コーイケルホンディエってどんな犬?性格や特徴、気になる価格や飼い方を徹底解説!
公開日:2025年9月22日
更新日:2025年9月22日

「コーイケルホンディエ」という犬種名を初めて耳にする方も多いのではないでしょうか。
最近では、メジャーリーガーの大谷翔平選手が家族に迎えたことで注目を集めています。
この記事では、そんなコーイケルホンディエの価格相場はもちろん、性格や飼育するうえでのポイント、注意点まで詳しく解説していきます。
[目次]
大谷翔平選手の愛犬・デコピン!ってどんな犬種?
原産地 | オランダ |
平均価格 | 約30~60万円(希少なため高額傾向) |
体重 | 9~12㎏ |
平均寿命 | 12~15年 |
性格 | 陽気で賢く愛情深い。警戒心や繊細さもある |
見た目の特徴 | 白地にオレンジレッドの斑、耳先の黒い飾り毛(イヤリング) |
メジャーリーガーの大谷翔平選手が愛犬として迎えた「デコピン」こそがコーイケルホンディエです。
かつてはカモ猟の際におとりとして活躍していた歴史をもちます。
その賢さと遊び好きな性格から、現在では家庭犬として世界中で愛されています。
見た目の優雅さだけでなく、家族に対して深い愛情を示す、魅力あふれる犬です。
陽気で賢い!コーイケルホンディエの性格
コーイケルホンディエは、明るく陽気で遊び好きな性格をしています。
飼い主や家族に対しては愛情深く、忠実で、一緒に過ごすことを何よりも喜びます。
非常に賢く、飼い主の指示をよく理解するため、しつけやトレーニングはしやすい犬種といえるでしょう。
一方で、猟犬としてのルーツから警戒心が強い一面もあり、知らない人やほかの犬にはすぐに懐かないこともあるでしょう。
感受性が豊かで繊細な部分をもちあわせているため、叱るよりも褒めて伸ばす接し方が向いています。
コーイケルホンディエの大きさと平均体重は?
コーイケルホンディエは、中型犬に分類されます。
一般的なサイズとして、男の子は体高が約37~42cm、女の子は約35~40cmが理想とされています。
体重は個体差がありますが、おおよそ9~12kgくらいが平均的です。
スラリとした体型ですが、猟犬だった名残で筋肉はしっかりついています。
以下の記事では、コーイケルホンディエの属する「中型犬」の飼いやすい犬種ランキングを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
コーイケルホンディエの価格相場は?どこでお迎えできる?
魅力あふれるコーイケルホンディエですが、日本では珍しい犬種のため、見かける機会は少なめです。
具体的な価格の目安や、どこで探せば良いのかについて詳しく見ていきましょう。
コーイケルホンディエの子犬の価格は30~60万円が目安
コーイケルホンディエの子犬の値段は、30~60万円程度が相場となっています。
この価格には幅があり、親犬の血統やドッグショーでの実績、毛色や模様の入り方など、さまざまな要因によって変動します。
また、日本国内でのブリーダーの数が少ない希少犬種であることも、価格が高くなる理由の一つです。
お迎えする際には値段だけでなく、子犬が育った環境や健康状態もしっかりと確認することが重要になります。
コーイケルホンディエはブリーダーからのお迎えがおすすめ
コーイケルホンディエの購入を考える場合、ブリーダーから直接迎える方法が主流です。
日本ではまだ飼育頭数が少なく、ペットショップでの販売はほとんどありません。
信頼できるブリーダーを探すことで子犬の親や兄弟犬の様子を見学でき、また、その犬種特有の病気や飼育のコツについて、専門的なアドバイスを受けられるという大きなメリットもあります。
コーイケルホンディエの飼育ポイント
コーイケルホンディエの魅力を最大限に引き出し、良きパートナーとして共に暮らすためには、いくつかのポイントをおさえておく必要があります。
ここでは、しつけや運動、日々のお手入れについて、具体的な方法を解説します。
コーイケルホンディエの賢さを生かしたしつけのコツ
コーイケルホンディエは非常に賢く、物覚えが良いため、しつけは比較的行いやすい犬種です。
飼い主の気持ちを察する能力にも長けているので、信頼関係を築くことが大切になります。
感受性が強い面があるため、厳しい口調で叱るよりも、たくさん褒めてあげるポジティブなトレーニングが効果的です。
また、警戒心の強さから、ほかの犬や人に臆病にならないよう、子犬のころからさまざまな環境に慣れさせる社会化トレーニングを積極的に行いましょう。
コーイケルホンディエに必要な運動量は?
猟犬のルーツをもつコーイケルホンディエは、非常に活発で多くの運動量を必要とします。
毎日の散歩は、1日2回、それぞれ1時間程度を目安にしっかりと時間を確保しましょう。
ただ歩くだけでなく、ときにはドッグランなどで思い切り走らせたり、ボール遊びを取り入れたりすると喜びます。
また、賢さを生かせるアジリティなどのドッグスポーツに挑戦するのもおすすめです。
運動不足はストレスの原因となり、問題行動につながる場合もあるため注意しましょう。
コーイケルホンディエのお手入れ方法
コーイケルホンディエは、やわらかな長毛のダブルコートで、抜け毛が多いほうです。
特に春と秋の換毛期には毎日のブラッシングが欠かせません。
普段は週に2〜3回程度のブラッシングで、毛のもつれを防ぎ、皮膚の健康を保つことができます。
シャンプーは月に1回程度で十分でしょう。
また、垂れ耳のため耳の中が蒸れやすく、耳のトラブルが起こりやすい傾向があります。
定期的に耳の中をチェックし、汚れていたら優しく拭き取って清潔に保ちましょう。
コーイケルホンディエは飼いにくい?知っておきたい注意点
「コーイケルホンディエは飼いやすいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
ここでは、コーイケルホンディエとの生活をより豊かにするために、お迎えする前に理解しておくべき大切なポイントをご紹介します。
十分な運動時間の確保が必要
コーイケルホンディエと暮らす中で重要なことの一つが、毎日の運動時間を十分に確保することです。
猟犬としてのスタミナを受け継いでいるため、体力は非常に豊富です。
中途半端な散歩では満足できず、エネルギーが有り余ってしまうと、いたずらや無駄吠えといった問題行動に発展する可能性があります。
毎日欠かさず長時間の散歩に連れて行けるか、休日にはドッグランやアウトドアに連れ出す時間を作れるかなど、自身のライフスタイルと照らし合わせて考える必要があります。
警戒心が強く、知らない人には懐きにくい一面も
家族に対しては非常にフレンドリーで甘えん坊なコーイケルホンディエですが、元の気質から知らない人やほかの犬に対しては警戒心を抱きやすい傾向があります。
番犬としては頼もしい存在ですが、この警戒心が過度な吠えや攻撃性につながらないよう、子犬のころからの社会化が非常に重要です。
色々な人や音、場所に慣れさせることで、落ち着いて対応できる社交性を身につけさせましょう。
コーイケルホンディエの寿命とかかりやすい病気
愛犬と一日でも長く健やかに過ごすためには、その犬種の平均寿命やかかりやすい病気について、あらかじめ知識をつけておくことが大切です。
ここではコーイケルホンディエの寿命と、特に注意しておきたい遺伝性の疾患や日ごろのケアで予防したい病気について解説します。
コーイケルホンディエの平均寿命は?
コーイケルホンディエの平均寿命は12~15歳とされており、中型犬としては平均的な長さです。
これはあくまで目安であり、個体差や生活環境によって大きく変わります。
日々の食事管理や十分な運動、ストレスのない環境づくりを心がけることで、平均寿命以上に長生きしてくれる可能性も高まります。
また、年に一度は動物病院で健康診断を受け、病気の早期発見・早期治療に努めることも、愛犬の健康寿命を延ばすためには不可欠です。
コーイケルホンディエのかかりやすい病気は?
コーイケルホンディエには遺伝的に発症しやすい病気がいくつか存在します。
そのためお迎えする際にはブリーダーが親犬の遺伝子検査を行っているかを確認することが非常に重要です。
血液が固まりにくくなる「フォン・ヴィレブランド病」
フォン・ヴィレブランド病は、血液を固めるために必要なタンパク質が不足することで、出血が止まりにくくなる遺伝性の病気です。
症状としては、鼻血が出やすい、少しのケガでも血がなかなか止まらない、歯茎からの出血などがみられます。
重症度は個体によってさまざまですが、手術やケガの際には命にかかわる場合もあるため注意が必要です。
この病気は遺伝子検査でキャリア(保因犬)かどうかを調べることができます。
信頼できるブリーダーは、キャリア同士の交配を避けるなどの対策を講じています。
歩行障害などを引き起こす「遺伝性壊死性脊髄症(ENM)」
遺伝性壊死性脊髄症(ENM)は、脊髄の神経細胞が徐々に壊れていくことで、進行性の麻痺を引き起こす遺伝性の疾患です。
多くは生後3か月から1年ほどの若い時期に発症し、最初は歩行時のふらつきや後ろ足のもつれといった症状がみられます。
病気が進行すると、やがては四肢が麻痺し、自力での歩行が困難になります。
残念ながら現在のところ有効な治療法はなく、発症すると予後は厳しいものとなります。
この病気も遺伝子検査によって発症リスクを把握することが可能です。
垂れ耳のため「外耳炎」にも注意
コーイケルホンディエのかわいらしい垂れ耳は、構造上、耳の中の通気性が悪くなりがちです。
そのため湿気がこもりやすく、細菌やマラセチアが繁殖して外耳炎を引き起こすことがあります。
耳をしきりに掻いたり、頭を振ったり、耳から嫌な臭いがしたりする場合は外耳炎のサインかもしれません。
予防のためには、定期的に耳の中をチェックし、汚れていればイヤーローションなどを使って優しく拭き掃除をすることが大切です。
シャンプーの際に耳に水が入らないように気をつけることも重要です。
まとめ|コーイケルホンディエは賢くて愛情深いパートナー犬!
コーイケルホンディエは、美しい見た目だけでなく、明るく賢い性格で家族にたっぷりの愛情を注いでくれる魅力的な犬種です。
元気いっぱいで遊ぶことが大好きなので、しっかり運動させてあげることや、賢さを生かした楽しいトレーニングがポイント。
一緒に過ごす時間を大切にできる方にとって、コーイケルホンディエは一生のパートナーになってくれるはずです。
愛犬ブリーダーでは、犬と人の幸せな暮らしをサポートするため、お役立ち情報をコラムとして発信しています。
コーイケルホンディエのかわいい子犬も紹介中です。新しい家族を迎えたいと考えている方は、優良ブリーダーの子犬たちをぜひチェックしてみてください。

愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
豊富な知識と経験を活かし、役立つ情報をお届けします。
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