短足のかわいい犬種10選! 特徴や子犬時からの飼育の注意点などもご紹介

短足犬種は、そのユニークな体型と愛らしい性格で多くの愛犬家に親しまれています。魅力は見た目だけでなく、性格や飼いやすさにも表れています。
家族として迎える際は、そのかわいい外見だけでなく特性やケアに注目し、愛情を持って接することが大切です。
【目次】
- 短足の理由と特性
- 短足が特徴的な犬種10選
- 短足な犬種を飼う際の注意点
- 短足犬種の飼育とお世話
- まとめ
短足の理由と特性
短足犬がこのような体型を持つ理由は、進化の過程における特異な適応によるものです。
短足で胴長な体型が狩猟や作業において有利に働くとされています。これは、特定の環境での生活に適応した進化的選択の結果です。短足犬はその種類によっても異なる特性を持ち、それぞれの環境や作業の目的に従って独自の進化を遂げてきたのです。
小動物の追跡に特化
短足犬の多くは、小動物を追跡することに特化した体型を持つことがあります。この特性は狩猟活動における重要な役割から発展しており、短い足と長い胴体を特徴とするダックスフンドはその代表例として知られています。こうした体型は、穴や隙間に入り込みやすく設計されており、小動物を巧みに追い詰めるために進化した結果といえます。
牧畜・作業に適した体型
短足犬は、牧畜や特定の作業に適した体型を持つことがあります。短い足は地面に近く、これにより身体のバランスが取りやすくなります。その結果、動きが敏捷でコントロールしやすい利点が生まれます。
例えば、ウェルシュコーギーペンブロークはこの特徴を活かし、長い歴史にわたって牧羊犬として重要な役割を果たしてきました。その低い重心と高い敏捷性のおかげで、家畜の移動や管理を効率的に行うことができるからです。
短足犬はただの愛玩犬としてだけではなく、その体型や特性を活用することで、特定の作業においても高い能力を発揮すると言われています。
短足が特徴的な犬種10選
短足犬種には、見た目のユニークさだけでなく、多彩な性格や歴史を持つ犬たちが揃っています。それぞれの犬種が持つ特徴に触れてみると、新たな視点で犬の魅力を再発見できることでしょう。
ここでは中でも特に人気の10種類についてご紹介します。
ミニチュアダックスフンド
その愛らしい外見と社交的な性格で広く知られている犬種です。
ミニチュアダックスよりも小柄なカニンヘンダックスも存在しています。
この犬種には、スムース、ロングヘアー、ワイヤーヘアーの3種類があり、それぞれに独自の魅力があります。
特徴的な胴長短足の体型は、小動物の追跡に特化しており、元々は狩猟犬としての役割を持っていました。体重は約4~6kgで、小型犬に分類されるため、家庭で飼いやすいサイズです。
非常に活発で遊び好きな性格を持っているため、毎日の運動が欠かせません。ただし、背骨への負担を考慮し、階段や高い場所からの飛び降りや、持続的なジャンプは避ける必要があります。また、運動だけでなく種類ごとの被毛に合ったブラッシングやケアも重要です。
さらに、知能が高くしつけがしやすい一方で、甘えん坊な性格からしっかりとしたリーダーシップが求められます。愛情深く、家族との絆を大切にする犬種なので、十分な愛情を持って接していきましょう。
ウェルシュコーギーペンブローク
ウェルシュコーギーペンブロークは、その短足とずんぐりした体型が特徴的で、多くの人々に愛される犬種です。
ひと回り大きくしっぽがある、ウェルシュ・コーギー・カーディガンも存在しています。
可愛らしいルックスと共に、明るく活発な性格を備えています。人懐っこいその性質は家庭犬として非常に適しており、特に子供との相性が良いため、家族全員にとって理想的なパートナーとなるでしょう。また、賢い犬種であるため、しつけが比較的容易で、初心者にも飼いやすい点が魅力です。
この犬種は股関節や椎間板ヘルニアのリスクが他犬種と比べて高いため、段差を避ける工夫や急激な動きを控えさせる配慮も欠かせません。
バセットハウンド
バセットハウンドは、その独特な体型が魅力で、特に短足と長い耳、たるんだ皮膚が印象的な犬種です。
この犬種は、元々狩猟犬として育てられた歴史を持ち、鋭い嗅覚と小動物の追跡に優れた能力を発揮します。そのため、アウトドアでもその才能を活かす場面があるでしょう。性格は穏やかで愛情深く、家庭内では素直で協調性が高いため、初めて犬を飼う家庭でも安心して迎え入れることができます。
体型の特性から肥満になりやすいため、適度な運動とバランスの取れた食事を心がけることが健康維持につながります。さらに、長い耳を持つため、トラブルを避けるために、定期的なチェックと清掃が欠かせません。
ペキニーズ
ペキニーズは、独特の見た目と魅力的な性格で知られる犬種です。小柄で胴長な体型と、ふわふわした被毛が特徴で、その愛らしさから多くの愛犬家に愛されています。ペキニーズはもともと中国の皇帝に愛された犬であり、非常に穏やかな性格を持つことが魅力の一つです。
この犬種は非常に忠実で、家族との絆が強く、特に飼い主への愛情深さが際立っています。しかし、健康には注意が必要です。特に短い鼻と体型から、呼吸器系の問題が発生しやすいため、適度な運動と快適な環境を提供することが大切です。また、毛が長いため、定期的なブラッシングも必要です。
ノーリッチテリア
ノーリッチテリアは、その活発で友好的な性格が特徴の小型犬で、短足犬種の中でも特に注目されています。この犬種は体高が約25センチと非常に小柄でありながら、筋肉質で力強い体格を持っているのが魅力です。もともとノーリッチテリアは、小動物狩りを目的に育てられてきたため、活発で好奇心旺盛な性格が際立っています。また、賢く訓練しやすい点から、家庭犬としても人気が高い種類のひとつです。
飼育する際には適度な運動が欠かせません。日々の散歩や遊びを通じてエネルギーを上手に発散させることが、健康維持だけでなく精神的な充足にもつながります。
ノーフォークテリア
ノーフォークテリアは、愛らしい外見と元気な性格で知られる小型犬です。もともとネズミ捕りや狩猟犬として活躍していたため、勇敢で好奇心旺盛な一面を持ちます。
体高は約25センチほどで、短い足にがっしりとした胴体を持ち、非常に愛嬌があります。その性格は非常にフレンドリーで社交的なため、家庭でも飼いやすい小型犬の一種として多くの愛犬家に親しまれています。
この犬種は非常に活発で、知的な一面も持ち合わせているため、日々の運動と精神的な刺激を欠かさないことが重要です。
ダンディディンモントテリア
ダンディディンモントテリアという犬種名は、小説の登場人物の名前に由来するというユニークな逸話を持つ珍しい犬種です。
その特徴的な外見は、胴長短足の体型に加え、頭頂部のフワフワとした冠毛や全身を包む柔らかい被毛によって際立っています。
もともとは狩猟犬で活躍していたため、運動量が豊富です。非常に賢く、飼い主に対する忠誠心が強いだけでなく、大らかで協調性のある性格を持っています。そのため、テリア種特有の活発さと気難しさを緩和した「テリア界のジェントルマン」と称されるほどの温厚さが魅力です。
初心者でも比較的飼いやすい犬種とされており、その人懐っこい性格は家族にとって理想的な伴侶となるはずです。
スコティッシュテリア
スコティッシュテリアは、その愛くるしい姿と活発な性格でペット愛好者に人気があります。体高は約25〜28センチと小柄ながら、がっしりとした骨格としっかりとした毛並みを持つため、元気でしっかりとした印象を与えます。この犬種は非常に賢く、独立心も強いですが、飼い主との絆が非常に深く、忠実な性格でも知られています。
活発なため、公園での散歩や遊びを通じてストレスを解消させることが大切です。そして、毛が抜けにくい特性を持つため、定期的なブラッシングを行うことで、健康的な被毛を保ちやすくなります。やや頑固な面もあるため、一貫したしつけが求められますが、適切な愛情とコミュニケーションを持って接すれば、素晴らしいパートナーとなるでしょう。
シーズー
シーズーは、その愛らしい外見と独特の性格から多くの愛犬家に愛されている小型犬の一種です。
短足でコンパクトな体型に豊かな被毛を持ち、華やかでエレガントな姿が魅力的です。この小型犬は友好的で社交的な性格を持つため、家庭内でも非常に愛される存在として人気があります。
シーズーの被毛は長く柔らかいため、定期的なブラッシングが欠かせません。これにより、毛玉の発生を防ぎ、被毛の美しさと清潔さを保つことができます。また、暑さに弱い点も特徴の一つであり、特に夏場や激しい運動を避けることで、呼吸器系のトラブルを予防できます。気温管理に配慮しながら健康面に気を遣うことで、シーズーとの楽しい生活を長く続けることができるでしょう。
クランバースパニエル
クランバースパニエルは、短足犬種の中でも非常に魅力的な存在で、特にその愛らしい容姿とフレンドリーな性格が飼い主に人気です。平均的な体高は約30~36センチで、がっしりとした体格を持ち、その白を基調とした豊かな被毛がさらにその愛らしさを引き立てています。被毛は手触りが良く、定期的なお手入れが必要ですが、グルーミングを通じて愛犬との関係を深める大切な時間を楽しむことができます。
性格は非常に社交的で、家族にも友好的なので、初めて犬を飼う人にも適しています。飼育にあたっては、適度な運動が必要で、毎日の散歩や遊びを通じてストレスを軽減し、健康を維持していくことが求められます。
短足な犬種を飼う際の注意点
これらの犬種は、骨や関節に関する問題を抱えやすい傾向があります。
飼い主は愛犬の動きや歩行に異常が見られる場合、早めに獣医師に相談することが望ましいです。気になる症状がある場合は、専門家の診断を受け、必要に応じたケアを検討することが重要です。
股関節形成不全症に注意
短足犬種は、その骨格の特性上、股関節形成不全症のリスクが高い種類とされています。この疾患は、股関節の適切な形成が損なわれ、正常な機能を果たせなくなることで運動に影響を及ぼします。症状として、動きのぎこちなさや痛みが現れることがあり、愛犬が苦痛を感じる可能性もあるため、早期発見が非常に重要です。
股関節への負担を軽減するためには、日常的に注意が必要です。特に激しい運動や急な動作を避け、愛犬に適したスローペースの運動を取り入れることが推奨されます。頻繁なジャンプなど、負担の増加につながりやすい動きは控えるよう心掛けましょう。
また、定期的な獣医師の診断を受けることが不可欠です。成長期の短足犬種は特に注意が必要で、体重管理や適切な運動量の調整が健康的な成長に繋がります。これにより、股関節形成不全症の発症リスクを軽減することが可能です。
椎間板ヘルニアを防ぐ工夫
椎間板ヘルニアは、短足犬種にとって避けたい健康問題の一つです。
これは、背骨の椎間板が変性し、神経を圧迫することで発生します。特に足が短い犬種は背骨にかかる負担が大きいため注意が必要です。
日常生活での工夫によって、リスクを軽減することができます。例えば、階段や段差を避け、移動の際にはスロープを利用することで犬の体への負担を大きく減らせます。子犬の頃からこうした環境を整えることで、大きく成長した際のヘルニア予防にも効果が期待できます。
さらに、柔らかいベッドやクッションを用意することも重要です。これにより体にかかる圧力を和らげる効果があります。高齢になった犬はもちろんですが、子犬の場合も骨や関節が発達途中であるため、適切な休息環境を提供することで将来的な健康リスクを回避しやすくなります。
適度な運動も健康維持に欠かせません。過度な運動は逆に椎間板ヘルニアのリスクを高める可能性があるため、犬の年齢や体調に合わせた運動量に調整することが大切です。特に子犬の時期は、まだ身体が完全に発達していないため、負担の少ない軽い運動を基本としてください。愛犬にとって最適な生活環境を整えることが椎間板ヘルニアの予防につながります。
短足犬種の飼育とお世話
飼育する際には、特有の体型と健康管理に注意する必要があります。
小型犬であっても日々の生活環境は非常に重要です。生活スペースを見直し、滑りにくい床材や移動をサポートするための道具を導入するのも効果的です。短足犬種の場合、胴体にかかるストレスを軽減することが健康維持のカギとなるため、過度な運動を避けつつ、適度な散歩や軽い遊びを取り入れることが望ましいです。
段差や連続的なジャンプを避ける
短足犬種にとって、段差や連続的なジャンプは身体への負担が大きく、その影響は深刻な健康問題につながることがあります。このため、飼い主は日常生活において愛犬が過剰なストレスを受けないように配慮する必要があります。例えば、家の中に段差がある場合、できるだけフラットな環境を整えると良いでしょう。
また、散歩や遊びの際にも、無理な動きを防ぐための工夫が求められます。障害物を避けたり、急に飛び跳ねさせたりすることは避けるべきです。愛犬が疲れた際には、休憩をしっかり取ることも重要です。
このように日常生活における些細な配慮が愛犬の健康や快適さを保つためには不可欠です。
滑りにくい床材を取り入れる
短足犬種にとって、滑りにくい床材を取り入れることは特に有効な対策の一つです。
フローリングやタイルのような滑りやすい素材は、怪我のリスクが高まる要因となり、健康や安全面での不安を生む場合があります。そのため、カーペットやクッションフロアといった滑りにくい床材を活用して、愛犬が安心して移動できる環境を整えることが重要です。これにより転倒を防ぎ、足腰への負担を軽減することが可能になります。
また、滑りにくい床材を採用することで、安全性が向上するだけでなく、動作がしやすくなるため、自分のペースで自由に動き回る喜びを感じられます。飼い主が愛犬の動きを見守りつつ、無理をさせないよう配慮することで、飼い主と愛犬との信頼関係もより深まるでしょう。
体型管理の重要性
短足犬種の健康維持には体型管理が非常に重要です。体重の増加は関節や心臓に多大な負担をかける可能性があります。定期的な体重チェックを行い、バランスの取れた食事を提供することが欠かせません。特にカロリー摂取量に注意を払い、運動量に応じた食事内容を見直すことが求められます。
また、規則正しい運動も体型管理の一環といえます。短時間の散歩や遊びを取り入れつつ、無理のない範囲で体を動かすことがポイントです。これにより、体重が適正範囲に収まるだけでなく、精神的な安定にも寄与します。しっかりとした体型管理ができることで、愛犬が健康的で幸福な生活を送れるようになるでしょう。
まとめ
短足犬種は、その特徴的な体型と愛らしい性格から多くの愛犬家に愛されていますが、特有の健康リスクが伴います。彼らの健康状態を注意深く観察し、日常生活の中で予防策を徹底することが不可欠です。
愛犬が幸せに過ごせる環境を整え、より深い絆を育み、健康的で楽しい毎日を送りましょう。

愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
豊富な知識と経験を活かし、役立つ情報をお届けします。
運営会社はこちら