ポメチワの成犬は可愛くないって本当?大きさや性格、見た目の変化を解説
公開日:2025年10月21日
更新日:2025年10月21日

ポメチワ(チワポメ)は、ふわふわでぬいぐるみのような可愛い見た目が人気の、ポメラニアンとチワワのミックス犬です。
子犬のころは小さくて愛らしいのに、「成犬になると可愛くない」と聞いて、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ポメチワの成犬が可愛くないといわれる理由やポメチワの特徴、成犬になるまでの見た目の変化について詳しく解説します。
これからポメチワのお迎えを考えている方も、今まさに成長期を迎えている飼い主さまも、ぜひ参考にしてみてください。
[目次]
ポメチワの成犬が「可愛くない」といわれる理由3選
ポメチワが成長すると、本当に可愛くなくなるわけではありません。ポメチワの成犬が「可愛くない」といわれる背景には、いくつかの理由が存在します。
成犬になると顔つきが可愛くなくなるから
ポメチワは、成長とともに顔つきや毛色が変わり、子犬のころの印象とは変わることがあります。
ポメチワの子犬はまんまるでもふもふしており、幼さともあいまってポメラニアンの可愛い雰囲気が強いように感じられます。ただ成長につれて、耳や目など、チワワを思わせるようなポイントも出てきます。
チワワ寄りの場合は、マズルがスッと伸びキツネ顔になることで、子犬のころとは違った可愛いさになります。
ポメチワの成犬は「可愛くない」といわれることがありますが、成長しても可愛いことに変わりはありません。くわえて、成長による変化を楽しみにできるミックス犬ともいえます。
成長して思ったより大きくなったから
ポメチワの成犬時の体重は、おおよそ3kg前後といわれています。
ただし、ミックス犬であるポメチワは個体差が大きく、なかには3kgを超えるやや大きい子もいます。
そのため、飼い主さんが「小さな小型犬になる」とイメージしていた場合、予想よりも体が大きく成長して「思っていた姿と違う」と感じることがあるようです。
ポメチワは毛色が豊富でオレンジ・ブラックタンなどさまざまですが、体格にも幅がある犬種です。それぞれの子に個性があることを理解しておきましょう。
猿期(換毛期)の見た目が可愛くないから
ポメラニアンの血を引くポメチワには、生後4か月ごろから「猿期」と呼ばれる換毛期が訪れることがあります。
「猿期」は、顔周りを中心に子犬の毛が抜け落ち、一時的に毛量が少なくなることで、まるで猿のような見た目になることからそう呼ばれています。
一時的に「可愛くない」といわれることもありますが、子犬のうちしか見られないため、愛らしさや可愛さを感じる飼い主さまもいるようです。
この見た目の変化は、成犬の美しい被毛に生え変わるためですので、写真を撮って成長の過程を楽しむのも良いでしょう。
ポメチワの成犬の大きさと体重はどのくらい?
ポメチワの一般的な体高は約20cm~30cm、体重は2kg~4kg程度です。
チワワより少し大きく、ポメラニアンと同じくらいとイメージすると良いでしょう。
月齢 | 体重の目安 |
2ヶ月 | 0.7〜0.8kg |
3ヶ月 | 1.0〜1.3kg |
4か月 | 1.5〜1.7kg |
6か月 | 2.4〜2.7kg |
1歳 | 2~4kg |
ポメチワはミックス犬のため、成犬時の大きさや体重は個体差があります。なかには、10kgほどの大きさになる子もいるようです。
ポメチワの基本情報と魅力
ポメラニアンとチワワの魅力を兼ね備えたポメチワは、見た目の愛らしさだけでなく、性格や体格、毛色などに幅広い個性をもつ人気のミックス犬です。ここでは、ポメチワの基本情報を詳しく紹介します。
ポメチワの魅力
ポメチワ(チワポメ)は、人気犬種であるポメラニアンとチワワを親犬にもつ人気のミックス犬です。
ポメチワは、ポメラニアンのふわふわの毛並みや愛らしい表情、チワワの大きな瞳や耳を引き継ぐことが多いといわれています。
個体によって見た目や性格に差があるため、成長とともに、愛犬だけの個性を楽しめるのも魅力のひとつです。
成犬になっても小型犬サイズであることが多く、マンションでも飼育しやすい犬種といえます。
ポメチワの性格
ポメチワの性格は、ポメラニアンの活発で社交的な面と、チワワの甘えん坊で忠誠心が高い面を併せもつ傾向があります。
ポメラニアンの性格を強く譲り受けた場合は、家族やほかの犬と遊ぶことが大好きで元気な面がより目立つでしょう。
チワワの性格をより引き継いだ場合、飼い主に対しては愛情深い一方で、警戒心が強く勇敢な一面をみせることもあります。
警戒心が強い場合、吠え癖につながることもあるため、子犬のころからの社会化トレーニングが重要になります。
ポメチワの毛色と被毛
ポメチワの被毛は、長くふわふわとしたダブルコートの被毛が特徴です。
両親であるポメラニアンとチワワがもつ、毛色の種類の多さを受け継いでいるため、単色からパーティカラーまで、非常にバリエーション豊かな点が特徴です。
- クリーム
- フォーン
- ホワイト
- オレンジ
- レッド
- チョコレート
- ブラック
- クリームホワイト
- ブラックタン
- ウルフセーブル
- パーティーカラー
ポメチワの平均寿命
ポメチワの平均寿命は、一般的に12歳~15歳程度といわれています。
ポメチワが注意したい病気
ポメチワは、ポメラニアンとチワワがかかりやすい病気に注意が必要です。
- 膝蓋骨脱臼(パテラ)
- 気管虚脱
- 水頭症
- 流涙症
- 歯周病
特に、小型犬に多い膝蓋骨脱臼(パテラ)は、膝のお皿の骨がずれてしまう病気で、歩き方の異常などがみられることがあります。滑りやすい床材を避ける、ソファやベッドにスロープをつけるといった生活環境の配慮が大切です。
ポメチワの値段・価格
ポメチワの子犬の価格は、ペットショップやブリーダーによって異なりますが、おおむね8万~30万円程度が相場となっています。
ポメチワは飼いやすい?換毛期やデメリットは?
ポメチワは、比較的飼いやすい犬種といわれていますが、お手入れの面を不安に感じる方も多いようです。ポメチワの飼い方や特性を理解し、適切なケアを行いましょう。
ポメチワの抜け毛・換毛期
ポメチワは抜け毛が多い傾向にあり、特に春と秋の換毛期には大量の毛が抜けます。そのため定期的なブラッシングが欠かせません。
換毛期には毎日ブラッシングを行い、古い毛を取り除いてあげましょう。皮膚を傷つけないよう、ブラッシングはやさしく行うことが大切です。
ポメチワのトリミング
ポメチワは毛量が多いダブルコートの犬種ですが、トリミングは必要ありません。
「柴犬カット」や「たぬきカット」など、トリミングをされる方もいますが、個体やカットの長さによっては毛質が変わったり、毛が生えてこなくなったりする可能性もあります。トリミングをお願いする際は注意しましょう。
ポメチワの吠え癖
ポメチワは、ポメラニアンとチワワの性質を受け継いでいるので、警戒心が強く吠えやすい傾向がみられます。
子犬のころから社会化トレーニングを行い、さまざまな人や犬、物音に慣れさせることで、過剰な警戒心を和らげてあげましょう。
褒めるしつけを心がけ、一つずつ焦らず進めることがポイントです。
ポメチワと暮らすのがぴったりなタイプ
ポメチワとの生活をより楽しむために、相性の良い飼い主のタイプを知っておきましょう。
ポメチワは活発で遊ぶことが好きなため、毎日散歩や遊びの時間を十分に確保できる方が向いています。
また、甘えん坊で飼い主とのコミュニケーションを求めるため、長時間の留守番がなく、たくさんかまってあげられる環境が理想的です。
愛情をもって、こまめにブラッシングができる方や根気強くしつけに取り組める方も相性が良いでしょう。
ポメチワのブリーダー選びのポイント
ポメチワを迎える際は、信頼できるブリーダーを選ぶことが大切です。見た目の可愛さや価格だけでなく、親犬の性格や健康状態、犬舎の環境などもしっかり確認しましょう。
見学を受け入れてくれたり、お迎えする犬の特性や健康管理についてアドバイスをしてくれたりすることもポイントです。アフターフォローの内容も確認しておきましょう。
信頼できるブリーダーを選ぶと、安心してポメチワとの生活をスタートできます。
まとめ|ポメチワは子犬も成犬も可愛い!
ポメチワ(チワポメ)の成犬が「可愛くない」といわれるのは、猿期の一時的な見た目の変化や、成長による顔つきの変化、予想より大きくなることへの戸惑いが原因であることが多いようです。
これらはポメチワならではの個性や成長過程の一部であり、成犬は子犬とは違った可愛さになります。
成長の変化を理解し、その子だけの個性として受け入れることで、ポメチワとの生活はより一層充実したものになるでしょう。
愛犬ブリーダーでは、犬と人の幸せな暮らしをサポートするため、お役立ち情報をコラムとして発信しています。
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愛玩動物飼養管理士、いぬ検定、少額短期保険募集人の資格を保有。
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