ボーダーテリアの特徴と性格は?価格や飼い方も解説!

【目次】
- ボーダーテリアの特徴
- ボーダーテリアの性格
- ボーダーテリアの歴史やルーツ
- ボーダーテリアはどこから迎える?価格は?
- ボーダーテリアの寿命とかかりやすい病気
- ボーダーテリアの飼い方やしつけの注意点
- ボーダーテリアをお探しの方へ|おすすめの理由
ボーダーテリアの特徴
ボーダーテリアは、丸みを帯びた頭部と短い鼻を持つ、とても可愛らしい印象の小型犬です。毛は短く硬めで、主にダークトーンの落ち着いた色合いが特徴的です。
特に垂れ耳が印象的で、ボーダーテリアの愛らしさを引き立てているポイントと言えるでしょう。日本での飼育頭数はそれほど多くないですが、とても親しみやすい雰囲気で根強い人気を持つ犬種です。
体重は通常5〜7kg程度で、サイズは約25〜30cmと、一般家庭でも飼いやすい小型犬の部類になります。
元々は猟犬として飼われていたため、小柄な見た目から想像できないほど活発で運動好きな一面もあります。
大きさ | ・体高:約25〜30cm ・体重:約5〜7kg |
毛色 | ・ブルー&タン ・グリズル&タン ・レッド ・ブルー ・ウィートン |
性格 | ・活発で運動好き ・意志が強い ・温和 ・人懐っこい |
価格 | 30万~50万円 |
寿命 | 12~15歳 |
原産国 | イギリス |
ボーダーテリアの性格
ボーダーテリアは活発で遊び好きの犬種です。アクティブなので、充分な運動や散歩を必要とします。しかし、やんちゃという訳ではなく、非常に友好的な性格も持ち合わせており、愛情深く飼い主に対して従順な性格です。
また、家族と過ごすことが好きで、特に子どもとの相性が良いですが、他の犬種に対しては時に厳しく接することがあります。
猟犬としての本能は残っているため、小動物に対しては注意が必要です。すでにハムスターやフェレットなどを飼っている場合、ブリーダーに相談するなど対策を検討したほうが良いでしょう。
ボーダーテリアの歴史やルーツ
ボーダーテリア(英語表記:Borderterrier)は、イギリスが原産の小型犬で、スコットランドとイングランドの国境近くで作出されました。
その祖先にはダンディ・ディンモント・テリアやベドリントン・テリアなどがあり、主に狩猟犬としてキツネを追い出す役割を担っていました。
タフで脚力に優れ、家族に対しては従順な性格を持っています。1920年に犬種として正式に認められ、現在もその特性を色濃く残していた元気いっぱいの犬種です。
ボーダーテリアの子犬はどこから迎える?価格は?

ボーダーテリアは、ペットショップでほとんど見かけない犬種となります。
子犬を迎える方法としては、主に専門のブリーダーや里親制度、保護犬の譲渡が考えられます。
里親制度や保護犬でも見かけることが少ない犬種ですので、ボーダーテリアの知識が豊富な専門ブリーダーから迎えるのがおすすめです。
ボーダーテリアの価格相場
ボーダーテリアは、ポメラニアンやチワワなどの人気犬種に比べると、飼育数や取り扱うブリーダーが少ない犬種となります。
そのため価格相場は一定ではなく、時期や頭数、需要などさまざまな要因によって変化します。
過去の傾向から、ブリーダーから購入する際の値段は30万円から50万円程度を見込んでおくと良いでしょう。
ボーダーテリアの寿命とかかりやすい病気

ボーダーテリアの寿命は約12〜15年とされています。
ボーダーテリア特有の代表的な疾患には、僧帽弁閉鎖不全症やてんかんがあります。
僧帽弁閉鎖不全症は、心臓に関わる病気で、特に老齢の小型犬に見られます。
てんかんは脳に関連する病気で、3歳以下の犬に多く発症する傾向があります。
ボーダーテリアは遺伝性疾患が少ないとされていますが、椎間板疾患や尿路系疾患などには注意が必要です。あまり変化を表に見せようとしない犬種ですので、日ごろから気にかけて普段と違う様子であれば、早めに獣医へ相談するのがおすすめです。
ボーダーテリアの飼い方やしつけで気を付けたいこと
ボーダーテリアの飼い方やしつけを理解するには、犬種特有の性格や特徴を知っておく必要があります。
元々猟犬として飼われていたときの性格や行動が出るため、どのような飼育やしつけを行えばよいか、お迎え前に知っておきましょう。
小動物を同居させないこと
ボーダーテリアは、主にキツネ狩りを行う猟犬として誕生しました。そのため、人と暮らすことに慣れていても、小動物に対しては狩猟本能が目覚める可能性もあります。
すでに、ハムスターやフェレットなどの小動物を飼っているご家庭では、注意が必要です。不安な場合は、ブリーダーに相談をすると、専門家としてのアドバイスをしてくれます。
毎日充分な運動量を確保すること

ボーダーテリアは猟犬だったため、タフでスタミナがあります。その影響により、散歩や遊びまわってたくさん運動したがる傾向にあります。
運動量が物足りないとストレスを感じて、問題行動を起こすことがあるかもしれません。
十分に運動をさせたり、遊んであげたりする時間や場所が確保できるか、ライフスタイルとの相性も考える必要があるでしょう。
ブラッシングでお手入れを欠かさないこと
短く硬めの毛並みをしているボーダーテリアは、獣毛ブラシを使い、2~3日に1度ブラッシングをしてあげるのが理想です。
ダブルコートの犬種の中では抜け毛が少ない方ですが、換毛期は普段以上に抜け毛が増えます。
ブラッシングをして抜け毛を取り除かないと、通気性が悪くなり皮膚の病気になるかもしれません。
愛犬への愛情表現やスキンシップも兼ねて、数日おきにブラッシングをしてあげると喜んでくれるでしょう。
垂れ耳犬種のため、耳のお手入れを怠らないこと

ボーダーテリアのかわいさの象徴ともいえる垂れ耳ですが、耳が覆いかぶさっているため、耳や皮膚のトラブルが起こる可能性もあります。
特に湿度が高くなる梅雨や夏の時期は、耳のお手入れが欠かせません。耳や耳垢の様子を観察したり、耳掃除を定期的に行う必要があるでしょう。
しかし過度な耳掃除は逆効果になることもあります。かかりつけの獣医師に相談して、日々の耳のケアについてアドバイスをもらうことをおすすめします。
暑さに弱いため、夏場の外出は気を付けること

ボーダーテリアが生まれたイングランド北西部は寒冷地です。そのため、日本の高温多湿な気候には不慣れです。特に真夏の暑さは、犬も人も危険なレベルのため、いくらボーダーテリアが運動好きでも無理は禁物です。
犬たちは人間よりも地面からの距離が近く、より暑さを感じやすい状況です。夏場は日中の外出を避けて、早朝や夜間の散歩に切り替えるなどして無理のない形で運動をさせてあげましょう。
ボーダーテリアをお探しの方へ|おすすめする理由

人懐っこく温和な性格なので、家族の一員としてお迎えしやすく、日本の住居環境でも飼いやすい小型犬です。
そんなボーダーテリアをおすすめするポイントをまとめました。
- 人懐っこくて温和な性格
- 運動が好きで元気いっぱい
- 友好的で人にも慣れている
- 小型犬なので日本の住居でも飼いやすい
垂れ耳の可愛らしさや表情の穏やかさから、根強い人気を誇るボーダーテリア。運動好きな一面もあり、元気に駆け回る姿を見ると、一緒に遊んであげたくなることでしょう。

愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
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