【犬の歯磨き】頻度は毎日?1日何回?理想的なやり方も解説!
公開日:2026年3月5日
更新日:2026年3月5日

愛犬の健康のために、歯磨きがどれくらいの頻度で必要なのか、疑問に思う方は少なくないでしょう。
この記事では、犬の歯磨きの頻度や正しいやり方、歯磨きが必要な理由、どうしても嫌がる場合の対処法まで詳しく解説します。愛犬の口内環境を清潔に保ち、健康寿命を延ばすための正しい知識を身につけましょう。
[目次]
犬の歯磨きの頻度は「毎日」が基本!
犬の歯磨きの頻度は、理想をいえば「毎日」行うのが基本です。ここでは、理想的な歯磨きの頻度や回数、時間帯のほか、犬にとって歯磨きが重要な理由も解説します。
理想的な回数や時間帯は?
犬の歯磨きは、毎食後、つまり1日2回〜3回行うのが最も効果的ですが、現実的には1日1回でも十分な効果が期待できます。まずは1日1回を目標に、歯磨きを習慣化させることが大切です。もし毎日が難しい場合は、2日に1回を目標にしましょう。
時間帯については特に決まりはありませんが、飼い主と愛犬が共にリラックスできる時間が適しています。例えば、食後や散歩の後、寝る前など、毎日の生活リズムの中に歯を磨く時間を組み込むと習慣にしやすくなります。
なぜ毎日歯磨きが必要?
犬の口内はアルカリ性のため、歯垢が歯石に変わりやすい環境です。食べカスなどの汚れである歯垢は、わずか3〜5日という非常に早いスピードで、硬い歯石へと変化します。また、一度歯石になってしまうと、家庭での歯磨きでは除去できません。
3歳以上の犬の約8割が歯周病、またはその予備軍であるというデータもあります。歯石を放置すると歯周病が進行し、口の痛みや口臭、歯が抜けるといったトラブルだけでなく、歯周病菌が血管を通って全身に広がり、心臓病や腎臓病などの深刻な病気を引き起こす可能性もあり、日々のケアが非常に重要です。
目指せ習慣化!犬の歯磨きの正しいやり方!

犬の歯磨きを習慣化するためには、「歯磨きは楽しい時間」と認識してもらい、無理強いせずに段階を踏んで慣れさせることが重要です。ここでは、犬の歯磨きの正しいやり方を、3つのステップでわかりやすく解説します。
ステップ1:まずは口周りを触る
最初のステップは、犬の歯磨きへの抵抗感をなくすため、口周りを触られることに慣れさせることから始めます。まずは普段のスキンシップの中で、優しく声をかけながら頬や口の周りを撫でてみましょう。
犬がリラックスしているようであれば、唇を少しめくって歯や歯茎に優しく触れてみます。
このとき、嫌がるそぶりを見せたらすぐにやめ、上手にできたらたくさん褒めてご褒美を与えることで、「口を触られると良いことがある」と学習させます。
ステップ2:歯磨きシートでこする
犬が口周りを触られることに慣れてきたら、次のステップとして歯磨きシートを使ってみましょう。歯磨きシートを指に巻き付け、まずは犬歯など見えやすい部分から、優しくこすり始めます。慣れてきたら、少しずつ奥歯の方も磨いていきましょう。
この段階でも、無理強いは禁物です。短時間で終え、終わった後はかならず褒めてあげることが大切です。
歯磨きシートは、歯の表面の汚れを落とすことはできますが、歯周ポケットの汚れは取りにくいため、最終的には歯ブラシへの移行を目指します。
ステップ3:歯ブラシで歯を磨く
歯磨きシートに慣れたら、いよいよ歯ブラシを使った歯磨きに挑戦します。犬用の歯ブラシに水や犬が好む味の歯磨き粉をつけ、まずは歯ブラシの匂いを嗅がせたり、舐めさせたりして慣れさせましょう。
次に、歯と歯茎の境目を意識しながら、優しく小刻みに動かして磨きます。特に、歯垢が付きやすい上の奥歯や犬歯は、丁寧に磨く必要があります。
全ての歯を一度に磨こうとせず、今日は前歯だけ、明日は奥歯だけ、というように少しずつ慣らしていくのが成功の鍵です。
犬が歯磨きを嫌がるときの対処法やコツ
犬が歯磨きを嫌がる場合、無理に行うと歯磨きそのものに強い苦手意識を持ってしまう可能性があります。愛犬が歯磨きを嫌がる場合は、原因を探りながらいくつかの対処法やコツを試してみましょう。
少しずつ頻度を上げていく
毎日歯磨きをすることが理想ですが、嫌がる犬にいきなり毎日の歯磨きを強いるのは逆効果です。まずは、週に1〜2回から始めてみましょう。
そして、1回の歯磨き時間も数秒程度からスタートし、徐々に時間を延ばしていくのが効果的です。慣れてきたら週3回、週4回と少しずつ頻度を上げていき、最終的に毎日の習慣にすることを目指します。
遊びながら楽しい雰囲気で
歯磨きを「嫌な義務」ではなく、「楽しい遊びの時間」と犬に認識させることが重要です。
歯ブラシを犬に見せながらおもちゃで遊び、その流れで歯ブラシを口に少しだけ当ててみるなど、遊びの延長線上で歯磨きを取り入れてみましょう。
飼い主自身が笑顔で楽しそうな雰囲気を作ることで、犬の警戒心を和らげることができます。「歯磨きタイム=飼い主と遊べる楽しい時間」というポジティブなイメージを持たせることが習慣化への近道です。
スキンシップや声掛けでリラックス
犬が歯磨きを嫌がる理由の一つに、口を触られることへの不安や恐怖心があります。歯磨きの最中は、常に優しく声をかけたり、体を撫でてあげたりすることで、犬をリラックスさせましょう。飼い主の優しい声や穏やかな態度は、犬の不安を和らげる効果があります。
歯磨きを始める前にも、抱っこやマッサージなどのスキンシップを十分に行い、安心できる状態を作ってから始めるとスムーズに進めやすくなります。
終わったらご褒美を与える
歯磨きを頑張った後には、かならず特別なご褒美を用意して、たくさん褒めることを心がけましょう。「歯磨きを我慢したら良いことがある」と犬が学習することで、歯磨きに対するモチベーションが上がります。
ご褒美は、犬が好きなおやつやフード、あるいは特別なおもちゃなど、歯磨きのときだけもらえる特別なものにするとより効果的です。このポジティブな経験の積み重ねが、歯磨きを習慣化させる上で非常に有効です。
歯磨き粉や歯磨きジェルも活用
犬が歯磨きを嫌がる場合、犬用の歯磨き粉や歯磨きジェルの味が好みではない可能性も考えられます。犬の歯磨きジェルは、舐めても安全な成分から作られており、最近では、チキン風味やビーフ風味、フルーツ風味など、さまざまな種類の製品が販売されています。
愛犬が好きそうな味の歯磨き粉や、歯磨きジェルをいくつか試してみるのも一つの方法です。美味しい味によって、歯ブラシを口に入れることへの抵抗感が少なくなり、歯磨きを受け入れやすくなる場合があります。
犬の歯磨きの頻度に関する5つのよくある質問!

ここでは、犬の歯磨きの頻度や方法に関して、飼い主からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。日々のデンタルケアにおける疑問や不安を解消するための参考にしてください。
Q.犬は歯磨きをしないとどうなる?
A. 歯磨きをしないと、歯垢が歯石に変わり歯周病になりかねません。歯周病が進行すると、強い口臭、歯茎の腫れや出血、歯のぐらつきといった症状があらわれ、食事に支障をきたすこともあります。
さらに歯周病菌が血流に乗って全身に広がり、心臓病や腎臓病などの重篤な病気を引き起こすリスクも高まるため、歯磨きを習慣化することが重要です。
Q.子犬の歯磨きはいつから始めるべき?
A. 子犬の歯磨きは、永久歯が生えそろう生後6か月ごろから本格的に始めるのが一般的です。
ただし、歯磨きに慣れさせるためのトレーニングは、子犬のうちから始めることが非常に重要です。
まずは口周りを優しく触ることからスタートし、歯や歯茎に触れる練習を少しずつ行い、歯磨きへの抵抗感をなくしておきましょう。
Q.犬は歯磨きガムで歯の健康を維持できる?
A. 歯磨きガムだけで、歯の健康を完全に維持することは困難です。ガムを噛むことで、歯の表面の歯垢をある程度除去する効果は期待できますが、歯と歯茎の間にある歯周ポケットの汚れまでは落とせません。
歯磨きガムはあくまで補助的なアイテムとして活用し、歯ブラシによる歯磨きを基本とすることが重要です。
Q.犬におすすめな歯ブラシの選び方は?
A. 犬の口の大きさに合った、ヘッドが小さい歯ブラシを選びましょう。毛の硬さは、歯茎を傷つけないように「やわらかめ」が推奨されます。
360度毛がついているタイプや、指にはめて使う指サックタイプの歯ブラシは、初心者でも磨きやすいでしょう。愛犬が嫌がらない形状のものを選ぶことが大切なので、いくつか試してみるのもおすすめです。
Q.歯磨きのご褒美はどのタイミングであげるの?
A. ご褒美をあげる最適なタイミングは、歯磨きが完全に終わった直後です。こうすることで、「歯磨きを最後まで我慢できたら良いことがある」と犬が学習し、次からの歯磨きに協力的になりやすくなります。
歯磨きの途中でご褒美を与えると、それが終わりの合図だと勘違いしてしまう可能性があるため避けましょう。
まとめ│犬の歯磨きを毎日の習慣にしよう!
犬の歯磨きは、歯周病予防のために毎日行うのが理想です。犬の歯垢は3〜5日で歯石に変わってしまうため、定期的なケアが欠かせません。もし毎日が難しい場合でも、最低3日に1回の歯磨きを目指しましょう。
大切なのは、無理強いせずに犬のペースに合わせ、歯磨きをポジティブな習慣として定着させることです。ご褒美やスキンシップを取り入れながら、愛犬の健康な歯を長く守っていきましょう。
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愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、犬のしつけインストラクター、少額短期保険募集人の資格を保有。豊富な知識と経験を活かし、役立つ情報をお届けします。
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