特有の歴史的背景がその魅力を一層引き立てています。
アメリカンアキタと秋田犬は同じ犬?
「アメリカン・アキタ」と秋田犬は同じ祖先をもつものの、アメリカで独自に改良された犬種です。
秋田犬よりも大きな体格を持つ特徴があり、見た目にも力強さが感じられます。
性格は秋田犬よりフレンドリーで、他の犬ともうまくやっていけるといわれていますが、しっかりとしたコントロールが求められます。
別名「グレードジャパニーズドッグ」とも呼ばれており、犬種名からも日本とのゆかりが伝わります。
秋田犬の性格
日本で有名な秋田犬「忠犬ハチ公」と「わさお」。
そんな2匹からイメージされる性格はどんなものでしょうか?
ここでは文字通り「忠犬」と呼ばれた特性や、知られざる一面を紹介します。
家族や飼い主に忠実
秋田犬の最大の魅力は「忠犬ハチ公」からも知られる飼い主にする従順さと忠誠心の強さにあります。
家族への愛情が非常に深く、家族との関係を大切にすることが特徴です。
飼い主の指示に敏感に反応し、基本的な命令を覚えるのも得意なため、しつけを通じて信頼関係を築くことで飼い主の期待に応えようとする姿勢がみられます。
しっかりした基礎ルールを学びながら信頼関係を築くことができれば、秋田犬は心強い相棒として飼い主に寄り添ってくれるでしょう。
自立心と警戒心をもつ
秋田犬は、飼い主や家族に対して非常に忠実で愛情深い一方で、強い自立心を持っています。
この独立心の高さゆえに、時折頑固な一面を見せることもあります。
また、なわばり意識が強く、家族以外の人間や他の犬に対しては警戒心を示す傾向があります。
この特性は、番犬としての役割を果たす上で非常に心強いものですが、不適切な行動を防止するためにも、適切なトレーニングが必要不可欠です。
子犬の頃からさまざまな環境や人々と接する機会を与えることが重要で、警戒心をコントロールしながら他者と良好な関係を築く能力が育まれます。社会化トレーニングを早期に始め、サポートすることで、秋田犬は家庭内においても外部の環境においても安心して生活できるパートナーとなります。
知的で忍耐強い
秋田犬は知性の高さと柔軟な性格が特徴で、しっかりとしたルールや指示を教えることで行動を効率的にコントロールすることが可能であり、訓練が楽しければさらに伸びる強い学習意欲をみせてくれるでしょう。
加えて、秋田犬は非常に我慢強く家庭内でも穏やかな存在として環境に適応します。
特に小さな子どもがいる家庭においてもその忍耐力で周囲とうまく調和する能力を発揮します。
しかし、我慢強い性格の反面、苦痛や不調をうまく表現できないことがあるため、飼い主は日々の表情や態度の変化を注意深く観察し、定期的なコミュニケーションや健康管理を心掛けることが何よりも重要です。
秋田犬の持つ強い知性と忍耐力を理解し、適切なケアと愛情を持って接することが、健やかで幸せな関係を築く鍵となるでしょう。
秋田犬の飼い方のポイント
秋田犬を飼う際には、その特性をしっかりと理解し、適切な環境を整えることが不可欠です。
特に重要な「しつけ」と、特徴的な被毛を健康に保つための「お手入れ」は欠かせません。
食事や運動量についても紹介していきますので、参考にしてください。
秋田犬のしつけ
秋田犬のしつけにはいくつかの重要なポイントがあります。
まず、基本的なコマンドである「おすわり」「まて」「おいで」といった指示を子犬の頃からしっかりと覚えさせましょう。
もともと猟犬や闘犬の気質を持つため、社会化トレーニングを念入りに行う必要があります。
無理をせずゆっくりと他の犬や人間と触れ合う機会を設け、警戒心を和らげながらコミュニケーション能力を向上させてください。
さらに「呼び戻し」のトレーニングを必ず実践してください。
どんな状況下でも飼い主の指示に従うようにしつけることで、突発的な問題を未然に防ぐことができます。
万が一、飼い主がリーダーとしての立場を失ってしまうと、関係が崩れてしまうため日々のコミュニケーションを大切にしてください。
秋田犬のしつけは根気強く愛情をもって行うことで、飼い主との絆が深まりさまざまな場面で安心できるパートナーとなるでしょう。
秋田犬の被毛のお手入れ
秋田犬の被毛は、ダブルコートと呼ばれる特性を持ち、外側のオーバーコートと内側のアンダーコートから構成されています。
この構造は厳しい寒さから体を守る役割を果たしていますが、その一方で、定期的なお手入れが欠かせません。
毎日のブラッシングは被毛の健康を保ち、抜け毛を減少させるために重要であり、特に換毛期にはその頻度を増す必要があります。
換毛期には毛が大量に抜けるため、ブラシを使って毛を取り除くことが大切です。
また、気温が高い季節には、被毛の密集が熱中症のリスクを高めるため、入念なケアがさらなる健康維持につながります。
秋田犬の食事や体重管理について
秋田犬の食事や体重管理は、健康を維持するために非常に重要な要素です。
運動量が多い犬種であり、特に動物性タンパク質が豊富な総合栄養食を与えることが推奨されます。
ただし、食欲旺盛な性格から食べ過ぎてしまいやすいため、量には注意が必要です。おやつも控えめにし、適正体重を維持することが重要です。
運動不足は肥満や健康問題につながるため、1日2回の散歩やアクティブな遊びを取り入れると良いでしょう。
特にドッグランでの運動は、秋田犬の狩猟本能を刺激し、ストレス発散に役立ちます。
夏場の運動では涼しい時間帯を選ぶことが必要です。適切な食事と運動を組み合わせることで、秋田犬の健康を守り、長く幸せな生活を送るための基盤を築くことができます。
秋田犬の平均寿命と注意すべき病気は?
秋田犬の平均寿命は約10年から13年とされており、大型犬の中では一般的な長さに位置づけられます。
健康的に長生きするためにはバランスの取れた栄養を与え、運動を適度に取り入れストレスの少ない環境を整えてあげることが大事です。
また、秋田犬の健康を維持するためには、特定の病気に注意を払う必要があります。
ここでは代表的なものを5つご紹介します。
ブドウ膜皮膚症候群
秋田犬が特にかかりやすい疾患として、ブドウ膜皮膚症候群が知られています。
この病気は、眼球内のブドウ膜が炎症を起こすことが特徴で、視力に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
初期症状としては、涙が止まらなくなったり、目が充血したりするほか、進行すると眼球が肥大することもあります。
この疾患は放置すると失明に至る可能性が非常に高いため、一刻も早く対処することが重要です。異変に気付いた際には、すぐに信頼できる動物病院で診察を受けましょう。早期に診断されれば、薬の投与など適切な治療で改善が期待できる場合もあります。
肉芽腫性脂腺炎(にくげしょうせいしせんえん)
肉芽腫性脂腺炎は、皮脂腺に炎症が生じることによって発症し、初期段階では皮膚に小さな赤みや腫れが見られることが一般的です。
痒みや不快感を伴うことが多く、放置すると脱毛やフケの発生が加わり、症状が悪化することがあります。
さらに、膿皮症やマラセチア性皮膚炎などの二次的な感染症が続発するリスクもあります。
予防策としては、定期的な健康診断を行うこと、そして皮膚環境を清潔に保つことが特に重要です。
秋田犬は毛が密集しているため、特に換毛期にはしっかりブラッシングを行い、毛皮の通気性を確保するよう心掛けましょう。栄養バランスの取れた食事を与えることで、皮膚や毛の健康を内側からサポートすることも役立ちます。
眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)
眼瞼内反症は、まぶたが内側に巻き込まれる状態で、まつげが角膜を刺激し、痛みや炎症を引き起こします。
さらに、悪化すると結膜炎や角膜炎の原因となり、放置すれば視力を損なう可能性もあります。そのため、早期発見と適切な治療が重要です。
一般的には先天的に発生することが多いと言われており、完全に予防することが難しい点も特徴です。
そのため、日頃から愛犬の目の状態に注意を払い、まぶたの異常が見られる場合や、目が赤くなる、涙が出やすい、頻繁に擦る仕草があるといった兆候を見逃さないようにしましょう。
胃捻転
胃捻転は、特に大型犬に多く見られる危険な疾患で、発症すると短時間で全身状態が急激に悪化する可能性があります。
この病気は、胃がガスで膨れ上がり、さらにねじれることで発生し、放置すると命に関わる重大な結果を招くことがあります。初期症状としては、腹部が異常に膨れ何度もえずいたり、呼吸が苦しそうになったりすることがあります。
こうした症状が現れた場合、その後急速に症状が進行し、呼吸困難や多臓器不全といった重篤な状態に至ることもあります。異変を感じたら、少しでも早く動物病院を受診することが非常に重要です。
予防策として、食後すぐの激しい運動を避けることが効果的とされています。また、一度の食事量を減らし、少量を複数回にわけて与えることで胃の負担を軽減できます。
股関節形成不全
股関節形成不全は、股関節の正常な発達が妨げられることで発症し、股関節の変形や異常を引き起こします。
その結果、後肢のふらつきや腰を振るような歩き方になるなど、特有の症状が現れ痛みや歩行困難を伴うことがあります。発症の時期は、生後4ヶ月頃から遅くても3年以内とされており、成長期の管理が重要になります。
股関節形成不全の原因としては、遺伝的要因に加え、成長期における不適切な栄養や運動が影響していると考えられています。定期的に獣医師による健康診断を受け、股関節に異常が見られた場合は早めに対策を講じることが大切です。
体重管理にも努めることで、股関節への過度な負担を軽減することが可能です。
まとめ|秋田犬はしつけが肝心!辛抱強いサポートで絆を築こう
秋田犬は、日本犬らしい優美な姿と忠誠心から、多くの人々に愛されている犬種です。
特有の性格や特徴を理解ししっかりとしたしつけを行うことで、秋田犬の魅力を最大限に引き出し深い絆を築くことができます。
正しい知識と愛情をもってサポートすることで、秋田犬との生活はかけがえのないものとなるでしょう。

愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
豊富な知識と経験を活かし、役立つ情報をお届けします。
運営会社はこちら