チワワは何種類いる?毛並みや毛色、体型、ミックスまで紹介!
「チワワは何種類いるの?」
チワワを飼おうか検討しているとき、どんな種類がいるのか気になりますよね?
チワワは、実は毛並みや毛色、体型などさまざまな種類があり、それぞれ違った可愛さや魅力があります。
この記事では、チワワの種類について解説しています。
後半には、可愛らしいチワワのミックス犬も紹介しているので、楽しみにしてくださいね。
これから、チワワを迎えようと考えている方はぜひご覧ください。
チワワの毛並みタイプは2種類!
まずは、チワワの毛並みタイプについて解説します。
チワワには短毛の「スムースコート」と長毛の「ロングコート」の2種類のタイプに分類されます。
元々、チワワはスムースコートしか存在しませんでしたが、被毛の長いパピヨンやポメラニアンと交配を経てロングコートチワワが誕生しました。
それではそれぞれの特徴をみていきましょう。
スムースコート
特徴 | ・被毛が短い ・滑らかでツヤがある毛並み ・大きな瞳が強調してみえる |
飼育時の注意点 | ・毛が短い分お手入れが簡単 ・ダブルコートで抜け毛が多い |
スムースコートは、滑らかでツヤのある短毛が特徴です。毛が短いので、チワワ特有の「アップルヘッド」と呼ばれる丸い頭と、大きな瞳が際立ちます。また、チワワの被毛はダブルコートという上毛と下毛の二層構造になっているので、抜け毛が多くブラッシングは必要です。しかし、スムースコートは毛が短い分お手入れは楽でしょう。
ロングコート
特徴 | ・被毛が長い ・耳周辺などに飾り毛がある |
飼育時の注意点 | ・毛玉になりやすい ・ダブルコートで抜け毛が多い |
ロングコートは、全身を覆う柔らかな長い毛と耳や腕の裏側、しっぽに飾り毛があるのが特徴的です。柔らかい毛は、抜けやすく毛玉になりやすいので、小まめなブラッシングが必要でしょう。毛質は、サラサラだったりウェーブがかかっていたり個体差があります。
また、スムースのチワワに比べると、寒さに強いのがロングコートチワワの特徴です。
チワワの毛色のパターンは3種類!
ここでは、チワワの毛色の種類を紹介します。チワワの毛色のパターンは大きく下記の3種類に分かれます。
- 単色
- パーティーカラー
- トライカラー
種類によって、見た目の違いも出てくるのもチワワの魅力です。
では、どんな毛色のパターンがあるのか詳しく解説します。
単色
単色の概要 | 1色で構成された被毛 |
一般的な カラーバリエーション | ・クリーム ・レッド ・フォーン ・ブラック ・ホワイト ・チョコレート ・ブルー ・イザベラ |
1色のみで構成された被毛を「単色(リソッドカラー)」といいます。1色ならではの色の綺麗さが魅力的です。単色カラーにはクリーム、レッド、フォーン、ブラックなどがあります。珍しいカラーはブルーやイザベラで販売価格も高くなりがちです。
ただし、ブルー系は先天性疾患にかかりやすいカラーですので、信頼できるブリーダーからお迎えすることをおすすめします。
パーティーカラー
パーティーカラーの概要 | ・2色で構成される被毛 |
一般的なカラーバリエーション | ・ブラック&ホワイト ・フォーン&ホワイト ・ブラックタン ・チョコタン |
パーティーカラーの「パーティ(Parti)」は部分的という意味です。
パーティーカラーは、ベースになる色とはっきりと異なる2色の毛色で構成されることをいいます。カラーバリエーションは「ブラック&ホワイト」やマロ眉が特徴的な「ブラックタン」などさまざまです。
トライカラー
トライカラーの概要 | ・3色で構成される被毛 |
一般的なカラーバリエーション | ・ブラックタン&ホワイト ・チョコレートタン&ホワイト ・チョコレートフォーン&ホワイト |
3色の毛色から構成されるパターンを「トライカラー」といいます。
色の組み合わせに規定はありませんが、タンカラー+1色入っているものと考えると分かりやすいでしょう。
トライカラーは「ブラックタン&ホワイト」の子が多く人気のカラーの一つです。
また「チョコレートフォーン&ホワイト」は珍しく、ペットショップでもあまり見かけないカラーの子もいますよ。
チワワの人気な毛色5選!
「チワワの人気色を教えてほしい!」そんな方もいますよね?
ここでは、チワワの人気色である下記の5つを紹介します。
- ブラックタン
- レッド
- クリーム
- ブラックホワイト
- ホワイト
これから、チワワを迎えたい方は是非参考にしてみてください。
ブラックタン
人気度 | ★★★★★ |
特徴 | ・黒ベースで薄茶色の差し色 ・眉や目、頬周辺に斑点模様 |
注目ポイント | ・まろ眉のように見えて可愛らしい |
チワワのブラックタンは、人気NO1です。
顔とは異なった毛色が、目の上に楕円形に生えていることをタンと呼びます。タンの模様や色合いは個体によって異なり、まるで「まろ眉」のように可愛らしいことから人気があります。
また、ブラックタンの子は表情が豊かに見えるところも魅力的と言えます。
レッド
人気度 | ★★★★ |
特徴 | ・赤みがかった茶色 ・成長につれ色が薄くなる傾向がある |
注目ポイント | ・色の個体差が大きい |
レッドの毛色は、赤みがかった茶色です。
赤茶といっても、オレンジのような明るい毛色の子もいれば、クリームに近い毛色の子もいて、色の幅に広く個体差があります。
また、成長するにつれ色が薄くなる傾向にあるのがレッドの特徴です。
クリーム
人気度 | ★★★★ |
特徴 | ・ホワイトよりも黄身がかった毛色 ・完全な単色は珍しい |
注目ポイント | ・大きな瞳がより際立つ |
クリームはホワイトよりも黄身がかった毛色をしています。
顔周りに目立った模様がないので、チワワ特有のウルウルとした瞳が強調され人気です。クリームのチワワは、完全な単色は珍しく白が混ざっていたり、耳やしっぽなど部分的に色が濃くなっていたりする子が多くいます。
ブラックホワイト
人気度 | ★★★ |
特徴 | ・黒と白の2色で構成されたカラー |
注目ポイント | ・成長しても色が変わらない子が多い |
ブラックホワイトは黒と白の2色カラーの毛色です。
黒と白の割合は個体差があり、おでこから口まわりにかけて白が入っている子や、眉部分に白が入っている子などさまざまです。また、ブラックホワイトは成長しても色が変化しない子が多いとされています。
ホワイト
人気度 | ★★★ |
特徴 | ・全身白 ・2色以上の毛色が混ざることが多い ・汚れが目立つ |
注目ポイント | ・気品ある印象を与える |
ホワイトのチワワは、ホワイトにクリームやベージュなどの毛色が混ざっている子がほとんどで、単色の白は珍しい部類に入ります。ホワイトのチワワは、ツヤのある被毛で気品ある印象を与えます。しかし、毛色が白なので涙やけやよだれやけなどの汚れが目立ちやすく、小まめなお手入れが必要です。
チワワの体系のタイプは3種類
ここでは、チワワの体型のタイプを紹介します。
街でチワワを見かけると、思ったよりも小さく見えたり、または大きく見えたりすることはありませんか?
実は、チワワの体型には種類があり下記の3つの体型に分かれます。
- ドワーフ
- ハイオン
- スクエア
体型の種類によって見た目の印象も変わってくるため、人によって好みが分かれるでしょう。
ドワーフ
特徴 | ・足と首が短く胴が長い ・横から見ると長方形 |
可愛さのポイント | ・丸いフォルム |
ドワーフのチワワは、足が短く胴の長い体型で横から見ると長方形に見えます。
チワワは、細いイメージのある方もいるかと思いますが、ドワーフタイプはガッシリとした手足に首が短く肉付きのよい体型です。
ドワーフは、子犬のチワワがそのまま大きくなったようなずんぐりとした印象のため、ペットショップで人気です。特に、短い足で一生懸命に走る姿はなんとも愛くるしい姿ですよ。
ハイオン
特徴 | ・足長でスリム ・体高が高い |
可愛さのポイント | ・手足が細くスラッとしたモデル体型 |
ハイオンタイプのチワワは、体高が高く手足の長いのが特徴です。
スラッとした印象でりんりんしさを感じさせます。特に被毛が短いスムースコートタイプのチワワはモデルのようないで立ちです。
また、ハイオンタイプは細長い足ということから「バンビタイプ」や「鹿タイプ」とも呼ばれています。
スクエア
特徴 | ・ドワーフとハイオンの中間にあたる体型 |
可愛さのポイント | ・チワワの体型ではメジャー |
チワワのスクエアタイプは、ドワーフとハイオンの真ん中に位置し、手足や首が短すぎず長すぎず、ちょうどいい体型です。一般的に国内で飼育されているチワワはスクエアタイプが多く、チワワの体型の中では一番メジャーな種類と言えます。
ここまでチワワの被毛や毛色、体型に種類があることを説明しましたが、続いてはチワワのミックスの種類について紹介します。
チワワの種類:人気のチワワのミックス5選
ミックス犬とは、違う犬種同士を交配させて生まれた犬のことを言います。
両親の特徴を併せもったミックス犬ですが、特に人気の高いのがチワワのミックスです。
ここでは、下記の人気チワワのミックス5選を紹介します。
- チワックス
- チワプー
- ポメチワ
- チワマル
- チワパグ
それぞれ、どんな特徴があるのか見ていきましょう。
チワックス
特徴 | ・チワワとミニチュアダックスのミックス犬 ・顔がチワワで身体がダックスの特徴が出やすい ・体高:約22㎝前後 体重:3~4㎏ |
性格 | ・甘えん坊 ・好奇心旺盛 |
価格相場 | ・30~50万円 |
チワワとダックスフンドを掛け合わせたのが「チワックス」です。顔がチワワで身体がダックスフンドの特徴を受けやすく、マズル(鼻先)が長くなる傾向にあります。しかし、どこの部分がどのように受け継ぐのかは個体差があるでしょう。性格は落ち着いているため、小さなお子さんがいる家庭や多頭飼いをしたい方にも向いている犬種です。
チワプ―
特徴 | ・チワワとトイプードルのミックス犬 ・チワワとクリッとした瞳 ・プードルの被毛 ・体高:約20~30㎝前後 体重:3㎏前後 |
性格 | ・フレンドリー ・警戒心が強い |
価格相場 | ・10~30万円 |
チワプーは、チワワとプードルを掛け合わせたミックス犬です。
人気の犬種同士を掛け合わせたことも影響し、ミックス犬の中でも人気が高いと言えます。見た目はチワワのクリッとした瞳に、プードルのフワフワ毛の子があるのが特徴です。性格は、個体によってどちらの特徴を強く受け継ぐか異なりますが、基本的にフレンドリーな子が多い傾向があります。
ポメチワ
特徴 | ・チワワとポメラニアンのミックス犬 ・ポメラニアンよりの被毛 ・チワワの大きく丸い瞳 ・体高:約24㎝前後 体重:3㎏ |
性格 | ・社交的 ・元気で明るい ・甘えん坊 ・勇敢 |
価格相場 | ・15~30万円 |
ポメチワは、チワワとポメラニアンのミックス犬です。ポメチワの多くは、ポメラニアンの特徴が濃く現れる傾向があるため、チワワよりも大きめです。
また、被毛はボリュームのあるストレートの毛並みを持つ子が多いので、ブラッシングなどお手入れは小まめにする必要があります。
チワマル
特徴 | ・チワワとマルチーズのミックス犬 ・マルチーズの特徴を強く受け継ぐ ・体高:約22.7㎝ 体重:2.8㎏~3㎏ |
性格 | ・人懐っこい ・甘えん坊 ・愛情深い ・献身的 |
価格相場 | ・12~17万 |
チワマルは、チワワとマルチーズのミックス犬です。体つきはマルチーズに似て、顔立ちはチワワに似ています。瞳においては、チワワ特有の「アップルヘッド」やうるうるとした瞳を受け継ぐことが多いでしょう。
注意点として、チワマルは涙やけになりやすいので小まめなお手入れが必要になります。
チワパグ
特徴 | ・チワワとパグのミックス犬 ・鼻ぺちゃ ・体高:約24㎝前後 体重:5㎏ |
性格 | ・友好的 ・好奇心旺盛 ・警戒心が強い ・活発 |
価格相場 | ・20~30万円 |
チワパグは、チワワとパグのミックス犬です。チワワよりも大きくパグよりも小さいサイズ感が一般的です。外見はパグに似ていて鼻ぺちゃで愛嬌があります。
被毛は、少し光沢のあるスムースコートになる場合が多いですが、どちらの親に濃く似るかで見た目が変わっていきます。
まとめ
この記事では、チワワの種類について紹介しました。
チワワには、毛並みや毛色、体型のタイプなどさまざまな種類があります。
その中でも、毛色は豊富でそれぞれ違った可愛らしさがあります。
ただし注意点として、珍しい毛色であるブルー系やマールの毛色の子は、健康の欠陥が生じる可能性があるので注意してください。
これから、チワワを家に迎えたい方はぜひ参考にしてください。